子なし夫婦ならではの老後準備とその心得

夫婦に子供がいないと老後何かあった時に助けてもらえないのではと不安に思ってしまうことも多いと思います。そんな不安や心配を少しでも軽くしていただけたらと子なし夫婦の老後には何が大切なのかに焦点をあててみました。



子なし夫婦の老後計画

子供がいるから老後は安心?

子なし夫婦という形を選択すると決めても不安になるのは老後の生活のようです。お話を聞くと1番には周りからの言葉から不安になるようです。心配からなのかもしれませんし自由な立場への嫉妬なのかもしれませんが、それらの言葉はふとしたときに何度となく心に傷をつけてくるようです。

子供が親の面倒を見て当たり前という考え方は、今の時代には少しそぐわない考え方になってきていると思われます。何故かと言えば、夫婦のみの世帯と配偶者がいない一人暮らしの高齢者の割合は57%と半数を超える数字になっているからです。子供がいるからと言って安心なんていうのは気休め程度のお話なのではないでしょうか?

子なし夫婦だからこそ老後の準備は万全に!

子なし夫婦には子供のいる家庭に比べて裕福な暮らしが出来ます。単純に養育費がかかりませんし、女性が仕事に没頭できる環境にあるので2馬力で稼ぐことが出来るからです。奥さんが専業主婦だったとしても、夫婦2人の生活ならばやりくりもしやすいと思われます。

子なしの夫婦だからこそ老後に不安をもたなくてもすむように、少しでも多くの貯金を若いうちから貯めていくのが肝心です。配偶者が亡くなれば1人ぼっちになってしまいますのでそれこそお金が役に立ってくれるはずです。夫婦共に自立心を養うことを心がけて老後の為に貯金を多めにしていけば心配になることも少ないかと思われます。



子なし夫婦の老後生活

Iさん夫婦の場合

私の親の友人でIさん夫婦は子なし夫婦でした。夫婦はとても仲が良く子供の私の目から見ても幸せそうでした。Iさんの奥様はたまに旦那さんのお仕事を手伝っていましたが、多くの時間をお友達との付き合いに使っていました。

とても明るい社交的な奥さんで、婦人会とか文化教室とかに積極的に参加していました。老後に入り旦那さんが60半ばでお亡くなりになりましたが、奥さんは持ち前の明るさで以前と変わらぬ生活をしています。イベントには積極的に参加して色んな人と仲良くなり、何処へいっても話せるお友達がいて笑顔をふりまいています。

Tさん夫婦の場合

Tさん夫婦は子供がいたのですがお亡くなりになり子なし夫婦になりました。奥様は自分の好きな分野で羽ばたくことを決めました。インドやアメリカへ1人で勉強の為に海を越えたりしています。旦那さんはそんな奥様に不満を言うわけでもなく応援してくれるそうです。

奥様は自分の得た知識でいろんな講習を各地で行います。自分のつらい経験をばねにしているからでしょうか、その言葉は説得力があり愛に満ちています。Tさん夫婦はすでに70歳を過ぎていますが奥様は全国を飛び回り、旦那さんは自分の生活リズムを崩さず穏やかに暮らしています。

お互いがお互いの意思を尊重しているのが見て取れます。老後の心配とかはありましたか?と聞くと、お互いしかいないから自分で心配を無くしていくしかないのよ。悩む暇があったら行動するしかないの!と素敵な笑顔で答えて下さいました。

夫婦の形は人それぞれ

誰一人として同じ人はいない

一口に子なし夫婦といってもその経緯は様々です。子有り夫婦でもそれは同じ事。ただ子供と言う名の可能性が有るか無いかの事なのですが、子が成人してからも親を心配してくれるだけの関係性を維持しているかどうかは未知数です。どう生きてみても心配事が絶えることは難しいのです。

人は人を見ていろいろ言いますが、他人は鏡だと言います。人を不安にさせるような事を言う人は、自分がその不安を抱えているという事ではないでしょうか?生まれてきて大きくなって恋をして、人生は短いと言いますがそれでも老後はどう過ごすのかと考える時間はたくさんあります。

楽しい老後生活は準備する段階から年齢に関係なく始まっていると思います。不安から解消され早く気がついた者勝ちなのではないでしょうか?

幸せになる決意が大切です

子なし夫婦であろうと子有り夫婦であろうとシングルであろうと人の幸せは測ることはできません。それぞれ悩みそれぞれが決断して今の形を選んだことだと思います。どんな人にも平等に老後というものはやってきます。どんな立場の人だろうと老後に不安を持たない人はいないはずです。

必要なのは幸せになる決意です。人は何かをしようと決めた途端にそのように行動します。その歩みを止めるとたちまち不安に足をすくわれてしまいそうになるからです。自分の思う幸せや喜びを感じた時のことをよく知り、その状態を作り出す行動こそが大切なのではないでしょうか?



まとめ

子なし夫婦であることで何か人より足りない物があるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、そんな事は断じてありえません。老後は誰にとっても等しく訪れそれぞれに問題を抱えるものです。何事もそうですが子なし夫婦にも良い面と悪い面が存在してますので、良い面で悪い面を補う方向で考えてみてください。

貯金がしやすいとか生活にゆとりがあるとか夫婦の会話の時間がもてる事、個人の趣味に没頭できるとか数え上げればキリがないくらいに良いところはたくさんあるのです。子供に時間をかけない分は夫婦や相談できる友人たちとの関係性を深めることに使えばいいのです。

老年期は人生の冬だと例えられる事が多いのですが、一歩飛び越えて人生の春にしてしまうのはどうでしょうか?先の見えない不安と頑張って働いている今こそがひょっとしたら人生の冬なのかもしれません。だとするならば穏やかな春になるように今を明るくのりきりましょう!