貯金額に適した運用とは?金額(50万~1千万)に応じた方法

貯金の額は人によって様々。また運用の方法も人によって様々。貯金を上手に運用したいけど方法がわからない。でも友人などの身近な人に聞くことは、家計の事情をさらけ出しているようで相談できない。金額別に合った運用方法を知ることで今後の資産がどうなるか変わってくると思います。運用自体経験がない人でも始めやすい方法を紹介します。



運用するには

資産運用。今は普通預金にそのままお金を預けていても、利息がほとんどつかない時代になりました。そのため、いかに資産を増やすかということは、人生の大きな課題ではないでしょうか。

運用は人それぞれの資産状況や向き不向きによって変わってくると思います。

運用の基本は手元の運用資金を3つに分けることから始まります。

①流動性資金
いつでも使えるように準備しておくお金です。生活費と考えてよいでしょう。

②安定性資金
中期で運用しておくお金と考えていいと思います。お子様の成長に伴う資金や自宅の改築など5年から10年以内に出費予定がありそうな資金として出金できるようにしておくお金が必要です。

③収益性資金
長期で運用するお金。老後の資金がイメージしやすいでしょう。じっくりと運用して地道に増やしていく方法を選択するとよいかもしれません。

こうして紹介したように、全財産を一つの運用方法に集中させるよりは、分散させて運用を行うことをおすすめします。

資産運用の基本 | JAバンク
出典元:JAバンク(2015年11月時点 著者調べ)



50万円の運用

少額投資

50万円を運用する場合は、投資する金額としては少ない金額になりますので、ミニ株がお勧めです。ミニ株とは、1株の単位から株を買うことができます。

株を買うときはたいてい100株からしか購入ができないものが多く存在します。そのため単価が安い株でも100株買うことになりますので、大きなお金が必要となります。

例えば、株価2,000円の株があり、購入が可能な単位が100株からとなっている場合は2,000円×100株で20万円必要です。

50万円あるうちの20万円は投資するに勇気がいりますね。ミニ株ではどうでしょう。

ミニ株は1株から買えますので、株価と同じ価格から買うことが可能です。そのためまとまったお金を投資しなくても数株だけ購入するということも可能です。

ということはリスク面で考えても万が一損をした場合、数株程度であればリスクも小さいのですが、逆に儲けも少ないということになります。

特に投資が初めてでなるべくリスクを少なく運用をしたいという人はミニ株から始めることをお勧めします。

知るぽると:金融広報中央委員会
出典元」しるぽると(2015年11月時点 著者調べ)

るいとう

るいとう、という投資方法を聞いたことがありますでしょうか。るいとうとは「株式累積投資」といい、こちらも少額から投資が可能となっているものです。

なんと、嬉しいことに月々1万円から千円単位で始めることができます。投資方法としては積み立てとなるのですが、同じ銘柄に毎月一定の金額を投資できるため金額の把握がしやすく、値下がりのリスクを抑えることができます。

投資するお金は自動で引き落としてくれるところが多いようですので、都度振り込み手続きを行うという手間も少なく運用が可能です。

同じ1万円でも定期預金ではもう利息がほとんど期待できない世の中ですよね。同じ金額を積み立てるのであれば、るいとうにチャレンジしてみるのも一つの方法だと思います。

また積み立てという性質から、長期的な運用を検討している方には向いている投資だと思います。

るいとうはこうしたメリットがいくつかありますが、デメリットは全ての銘柄が対象ではありませんので、好きな銘柄を自由に選択できることができません。

1株から購入が可能な銘柄は限られていますので、好きな銘柄が探してもない場合はるいとう自体考え直し必要があると思います。

100万円の運用

小分けに運用

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100万円という金額は、一つの区切りでもよく考えられている金額だと思います。ボーナスをもらっている人は100万円を貯めること自体そんなに苦労しないように思いますが、ボーナスをもらえない雇用形態の人は、100万円を貯めることが非常に大変です。

せっかく貯めた100万円をどう運用したらよいでしょうか。100万円をすべて1つの運用に回してしまうよりも分散して運用することをお勧めします。

例えば100万円のうち20万円はミニ株やるいとうといった少額から始められる投資に回す、残りは定期預金として利率の良い預け先に貯金しておくといったことです。

定期預金はネット銀行が割と率が良いですので、探してみるとよいでしょう。

個人向け国債

100万円を運用する場合、リスクが低い個人向け国債を検討してみるのもよいでしょう。個人向け国債とは、国の債券を個人投資家に買いやすくしたものです。

国に投資をするということからリスクが低いといわれており、1万円から投資が可能となっています。満期はどうなっているかというと、3年(固定金利)・5年(固定金利)・10年(変動金利)がありますので好きな満期を選択することが可能です。

固定金利は利率が満期まで変わることがありません。また個人向け国債を発行して1年が経過すれば途中で換金することもできます。

固定金利であればキャッシュフローがわかりやすいというメリットがありますので投資初心者でもはじめやすいのではないでしょうか。

変動金利は半年ごとに金利が変わるものです。個人向け国債では10年の変動金利型が該当しますが、経済状況によって金利が変動しますので、固定金利よりもやや難しい投資と言えるかもしれません。

個人向け国債窓口 : 財務省
出典元:財務省(2015年11月時点 著者調べ)



300万円の運用

高額定期で無難に

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300万円あれば運用方法の幅が少し広がってきます。しかし気が大きくなって運用らしい運用をしたことがない人はいきなり大きく出てしまわないように注意が必要です。

300万円あれば高額定期を一つお勧めします。高額定期はネット銀行ですと利率が高めの商品を選択することができますので、中期で見れば無難に運用ができそれなりの利益も期待ができます。

例えばオリックス銀行eダイレクト定期預金のスーパー定期300という商品や、あおぞら銀行インターネット支店のあおぞらネット定期という商品を例にとってみると、金利が0.200 %となっています。

現代ではあまりこれくらいの金利が付くところも少なくなっているのですが、人の手間がかからないネット銀行の強みといえるのでしょう。

最低預金額も300万円からとなっていますので、300万円を全額無難に運用したいという人には向いているかもしれません。

例にあげた商品は6か月定期となっていますので、長期特有の精神的な負担も少なく無理ない運用が見込めるでしょう。

知るぽると:金融広報中央委員会
出典元:しるぽると(2015年11月時点 著者調べ)

投資信託

投資信託、よく聞く言葉ですが、運用初心者さんのために解説したいと思います。

投資信託とは、
①不特定多数の投資家から資金を募り、それを集め大きな資金を作ります。
②集めたお金を債権や株式などに分散して投資をします。
③投資によって得た運用益を投資家に還元します。

簡単にいうとこういった商品です。

運用のプロにお任せするので、自分で色々と面倒なことをすべてしなくてもいいのですが、当然市場環境によって価格が変動しますので、成績が落ち損をするというリスクは発生するようです。そのため元本保証がありません。

投資信託は少ない金額から始めることが可能な商品ですので、300万円のうち一部を投資信託で運用してもいいでしょう。

他、毎日基準価額(※下記リンク:用語集 参照)が公表されていることから、値動きがわかりやすいため透明性の高いところがメリットだと言えるでしょう。

用語集 – 投資信託協会
出典元:投資信託協会(2015年11月時点 著者調べ)

そもそも投資信託とは? – 投資信託協会
出典元:投資信託協会(2015年11月時点 著者調べ)

500万円の運用

日本株式への投資

500万円の資金を運用する場合は、株式投資を始めるのも視野に入れてみるとよいでしょう。特に運用や投資の初心者は、まず海外株やリスクの高いFXよりも日本株式への投資が良いかもしれません。

しかし株式投資も十分なリスクがありますので、きちんと勉強してから始めることをお勧めします。500万円という金額は、人によっては低い金額でも高い金額でもない相場だと思いますが、一度に500万円を運用資金にまわす、ということはおすすめできません。

過去に株式投資を行っていた人であっても、情報についていかなければ、その分のリスクは高くなるからです。

まずは500万円のうち一部の資金を値下げされている株に着目し、今後将来性がある株かどうかある程度見極めて購入したほうが良いと思います。

不動産投資

500万円をまとめて投資に回したいという人は、不動産投資も考えてみると良いでしょう。不動産投資はリスクが低い運用方法だそうです。

中古のマンション一部屋を購入し、人に貸し出せば運用が可能となりますが物件の購入は慎重に行う必要があります。物件選びはどの地域の情報などを念入りに調べ、物件そのものを何度も見に行き、不動産会社にきちんと相談して決めることをお勧めします。

いわくつき物件は人が入ることは限りなく少ないでしょうし、あまりにも不便な場所でも借り手が付かない可能性が高まります。不動産投資は空室のリスクを避けることで利益が出ますので安い物件を手に入れたからと言って空室状態が継続しては運用ができません。

他、不動産投資をせずに資産がない方は中古マンションを購入して住まいにする方法もいいと思います。資産価値の部分で言えば低くはなる可能性が高いですが、家賃を払い続けるよりも購入をしてしまえば家賃分は支払いがなくなり、資産を手に入れることができる、という考えです。

1,000万円の運用

運用の幅が広がる

普通のサラリーマンが1,000万円を貯めるのは難しいと思います。年収がそれくらいあれば別ですが、必死にためた1,000万円をどう運用するかによって、大きな差が生まれると思います。

これくらいのお金があれば運用の幅は広がります。すべて利回りのいい定期預金にして無難に運用するのもいいですし、中古で購入できる物件を思い切って買ってしまう、ということでもいいですし、半分を株式投資にまわし、リスクを分散するという方法でもいいと思います。

何が一番良いかということは一概に言えませんが、この金額を運用するには不動産投資を検討する人が多いようです。

500万円の運用方法でも紹介しましたが、1,000万円の場合探せば2つの物件を所有することも可能です。ただし、震災などで損壊してしまうリスクを少なくするためにそれぞれの物件は全く別の地域に所有することが良いでしょう。

または1件は自分が住む物件として購入し、もう一つは投資に回す物件として購入することも一つの方法だと思います。

ETFで運用

ETF(※下記リンク参照)とは、投資の初心者から上級者までできる商品です。

証券取引所で売買される投資信託になりますので、証券取引所で普通の株式と同じように売買が可能となっており、手数料が安いということがメリットのようです。

また分散投資になるので1つの銘柄に集中することがなくその分のリスクは低くなるというものだそうです。

しかし投資ですのでデメリットはあります。価格変動のリスクは避けられません。これは承知のうえで行うしかないですね。

他には株主優待がうけられないということです。最近は株主優待目当てで投資を始める人も増えていますが、ETFはそれがうけられませんので、優待目当てのかたはやめたほうがいいでしょう。しかし配当金は受け取ることができます。

ETFの仕組み – 投資信託協会
出典元:投資信託協会(2015年11月時点 著者調べ)

まとめ

いかがでしたでしょうか。金額別の運用方法を紹介しましたが、運用と一口にいっても種類がありますのでどれを選択してもいいと思います。

また運用資金が増えるにつれて見直しをしていくことも必要だと思います。長期で運用する資金はリスクを先に考えてはじめると精神的な不安も少なくて済むでしょう。

特に投資をするとなると、初心者の方は何をどうしたらいいのかさえ分からない状態だと思います。証券会社へこれくらいの資金をなるべく安全性の高い方法で運用したい、など希望を伝え相談してみるか、身近に投資でお金を増やしている人がいれば、アドバイスを受けてみてもよいのではないでしょうか。

 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、
掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。
従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、
内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。