【車の費用】選ぶ車で保険料が全く違うの知ってた?!

家族が増えた、憧れの車を買うためのお金が準備できた、理想の車が発売されたなどいろいろな理由で車を購入しますよね。車を選ぶ時には予算を考えて購入すると思います。しかし乗っている車によって自動車保険料が大きく変わることがあるのです!車の購入を検討している人、必見です。



車を購入、でも費用は他にもある!

車を購入する時はいつがいい?

そろそろ自分の車がほしいなぁ…と考えている方はいるでしょうか?

「若者のクルマ離れ」などといわれているように、昔と比べて車を購入する人が減ってきていると世間ではいわれているようですが、住んでいる地域や環境によってはまだまだ車のニーズはあるのではないでしょうか。

社会人になり車で通勤をする必要がでてきた、家族が増えて今乗っている車では小さいため買い替えなければならなくなった、子供が独立して自分しか乗らなくなったので自分の趣味嗜好のための車がほしいなど車に乗る目的やほしい車の種類は人それぞれです。

購入時期として適切なのはいつかというのも人によって異なるでしょう。極端な言い方ですが「買いたい時が買い時!」なのかもしれません。

主な交通手段として利用している車が故障したのであれば可及的速やかに購入をしなければなりません。通勤用であれば就職する前までに、すでに働いている場合には早い段階で購入すべきですが、趣味嗜好のために購入するのであればじっくりと検討しほしい車を吟味する時間があります。

車の購入を検討し始めたら自動車メーカーのホームページやディーラーのチラシ、口コミサイトなどを見る人もいると思いますが、ディーラーまたは中古車販売店などに直接行き、実際の車を見たり、試乗したりすることをおすすめします。

車の口コミ・評価がわかる!クルマレビュー | Goo-netクルマレビュー
参照先:Goo-net(2015年11月時点、筆者調べ)

予算を決めておくことは大事

いざ車を購入するにあたり大切なことは「予算を決めておく」ことです。当たり前のようですが、これが意外とできていない人も多いようです。

たとえばあなたが今、300万円の貯金を持っているとします。予算の上限が300万円で車を購入したいと思っていろいろと比較検討していると最終候補が次の2つになりました。

・200万円のA車(オプションをつけたりグレードを上げると300万円)
・350万円のB車(車のスペックはA車とほぼ同等だが高級感がある。オプションをつけると500万円)

予算内におさめるのであればA車を選ぶ方がよいですが、車というのは個性やステータスを表すものと考える人もいます。そのような人は「ちょっと無理して買っても長く乗れば大丈夫!」と思い予算を超えていってしまうことが考えられます。

予算を超えている車両を購入するのであれば、手元には300万円しかありませんので残りの足りない部分は補わなければ購入することができません。そのような人でも車に乗れる方法として次のようなものがあります。

・マイカーローンを組む
・残価設定型クレジットを利用する
・カーリースを利用する

マイカーローンを組んで車両を購入する場合には金融機関で直接、またはディーラーを通して手続きを行います。金利は金融機関ごとに異なっていますので、少しでも金利が低いところを利用したい場合には比較検討をする必要があります。

ローンの返済中は車が担保になりますので、車検証上の車の所有者は金融機関などになり、実質的に車を使用しているローンの契約者は使用者欄に記載されます。支払いが完了すると自分の車になり、車検証上の所有者を変更することができます。

次に残価設定型クレジットはあらかじめローン契約が満期となる時点での残価(返済していない金額)を設定し、購入金額から残価を差し引いた金額でローンを組みます。例えば300万円の車を購入しローン期間を5年、残価を100万円に設定した場合のローンの金額はこのようになります。

・300万円-100万円=200万円(ローンを組む金額)

残価設定型クレジットの特長としてローン契約満了時点で次のような3つの選択肢があるということです。

・新車(現在乗っている車とは異なる車)に乗り換える
・ディーラーに車両を返却する
・残りのお金を一括で支払う、またはローンを組んで購入する

短期的にいろいろな車に乗りたい、月々の返済を少なくしたいという人には向いているともいえます。

そしてカーリースです。カーリースとは金銭契約をしてレンタカーよりも長期間車両を借りるものです。会計処理で利点があるため、主に個人事業主や法人が利用をしますが個人でも利用可能です。

カーリースのメリットは維持費がリース料に含まれるため、後述しますが別途費用を用意する必要がないということです。残価設定型クレジットと少し似ているように感じますが、支払いが完了しても車両を返却しなければなりませんので、自分が車の所有者にはならないという点で異なります。

マイカーローン | JAバンク
参照先:JAバンク(2015年11月時点、筆者調べ)

残価設定型クレジット(残クレ)|クレジット&カーリース|Honda
参照先:ホンダファイナンス(2015年11月時点、筆者調べ)

オリックス自動車のワンプライス中古車リース|カーリース・オンライン
参照先:オリックス自動車(2015年11月時点、筆者調べ)

支払うお金は車の購入代金だけではない!

車を購入する時には車両本体以外にもお金が必要ということをご存知でしょうか?

まず車両に関わるものであればカーナビや車内のLEDライト、シートを革張りにするなどオプションを追加していけば費用は上がっていきます。ボディーの塗装によっては差額が発生することもあります。オプションを少しずつ追加していくと100万円も高くなっていたという可能性もあります。

次に税金です。通常自動車を購入する時には消費税の他に「自動車取得税」と「自動車重量税」、「自動車税」というものが発生します。

自動車取得税は車の購入時にかかり、自動車重量税は購入時と車検の時に、自動車税は車を所有する限り毎年かかります。最近では一定の環境基準をクリアした車両の場合「エコカー減税」「エコカー免税」といって税金が安くなることがあります。

さらに諸費用です。ディーラーに手続きを委託する場合には車庫証明取得代行費用や新車の登録代行費用、納車費用などがかかります。まれに自分で手続きをする人もいますが、多くの人は委託をしているようですので必要な費用として考えておきたいものです。

また自動車リサイクル料というものもかかります。自動車リサイクル料金とは、自動車リサイクル法に基づき、新車を購入した際は購入した人が支払わなければならない費用です。

そして保険です。自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)といって公道を走る車に法律で加入を義務付けている保険があります。そのため強制保険ともいわれています。この保険料は新車購入時だけでなく、その後も車を所有する限り支払う必要があります。多くの人の場合、車検の費用とともに自賠責保険料を支払っているようです。

自賠責保険だけでなく自動車保険(任意保険)も車を購入した場合、新規の加入や保険の対象となっている車の変更(車両入替といいます)を行わなければなりません。実は自動車保険は購入した車によって保険料が大きく変わってくるのです。

日産:はじめてのクルマ購入ガイド|STEP 3|クルマにかかる費用
参照先:日産自動車(2015年11月時点、筆者調べ)

Honda | エコカー減税 | エコカー減税とは? | 減税内容と減税例
参照先:本田技研工業(2015年11月時点、筆者調べ)



購入する車によって保険料が違う!?

自動車保険料の見積もりの条件

本当に車が違うと保険料が変わってくるのか試算をしてみます。保険料を出すにあたり車両以外の条件を統一します。また車は新車で、車を購入する時点で新規契約をするものとします。その他の主な条件は下記のとおりです。

・保険期間:1年
・記名被保険者年齢:40歳
・免許証の色:ゴールド免許
・等級:20等級(前年事故なし)
・使用目的:日常・レジャー使用
・年齢条件:35歳以上補償
・運転者限定:本人・配偶者限定
・補償内容:対人補償 無制限
      対物補償 無制限
      人身傷害 3,000万円(1名あたり)
      車両保険 補償あり(一般条件)

なお試算については、インターネット上で試算可能なネット損保の自動車保険の商品にて行います。保険料はあくまでも概算であり筆者が試算した時点での保険料です。そのため補償内容が異なったり、商品や保険料率の改定があった場合には保険料が変わることがありますのでご了承ください。

三井ダイレクト損保の自動車保険 | ネットなら最大10,000円割引
参照先:三井ダイレクト損害保険(2015年11月時点、筆者調べ)

保険料例その1:国産車の場合

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国産車の例として「トヨタ アクア」の場合の保険料を見積もりしてみましょう。

車のグレードはSでオプションを付けない場合、メーカー希望小売価格は約190万円ですので、車両保険の保険金額(補償される額)を190万円と設定します。

実際の契約では車両保険の保険金額にはオプションを追加した金額で設定できることがあります。今まで契約していなかったが、新車には車両保険をつけたい場合にはオプションを追加した金額で設定可能か確認をすることをおすすめします。

さて保険料ですが、年払いの場合、車両保険をつけていると41,880円になります。車両保険は任意で設定できますので車両保険を外すと19,260円になります。

トヨタ アクア | トヨタ自動車WEBサイト
参照先:トヨタ自動車(2015年11月時点、筆者調べ)

保険料例その2:外国車の場合

bmw
次に外国車の場合です。アクアの排気量とほぼ同等の車として「BMW1シリーズ」の車で比較してみましょう。

こちらの車両のグレードが118i Sportの場合、車両本体価格は約340万円となります。アクアと比べると車両価格が約150万円の差があります。

試算結果は車両保険ありの場合60,800円です。車両保険を外すと16,970円に下がります。

車両保険がある場合とない場合とでは保険料がかなり変わってくることが分かります。また車両保険がついているとBMWの保険料の方が高いですが、車両保険を外すとアクアの保険料の方が高くなります。

[BMW] イントロダクション :1 シリーズ(5 ドア)
参照先:BMWジャパン(2015年11月時点、筆者調べ)

なぜ車によって保険料が違うのか?

車ごとに料率が決まっているため

自動車保険の保険料を算出する際に、保険会社は大きく分けて2種類の料率から保険料を割り出します。

・保険会社独自の料率(事故率や保険金の支払いの割合などを考慮)
・車両ごとに設定されている料率

この車両ごとに設定されている料率は損害保険料率算出機構というところが半年に1回料率を見直し、料率を設定しています。「対人」「人身傷害」「対物」「車両」の4項目ごとに、どれだけ保険金を支払う可能性が高いか1から9の数字で表しています(これを料率クラスといいます)。1は保険金の支払い実績が少なく、逆に9は支払い実績がかなり多いものと予想されることになります。

保険会社独自の料率は自動車保険加入者全体で共通ですが、車両ごとに設定される料率は同じメーカーの車であっても同じ料率にはなりません。そのため車を乗り替えると自動車保険料が変わってくるのです。

業務内容|損害保険料率算出機構
参照先:損害保険料率算出機構(2015年11月時点、筆者調べ)

外国車の方が保険料が高くなる理由

外国車の方が車両保険を付けた場合、保険料が高くなることが多いようです。その理由として次のような理由が考えられます。

・車両本体の価格が国産車よりも高い
・事故があった場合、保険会社が支払う保険金が多い
・車両の料率クラスが高い

まず車両本体の価格についてです。海外で生産し輸入しているため国産車よりも時間もコストがかかります。また誰でも気軽には買えないという希少性も金額に上乗せされているかもしれません。そのため同等の国産車よりも車両本体の価格が高額になってしまうのでしょう。

次に支払う保険金が多いことについてですが、外国車は万が一事故があり車両を修理する場合に費用が高くなることが多いようです。

なぜかというと国産車とは異なる部品を使っていることがあるため、修理に必要な部品を輸入する必要があるなど修理に時間と手間がかかります。すると修理している間にレンタカーの費用を保険で補償するなど支払いが多くなるでしょう。このことから結果的に保険金の支払いが多くなると推測されます。

そして車両の料率クラスが高いことについてです。これは事故があった時に保険金の支払いが多いことも要因ですが、保険金を請求する人が多いことも理由のひとつだと思われます。

たとえば車庫入れをしようとして誤ってフロントバンパーを破損してしまったとします。国産車であれば20万円も出せば修理できるものでも、外国車の場合40万円から50万円かかることもあります。この金額では自分で負担するよりも保険でまかなった方がよいと考える人が多いこともあり保険を請求するでしょう。多くの人が請求をすれば結果的に保険料が高くなっていくということなのです。



まとめ

車を購入する場合、しっかりと予算を決めて検討することが大切です。

予算は車両本体だけでなく税金や諸費用のことも考えて設定しましょう。予算を超えてしまってもどうしても購入したい車がある場合にはマイカーローンや残価設定型クレジット、カーリースなどを利用することも考えてもよいかもしれません。

また購入した車によって自動車保険の保険料が違ってくるということも理解しておきましょう。特に外国車の場合、車両保険を付けると高額になることもあります。自動車保険の保険料も無理のない金額におさめることができるよう十分な検討が必要です。 ※本記事内で書かれている内容は、その効果、利益、等を保障するものではありません。書かれている内容をもとに何かを実行・利用する場合は、ご自身の責任においてご自身の判断で行うとともに、事前にきちんと専門家に相談することをお勧めいたします。