今さらだけど、リボルビング払いってどういう意味? 

カードの支払いでよく聞く「リボ払い」。もともとは「リボルビング払い」なのは知っているけど、その「リボルビング」って何か知っていますか?



リボルビングとは…

今月の支払いはこれだけ…あとリボ払いの分があるから…ところでこの「リボ」って何?と思われた方、わからないことをそのままにせずに追及していきましょう。「リボ」が「リボルビング」らしいというところまではご存知の方も多いでしょう。では、この「リボルビング」って何語か知っていますか?

revolving [英語]

形容詞:回転(旋回)する
名詞:回転、循環

英語のrevolve(回転させる・回転する)の限定用法の形容詞になります。くるくる回る、というような感じでしょうか。「revolving door(回転ドア)」といったような使い方です。

ちなみに、よくロシアンルーレットなどで出てくる、弾を込めるシリンダーが回転するタイプの、回転式連発拳銃を「revolverリボルバー」と呼びます。一発発砲するごとにシリンダーがくるくる回りますよね。



おなじみのアレは?

では、我々がよく耳にするあの「リボ払い」のリボルビングは何なのでしょう?先ほどの英語を使うと、「revolving credit card」というように、リボ払い専用のクレジットカードを表す場合はこのように表現できます。

正式には「リボルビング返済方式」というそうですが、日本語でこの返済方式を表す言葉は「回転信用」となります。

つまりどういうこと?

毎月の使用額にかかわらず、あらかじめ決めておいた一定額で、支払い残高が0ゼロになるまで、繰り返し支払い続けるということです。5万円の買い物を回転信用にすると、月々の返済を1万円に設定していたら5カ月で支払いが終わるということです。

同じように、10万円の買い物をした人の返済が2万円に設定されていたら、5カ月で支払いが終わるということです。この月々の支払い額を「ミニマムペイメント」と呼び、ミニマムペイメントの設定によって支払いがどのようにされていくかが決まります。

リボルビングクレジット 証券投資用語辞典
参照元:証券投資用語辞典(2015年12月、著者調べ)

ついでに勉強

リボルビング返済方式、通称「リボ払い」と、月々の支払額「ミニマムペイメント」までわかりましたので、ついでに「リボ払い」について、最低限知っておきたいことを勉強しましょう。

そもそも違いは何なのか?

分割払いとリボ払いの違いをきちんとご存知でしょうか?「なんとなく3回くらいで払えそうだから分割払い」、「額が大きいからリボ払いかな?」といったようなアバウトな感覚でその都度支払い方法を決めていませんか?

分割払いは総額に対して支払う回数を先に指定する返済方式です。10万円の支払いを、3回で終わらせるのか、6回で終わらせるのか、といったように回数を優先で決めるのです。決められた回数で割った金額を毎月支払います。

一方でリボ払いは、「総額に対して、毎月いくらを支払っていくのか」を優先します。10万円の支払いを、毎月2万円で返済していくのであれば5回で終わりますし、5,000円で返済していくのであれば20回、といった具合です。

リボルビング払い – Wikipedia
参照元:Wikipedia(2015年12月、著者調べ)

リボ払いにはいろいろある

「リボ払い」というと、毎月一定額を支払っていくイメージですが、そのリボ払いにもいろいろと種類がある事をご存知でしょうか?先にご紹介したミニマムペイメントの決め方で大きく3つに分かれます。

まずは指定した一定額を毎月支払う「定額方式」、次に、残高に対して予め決めておいた割合で返済していく「定率方式」、そして、毎月締日の時点での残高に対して、その都度定額か定率を変更していく「残高スライド方式」とあります。

そして、リボ払いはただ残高を指定した額で割るのではなく、そこに利息が発生しますので、月々の一定額に利息が含まれている「元利方式」と「元金方式」といって、一定額に利息を加算する方式があります。

上でご紹介した「定額方式」「定率方式」「残高スライド方式」と、利息をどうするか「元利方式」なのか「元金方式」なのかを合わせて、「元利定率リボルビング方式」とか、「元金定額リボルビング方式」というように呼びます。

リボルビングクレジット 証券投資用語辞典
参照元:証券投資用語辞典(2015年12月、著者調べ)



便利さと危うさの綱渡り

よく「リボ払いは怖い」と言いますが、何が怖いかご存知でしょうか?もちろん、みんなが皆、怖い思いをしているわけではありません。日ごろからよくカードを使う、慣れた人でもうっかり陥る、終わりなき支払いの連鎖は、ちょっとしたことから始まるのです。

気をつけたいこと

まず、「リボ払い」などと軽い呼び名がついているのであまり気にしていない人も多いかもしれませんが、これは借金であると認識しましょう。ローンを組むのと何ら変わりはありません。「ローン」と言うと、専用の用紙に名前を書いて、署名・捺印…これからの支払いに対する覚悟が必要になりますが、こと「リボ払い」に関してはあまりにも警戒心の無い人が多すぎます。

リボ払いは、確かに一定額の支払いで済むため安心感はあります。しかし、その支払いが完了していないうちから次のリボ払いが重なっていくと、いったい自分がいくらの借り入れをしているのか、総額を把握しづらくなっていきます。そして、いつのどの分の支払いが完了していて、今自分がどの分の支払いをしているのかを把握できなくなるのです。

返済額に対して借入額があまりにも多くなると、返しても返しても払っているのは利息のみで、元本が減らないという状態に陥ります。借金の総額が増えているという自覚も無いまま、延々と返済を続けていくことになるのです。

リボへの勧誘

原因としては、カード会社がしきりにリボ払いを勧めることにもあるでしょう。「今月の請求書を見て、厳しいなと思ったら後からでもリボにできます。」とか、「○○での買い物で弊社カードを利用して、リボ払いを指定するとポイントが10倍!」といった具合です。

なぜカード会社はリボ払いに誘導するのでしょうか?そもそもカード会社の大きな収入源として、クレジットカードについていた「キャッシング」や「カードローン」の利息などが大きな役割を果たしていました。

ところが、貸金業法の改正で顧客の支払い能力などがより厳しく反映されるようになったためキャッシング利用者の減少や、グレーゾーン金利問題でカードローンの利息を下げることになり、貸金業法の規制を受けていないショッピング枠での利息収益を求めるようになったと思われます。

たとえ便利なシステムであったとしても、それを使う人、方法によっては逆に自分の首を絞めることにもなりうるということを、よく理解したうえで楽しいショッピングをしましょう。

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