豊かな老後を送るには?第2の人生を輝かせるための方法

豊かな老後と聞いてあなたはどんなイメージを思い浮かべますか?趣味に旅行に、もしかしたら海外移住も?!日々の忙しさに追われる中で、リタイア後の楽しい生活に夢は膨らむ一方ですよね!でも老後資金に一億円なんて話も聞こえてきたり。見て見ぬふりをしていると後で痛い目に!なんてことにならない様に今からしっかり考えておきたいですね!



老後資金に一億円?!は本当?

それぞれが思い描く豊かさとは

老後をどのように過ごすかは本当に人それぞれですよね。趣味を充実させたい、一年に一度は海外旅行へ、外食の機会を多く持ちたい、田舎へ移住したい、いつかは海外へ移住したい、遠い未来のように見えて実はあっという間に現実になるその将来に備えて、お金の面から考えていきたいと思います。

実際に用意しておきたい金額は?

総務省の2014年の調べによりますと、世帯主が65歳以上で2人以上の世帯の生活費の平均額は、およそ26万円/月とされています。ここで仮にリタイア後の生活を20年と仮定すると、65歳での定年後の生活費は、26万円/月×12カ月×20年でおよそ6,300万円と考えられます。

一般には35万円/月あれば日々の生活が豊かなものにと言われている老後ですから、さらにここに2,000万円ほど上乗せして、海外旅行に500万円、趣味に200万円、車の買換えに300万円、移住計画に2,000万円・・・欲を言えばきりがないですが、一億円もあながち嘘ではないのかもしれません。

世帯別属性別の家計収支
総務省統計局(2015年10月、著者調べ)



今から備えたい老後の暮らしのあれこれ

老後資金について考えよう

では、具体的に私たちは老後資金をどのように用意すればよいのでしょうか?

サラリーマンの方は毎月の給与から自動的に天引きされている厚生年金ですが、その平均受給額は約15万円/月とされています(厚生労働省年金局25年度)。これは亡くなるまで継続的に支払われるものですから、単純に毎月の生活費の26万円から差し引いた残りの11万円を自己資金から工面する必要があるのです。

ここで、先ほどの計算と同じくリタイア後の生活を仮に20年として考えると、11万円/月×12カ月×20年でおよそ2,600万円を用意しなければなりません。更には社会に出てからずっと自営業という方ですと、国民年金のみの平均受給額は5万円/月とされていますから、およそ5,000万円をも用意する必要があるのです。

また、これは前述の通り、いたって普通の老後生活を想定していますので、それぞれが思い描く豊かで充実した老後を送るには、用意してもし過ぎるということはないのかもしれませんね!

国民年金・厚生年金の平均受給額
年金対策.com(2015年10月、著者調べ)

今から備える老後の蓄え

ついては、住宅ローンの返済が終わった、子供が扶養を外れた、など人生のお金の節目に自分の老後資金について見直す機会を持つことが重要になってくると考えられます。一般に、日本人は貯蓄を多く持ちたがり、投資にあまり積極的でない国民性と言われますが、貯蓄をある程度蓄えられたら、投資などを検討してみるのも一つの手かもしれません。

また、個人年金保険に加入する、貯蓄型の生命保険に新たに加入するなど、自分らしく組み合わせて、無理なく計画的な資産形成が出来ると良いですね。豊かな老後の生活を思い描いたらこれまで以上に頑張れるかもしれませんよ!

備えがあればこんな暮らしも夢じゃない?!

第二の人生を海外で楽しく

最近よく耳にする老後の海外移住。リタイア後は夫婦そろって南の島でのーんびり。なんだか気持ちも若返って新婚に戻ったみたい?まさに夢の新生活ですよね!

今回は移住先として人気のオーストラリアにスポットを当てて、その必要額を探りたいと思います。

まず海外に移住するのに欠かせないビザですが、オーストラリアは特に耳慣れないリタイアメント・ビザというものが必要となり、その取得要件がかなり厳しいものなのをご存知でしょうか?具体的には、大都市部へのロングステイの条件は資産および債券投資額がそれぞれおよそ6,000万円以上、年収がおよそ540万円以上あること、地方でのロングステイでもその2/3程度の額の条件が求められ、富裕層のみをターゲットにしていることが明らかです。

これは、近年オーストラリアへの移住者が増えたことによる、オーストラリアの政策とも言えるようですが、それにしても移住の条件だけでこの額。憧れを現実にするにはなかなか高い壁と言えそうです。

また、物価が安いこともあり、移住もお安く済みそうなイメージのあるタイでは、同じくリタイアメント・ビザが必要となり、額は少なく済みますが、やはりタイ国内において200万円程度の預金がある、などの条件が求められるようです。

更には、タイの管理職の月給である12~13万円を生活費の一つの目安ととらえると、前述の通り厚生年金の平均受給額11万円を上回りますので、毎月の生活費に自己資金を取り崩す必要がありそうです。

オーストラリア移住・リタイアメントビザ情報−AERオーストラリア海外移住サポート
エアルワールドの海外移住情報(2015年10月、著者調べ)

タイ王国移住・リタイアメントビザ情報−AERオーストラリア海外移住サポート
エアルワールドの海外移住情報(2015年10月、著者調べ)

日本との違いを念頭に入れておくべし

また、老後の身に最も心配な医療保険についてですが、日本国内では窓口で2~3割負担で済むところを、海外では一度窓口で全額負担しておき、後で日本国内で精算という流れになり、もしものためにはある程度まとまったお金を用意する必要があります。

更には、例えば救急車が日本では基本的には無料なのに対して、国によっては10万円近くかかるといったこともあるようで、社会保障の違いについても事前のリサーチが大切かもしれません。



きちんと向き合ってゆとりある人生設計を

いかがでしたか?一口に老後と言ってもその生活は人それぞれ。長い現役生活を終えてさあ今から第二の人生を楽しむぞ!といったときに、初めてお金の問題に直面して真っ青!なんてことを避けるためにも、今からじっくり計画を立てて、安心な老後を迎えたいものですね! 本記事の情報は、一般的または筆者個人の調査によるものです。法令などの改正、前提事実や個人状況の違いや変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。 従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。