お金を拾ったらどうする?ラッキーを呼び込む賢いステップ!

お金や拾った経験はありませんか?もしくは置き忘れたお財布や路上に落ちている現金入りの封筒などを見かけたことはありませんか?拾おうかな、どうしようかなと行動をためらう人もいれば、迷わず行動する人もいるでしょう。お金を拾った後どう対処するかで、幸運があなたのもとに舞い込んでくるかもしれません!



1.お金を拾ったことありますか?

一口に「お金を拾う」と言っても、紙幣のみ、紙幣と小銭、小銭のみ、お財布、封筒に入った現金(月謝袋等)、銀行の封筒に入った現金などがあります。バッグであれば、その中にお財布とお金が入っていることもあるでしょう。路上で、あるいは駅や店舗などの施設の中で落ちているお金を見かけたことはありませんか?

そういうときの反応も人それぞれでしょう。例えば、見なかったことにして通り過ぎる、急いでいるからそのまま通り過ぎる、落とし物だから見つけた自分が届ける、とりあえず拾い上げて本物か確認する、拾い上げて枚数を数える、中にはキョロキョロと周りを見渡し周囲に人がいるか否かを確認する、なんていう人もいるかもしれません。

落とす人、拾う人

もしお金を拾ってしまったら、本来はどうするべきなのでしょうか?例えば、お金が落ちていて、たまたま自分が第一発見者になったら、どうすれば良いのでしょうか?まずはお金を落とす、あるあるパターンを一緒に考えてみましょう。

●普段紙幣をそのまま折りたたんでポケット等に入れる習慣の人などは、他のものを取り出したときに一緒に外に出てしまい、落としたことに気が付かない
●バッグの中の探し物をしていてお財布をとりあえず外に出したら、そのままそこに置き忘れてしまった。
●電車の中等で、お尻のポケットに入れた財布が座席にそのまま残っている
●酔っぱらうと、記憶力がなくなってどこで忘れたか覚えてない
●電車の網棚に載せっぱなしで置忘れ
●バッグごと置忘れ
●自転車のかごに入れっぱなし お財布やバッグの中に入っていたら、所有者が特定されるので持ち主に戻すものと感じる人が大多数のようです。ただ紙幣のまま落ちていたりすると誰ものか特定が難しくなります。ちなみに小銭の場合は、わざわざ拾わない、と言う人が多いみたいですね。

いずれにしてもお金を拾ったら、どうすれば良いのでしょうか?忙しくて届け出する時間も惜しいなら、素通りも「あり」でしょう。でも例えば拾ったお金が大金だったら話は違って来ませんか?大きな金額の拾得物の第一発見者などは、これまでどうして来たのでしょうか?ちょっと気になるデータがあります。

落としたお金の金額がすごい!

2015年2月16日、AFP通信が報じたところでは、警視庁遺失物センターのまとめによると東京都内で昨年1年間に落とし物として届け出られた現金は約33億4,000万円だったそう。ということは一年間でそれ以上の金額の現金が、落とし物となっているのですね。大きな金額です。みんな結構落としているし、拾っているのですね.

話は昔にさかのぼりますが、1980年にはトラックの運転手さんが東京・銀座で一億円を拾い、一躍ときの人となりました。テレビ・新聞等で大いにとりあげられ話題になりました。このときは風呂敷に包まれて道路脇に置かれていたそうです。中身は何だろう?と開けてみたら一億円なんて、ビックリですね。



2.拾ったら、まずは届け出!

駅や公共の施設などで見つけた場合

お金を拾った場合、ちょっと迷うことがあります。もし拾ってしまったらまず誰に言えば良いのかしら?届け出ってどこに届けるの?届け出たとして、どこかに行って所定の用紙に記入してなどと言われたら時間がかかってしまう・・ちょっと急いでるんだけどなぁ。こんな風に感じる人のために朗報です。

お金を拾ったら、必ず警察とは限りません。例えばデパートや学校、駅などの施設の中で発見した場合は、そこを管理しているところへ預ければ大丈夫です。しかも拾ってすぐでなくても、決められた期限内に届け出れば問題ありません。

路上に落ちているのを見つけたら?

路上などで落ちているお金を発見したら、警察に届ける事になります。その場合は、最寄りの警察署か交番になるでしょう。交番に着いたら、所定の用紙に自分の名前と連絡先、拾った場所や金額等などを記入するなどして届け出を行います。

知っておきたい、届け出には期限があります!

施設の中で拾った場合は、24時間以内にその施設を管理しているところに届け出ましょう。路上等で拾った場合は一週間以内に交番等に届け出れば良いので、忙しいからわざわざ警察まで出向いて行くのは自分には難しいと思われた方には朗報ですね。直行しなくても大丈夫なら、時間を見つけて届け出ることが出来そうです。

ただ、拾ったものを何日も自分が持ち歩く、あるいは自宅に一時預かりするのはちょっと抵抗がある人もいるかもしれません。いわゆる「ネコババ」してるような気分になりそうです。それでは仮に、拾ったものをこの期限を過ぎて所持しているとどうなるのでしょうか?ついうっかりで気が付いたら期限を過ぎてた!!そんなこともありそうな気がしませんか?

3.拾ったお金は誰のもの!?

黙って持ち続けていると…

拾ったお金の所有権はどうなるのでしょう?拾った人が届け出を出することによって、三カ月経過しても落とし主が現れなかった場合は拾った人に所有権が移転します。

もし拾ったものを届け出をせずそのまま自分のものにしてしまったら?そういうことをきちんと取り締まる法律があります。遺失物横領罪と言います。条文をそのまま記載しますと、「遺失物等横領罪(刑法254条)遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。」

すなわち落とし物を自分のものにすると、一年以下の懲役、あるいは罰金10万円なんですね。要は拾ったものを勝手に自分のものとしてネコババしたら立派な犯罪だという事になります。

ちなみにお金を拾いました!という拾得の届け出には、期限があるとお話しましたが、仮に期限内に行われなかった場合、あるいは期限が過ぎてるのにうっかり気がつかず所持し続けたら、どうなるのでしょうか? 実はこれも横領罪にあたるそうです。だから拾ったら、責任をもって期限を守って届け出をしないといけませんね。気が付いたら期限を過ぎていると、横領罪とは別に実はもう一つ困ることがあります。
 

横領罪って、意外に身近

参考までに、横領罪は思ったよりも幅が広く、もっと身近です。例えば自動販売機につり銭が残っていたことはありませんか?それを自分のものにしても横領罪だそう。また店員さんが間違ってお釣りを多くもらったことはありませんか?その場合もそうと知りながら受け取ると横領となるそうです。

要は、自分に所有権がないとわかっているにもかかわらず、自分のものとすると横領になるのですね。私たちの日常生活に身近なところでありそうな話ですから、知っておいたほうが良いでしょう。



4.届け出のポイント

報労金て何?

お金を拾ったら良識に恥じない行動をするのはもちろんですが、もう1点知っておくべき大切なポイントがあります。

報労金という言葉を聞いたことがあるでしょうか?拾った人には「お礼」をもらえる権利があり、その「お礼」の事を報労金と呼びます。落とし主が拾ってくれた人に「拾って届けてくれてありがとう」の謝礼の気持ちを表すものです。まさに労に報いるお金ですね。

お礼の額ですが、拾った金額の5~20%を謝礼とします。権利なので、拾った人はお礼を請求することでこの権利を行使することになります。もちろん落とし主によっては、こちらから請求する前に準備してくれるかもしれません。このもらえる権利を確実に得るためには、届け出をする時点で警察できちんと所定の手続きを行う必要があります。具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

ここが肝心!届出用紙の記入のポイント

警察署や交番で、拾得物として所定の用紙に記入して下さい。この用紙は「拾得物預り書」と呼ばれています。拾った人の氏名や連絡先、拾ったときの状況などを記載するものですが、その際に注意したいのは「権利放棄の申告」の欄です。下記のような事を書かれていますが、ここにチェックをしてしまうと、お礼を受け取る権利を放棄することになるので、チェックしないようにしましょう。

■一切の権利を放棄します
■費用、報労金(お礼)を受け取る権利を放棄します
■所有権を取得する権利を放棄します

落とし物は警察署の会計課が業務を行っています。その際、必ず施設内で見つけた場合は24時間以内、路上の場合は7日以内の届け出期限を守るようにしましょう。

届け出期限を過ぎていると拾得物横領罪になる可能性があるとお伝えしました。実はせっかく届け出しても報労金を受け取る権利、仮に落とし主が現れなかった場合は全額受け取る権利になりますが、それまでなくなってしまうのです。これは勿体ないですね。「拾得物預り書」を書くのにそれほど時間や手間はかかりません。紙一枚ですので、ぜひ時間を作って届け出して下さいね。
 

届出用紙をしっかり保管

 交番で書いた「拾得物預かり書」は、落とし物を受け取る際に必要となります。大切に保管して、引き取りの時に持参するようにします。

京都府警察/よくある質問(落とし物Q&A)
参照元:京都府警察(2015年11月著者調べ)

5.受け取りまでのステップ

三カ月様子をみます

拾われたお金は、警察で三カ月間保管されます。すなわち、落とし主が落としたお金を探す期間は三カ月になります。この間に落とし主が現れない、または取りに来なかった場合は、拾った人のものになります。今回はお金の話ですが、三カ月の保管期間というのは、落とし物でも同じです。要は落としたものがお金でも、帽子や傘などの落とし物同様「落とし物」なのですね。東京都内の場合、「警視庁遺失物センター」が取り扱っています。

落とし主が現れた場合

警察に届け出してから三カ月の間に落とし主が現れた場合は、落とし主に対して報労金を請求することができます。また、「お礼」の請求は、落とし主の元にお金が戻ってから一カ月以内に行わなければいけません。それを過ぎるとその権利は失われます。この期限にも気を付けるようにして下さい。

その他の報労金受け取りの注意点ですが、もし施設の中で見つけた場合は、施設側と50%ずつの折半となります。また「お礼」についてのやりとりは、警察は関与しないそうです。当事者同士で話し合うようにしましょう。

落とし主が現れなかった場合

警察に届け出したときから三カ月経過しても持ち主が現れなかった場合は、拾った人が所有権を取得することになります。すなわち全額が自分のものとなります。この場合も申告する必要があるし、申告の期限に注意が必要です。所有権を取得した日から二カ月以内に引き取りを行わなければいけません。うっかり二カ月を過ぎると、受け取る権利がなくなります。

実際に届け出られた後、落とし主からも拾い主からも引き取られなかった現金は一年で3億9000万円に上るそう。意外な数字にビックリですね。うっかりがないよう自分で日程の管理をするのをお忘れなく。カレンダーや手帳に書いておくなどしたほうが良いですね。

平成26年中 遺失物取扱状況 :警視庁
参照元:警視庁(201511月、著者調べ)

6.お金を拾ったときの心がけ

それでは、落とし物となったお金は、どの程度持ち主の元に戻っているのでしょうか?さきほどの警察遺失物センターによると、「落とし物として届けられた現金33億円のうち、24億円が持ち主に返されている」そう。このニュースは日本の治安の良さを物語る話として印象的です。

だからお金を落としても拾っても、まずは警察に届け出をするのが一番賢いような気がします。きちんと所定の手続きを所定の期限内に行い、万が一ですが、正しい事をした見返りにご褒美が来るのを待っていたほうが精神衛生上も大変良いと思います。届け出さえ済ませば、あとはただ待ってればよいのですから。

余談になりますが、一億円を拾った人は、結局落とし主が現れなかったので全額この人のものとなりました。人生が変わる拾いものでしたね。この方はきちんと所得税も納められたそうです…。

現金の落とし物計33億円 都内、持ち主に24億円戻る  :日本経済新聞
 東京都で2014年に落とし物として届けられた現金が5年続けて増え、約33億4千万円に上ったことが、16日までの警視庁のまとめで分かった。バブル景気に沸き、ピークを記録した1990年とその前後に迫る水参照元:日本経済新聞(2015年11月著者調べ) ※本記事の情報は、一般的または筆者個人の調査によるものです。法令などの改正、前提事実や個人状況の違いや変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。 従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。