借金返済の計算方法|実際に電卓で計算&定番アプリ・ソフトを調査!

借金返済の支払い額を計算するには、どうしたらいいの?数学が苦手でも、簡単に計算する方法があるんです。もちろん、電卓でコツコツ計算するのもいいし、ローン計算に特化したアプリやパソコン用のソフトを使えば、なおさら簡単に計算ができますね。借金をする前に、毎月の返済額がいくらになるのか知っておくのも必要です。ご紹介しましょう。



借金返済のための計算:利息計算

はじめに

みまさんは、利息の計算ってしたことありますか。学校では教えてくれないですよね。年率何パーセントといわれても、すぐには理解するのはなかなか難しそうです。アプリを使ってしまえば、それこそ簡単に計算してくれますが、借金をする上で、基本的なことを知っておいた方がいいのではありませんか。

利息の計算は、決して難しいものではありません。アプリに頼ることなく電卓さえがあれば、ささっと計算することができるのです。まずは、その勉強からしてみましょう。

利息計算の前知識として

利息というのは、お金を借りて返済するためには、当然かかるものですね。

借りたお金が多ければ、利息の額も増えますし、また年率(利率ともいう)によっても大きく利息の額は変わります。

利息は日割で計算するのが原則となっていますので、借りたお金を返済するまでにかかった日数(利用日数ともいう)がかかるほど、利息の額も多くなることになります。

では、借りたお金にどのくらいの利息が必要なのか、電卓を持って計算してみましょう。利息の額を計算するには、計算式が必要ですが、そんなに難しいものではありません。

・利息額=借りたお金x年率/365x利用日数
借りたお金に年率を掛け、計算して出た金額を1年(365日)で割ると1日当たりの利息額が出ます。その出た金額に、お金を借りてから返すまでの日数を掛ければ、自分が支払うべき利息額を計算することができます。うるう年は366で計算しましょう。

まず、これが利息を計算する基本となります。

実際、利息を計算してみよう

今度は、前の項目で使用した計算式に基づいて計算してみましょう。条件は以下のようにします。

・借りたお金は10万円
・年率14.5%
・返済するまでに要した期間は20日

・利息額=借りたお金x年率/365x利用日数
この式に、数字を入れてみましょう。

・利息額=10万円x14.5%/365×20
年率が%表示になっていますので、数字に変換してしまった方が、もっと計算しやすいですから、その部分を変更します。14.5%を数字にすれば0.145となりますね。

・利息額=10万円x0.145/365×20
と、ここまで単純になってきました。この計算式にはカッコもありませんし、足し算や引き算もありません。あるのは掛け算と割り算ですから、頭から計算していって問題はないですね。

・利息額=10万円x0.145/365×20
を電卓で計算した答えは、795.520547944(計算し切れませんので、適当に丸め込んでも構いません)となります。利息というものは、小数点以下は切捨て方式になります。

利息の額は795円となります。つまり、10万円を借りて20日後に一括で返済した場合は、借りた10万円と、利息795円を払えばいいわけです。

今度は、借入条件の年率を18%にし、30日後に一括返済する場合の計算をしてみましょう。

・利息額=10万円x0.18/365×30
計算式に数字を入れればこのようになります。

答えは、1,479円となりますので、借りたお金10万円と、利息1,479円を払えば完済することになります。

借りた金額や、年率、返済までに要した日など、条件が変わっても、そこの部分の数字を置き換えるだけでいいですから、結構簡単ですね。



借金返済のための計算:支払方式

借金を返済する方法は、大きく分けて3つの方式があります。元金均等方式、元利均等方式、アドオン方式と呼ばれるの3つです。

一番分かりやすいのが、元金均等方式で、次に元利金均等方式となります。アドオン方式でお金を融資しているところは、あまり聞いたことがありませんが、このような方式もあるということをしておいた方が、より知識が広まるといえそうです。

元金均等方式

借りたお金を分割で支払っていく方式です。借金を分割返済する場合において、初回から最終回まで、支払う元金の額は変わらず一定です。その元金分に利息の額を足したものが、毎月の支払額となります。消費者金融などで、一般的に見られる借金の返済方式です。

最初に借りたお金(元金分)が毎月減っていきますので、それに比例して利息の額もだんだん少なくなっていくことになります。繰り返しにはなりますが、利息は、借金の残高を基にして計算されますので、毎月元金分を支払えば、借金の残高が少なくなります。よって、利息も少なくなっていくわけです。

この方式ですと、支払い1回目から、最終回までの支払う計算式がありませんので、電卓で計算する場合は、支払い回数の分だけ利息を計算しなければなりません。では、簡単な借入条件で計算してみましょう。

■借入条件
・借入額20万円
・年率14.6%(0.146)
・支払回数5回
・1カ月は30日
・年間日数は365日

■1回目の支払額
・元金分(毎回)=20万円/5回=4万円
20万円を5回で返済しますので、毎月の元金分の支払額は4万円ですね。

・利息額=20万円x0.146/365日x30日=2,400円
計算式に数字を入れただけです。この計算の答えは2,400円。

・支払額=元金分+利息=4万2,400円
毎月支払う元金分は4万円ですから、それに利息額を合計します。よって、第1回目の支払額は4万2,400円ということになります。

第2回目以降は、借金額がだんだん少なくなってくるだけで、利息の計算方法は何もかわることはありません。

■2回目の支払額
・借金残高=20万円-4万円=16万円
1回目で4万円支払っていますので、残った借金の額は16万円ですね。ですから、利息の額は、16万円に対してかかることになります。

・利息額=16万円x0.146/365日x30日=1,920円
・支払額=元金分+利息=4万1,920円
毎月支払う元金分は一定の4万円ですから、それに利息額を足したものが、今回の支払い額となります。

■3回目の支払額
・借金残高=16万円-4万円=12万円
・利息額=12万円x0.146/365日x30日=1,440円
・支払額=元金分+利息=4万1,440円

■4回目の支払額
・借金残高=12万円-4万円=8万円
・利息額=8万円x0.146/365日x30日=960円
・支払額=元金分+利息=4万960円

■5回目の支払額
・借金残高=8万円-4万円=4万円
・利息額=4万円x0.146/365日x30日=480円
・支払額=元金分+利息=4万480円

このように、利息額が毎月減っていき、支払い総額が1回目から回数を重ねるごとに、少なくなっていることにお分かりいただけましたでしょうか。

元利金均等方式

元金均等返済方式の場合は、毎回利息の額が少なくなりますので、毎月の支払い額が変わりますが、元利金均等返済方式の場合は、毎月の支払額は、初回から最終回まで一定となります。

ただ、支払額の中の、元金分と利息分の割合が変わってきます。支払い当初の頃は、支払額に占める割合が利息分の方が多く、支払い中間で元金分と利息分の割合が同じくらいになり、最終回に近づくに従って、今度は元金分の占める割合が多くなるということになります。

毎月の支払額が一定ですので、返済の計画を立てやすいといえます。住宅ローンなどで多く利用される返済方式です。

計算式はかなり面倒なものになりますが、後で、説明を加えながら、計算式を分割していきますので、今は、「へー」と、こんなものだと考えて下さい。以下がその計算式となります。

・計算式
:返済額=借入額x年率/12x(1+年率/12)^返済回数/(((1+年率/12)^返済回数)-1)
「んー難しい」と見えるかもしれませんが、「(1+年率/12)^返済回数」というのが2回出ていますので、実はそんなには難しいものではないのです。

とりあえず、電卓を用意して、早速計算してみましょう。借入条件は、前述した条件で行います。

■借入条件
・借入額20万円
・年率14.6%
・支払回数5回
・1カ月は30日
・年間日数は365日

・返済額=借入額x年率/12x(1+年率/12)^返済回数/(((1+年率/12)^返済回数)-1)
まずは、上記の式を分解しましょう。

・(1+年率/12)^返済回数、をAとします。
すると、計算式は以下の通りになります。

・返済額=借入額x年率/12xA/(A-1)
とかなり見やすくなりました。年率も0.146にします。

・A=(1+年率/12)^返済回数
に数字を入れます。

・A=(1+0.146/12)^5
となりますね。カッコの中は、割り算を先に計算すます。また「^5」というのは、(1+0.146/12)を5回乗ずるという意味です。例えは2^2=4、2^3=8、2^4=32、つまり2の2乗、2の3乗、2の4乗ということです。

・A=(1+0.146/12)^5=1.01216666666^5=1.06233173092
ということで、Aの答えは1.06233173092となります。

・返済額=借入額x年率/12xA/(A-1)
の計算式に、Aの値を入れてみましょう。

・返済額=20万円x0.146/12×1.06233173092/(1.06233173092-1)
となり、これをもう少し計算を進めていきます。

・返済額=2616/0.06233173092
これを計算しますと、毎月4万1,968円が支払額になります。

アドオン方式

アドオン方式で融資している金融業者は、あまり多くないといえるでしょう。主に利用されるのが、テレビショッピング、オンラインショッピングで、支払い回数が比較的少ない場合に利用されているようです。

この方式では、借り入れた金額に対し、先に利息の総額を計算してしまいます。計算結果でた総利息額に元金分を足して、その合計を支払い回数で割るのことになります。

毎月の返済額が一定になり、計画は立てやすいのですが、本来、利息の計算は、元金に対してその都度計算するものです。それが、アドオン方式ですと、元金減っているにも関わらず、利息額が一定なため、支払いが終わりに近づくにつれ、残っている元金に対しての利息額が多くなってしまいます。

アドオンの場合、年率表示ではなく、アドオン率で表示されることがあります。アドオン率は年率よりも低くなりますので、もし、アドオン率で金を借り入れる場合は、年率はどのくらいになるのかを確認することをお勧めします。

アドオン方式は、支払額の計算式は以下の通りです。

・返済額=(借入金x(1+アドオン率x(支払回数/12))/(支払回数/12)/12
これも一見難しいように見えますが、(支払回数/12)というのが2回ありますので、ひとつひとつ分解しながら計算していけば、大丈夫でしょう。

では、以下の条件で借入れしたとして計算してみましょう。

■借入条件
・借入額20万円
・アドオン率14%(年率14.6%から見ると低く見えます)
・支払回数5回
・1カ月は30日
・年間日数は365日

この場合も、計算式にそのまま数字を入れてしまいますと、どこから計算するのか分かりにくくなりますので、分解しながら計算します。

計算式は以下の通りでした。
・返済額=(借入金x(1+アドオン率x(支払回数/12))/(支払回数/12)/12

・(支払回数/12)
この計算が2回含まれていますので、まずこれから計算してみましょう。支払回数の5回を12で割ることで、1年を数値化してしまします。5カ月は0.4167年という意味になります。

・(1+アドオン率x(支払回数/12)
次に上記の部分を計算します。数字を入れると以下のようになります。

・(1+0.14×0.4167)
アドオン率も%表示ですので、数字にしてしまいましょう。14%は0.14となりますね。この式を計算しますと、答えは1.058338となります。

・(借入金x(1+アドオン率x(支払回数/12))
次に借入金を入れて計算すれば後もう少しです。

・20万円x1.058338
この式を計算しますと、答えは、21万1,667円となります。

計算式は以下の通りですので、それぞれ数字を入れています。

返済額=(借入金x(1+アドオン率x(支払回数/12))/(支払回数/12)/12は以下の通りになります。

・返済額=21万1,667円/0.4167/12
計算した答えは4万2,330円です。

よって、毎月の返済は4万2,330円、になるわけです。

返済額を計算する定番アプリ

電卓で毎月の返済額を計算するよりは、アプリやソフトでさくっとやりたい方へ、iPhone/iPad、Android、Windowsのお勧め定番ソフトをご紹介します。実際アプリを使った方が、はるかに正確ですしさまざまな機能もついています。特にボーナス併用とか、変動金利、繰上げ返済などは、電卓ではどうしても無理があります。

電卓である程度の理解が深まったところで、さあご紹介しましょう。



iPhone/iPad用アプリ

不動産電卓@返済君Calc.PRO

一般で販売されいる電卓に、ローン計算するのに欠かせない機能がついてます。毎月の返済額から、借入可能な金額を計算したり、年収からも同じように、いくらまでなら借り入れができるのかが計算できる特徴があります。

また、支払い方式も、元利均等払いや元金均等払いに対応していますので、ローンの計算で困ることはまず無いと思われます。また、元利均等払いにおいては、ボーナス併用、2段階金利にも対応していますので、利用価値はますます大きいことでしょう。

・iOS 6.0以降
・iPod touchにも対応しています

App Storeで購入

ローン計算 iLoan Calc

このアプリは、ボーナス併用、繰上げ返済対応で元利均等、元金均等払の返済方を選択することができます。また計算結果をPDFやCSV形式で出力ができますので、計算した結果を保存することも可能です。

また、2つの返済プランを同時に計算ができますので、自分にあった返済方法を選べるのがいいですね。しかもその2つのローンをグラフ表示されることによって、比較検討もできる優れた機能を持っています。

・iOS 8.0以降(iOS 9も対応しています)
・ipod touchにも対応です。

App Storeで購入

ローン電卓

見た目は、ローン計算機能付15桁表示できる電卓です。通常の電卓計算はもちろんのこと、住宅ローンや車のローンなどの計算も簡単にできます。

ボーナス併用の元利均等、元金均等払いに対応しており、毎月の支払額はもちろんのこと、支払額による借入限度額を計算する機能もついていますので、自分の収入に合わせた計画を立てやすいといえるのではないでしょうか。

・iOS 6.0以降
・iPod touchに対応です。

App Storeで購入

Android用アプリ

住宅ローン計算シミュレーター

住宅ローン以外にも、各種のローンに対応しています。借入金額や、金利、返済方法を入力するだけで、毎月の支払額が計算でき、ボーナス払いや、返済方法も元金均等、元利均等方式にも対応しています。

さらに、ローンのプランを最大で5パターン計算、保存ができますのでそれぞれの返済額の比較が行えます。

・OSはバージョン2.2以上

GooglePlayで購入

ローンヘルパーLite

このアプリは、返済方式にアドインを選ぶことができるので、他のアプリには無い機能ですね。勿論、元金均等、元利均等方式にも対応しています。ボーナス併用も選択でき、借入額に対しての毎月の返済額の他に、毎月の返済額から、借入額や金利も逆算できる機能があります。

・OSのバージョン1.6以上

GooglePlayで購入

ローン計算 返済くんJr.

元利均等払いで、借入金額、ボーナス加算分、借入金利、借入年数のそれぞれを3つ入力でき、毎月の返済額を3パターン同時に計算可能です。住宅ローンをはじめに、車のローン、その他ローンに活躍できるアプリです。

・OSバージョン2.2以上

GooglePlayで購入

Windows用

ローン返済額計算機

カードのキャッシングや、消費者金融などからの借入に対応しています。入力は、借入額、年率、返済期間、ボーナス加算額を入力するだけで、毎月の返済額を計算してくれます。エクセルは必要なく、単独で動作しますので手軽に使えそうです。

・動作環境 WindowsXp
・VBランタイムSP4が必要です。

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かんたんローン返済

エクセルのマクロを利用したアドインソフトになります。住宅ローンや自動車ローンの他にもキャッシングなどにも対応しています。借入額や、金利、返済期間を入力すれば、毎月の返済額や、返済期間が一発で計算できます。

・動作環境 WindowsXp
・Excel2000以降対応

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ローン利息計算機

カードなどでのキャッシングの借入額、年率、年間日数(365日や366日)、利用日数を入力すれば毎月の返済額が計算できます。EXcelは不要で、単独で動きます。

・動作環境 WindowsXp、7
・VBランタイム6.0 SP4が必要です。

Vectorからダウンロード

最後に寄せて

いかかでしたでしょうか。

大まかな返済金額なら、アプリやソフトなど使わなくても、電卓片手で計算はできます。キャッシングやローンを組む前に、返済方式や、年率を調べることで、毎月の返済額を計算しておくことは、自分のライフプランを設計するためにはどうしても必要です。是非参考にしてみて下さい。

※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。