借金。嫌な言葉ですね。ちょっとだけの気持ちが重なって大きな借金になってしまった人、収入よりもはるか大きなかいものをして借金返済に追われている人、心の隙間に魔がさして思わぬ借金を背負ってしまった人…借金は身近な問題ですが人には言えない悩みでもありますよね。なんとか完済したい。そんな悩みの解決に向けてお手伝いします。
目次一覧
目の前の現実を認める
金額を正確に把握する
借金を完済するためには、まず自分がどれくらいの負債をかかているのか、正確に把握することを行ったほうがよいでしょう。
借金金額がいくらるのかわからない、もしくはだいたいしか把握していないという方は、なんとなく毎月返済している、という方が多いようですので、そういった意識の方は完済にほど遠くなるためです。
本気で完済したいと思っている人は自分の借金金額を細かく把握して、完済スケジュールをたてて返済に取り組んでいると思います。
クレジットカード利用額、自宅のローン、車のローン、身近にあるもので必要なっものとして購入したものでも、ローンを組めばその時点で借金となります。
借金完済をするために、まずは金額を知る、というところからスタートさせましょう。
利息を把握する
借金には利息が付きものです。無利息で借金を返済できるということはないでしょう。なぜなら、クレジットカードであってもローン会社であっても利息で儲けを出しているからである、ということのようです。
しかし、金利は借入状況によって変化します。例えばクレジットカードで買い物をしたショッピングでの分割返済は、多くのクレジットカード会社は2回まででしたら利息が付かないところが多いようですが、3回以上の分割払いをすると、利息が付くようになっているところが多いそうです。
かといって、金利のパーセンテージが変動するのか、というとそういったことではなく、ショッピングの分割支払いに対する金利の率は一定ですが、金額が大きいほどパーセンテージに負荷がかかると考えるとわかり安いかもしれません。
金利は上限がきちんと法律で定められているようです。しかしショッピングをした際んお金利と、キャッシングをした場合の金利は年率が異なることが大様ですので、自分が契約しているローン会社の約款をきちんと確認する必要があると思います。
完済への近道は、借金の金額の次に金利がどれくらいつくのか、ということを把握してみましょう。
返済シュミレーションをする
自分が抱えている借金の金額と、各金利を調べたら、ローン返済シュミレーションを行ってみましょう。これは返済目途を知るために非常に役に立つと思います。
返済というのは2,3万円の借金であればすぐに返済できる金額だと目安ができるため、長い道のりだと感じませんが、借金の多くはすぐに完済が難しいものばかりだと思います。
そうなると返済の目途が明確ではなくなってくるため、とにかく長い期間払えばいいのか、となんとなく過ごしてしまい、把握して工夫をすれば少し金利を抑えらた可能性もあったかもしれないものが、長期にわたり払い続けたことで、余計な金利を払った、という損をしてしまう可能性があると思います。
ローンシュミレーションは、自分の負債額と、金利を入力すればいつ完済予定となるのかすぐに一覧で表示してくれる便利なものです。
今現在毎月支払っている金額だと5年かかる、けれど5,000円プラスをして払っていけば、4年半に短縮できる、ということもシュミレーションで把握ができるようになっているようです。
是非ためしてみてはいかがでしょうか。
手数料と実質年率 | クレジットの基礎知識 | 消費者のみなさまへ | 一般社団法人日本クレジット協会
出典元:日本クレジット協会(2015年11月時点 著者調べ)
返済金額を増やす
たった1,000円でもいい
完済の近道は、少しでも多く、少しでも早く返済をすることだと思います。ふつうに考えれば当然ともいえる理論なのですが、借金をしていると借り癖がついてしまい、返済癖がなかなかつかないものなので、そういった発想になりにくいと思います。
例えば毎月3万円の返済をしているとしましょう。これに千円をぷらすして、3万1千円の返済に変更してみるとしましょう。
たったの千円で何がかわるのか、と思うかたもいるかもしれませんが、千円が12か月になれば1万2千円です。当たり前のことですが、その分多く返済できるということになるので、それが年単位になるともっと大きな金額になるということは言うまでもないでしょう。
可能な限り金額をプラスして返済額を増やす、という方法を取り入れてみるとよいでしょう。
臨時返済をする
毎月の返済額を増やすことはたったの千円でも厳しい、という方には、臨時返済を意識して取り入れることをお勧めします。
臨時返済とは繰り上げ返済とも言われているようですが、毎月の返済とは別である程度的また金額もしくは少額でっもかまいませんので、返済日ではない日に臨時で返済をすることを言うようです。
ボーナスがある方は、ボーナスの半分は返済に充てる、という人もいるようですがそういった年に1回2回臨時返済をするという方法でもいいですし、2か月に1回、少しの金額を臨時返済するということでもいいでしょう。
毎月の返済額を増やすことが難しければ、せめて臨時返済を年に何回か行う、という自分のルールをきちんと決めて実行することが完済への近道になるといえるでしょう。
臨時返済とは|金融経済用語集
出典元:iFinance(2015年11月時点 著者調べ)
リボ払いはしない
出口の見えないリボ払い
ローンの返済方法でリボ払いというものがありますが、こちらは非常にやっかいなようです。これを利用するのはきちんとお金の管理ができている人しか利用しないほうが賢明といえるでしょう。
リボ払いについて説明をしますと、ショッピングでクレジット角を利用した場合やキャッシング機能を使ってお金を借りた、カードローンの利用代金など、毎月のほぼ定額で返済していく返済方法のようです。
分割払いとの利息の付き方の違いは、分割払いはそれぞれ利用した件数に対して、返済回数を指定して返済しますが、リボ払いは、総利用残高に応じて設定されるようです。
毎月の最低支払額を下回らない範囲で、支払額を設定するので、定額支払で予定が組みやすく便利に思いがちですが、最低金額でずっと支払っていると元本のヘリが遅いので、残高に対する利息が払い終わるまでずっとついているのです。
こう考えると、リボ払いは利用者にとっては一見便利に見えて実は落とし穴がある返済方法だと思います。
多くのローン会社は5千円から定額で返済可能としているようです。しかし年率が分割払いより高く設定されている場合があります。
リボ払いをすでに利用している人は、完済するためになるべく臨時返済もしくは毎月の支払額を変更することをお勧めします。
リボ払い徹底解説と主要カードのリボ払い手数料比較
出典元:旅と暮らしのおトク情報局 (2015年11月時点 著者調べ)
借金をまとめる
おまとめローンの利用
おまとめローンというのをご存知でしょうか。銀行やローン会社が提供している商品で、複数の借り入れや負債があり毎月複数の返済に追われている場合、一本化してい毎月の返済額と利息を少なくしましょう、というサービスのようです。
これも一見親切なサービスのように思うことでしょう。確かに不親切ではありませんし、利用次第では生活が楽になりますので、ありがたいサービスではあります。
しかしよく考えると、借金を借金で一本化させて返済をする、ということですから借金をしていることにはなんら変わりはありません。
自転車操業のようなイメージですが、これを利用するのは他でまた借金をしては元も子もありませんので、一本化を利用するのでれば最終手段で借金はこれで最後という覚悟で利用するしかないでしょう。
こういったサービスを提供しているのは、三菱東京UFJ銀行カードローン、みずほ銀行カードローン、住信SBIネット銀行カードローン、東京スター銀行 おまとめローンなど、大手の金融機関も提供しているので、各会社の金利を調べて利用することをお勧めします。
ただ、注意しなければいけないのは、誰もが簡単に借りられるわけではないようです。やはり審査はきありますので、一本化すればいいかという安易な気持ちで借金をしてしまわないようにしたほうがよいでしょう。
おまとめローンを利用する場合、審査をするにあたり、収入の証明が必要となることが大半だそうです。また職場への在籍確認もあるところが多いようですが、金融機関を名乗らず、個人名で連絡があるケースがほとんどですのでばれないように配慮はしてくれているものの、やはり個人名で連絡があるのはあまりよくない、という方はよく考えて利用するほうが良いでしょう。
借金一本化で返済おまとめローンランキング【メリットや審査内容は?】
出典元:www.paganrod.com(2015年11月時点 著者調べ)
身内に相談する
自分が借金をしていることは身内にも相談しづらいと思います。逆に言えば相談することで身内に自分の恥ずかしい部分を打ち明け、相談することでもう二度と身内には迷惑をかけられない、と意識を変える人もいるようですので、完済するためには効果的かもしれません。
もし身内が貸してくれたとしても無利息で貸してくれる場合が多いと思いますが、助けてくれた身内には感謝するとともに、二度としないという気持ちで相談するようにしましょう。
安易に人から助けてもらうという意味で相談するのではなく、自分の弱さと決別する意味で行うようにしたほうがよいでしょう。
意識を変える
クレジットカードは持たない
浪費癖の方に有効だと思いますが、車や家のローンは返済していくしかありませんので物理的になにかをなくすことはできませんが、クレジットカードやローンカードをお持ちの方はそのカードを複数枚所有している方は1枚にするか、もう持たないかどちらかにしたほうが良いでしょう。
持っているといくら「今月は使わない」と決めて持ち歩かなくても、インターネットのショッピングサイトを見ていればついほしくなり、手元にカードがなくてもサイトに支払方法を気憶させていれば、その情報で支払が済ませられてしまうからです。
本当に意思が強い人は借金の返済に苦労するほどのことはしないと思いますので、やはり意思が弱い方が大きな借金を抱えてしまう傾向にあると思います。
なお、カードローンにおいては現金を借りるカードになりますが、こういったカードは金利が上限まで設定されているケースが多いそうですので、返済するときに金利のほうが返済額の多くを占めている、という場合も発生してしまうようです。
不要なカード類は手元から離し、現金で支払う癖をつけるようにしてみるとよいでしょう。
にこにこ現金払い
借金完済の王道は、なんでも現金払いにすることだと思います。身の丈にあった生活をしようとよく聞きますが、自分の収入に見合った金額のものを購入する、そういった生活をする、ということは基本だと思います。
借金をしてしまうと、お金があるかのような錯覚になりがちですが、本当はマイナスの状態である、ということを認識するようにしたほうがよいでしょう。
住宅購入のようなとても現金では払うことが困難なものは別ですが、そういった人生のイベントを機につくってしまった借金は1つだけにする、とあらかじめ決めて普段の買い物や少し高額なものは貯めて現金で購入するといった生活スタイルに変更したほうがよいでしょう。
現金で支払うとお金が減っていくことが目に見えるので、自然と使うことをセーブするようになり、無駄なお金の使い方を避ける効果もあるようです。
借金完済とは
借金は借りるのは簡単ですが、完済するのは難しいと思います。貸すほうは利息で儲けをだすので、よほどのことでない限り割と簡単に審査を通し、貸してくれることが多いようですが、借金をする側としては利息をつけて返済しますので、借入金額よりも多く返済することになります。
現在は改正貸金業法という法律で、クレジットカードや消費者金融においては年収の3分の1までが借りられる金額の上限だそうですが、そういった法律があるということは、借金をして返済ができなかった人が多かったからなのかもしれません。
借金を完済するために、基本的なこととして生活をみなおし、生活水準を下げる、節約をする、貯金を返済に充てるなど様々な対応を行うことはもちろん、完済に少しでも近づくために、ご紹介した方法を参考に人には簡単に相談できない悩みを少しでも解消につなげられたら幸いです。
※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。