なぜ「専業主婦になりたい!」のか?夫婦の意見を調査してみた

近年では結婚しても男女共に働く世帯が多く見受けられますが、そんな中で専業主婦を望む女性が、特に10代後半~20代前半の女性の中で増えているようです。なぜ専業主婦になりたいのか、それには人それぞれの理由があるようです。



専業主婦になりたい女性が増えてる?!

内閣府の調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考えについて【賛成51.6%】、【反対45.1%】というデータが出ており、97年以来15年以上ぶりに賛成が上回る結果が出ています。また、結婚した女性の3人に1人が専業主婦になりたいといったデータもあるようです。

女性も社会へ進出しよう、と政府がスローガンとして投げかけている一方で専業主婦になりたい女性は何故ここ数年で増加しているのでしょうか?

子育てに専念したい

子供が小さい頃は目が離せないものです。そして、小さい子供は成長するペースが速く日々それを実感することが出来ます。「子供が成長する姿を傍で見ながら、自分なりの育児、教育を施してあげたい!」と考える女性も多いようです。また、仕事と子育てを自分では両立できるか不安な方も多いのが実情です。

また、自分の幼少期母親がパートやフルタイムで働いていて寂しい思いをした…と感じていた方は自分の子供にはそのような思いをさせたくないと考えているようです。

家庭を一番に考えたい!

夫の身の回りのことや、栄養バランスの摂れた食事など家族の健康や生活をしっかりとサポートしたいと考える女性もいるようです。元々、人の世話をすることが好きだったり、料理を作ることが得意な方や掃除が好き、という方は自分が仕事をすることよりも「自分の大切な家族を健康に、大切に支えたい」と考えているのではないでしょうか。

仕事は苦手…

仕事をしていると、上下関係や同僚と競争し合ったりと人間関係において精神的に負担になってしまう部分もあると思います。繊細な性格の女性は人間関係に悩み「結婚するまでは我慢して働くけれどもその後は家庭に入りたい」と思う方が多いようです。

楽そう!

「高収入の夫に養ってもらいたい!」これだけ聞くと安易すぎるのでは?と筆者は思ってしまったのですが、実際に調べてみるとそのような意見も確かにありますが、【楽そう】という言葉でまとめられてしまっているものの、現実的に物事を捉えている女性が多いと感じました。

「毎日朝早く起きて仕事に行って、しかも帰ってきてもご飯を作ったり男性よりも多く家事をこなさなきゃいけなくなりそう。自分の時間を持てない!」

結婚して共働きになった場合、どうも自分のパートナーは家事には協力的ではなさそう…などの不安から仕事をすることに対して悩む方もいるようです。実際に、現代共働きをする夫婦は年々増加している傾向にありますが、一方で家事や育児の比率を見てみると決して男女平等では無いというデータが出ています。

積極的に家事をしてくれたり同じ量の家事をしてくれる旦那なら働きたい、という方もいるようです。

カップルのホンネ通信|ゼクシィ
参照元:ゼクシィ(2015年11月、著者調べ) ゼクシィは結婚準備【結婚、結婚式、ブライダル】の総合情報サイトです。



専業主婦を<賛成>する夫の意見

自分の妻が専業主婦になりたい!と言ってきた時、夫はどのように考えるのでしょう?いくつかの意見を参考にしてみましょう。最初に【賛成派】の方の意見を挙げてみましょう。

家庭を守ってほしい

結婚してから男性の大半は「働く」ことは続ける傾向があるものの、女性に対しては様々な希望があるようです。今後、出産や子育てのことを考えると現在働いている女性は一定期間仕事を休む時期が必要であると考え、「それならば専業主婦になって支えてほしい」という方が多いようです。また、自分がしっかりと働き支える代わりに家庭を守ってほしいと思う男性も多い模様です。

自分の仕事が不規則だったり労働時間が長かったりと、あまり家にいれないと負い目を感じてい男性もこのように思っている方が多いようです。

無理をしないでほしい

妻の体力的に仕事をしながら子供を育てることは大変そう、と心配する夫も中にはいます。結婚前に働いていた会社でのことで思いつめて悩んでいた姿を見ていたら自然と専業主婦になってほしいという考えに至った方もいるようです。

子供が小さい内は家にいてほしい!

「子供が一人でもお留守番を出来るようになったり身の回りのことが出来るまでは家にいて子供を見ていてほしい。」

大きくなったらパートに出るなりフルタイムで働くなり、妻の自由にして良いと考える一方で、自分が一家の稼ぎ柱になる覚悟を決めて子供のことは妻に任せたいとの意見もあります。

専業主婦を<反対>する夫の意見

次は、専業主婦になることを「反対」する夫の意見です。

働く姿が好き

【同じ職場でバリバリ仕事をしている姿に惚れたから】や、【専門の資格をせっかく頑張って取得したから頑張って続けて欲しい】との意見もあります。自分が妻に惚れた理由のひとつに仕事を頑張っている姿があったから!という男性も少なからずいるようですね。

この場合、出産などで休む期間は自分も育休を取得して一緒に子育てをしたりと仕事と育児、家事を全て平等にしようと考える男性が多い傾向があるようです。

自分に万一のことがあったら…

働いているのが夫だけの場合、自分がもしも大病を患ってしまったり怪我などで長期的に働けなくなったら生活は大丈夫なのか?など不安になる男性もいます。

また、長らく専業主婦を希望する女性の考えに沿っていたものの、住宅などをローンで購入した際に返済を繰り上げるためにパート等に出てほしいという意見もあるようです。

妻の考えを尊重したい反面で、生活にかかる出費など今後のことを考えると家計を支えて欲しいと考える男性も少なくないようです。



専業主婦モデルケースを公開!

世間一般的な専業主婦はどのような生活リズムで日々を送っているのでしょうか?子供がいない場合タイムスケジュールは人それぞれのようですので、ここでは子供が小さい頃と大きい場合と、2つのケースを挙げてみます。

子供が小さい頃

この方の場合は幼稚園に通う4歳の子と、生後4ヶ月の乳児がいるケースです。

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・7時
起床、授乳
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・7時半
洗濯機回しながら朝食を作る、家族で食べる
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・8時
夫の見送り、朝食片付け、前日の乾いた洗濯物を畳んで今日の分を干す、上の子を幼稚園へ送る
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・8時半
赤ちゃんとベビーマッサージ
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・9時
赤ちゃん用の絵本の読み聞かせ
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・10時
授乳
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・10時半
掃除機がけ
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・10時45分
トイレ掃除
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・12時
ランチ
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・13時
授乳、夕食つくり
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・14時
上の子のお迎え、夕食の仕上げ
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・15時半
下の子のお風呂
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・16時
授乳
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・17時
赤ちゃんがぐずりだす事が多いので抱っこなどでひたすらあやす
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・18時半
夫帰宅、一緒に夕食。赤ちゃんがぐずれば交替であやして食べる
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・19時
授乳、夕食片付け、上の子と入浴、夫は寝かしつけ担当
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・20時
上の子へ絵本読み、寝かしつけ
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・21時半
就寝
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・4時
授乳
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子供二人の世話と夫のサポートをする場合はそれぞれが異なった時間に行動をするので、それに順して送り迎えや食事を提供したりしなければならないようですし、見るだけでも分刻みのスケジュールにかなり大変だということが窺えます。

子供が小さい内は目が離せないので、一人でゆっくり取れる時間はなさそうですね。

子供が小、中学生の場合

子供が幼稚園や保育園を卒園し、小学校などの義務教育の年齢に達している方のケースになります。

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・5時50分
起床、身支度、旦那にコーヒーと果物を出す、朝食準備
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・6時半
旦那出勤、子供達起こして朝食
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・7時半
子供達学校、以降午前中はひたすら家事
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・12時
休憩、ランチ、好きな事をする
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・15時
下の子帰宅、午後の家事開始
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・16時
上の子帰宅、家事の合間におやつや、宿題を見たり習い事の送迎
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・18時半
夕食
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・19時
旦那帰宅、旦那の夕食準備
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・19時半~
子供達と旦那で順番にお風呂、残った家事をしたり家族団らんタイム
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・21時
子供達就寝
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・21時過ぎ
お風呂、旦那とそれぞれ好きな事をする
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・23時
就寝
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夫と子供の出る時間や習い事の時間の合間を見て食事を作ったりと、よく見てみると日中に取れる休憩時間はお昼の間だけのようですね。仕事をフルタイムでしていた場合も休憩時間は1時間程度は取らなければならないので同等の時間を費やしていると考えます。

子供も、少しは手をかける必要がなくなったものの習い事への送迎などは、安全面等を考えてもしてあげなければならず、宿題も自主的には出来る子が少ない年齢かと思いますので、まだまだ育児にかける時間もかかっているようです。

主婦は「楽そう!」と楽観視する前に

先に調べたように専業主婦は働くよりも「楽そう!」と考えている女性もいるようですが、様々な理由から望み、夫からも了承を得て専業主婦になったものの、専業主婦ならではの悩みもいくつかあるようです。

「楽そうだから…」と安易な考えのみから専業主婦になりたいと漠然と考えている方は、デメリットの部分も踏まえたうえでもう一度自分に向いているかどうか考えてみてみましょう。

仕事に対しての未練

家庭を守りたい。…そう決心して専業主婦になったものの、小さい頃から夢を見ていてなれた職業や忙しいながらも充実感のあった仕事を辞めてしまったことに後から後悔をするケースも多いようです。また、子育てが落ち着き再度同じ仕事に就きたいと考えてはいてもブランクがあることを後ろめたく考えてしまう女性もいるようです。

交友関係の限界

会社などに属していれば同期の人と意見を共有できたり、飲み会などもたまに参加したりと人脈を保つことが出来ますが、専業主婦の場合はどうしても働いている場合よりも人付き合いが狭くなりがちのようです。

また、夫の転勤などで知らない土地へ引っ越した場合は親しい人もおらず、精神的に苦しんでしまう方もいるようです。地域のママ友サークルや活動などに積極的に参加をすることで孤独感からは開放されるようですので、自ら進んで対人関係を築いていく必要があります。

更には親戚付き合いにおいて、親戚の中には「仕事をしていないのだから、貴女が親戚の行事に積極的に参加し協力することは当たり前」と考えている方も一定数いるのが実情のようです。

ひどいケースだと、兼業主婦の子供を「専業主婦は時間があるんだから面倒を見て!」と押し付けられたり義両親の介護を一番にやるよう言われる女性もいるとのことです。ここは、夫がいかに親戚と妻との関係を良好に保つための案を出し仲裁に入ってくれるかどうかに関わってくるかもしれません。

時には節約も必要に?

「突然夫の給料が下がってしまった!」そんな時、突然働きにいかなくてはならないと焦る方や、「子供の教育費が予想より大幅に上回ってしまい赤字になってしまいそう…」と結婚当初に考えていたライフプランから外れた予想外の出来事があった場合は、節約を余儀なくされるかもしれません。

また、夫婦二馬力よりは収入が少ない傾向にあるので日々の食費や光熱費など節約できる部分は節約をし、家計を支えている専業主婦も少なくないようです。

人生設計をした上で考えよう

結婚をしてから、女性は働くか家庭を守ることに徹するか…。夫の考え方次第で自分で自由に選択できる時代ではあると思います。

多くの女性が堅実に、そして現実的に物事を考えた上で専業主婦になりたいと考える一方で、やはり一定数いる「楽そう」という安易な考え方には筆者は疑問を感じてしまいます。調べてみる限り、家事や掃除が苦手な筆者からすると決して楽では無さそうです…。

人にはそれぞれ向き不向きがあると思います。自分が生きていく中で、どのような事をしてどのように生きていきたいのか、結婚する前から具体的なライフプランを考えておいた上で、専業主婦になりたい旨をパートナーと話し合うことが大切なのではないでしょうか。