ふるさと納税はクレジットカードも使える!仕組みとメリット徹底解剖

ふるさと納税は「大好きな自治体・守りたい自治体」のための寄付金のようなものって知っていますか?「ふるさと納税」、納税という名前が付くためにちょっと敬遠している方も多いはず。でもふるさと納税について知っていくと、「なんで今までやらなかったんだ!」と思ってしまうくらいメリットがたくさんあるんです



「ふるさとに恩返ししたい」から生まれた制度

青森県生まれのAくん。高校までは青森県の高校に通っていました。青森で作られたお米を食べ、青森の医療のサービスを受け、青森の教育を受け、すくすくと育ってきました。そして、社会人になったAくんは、東京で一人暮らし。お給料をもらったAくんは、東京に納税をしています。そんなAくん、いま住んでいる東京都には納税をしているけれど、育ててくれた青森県には納税をしていません。でも「青森県に何か恩返しがしたい!」

そういう思いで生まれたのがこの「ふるさと納税」!生まれ育った自治体だけではなく、おいしいものを作ってくれる自治体、素敵な風景を守ってくれる自治体、そんな日本各地の自治体に寄付を行うことのできる制度なんです。

どうやって申し込むの?

ふるさと納税は、自治体に直接申し込むパターンと、ふるさと納税を集めた情報サイトで申し込むパターンがあります。情報サイトの場合、寄附金の中からサイトの利用料・代行料が支払われているのだそう。「全額をその自治体に使ってほしい!」という方であれば直接自治体へ申し込むことをお勧めします。しかし、さまざまな自治体を比較して選びたいという方にとっては情報サイトの方が便利ですね!

それぞれの情報サイトによってたまるポイントがあったり、紹介している自治体もさまざま!また独自のランキングや口コミ情報などが掲載されているサイトもあるので、自分の見やすいサイトを見つけてみましょう。



「納税」だから「還付・控除」がある!

ふるさと納税は「納税」。だから、たくさん払うと「還付」「控除」がされるんです。簡単に言うと、払いすぎた税金が戻ってくる!ということ。でも戻ってくる額は人それぞれ。しかもどの税金から戻ってくるのでしょうか? 例えば、年収600万円のAさん・配偶者Bさんの家庭が、ふるさと納税として2015年の間に5つの団体に計65,000円の寄付をしたとしましょう。ふるさと納税をすると、その納税先の自治体からは寄附を証明する書類(受領書)が発行されます。そしてAさんは2015年に「寄付をしました」という証明となるその受領書を持って、確定申告をします。

すると、2016年中に【2015年の分の所得税の還付金】として6,300円が振り込まれます。もし2015年の所得税として50,000円支払っていたら、そのうち6,300円が還付=戻ってきたということ。さらに2016年に支払う【2015年分の所得から計算される住民税】の金額から、【住民税の控除】として56,700円が差し引かれて請求されるんです。お給料をもらっている人は、住民税は6月以降のお給料から差し引かれていますよね。この差し引かれる金額が減ることで、実質住民税の負担が減るということになると言えます。

つまり、ふるさと納税額は65,000円だったにも関わらず、6,300円+56,700円は返ってきて2,000円の負担だけで済んだということになるんです!しかし、この還付金や控除額って、どういう意味なんでしょうか? Aさんの家庭では、控除・還付額は6,400円と56,700円でしたね。これは各家庭の収入や家族構成によって変わる金額なんです。まず、【所得税からの還付額】は(ふるさと納税額-2,000円)×「所得税の税率」で計算されます。また、控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額等の40%が上限とされています。「所得税の税率」というのは、それぞれの所得によって変わってくるもの。 そして、住民税からの控除は「基本分」と「特例分」とに分けられて計算されます。まず、「基本分」は (ふるさと納税額-2,000円)×10%で計算されます。控除の対象となるふるさと納税額は、総所得金額等の30%が上限とされています。

「特例分」は(ふるさと納税額-2,000円)×(100%-10%(基本分)-所得税の税率)で計算されます。また、もし特例分が住民税所得割額の2割を超えてしまっている場合には(住民税所得割額)×20%で計算されることになります。 また、ふるさと納税には「実質負担額の制限」があります。上の計算式でもわかる通り、(ふるさと納税額-2,000円)の全額は控除されないため、実質負担額は2,000円を超えることになっているそう。

実際の自分の控除・還付額を知るには、シミュレーションをしてみるのが安心です!シミュレーションをするには、下記のリンクがとっても便利。給与や控除の人数、社会保険料や生命保険の控除額を記入して自分の家庭の控除・還付額を計算してみましょう。

また、正確に控除・還付額が知りたい場合は、このリンク先から無料で税理士法人と連絡をとることができます。ギリギリまで控除額を使いたい!という方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

寄附金控除シミュレーション
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ)

納税してくれた「お礼」に。

「ふるさと納税」と聞くと思い浮かべるのが、さまざまなお礼品!それぞれの自治体の特産品や宿泊券・施設優待券など様々なお礼品が揃っています。しかも、実質「ふるさと納税」をした金額から控除・還付額をひいた金額でもらえるということになります。つまり上の例で出てきたAさん家であれば、限度いっぱいまで使うと、2,000円で様々なお礼品がもらえるということが言えるんです!

このお礼品、とても2,000円では購入できないような豪華なものが揃っています。通信販売やお取り寄せをしたいと思っていたものに出会えることもありますよ!

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例えば、ふるさと納税のお礼品の中でも人気のものとして、「北海道清水町」では10,000円以上20,000円未満の寄附で「牛とろお楽しみセット」がお礼品として送られてきます。この「牛とろお楽しみセット」の中には、ボーンフリーファームの牛とろフレーク(200g)、牛とろろステーキ(100g)×2袋、牛肉のからすみ(40g)が入っています。

この「牛とろフレーク」、テレビや雑誌でも取り上げられることの多い、大人気のお取り寄せ品!実際お取り寄せをしたことがある方も多いのではないでしょうか?このセットに入っている値段を実際楽天市場で購入したとすると、牛とろフレーク(200g)が、税込2,484 円。牛とろろステーキ(100g)税込540 円×2袋、牛肉のからすみ(40g)税込1,620 円で、合計5,184円。このセットを購入するために5,184円かかるものが実質負担金2,000円で、しかもこの自治体に寄付もできると言えるんですね!

ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 全国のふるさと納税を地域・特典・使い道から選べる
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ)



「お礼」は品物だけではありません!

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さらに品物だけでない「お礼」がある自治体もあるんです。例えば、広島県神石高原町(じんせきこうげんちょう)。この町にあるピースウィンズ・ジャパンが運営している「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトをご紹介します。

このプロジェクトでは2年前から、県内の犬の殺処分をゼロにする『1000日計画』が行われています。この団体はふるさと納税の寄付金を使って、保護施設の拡大、譲渡センターを運営。広島県の犬の殺処分ゼロを目指しているのだそう。このプロジェクトからは災害救助犬『夢之丞』も誕生。日本各地の動物保護団体の先駆者としても活躍しています。

殺処分ゼロへ、保護犬舎を3倍の600頭規模に | ふるさと納税のクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ)

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2015年9月、台風18号による記録的豪雨により茨城県では多くの住民が孤立しました。住宅浸水だけではなく、農業・畜産被害も多くあり、この写真のように逃げられなかった動物たちもたくさん被害にあいました。

そういった復興のためにも、ふるさと納税は使用されています。「お礼品」というものはありませんが、確定申告で提出する「寄附金受領証明書」がもらえます。普段寄付をしている方々も、寄付先を自分で選べるふるさと納税を活用してみるのも、いいのではないでしょうか?

ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 茨城県境町 緊急寄附申込みフォーム
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ)

確定申告をしなくてもいい制度があった!

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ふるさと納税をした後に控除・還付をしてもらうためには、これまではすべての人が確定申告が必須とされてきました。自営業や医療費控除などで確定申告しなければならない人であれば、いつもの確定申告と一緒にその手続きが出来ましたが、会社で年末調整をしており確定申告をしなくて良かった人にとっては少し手間がかかっていました。

しかし、2015年4月1日から「ふるさと納税ワンストップ特例」の制度が始まり、一部の条件に当てはまる場合であれば確定申告をしなくても控除・還付ができるようになったんです。 「ふるさと納税ワンストップ特例」を受けることができるのは、確定申告の必要がない「給与所得者等」。そして、ふるさと納税をする自治体の数が5団体以内であり、ふるさと納税をするときに「特例の適用に関する申請書」を自治体に提出していることが必要となります。

その申請書の提出を受けた自治体は、ふるさと納税をしてくれた人の住んでいる自治体へ連絡をします。そうすると、ふるさと納税をした次の年の住民税が減額されるという仕組みになるんです! 確定申告をする場合と異なる点として、この申請書を提出するということに加え、【所得税からの還付額】がなくなるということがあります。しかし、控除・還付額が減るということではなく、翌年の6月以降から支払う住民税の減額に上乗せされて控除されるということになります。

クレジットカードで払えばポイントもつく!

ふるさと納税を行っている一部の自治体では、クレジットカードの支払いに対応するようになりました!これって、つまり税金をクレジットカードで払うことができているとも言えること。税金の支払いにもクレジットカードのポイントがたまり、とってもお得なんです!!

また、分割払いにも対応しているので、「40,000円のふるさと納税に申し込みたいけどお金が足りない!」という時にも便利に利用することができちゃいますね。 ふるさと納税の情報サイトの中でも、2012年の立ち上げから人気の高い「ふるさとチョイス」。ここでのクレジットカードの申し込み方はとっても簡単なんですよ!まずは、寄付をしたい自治体を選びましょう。寄付したい先が見つかったら、寄付の申し込みを行います。

ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | クレジットでチョイス
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ) すると、その自治体から寄付に必要な情報の連絡が届きます。あとは、「Yahoo!公金支払い」で必要書類や必要事項を記入するだけ。ネットの通信販売のように簡単な手続きで「ふるさと納税」の申し込みができるんです!確定申告に必要な証明書や領収証などは、後日お家に郵送されてくるのだそう。

しかも「Yahoo!公金支払い」、登録すればTポイントもたまるんです。クレジットカードのポイントもたまって、Tポイントも貯まるなんて嬉しいですね!

ふるさとチョイスとYahoo!公金支払いで申込みから決済までワンストップサービス開始! | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
参照元:ふるさとチョイス(2015年10月現在、著者調べ)

クレジットカードの名義人=住民税の納税者

一つ注意したいのが、原則として、ふるさと納税を申し込んだ方とクレジットカードの名義人が「同一」でなければならないということ!同一でないと「寄附金税額控除申告書」が有効にならないのだそう。さらに、「ふるさと寄附金」制度は寄附をした方の住民税が控除される制度のため、他の人の名義での納税だと控除の対象でなくなるのだとか。

つまり、ふるさと納税の申し込み者=クレジットカードの名義人=住民税の納税者でないといけないということと言えます。これは夫婦でもあてはまります。旦那さんの住民税の控除をしたいのに、妻名義でふるさと納税してしまった場合には、旦那さんの住民税控除はされないので注意が必要です!

Q5 妻の名前で寄附をした場合、夫の個人住民税について「ふるさと寄附金」制度の適用を受けることはできますか?
A5 「ふるさと寄附金」制度は、寄附をした方自身の個人住民税について控除が受けられる制度ですので、配偶者の方の名前で行った寄附については、対象となりません。

出典:

www.city.nagoya.jp

名古屋市:ふるさと寄附金(納税)に関する個人住民税の控除(暮らしの情報)
参照元:名古屋市(2015年10月現在、著者調べ)

楽天市場ならポイントも!

様々あるふるさと納税の情報サイトですが、楽天市場も参加しているんです。楽天会員の場合なら、会員情報がそのまま使え、クレジットカード決済もOK。しかも、寄附金額100円=楽天スーパーポイント1ポイント分がもらえるんだとか!同じ額を納税したい場合にポイントがつくのはかなり嬉しいですね!!

【楽天市場】ふるさと納税|納付先の自治体、寄附金の使い道が選べ、お礼の特産品や税金の控除もうれしい「ふるさと納税」
参照元:【楽天市場】ふるさと納税(2015年10月現在、著者調べ)

おわりに

いかがでしたか?自分の生まれ育った自治体だけでなく、大好きなものを作ってくれる自治体や旅行先でお気に入りの自治体に直接納税ができる「ふるさと納税」。これまで難しくて敬遠してきたという方も、少しやってみたいなと思ったのではないでしょうか?

魅力たっぷりの「お礼品」にも惹かれますが、それだけでなく、自分が応援したいという自治体にも納税ができるというポイントも忘れてはいけません。自分の税金が大切なもののために使われるこの制度、もっともっとみなさんに広まることを願っています。