ウォシュレットの取り付けにかかる費用とは

今や世界的にも有名な日本のウォシュレット。昔に比べてずいぶん高機能になりました。一方で価格は安くなり、手に入れやすくなってきました。今や日本の家庭の70%以上に取り付けられているようです。実際におうちのトイレにウォシュレットを取り付けるには何が必要で費用はどのくらいかかるのか、まとめてみました。



ウォシュレットをつけよう!

ウォシュレットと一般的に呼ばれていますが、もともとはTOTOが販売する温水洗浄便座の商品名です。今では、温水でお尻を洗うことのできる便座はすべてウォシュレットと呼ばれるようになっていますね。

自宅だけではなく、ホテルに泊まったとき、お店のトイレを利用するときにウォシュレットが付いているかを確認する人も多いのだとか。最近では、温度が調節できるようになっていたり、水圧、温風設定などもカスタマイズでき、至れり尽くせりな機能満載です。日本では70%の家庭に取り付けられているようです。もうすでに基本の家電として生活の中に入り込んでいるといってもいいでしょう。

日常で当たり前のように使っていたウォシュレットが「引越し先になかった!」「壊れて動かなくなった!」また、「新しくウォシュレットをつけたい!」と考えている方も多いと思います。

トイレの時間を快適にしてくれるウォシュレット。今回はウォシュレットの取り付け方に必要な手続き、かかる費用をまとめてみました。

※「ウォシュレット」の名称はTOTOの商標名ですが、便宜上この記事では温水洗浄便座のことを「ウォシュレット」と記載しています。



ウォシュレット購入前のチェックポイント

ウォシュレットを取り付ける前に確認しなくてはならないことがいくつかあります。
まずはメーカー・型番の確認が必要です。せっかく購入してもサイズが合わなければ使えないままになってしまいます。その次にコンセントがきちんと付いているかどうか。また、取り付けに必要なスペースもあります。賃貸での場合の注意事項もあります。項目それぞれがとても重要なのでひとつひとつ確認して行きましょう。

メーカー・型番を確認しましょう

取り付けようと思っているウォシュレットと自宅にある便器のメーカーや型番はわかりますか?ウォシュレットを製造しているメーカーだけでもTOTO、パナソニック、リクシルとあり、そこから販売されているウォシュレットは多種多様です。それらのウォシュレットのいずれもが自宅の便器に利用可能とは限らないのです。ですから、ご自宅の便器に取り付け可能なウォシュレットをきちんと調べましょう。
特にこだわりがなければ、自宅の便器と同じメーカーのものをつけることをお勧めします。同じメーカーのものにするほうが、適合する種類も多いためです。

また、サイズにも種類がありますので確認が必要です。たとえばTOTOの場合、ウォシュレットのサイズは2つあります。エロンゲートサイズ(大形)とレギュラーサイズ(普通)の2タイプです。違いは便器の開口部の大きさで決まります。便座を持ち上げて便座の取付け穴から便器先端までの縦の長さと、便器の開口部分のサイズを測って確認してください。サイズはTOTOのホームページでも確認できます。最近では兼用サイズがあるようです。こちらを購入すれば間違いないでしょう。

ただし、兼用サイズの場合、便座をレギュラーサイズの便器にセットした場合、ウォシュレットの先端が少し出っ張ったり、便器のふちが見える場合があります。使用には問題ありません。

もし自宅のトイレの型番がわからない場合は、きちんと寸法を測ってから購入しましょう。
ウォシュレットと便器のサイズが合わなくて取付けができないことが無いように、ここはぜひ気をつけましょう。

トイレにコンセントはありますか?

ウォシュレットは電化製品となりますので電源(100v)が必要となります。アース付きのコンセントが必要です。アース端子は安全のため絶対に必要です。
また、コンセントの位置は便器の近くになくてはいけません。電源コードの長さは約1mです。コンセントは本体コードの取り出し口から0.8m以内の壁に付いていますか?それ以上離れていたり、電源がない場合は取付け工事が必要です。コンセントの取り付け工事を行う際は必ずアース工事を行ってください。

お風呂とトイレが一緒になっているユニットバスには漏電の危険があるためウォシュレットはつけることができません。電源が要らないウォシュレットをつけるという選択肢はありますが、お湯は出ませんし、便座を暖めることもできません。

トイレ内の広さは充分ですか?

ウォシュレットを取り付けるためには、ある程度のスペースが必要となります。スペースの寸法は機種によるためこちらも確認が必要です。一般的には便器の中央から見て、左側の壁まで(255~335mm以上)、右側の壁まで(325mm以上)、手前の壁までの寸法(300mm以上)、それぞれ基準を満たしていないといけません。
また、たとえ基準以上の広さがあったとしても、配管などの障害物がないことも確認してください。

タンクが壁についているタイプの隅付形便器をお使いの場合は取付けに必要な寸法が変わってきます。購入する前に確認しましょう。

賃貸の場合は大家さんの許可が必要です

住んでいる家が賃貸の場合、大家さんまたは管理会社の許可が必要です。勝手に取り付けるとトラブルが発生することもあります。
大抵の場合は許可が下りると思いますが、退去時には原状回復しなくてはいけません。「前よりも快適なトイレにグレードアップしたのだしこのままでいいだろう」と勝手に判断してはいけません。
間違っても取り外した古い便器を処分することはないようにしてくださいね!取り外した便器や、部品は全てきちんと保管しておきましょう。

取付けにかかる費用は?

ウォシュレットを取り付けるために必要になる費用は大きく分けると2つあります。
1つはウォシュレット本体の購入費用、2つ目は取り付けの工事費です。

まずウォシュレットの本体価格ですが、安いものですと1万円台から、高いものになると10万円台の物まで様々です。
取り付け工事の費用は一般的に2万円以内のケースが相場のようです。

ではどのように選べばよいのでしょう。ポイントをまとめましたので確認してみてください。



ウォシュレットの選び方

ウォシュレットの本体価格は1~10万円台まで様々です。なぜこのように価格に幅があるのでしょう。それに、ウォシュレットの選び方も、いろいろな機能が付いてますのでどのように選んだらよいか迷ってしまいますよね。分かりやすく選ぶポイントをまとめてみました。

①貯湯式と瞬間式

まず値段の差がわかりやすく出てくるのがこの2つです。
・貯湯式
 この貯湯式はとにかく価格が安いです。とにかく安いのですが、デメリットもあります。貯湯式はタンクに一度水を貯めておき、設定温度まで暖めた温水が出される仕組みです。ですので、常に保温が必要なため電気代が比較的高くなってしまいます。 もう一つのデメリットはずっと噴射し続けているとタンク内の温水を使い切ってしまい冷たい水が出てくることになります。これはつらいですね。

・瞬間式
 こちらはタンクではなく、温水ヒーターで瞬間的に水を温めて噴射する仕組みです。使うたびに必要な分だけ暖めればよいのでお湯がなくなってしまうわけでもなく、電気代も貯湯式に比べてかかりません。
ただし、本体価格は貯湯式に比べて高めです。内部構造が複雑になりますし、グレードも高めなのでウォシュレットにこだわりたい方にはこちらをおすすめします。

わかりやすく説明すると、貯湯式はお湯を沸かしてためて常に保温している「電気ポット」のようなもの、瞬間式はお湯が必要なときにその都度短時間で沸かすことのできる「電気ケトル」のようなものと考えたらよいと思います。電気代がかかるのは電気ポットの方ですよね。

②省エネタイプ

ウォシュレットでいうところの省エネとは、「節電」と「節水」です。省エネ製品を選びたい人でしたら節電昨日や節水機能、タイマー機能が付いているかをチェックしましょう。トイレをあまり利用しない時間帯を覚えていてくれて、自動で温度を下げて節電してくれる賢い機能が付いているものもあります。

③お掃除のしやすさ

ウォシュレットは清潔を保ちたいですよね。ノズルの汚れや雑菌が気になるという方はノズルを清潔に保つことのできる機能が付いている物がおすすめです。ノズル本体をワンタッチではずす事ができて掃除しやすいもの、使用前後に自動でノズルをお掃除してくれるもの、ノズルを隠して汚れを防いでくれるものなどがあります。また、ウォシュレットが除菌水を作ってくれて便器自体も洗ってくれる機能の付いたものもあります。

④便利さ

現在のウォシュレットには様々な機能が備えられています。人が入ってきた事をセンサーでキャッチして自動でふたを開閉してくれるオート開閉機能や、ふたがゆっくり閉まってくれるソフト閉止機能があります。これを使うことで、腰をかがめる必要がなくなるので、お年寄りや、腰の悪い人にはおすすめな機能です。ふたの閉め忘れもないので節電にも繋がりますよね。

⑤快適さ

ウォシュレットにはトイレを快適な空間にしてくれる働きも持っています。温風でやさしく乾燥してくれる温風乾燥機能や、水流に強弱をつけながら心地よくお尻を洗浄してくれるリズム洗浄機能、自動で脱臭してくれるオート脱臭機能などがあります。また、トイレを香りで満たしてくれるフレグランス機能などもあるようです。

以上が選ぶ際にポイントとなるところだと思います。たくさんの機能がありますが、どれもこれもつけてしまっては製品自体の価格が高くなってしまいます。どの機能に重点を置くかを考え、予算と相談しながら選びましょう

取り付け方法

ウォシュレット本体を購入しただけではまだ使うことができません。自宅のトイレに取り付けなくてはなりません。
取り付けの手段もいくつかありますので紹介します。

①ウォシュレットを購入したお店に取り付けもお願いする

家電量販店やリフォーム会社などで購入した場合、取り付けサービスが付いていることがあります。取り付け費用は本体価格に組み込まれていたり、別料金だったりするので確認が必要ですね。購入したところで取り付けてもらえば安心感があります。それに買ったところで工事をするのなら出張料がかかりません。相場は5,000円~10,000円です。

②取付け業者に頼む

本体はネットで安く購入して取り付けだけ業者に頼む方法もあります。取り付け業者もネットで探すとたくさん出てきます。一括見積もりができるサイトもありますので利用してみても良いかと思います。
相場は7,000円~13,000円です。

取り付けの費用に関しては設置するウォシュレットのタイプによっても変わってきます。リモコン付かどうか、新規の取付けか買い替えかどうかによっても金額が変わってきますのでよく確認してみてください。

③自分で取り付ける

最近は自分で取り付ける方も増えているようです。自分で取り付ければ費用も0円です。ただし、漏水などのリスクは伴います。マンションのような集合住宅では被害が自分の家だけにとどまらない場合もあるので業者にお願いしたほうがよいかもしれないですね。
しかし、取り付け費用0円は魅力ですよね。一軒家の場合はチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。取り付け方は取扱説明書にも詳しく書いてありますし、インターネットで動画がアップされていたりします。工具も同梱されていて使う道具もプラスドライバー、メジャー、ばけつ、ぞうきんくらいとのこと。かかる時間は初心者でも1時間程度あればできるようです。

しかし、意外と頭を悩ませるのが、元の便座や古いウォシュレットの廃棄方法です。前述したとおり、賃貸の場合は原状回復が基本なので保管が必要です。
賃貸でない場合は、処分しなくてはいけません。お住まいの自治体によってゴミの分別に違いがあるので一概には言えませんが、燃えないゴミか粗大ゴミとして処分するところが多いようです。詳しくはお住まいの自治体の担当課に問い合わせてみましょう。

まとめ

ウォシュレットを使うことが日常となっている方にとって、ウォシュレットがない生活というのは考えられないものですよね。ぜひ、この記事を参考にご自分に合ったウォシュレットを取り付けて、より快適なトイレ空間を作り上げてください。

ウォシュレット本体の選び方、取付け方をどれにしたら良いか迷う場合は、時間と手間、費用、リスクのどれを重視するかを考えて検討してみることをおすすめします。