専業主婦の豆知識!カードローンって他ローンと比べて何が違う?

「カードローン」という言葉をよく聞くけれど、実際どんなローンなの?とりあえず生活費で困った時に専業主婦はカードローンを検討すればいいの?いいえ、そんなことはありません。どんなふうに借りて何にお金を使うかによって他のローンの方が家庭状況に向いているかもしれません。各種ローンをカードローンと比較しながら説明します。



カードローンという名前をよく聞くけど……

生活費や少額のお金を借りる場合、とりあえずカードローンと思っていませんか?

お金が足りない、資金を用意したいという場合、「何にお金を使うか」「どのくらいの額が必要か」は人それぞれだと思います。あなたに合い、借りられる他のローンサービスがあるかもしれません。「とりあえずカードローン」ではなく、色々なサービスの違いを把握して、自分が求める資金に合ったローンサービスを活用することが重要です。

生活費が足りないからカードローンを頼んでみようと思っているけど。お金が足りないからローンを検討しているけど、とりあえず有名どころのカードローンがいいのかな?そんな方のために、カードローンの特徴とサービス内容を他サービスと比較しつつ優しく解説いたします。

カードローンとは?

カードローンとは、色々な金融機関や消費者金融で行っているお金を貸すサービスの一つです。

サービスに申し込むと、その名前の通りにカードを作成することになります。また、既にその金融機関と何らかのサービスを契約している場合は、そのサービスのカードにカードローン機能を付与する場合もあります。カードを作成し、そのカードを使ってATMなどで必要な時に自分の限度額(枠)内で自由にお金を借りて使う、それがカードローンです。

■カードを使って借りるから「カード」
■お金を借りるから「ローン」

「カードローン」と言われてしまえば「どんなサービスなんだ?」と実態がつかめないところがありますが、サービス名をこのように分解してみると実に単純に名づけられていることが分かります。ただ、カードローンは全ての消費者金融、金融機関で行っている「カードを使って限度額(枠)内で必要額だけ自由に借りるサービス」の総称として使われています。企業によってはサービス内容を確認するまでまったくカードローンだと分からないようなサービス名がついていることもあります。

カードを使ってお金を借りるからローン。これがカードローンサービス全般の特徴ですので、名前は違ってもサービス内容からカードローンの一種だと判断することができます。

申し込みが手軽で、審査結果は即日または長くても一週間から二週間くらいで出ます。審査や条件も比較的基準が低いです。枠内で貸し借りしたい、少額だけ借りたい、これといった目的はないけど借りたい、家族に内緒で借りたい、という場合は重宝するローンです。また、収入のない専業主婦も利用することができる種類もありますので、専業主婦が自分の名前で借り入れる場合は利用すべきローンだと言えます。



各種ローンサービスとの違いと比較

カードローンと他のローンサービスとの違いは、「目的」と「借りる額の大体の目安」です。それぞれのローンにはそのローンを利用して借りたお金を何に利用するかという目的と、その目的のためには大体このくらいの金額が必要だろうという貸出金額の範囲・目安が決められています。

キャッシングとは何が違うの?

同じくお金を借りるサービスとして「キャッシング」というサービスの名前をよく耳にします。どちらもよく聞く上に何となくお金を借りることだと分かるため、具体的にその境界線はどこなの?と首を傾げてしまいますよね。キャッシングとカードローンにはもちろん明確な違いがあります。

カードローンはカードを使って設定した限度額(枠)の中でお金を借りることです。

例えば枠が10万円だったら、その枠の中で何時でも自由にお金を借りることができるわけです。生活費が足りないから2万円借りた直後に急にお葬式の御霊前を包まなければならなくなって3万円下ろすこともできます。10万円の枠内であれば自由に、小刻みに、必要な分だけ借りることができます。10万円の枠内であればいいのです。

また、設定した枠を使い切る必要はありません。設定された限度額内で借りてくださいね、というのがカードローンです。返済の場合も一括で返済することもできますし、各企業が定めている範囲で少しずつ返済することもできます。使い方、借り方、返済の仕方に融通が利くという面があるのもカードローンです。対し、キャッシングの場合は、10万円であれば10万円どんとお金を借りることになります。そして、基本的に一気に借りた金額を返すことになります。

キャッシングはカードローンと重なる性質も持っています。申し込みが簡単で、審査や条件も比較的基準が低いところも同じです。枠内で貸し借りしたい、少額だけ借りたい、これといった目的はないけど借りたい、家族に内緒で借りたい、という場合は重宝する借り方です。カードローンとどちらを使うかは、受付け条件に自分が合致しているかどうかと借り方の差、金利の差ということになります。

住宅ローンとカードローン

住宅ローンの場合は、家を建てることや購入すること、土地を整えることや購入することに充てるという目的を設定しているローンで、目的が目的ですので金額の目安もかなりの高額に設定されています。借入申し込みの限度額が1億円などという場合もあります。日本で募集しているローンの中でも、最も目的と金額目安の面で高額なローンと言えるでしょう。

近年の住宅ローンは、ローン申し込み者だけに家事代行サービスや女性だけの特典がつくこともあります。また、家の購入代や建築代だけでなく、内部調度の購入にも充てることができると定められているタイプも多くあります。

リフォームの場合は、高額であれば住宅ローンの利用を検討することが必要ですし、数十万から数百万であればリフォーム専門のローンも出ていますので、そちらの検討をすることもお勧めです。また、住宅ローンを組んだ場合は他のローンサービスが利用し難くなります。もちろんできないわけではありません。少額のローンは問題なく組めますが、額の大きくなるローンの場合は内部審査で「この人、住宅ローンで数千万の残高があるけど、もっと借りたら果たして返せるかな?」という話になり、お断りという結果になることもあります。

近年の金融機関の住宅ローンには、そういった事情を見越して、住宅ローンを組んでいる人だけが申し込める無目的ローンを用意していることもあります。住宅ローンは高額の借り入れだから他のローン審査に響くでしょう、だから住宅ローンのお客さんにはうちで何に使ってもいいローンサービスを用意するよ!ということです。

住宅ローンとカードローンでは性質が大きく異なっています。額の関係上、家族に内緒で借りることはできません。カードローンの場合は「少額の借り入れだったらいりませんよ」とされていることのある書類も、住宅ローンの場合はきっちり必要になります。手続きも即日即決ということはまずありませんし、条件に年収要件や勤続年数要件が絡むことも多く、収入のある主婦は借りることが可能な場合もありますが、専業主婦が単独で借り入れることは不可能です。

家族で話し合いの上で、世帯収入や夫の仕事状況を踏まえた上で活用しましょう。上手く使えれば、家関係の目的においてはカードローンより利息が低くかつ特典が多く使うこともできるローンです。

リフォームローンとカードローン

リフォームローンは住宅の修繕だけでなく、配管や庭を整えることにも使うことができるローンです。金融機関側は借りる額の目安を住宅ローンより低めに設定しており、最高融資額も概ね数百万程度です。新築、中古問わず住宅を購入するには最大融資額が低すぎますし、ローンの目的自体が異なりますので不動産の購入に充てるためにこのローンを申し込むことはまずないでしょう。

しかし、家の外壁を修繕したい、水道管を更生したいなどの場合は重宝なローンです。また、雪国に住んでいる人には嬉しい、雪にまつわるトラブルにも活用可能なローンでもあります。住宅ローンを既に借りている人に特典としてリフォームローンが用意されている場合もあります。

カードローンとの違いは、主にローンの目的です。家を修繕することが資金の使い道です。カードローンは使途の目的が厳密に定まっていないローンですが、リフォームローンは主に不動産と不動産の修繕に関わる資金と目的が狭い範囲で定められています。

融資の限度額に関しては、カードローンとリフォームローンでは大差はありません。ですから、リフォーム資金をカードローンで工面するという使い方も可能です。家の修繕に近いのだけど、ぎりぎりリフォームローンの範囲ではないという場合もリフォームローンの代わりにカードローンを活用することができます。

カードローンとリフォームローンを選択可能な場合は、金利と特典、それから手続きの内容で決めるのが良いでしょう。同じ10万円をどちらで借りればより金利が安く済むのか、どのような返済の仕方があるのか、ローンに魅力的な特典はあるのか(住宅ローンのように、リフォームローンにも特典があることがあります)、家族と話し合いの上でローンを組むのかそれとも家族に内緒で借りたいのかが選択のポイントになります。

カードローンは専業主婦でも家族に内緒で素早く借りられるローンですが、リフォームローンは住宅ローンより借入額の範囲は狭く低いとはいえ、内緒で借りることは難しいでしょう。

自動車ローンとカードローン

自動車ローンは自動車の購入資金のためなど、自動車に関わることを目的に作られたローンです。その使い道は主に自動車関係に限定されており、ローンを借りることで利用できるサービスもロードサービス系などがそろっています。

自動車ローンは住宅ローンより借入額が少ないローンです。ですから審査時間も短いですし、金融機関によってはすぐに返事をよこすところもあります。

カードローンと自動車ローンには、金融機関側が設定している借りる額の大体の目安には大差がありません。住宅ローンの場合の目安額は数千万ですが、カードローンやリフォームローン、自動車ローンは多くても数百万といったところでしょう。ですから、この自動車ローンもカードローンを代わりに使うことのできるローンです。

自動車関係にお金を使いたい場合は最初から「自動車だから自動車ローン」と決めてしまわず、金利や特典、お金の使い方、必要額にどちらが合っているかという面を比較して決めるのが良いでしょう。

教育ローンとカードローン

近年のローンは、条件を幅広く解釈する傾向にあります。教育ローンの場合も厳密に「学費じゃなきゃだめ!」ということはなく、学業に関する幅広い資金を目的として融資を行っています。条件は金融機関によって異なりますが、「え、これも教育ローンでフォローできるの?」という部分まで対象にしていることもあります。

教育ローンのフォロー分野も、カードローンで対応は可能です。ただし、四年制大学にかかる学費をどんと借りてしまいたい場合はカードローンでは少々役不足ですし、金利の面でも教育ローンに一歩譲るかもしれません。カードローンが優れているのは臨機応変に枠内で貸し借りができるという点と家族に内緒で借りれるという点ですので、学費に生活費を回したら今月だけ赤字!という場合には、カードローンでの対処が相応しいと言えます。

教育ローンを借りても、時に生活費に赤字がでることもあるでしょう。そんな時の補助としてカードローンの活用をお勧めします。

最後に

カードローンと他ローンのことを簡単に比較しながらご説明しました。

家を買う、家を修理する、学費のため、車を買う、こういった目的が定まっていれば、「車だから自動車ローン」「リフォームだからリフォームローンだな」という考えに至りがちです。また、カードローンは専業主婦がお金を借りる方法として有名であることから、「じゃあカードローンかな」と結論を出してしまうこともあると思います。

しかし、ちょっとお待ちください。本当にそのローンでいいのですか?と、十数えてから考えてみてください。ローンとローンが同じ分野をフォローしていることもありますので、単純に車なら自動車ローンというふうには考えず、色々なローンの分野を越えて検討してみることも重要です。

車の部品くらいなら、生活スタイルや返済計画に合わせて、かえって自動車関連ローンではなくカードローンで借りてしまった方が使い勝手が良いこともありますし、家の修繕費用12万円で家計を圧迫しているというのなら、カードローンでも借りることができます。当然、リフォームローンもターゲットになりますので、後は金利と特典次第というところです。

確かに内緒でお金を借りたいというニーズは感じますが、専業主婦だからといって全てが全て内緒内密に運びたいというわけでもないでしょう。周囲に内緒の場合はカードローンは確かに優れた方法ですが、家族が承諾の上ならあえてカードローンにこだわる必要はありません。面白い特典のあるローンや、金利面で優遇のあるローンはたくさんあります。

■カードローンは決まった枠の中で流動的にお金を借りる方法
■返済も、借り方も、比較的融通が利く
■手続きの際の書類も、他のローンで必要な書類が不要な場合もある
■書類不要というメリットがある場合、金利が高い傾向がある
■審査結果は即日、最低でも二週間くらいで出る(明日すぐに必要な場合に頼りになる)
■家族に内緒で借りることもできる(他のローンは家族に内緒は難しい)
■「このために使ってください」という目的が厳しく決まっていない
■だからこそ、他ローンの代わりにも使える
■特に自動車ローンやリフォームローンの代わりには使いやすい
■他ローンと比較する場合は、金利・特典・必要額の面で比較検討すると選びやすい
■教育ローンそのものとしては使い難いが、学費によって生活が困った時の頼みの綱にはなる
■他のローンに比べ、金利の優遇や特典が少ない

以上がカードローンの特徴です。
この特徴を踏まえ、自分は何のために借りるのか、家族に秘密にしたいのかそれとも家族も承知の上でローンを選ぶのか、特典や金利の優遇に対してはどんなことを思っているのか、額はどれくらい必要なのかを踏まえた上で、ローン種類の垣根を越えた上で選択をして欲しいと思います。 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。