介護費用いくら必要?様々な<ケア別>自己負担額まとめ

介護費用って気になりますよね。自分の両親がいつ必要になってもいいように、貯金をしておきたい。また、自分もいずれ必要になった場合のために貯金をしておきたい。どういう介護が必要になるかによっても金額は異なります。詳しくご紹介してきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



介護費用はいくら必要か?

ついに自分の親の介護が必要になっきてしまった。いったい介護費用はいくらくらいかかるんだろう?介護費用は介護がどの程度必要なのかによって、保険の補償金額が異なってきます。また、補償金額は主に自宅で介護する上でかかる費用のみの負担となりますので、その他のデイサービスなどの費用は自己負担になります。

しかし、介護が必要になってしまっても楽しんで生活してもらいたいですよね。また、もし自分が介護を必要とするようになっても困らないように、今から貯蓄しておく必要もあるでしょう。また、介護保険に入っていない方は早めに入るようにしましょう。入っているだけでかなり負担額を減らすことが出来ます。



介護費用の自己負担は?

介護費用出来になるのが、自己負担ですよね。介護が必要な上に、費用もかさむと精神的な負担もかなり出てきます。しかし、介護保険から結構負担してくれますので、月々の負担額は平均3万〜5万円ほどです。要介護レベルにもよりますので詳しく見ていきましょう。

介護レベルによる自己負担額

約1ヶ月の目安です。

▪️要支援1
 日常生活はほぼ自分でできるが、一部支援が必要なところがある。
 保険利用限度額5万円、自己負担5千円

▪️要支援2
 立ち上がる時や、歩く時が少し不安定。
 保険利用限度額10万5千円、自己負担1万円

▪️要介護1
 立ち上がる時や、歩く時が少し不安定。トイレや入浴は少し介助が必要。
 保険利用限度額16万円、自己負担1万5千円

▪️要介護2
 立ち上がる時や、歩く時に支えが必要。トイレや入浴は少し介助が必要。
 保険利用限度額19万5千円、自己負担2万円

▪️要介護3
 立ち上がり、歩行が一人では困難。トイレや入浴はほぼ全て介助が必要。
 保険利用限度額26万円、自己負担2万5千円

▪️要介護4
 日常生活において介助が必要。
 保険利用限度額30万円、自己負担3万円

▪️要介護5
 日常生活全てに介助が必要。
 保険利用限度額35万円、自己負担3万円

この他にも、ヘルパー派遣を依頼したり、家事代行サービスなどを利用すると全額自己負担になります。
 

要介護認定 |厚生労働省
参照元:厚生労働省(2015年11月、著者調べ)

介護保険の補償となるものとは?

介護保険の補償の対象となるものはどのようなものがあるのでしょうか?基本的には、「在宅ケア」として介護に必要となるものが対象となっています。

▪️病院、介護施設の費用
▪️手すりや段差改善など、住宅改修費用

などが主となります。要介護レベルによってももらえる金額が異なりますので、把握した上で住宅改修をしたほうがいいでしょう。

自宅に訪問する介護

介護のサービスは、自宅で行うものもあれば、施設に通うものなど色々な種類のサービスがあります。主に、要支援レベルの人に使われている自宅訪問介護についてご紹介したいと思います。

訪問介護

訪問介護は、利用者が可能な限り自宅で生活できるように、手助けをするサービスです。主に、食事、排泄、入浴、掃除、洗濯、買い物、料理などを支援します。日常生活ではない、草むしりや大掃除などは支援の対象外となります。

<費用(利用者負担1割)>
▪️要支援1・2(1ヶ月)
・週1回の利用/1千円
・週2回の利用/2千円
・(要支援2の方で)週2回以上の利用/3千5百円〜

▪️要介護1〜5(1回)
・身体介護/30分未満250円、1時間未満400円、1時間以上560円
・生活援助/45分未満200円、45分以上230円
 

訪問入浴介護

訪問入浴介護は、入浴のお手伝いをしてくれる介護サービスです。看護職員と介護職員が浴槽を持参して入浴の介助をしてくれます。結構力仕事になりますし、仕事で忙しい家族がなかなかお風呂に入れてあげられない家庭には便利なサービスです。

<1回の費用>
▪️要支援1・2/850円
▪️要介護1〜5/1,200円

訪問看護

訪問看護は、その名の通り看護師さんが家にきて、主治医のもとで身体の状態を見てくれるサービスです。主に、血圧、脈拍、体温測定、病状チェックに加え、排出、入浴、洗髪なども行ってくれます。また、その方の病状によってカテーテルやドレーンチューブの管理などもおこなってくれます。

<費用>
▪️訪問看護ステーションから
 20分未満/300円
 30分以上/800円
 1時間以上/1,000円

▪️病院や診療所から
 20分未満/300円
 30分以上/500円
 1時間以上/8,000円

▪️定期巡回
 1ヶ月/3,000円

訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーションは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが自宅を訪問し、日々の生活の自立に向けたリハビリを行ってくれるサービスです。なかなか、リハビリをするところまで連れていくのは難しいですが、来てくれるだけで家族の負担が少なくすみます。

<1回の費用>
約300円

夜間対応型訪問介護

24時間、安心して自立した生活を送ることができるよう、夜間帯にホームペルパーが訪問してくれます。サービスの種類は2種類あり、「定期巡回」と「随時対応」のサービスがあります。

「定期巡回」は夜間18時〜8時に定期的な訪問をして、排泄や安全の確認をしてもらえます。「随時対応」はベッドから落ちてしまって自分で起き上がれない時などに、介助の手助けや救急車を呼んでもらうことができるサービスです。家族が近くにいない人にとっては安心できるサービスですね。

対象は要介護1〜5の方です。金額は1回300円〜1,000円ほどです。

定期巡回、随時対応型訪問介護

夜間対応型訪問介護と違うのは、24時間365日対応してくれるサービスということです。一人で生活していて、心配なのは夜だけではなく昼間もという方もいると思います。このサービスであればいつでも対応してくれますので、入っているだけで安心です。また、介護員だけではなく、看護師も連携しているため、何かあった時はすぐに駆けつけてくれます。

対象は要介護1〜5の人。
費用は訪問看護サービスを受ける場合は、8,000円〜3万円。訪問看護サービスを受けない場合は5,000円〜2万5千円ほど。

公表されている介護サービスについて | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」
参照元:介護事業所(2015年11月、著者調べ)



施設に通うサービス

訪問看護だけでも大丈夫ですが、外に出ないと引きこもりや孤独感を感じてしまうことも。そんな精神的な面でも改善してくれるサービスが沢山あります。

デイサービス

デイサービスでは、孤独感を感じている人々の憩いの場にもなる施設です。月に1回でも、週に1回でも参加することで、心身機能の維持に繋がります。また、一緒に住んでいる家族でも、なかなか忙しくて相手にしてもらえないもの。デイサービスにこれば、高齢者同士の交流があり一緒に話す友達もできます。基本的に自宅から施設までは送迎をしてくれるので、とても助かるサービスです。

また、施設設では、食事や入浴だけではなく、生活機能向上のための訓練や口腔機能向上サービスも受けることができます。何もしていない日々を送っていると、どんどん身体の機能はおとろえていくばかりです。定期的にデイサービスに通い、介護レベルを上げない予防策も大切になってくるでしょう。

費用は100円〜1,500円など、デイサービスで行うサービスの選び方で金額も異なります。

デイケア

デイサービスでは、他の高齢者との交流する時間がありますが、デイケアは特にありません。リハビリテーションの施設に行き、病院や診療所に行ったり、食事や入浴を行うサービスです。ここでは、「運動器の機能向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」などに関するサービスを受けることができます。ここでも、予防システムをいろいろと受けることができます。

<費用>
▪️要支援1・2
 1回/150円〜1,800円

▪️要介護1〜5
 1ヶ月/700円〜1,500円

療養通所介護

療養通所介護は常に看護師による観察を必要とする病気が対象となるサービスです。主に、認知症、脳血管疾患後遺症等の重度要介護者又はがん末期患者を対象にしています。施設では、食事や入浴生活機能向上のための訓練や口腔機能向上サービスなどを行ってくれます。また、自宅から施設まで送迎サービスもついてくるのでとても便利なサービスです。

また、医師や訪問看護ステーションと連携をとってくれているサービスなので、安心して通うことができます。

要介護1〜5の方が対象。費用は、6時間未満であれば1,000円、8時間未満は1,500円ほどです。

認知症対応型通所介護

認知症対応型通所介護は認知症の方を対象にした介助を提供するサービスです。認知症の利用者が、デイサービスやグループホームなどに通い、食事や入浴、生活機能の向上訓練などを行ってくれるサービスです。認知症でなかなか外に出ることができなく、孤独感やストレスが溜まってしまった方の憩いの場にもなっています。また、入浴などもしてくれるので、家族の介護負担の軽減にもなります。

<1回の費用>
▪️要支援1・2/1,000円
▪️要介護1〜5/1,000円〜1,500円

ショートステイ

ショートステイ(短期入所生活介護)は、30日以内であれば施設に宿泊できるサービスです。利用できる条件は、利用者の心身の状態や病状が良くない場合や、介護者(家族)の病気・冠婚葬祭・出張、または、介護者(家族)の身体的・精神的負担の軽減のために利用できるサービスです。介護に疲れてしまった場合でも利用できますので、負担がかかっている時は介護者が病気になる前に利用しましょう。

費用は、1日の利用で500円〜800円ほどです。食事や滞在費などの日常生活費は別途負担が必要になることもありますので、必ず確認をしておきましょう。

施設での生活

介護老人福祉施設

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、常に介護が必要な方を生活向上の支援や機能訓練、療養上の世話などをして、在宅復帰できるようにサービスを提供する施設です。また、対象外の方は要支援1・2の方と新たに入所する要介護1・2の人もやむを得ない理由がない限り利用できません。介護老人保健施設であれば、要介護1・2の方でも利用できます。

費用は1日につき700円前後ですが、施設サービス費の他、居住費・食費・日常生活費などが別途かかりますので、毎日となると安くはない金額になってくるでしょう。

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は、長期にわたって療養が必要な方を受け入れ、可能な限り自宅で自立した生活ができるよう介護を提供するサービスです。主に、機能訓練や必要な医療などを行います。対象は要介護1〜5の方です。こちらも施設サービス費の他、居住費・食費・日常生活費などが別途負担しなければなりません。

費用は1日につき600円〜1,300円ほどです。要介護の数字が大きくなるにつれて、金額も高くなっていきます。

特定施設入居者生活介護

特定施設入居者生活介護の指定を受けた有料老人ホームなどには、外部の介護サービス事業者と連携してサービスを提供する施設もあります。その外部サービスとは、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーション、福祉用具貸与などです。こちらのサービスを有料の老人ホームで暮らしながら受けることができます。

<費用>
▪️要支援1・2
 1日/300円

▪️要介護1〜5
 1回/500円〜800円

まとめ

いかがでしたでしょうか。介護レベルが大きくなるにつれて、保険の補償金額も大きくなりますが、その他のサービスをどれだけ行うかによっても自己負担が変わってきます。日々仕事をしながらの介護生活は、一緒に住む家族の負担にもなってきてしまいますので、ショートステイなどを利用して、家族もストレスの溜まらない工夫した日々が大切になってくるかと思います。

介護が必要になってしまった本人は、一番心が痛んでいると思います。その気持ちを察知して、助け合う素敵な日々を送りましょう!人は高齢になると、また赤ちゃんに戻っていくといいます。ご両親は、自分が赤ちゃんだった時、食事もお風呂もトイレも全部お世話をしてくれたはずです。だから今、こうして生きていられます。その恩返しをする時期に来たと言っても間違いではないでしょう。

どうして出来ないのだろうではなく、出来ないのが当たり前という風に思っているだけで気持ちが楽になります。育児も介護も自分の気持ち次第で楽しく行うことができますので、どうせやるなら楽しく幸せを噛みしめながら行いましょう!