もう捨てない!もやしが3倍長持ちする保存方法まとめ

節約食材の代表格・もやし。その安さと使いやすさが魅力ですが、日持ちしないのが難点ですよね。そんなもやしを、通常の3倍近く長持ちさせる方法があるって知ってましたか?知ってると知らないじゃ大違い、もやしの正しい保存方法をまとめました。



もやしを長持ちさせる保存方法

保存食としてのもやし

特売なら10円台で手に入り、高くても50円まで…と安くておいしくて調理も簡単なもやしは、節約食材の王様とも言える存在といえるかもしれません。スーパーに買い物に行くと、必ず買うという人も多いと思います。

そんなもやしの唯一の欠点は、とにかく足が早いこと。買った翌日には水が出てきて、3日も経つと変な臭いがしてくることもしばしば。使い切れずに泣く泣く捨てたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、そんなもやしを少しでも長持ちさせる保存方法を紹介します。これを知れば、もやしを2、3袋まとめ買いしても怖くない! 節約生活にもきっと役立ちますよ。

もやしの保存期間を延ばすには?

もやしの保存方法は諸説あるようですが、もやしがすぐに傷むのは袋詰めされても生きて成長し続けているからなのだそうです。一説によると、この成長を止めることによって、少し長持ちするようにできると言われています。

「生きているなら成長を止めないほうが新鮮なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、日の当たらない衛生的な環境で生産育成され、適度に成長した段階で出荷されるもやしが、袋の中で生きるのは大変困難でしょう。もやしの保存は温度が命だと言われています。保存状態が良くないと、水浸しになり変色するのもあっと言う間です。

もやしはできれば買い物道中も保冷するなどして低温に保ち、帰ったらすぐ冷蔵庫、あればチルドルームに入れましょう。野菜室に入れる人もいると思われますが、これは間違いのようです。もやしは0~1℃前後での保存が最適だと言われています。買って2日ほどで食べきるのであれば、袋のままチルドルームに入れておくといいでしょう。

もやしは本来なら買ってすぐ、その日にいただくのが最もおいしい食べ方です。しかし買い物の頻度が多くなるのは無駄遣いのもと、できるだけ買いだめしておきたいですよね。それでは、もやしを長持ちさせる保存方法について何通りか見ていきましょう。

意外と知らないチルドルームの使い方。もやしやブロッコリーはチルドルームへ! | 人生は整理整頓
参照元:有限会社ジェイ・ドレス(2016年3月著者調べ)



もやし<冷蔵庫での保存方法・保存期間>

保存方法1.水に浸けて長持ち

もやしの保存は冷蔵が基本です。前述しましたが、野菜室ではなく冷蔵庫、できればチルド室で保存すると最も良い状態を保てるようです。買ってきた袋のままでもいいのですが、開封後や少しでも長持ちさせたい場合は、以下のようにするとよいでしょう。

1.もやしをさっと水洗いし、タッパーなどの容器に入れる
2.もやしが浸るくらいに水を張り、蓋をして冷蔵庫へ
3.毎日水を替える(水替えをサボってしまうと傷みやすい)

水替えが少し面倒に感じるかもしれませんが、これだけで鮮度をぐんと長持ちさせられます。ただし水につけておくことで、もやしに含まれる栄養素が多少流れ出てしまいます。そのため、食感を重視する場合や、とにかく少しでも長持ちさせたい場合にオススメです。もやしの栄養もしっかり摂りたいなら、水につけずにできるだけ早く使い切りましょう。

保存方法2.熱湯でサッとゆでる

もやしは水から茹でる派の人が多かったのですが、たっぷりのお湯をしっかり沸騰させてからもやしを入れサッと茹でて、すぐザルにあげるのが最もシャキシャキ感が損なわれないということでした。水をかけずに自然に冷ましましょう。

2~3分と長めに茹でるという人も多いと思われますが、保存が目的ならサッと数秒お湯にくぐらせる程度、または上から熱湯をかけるだけでもいいと言われています。料理する場合もシャキシャキ感を残したいなら、ゆで時間は15秒以内にしておきましょう。

ザルにあげてしっかり水気を切り、粗熱が取れてから密閉容器に入れて冷蔵します。高熱を加えることでもやしの呼吸(成長)が止まり、保存期間を購入日から3~4日程度まで延ばせると言われています。

保存方法3.レンジでチン!

最も簡単な方法です。この方法はあるテレビ番組で紹介されていたということなのですが、なんのテレビ番組なのかの情報は得られませんでした。購入してきた袋の上部を少し切って穴を開け、レンジで15秒チンするという方法です。

これも加熱によって、もやしの呼吸を止める効果があるために保存期間を延ばせると言われているようです。その後袋のまま冷蔵庫で保存すると、保存方法2の茹でてから冷蔵する場合と同様、3~4日目程度まで美味しさを保てるということです。

冷蔵庫での保存期間目安

Q&A | もやし生産者協会
参照元:もやし生産者協会(2016年3月著者調べ) 基本的にはもやしは消費期限内に食べきるのが最も美味しさを保てます。袋のまま冷蔵するなら2日程度と言われていますが、チルドルームなら6日間食感を保ったまま保存できると言う情報もありました。

水につけておけば3~7日程度と、そのままの状態より3倍近い期間保存できます。封を開けたら翌日には使い切るのが理想。余ったもやしは、翌日使い切れそうになければ水につけてしまいましょう。茹でたものやレンジで加熱したものの保存期間は3~4日程度だと思われます。

個人的には買ってきた状態のままで、チルドルームに入れておくのが最も手軽に新鮮さと食感を保てるという気がします。使いかけのものは水に浸けて保存するといいのではないでしょうか。

もやし<冷凍庫での保存方法・保存期間>

もやしは冷凍保存には不向き

もやしは冷凍すると、シャキシャキした食感が失われてしまいます。これはもやしの食物繊維が壊れてしまうためで、冷凍する以上ある程度の食感のダメージは避けられません。もやしの冷凍方法にはいくつか種類がありますが、食感をできるだけ損なわない、かつ簡単なものを3つ紹介します。

・袋のまま冷凍する
買ってきた袋を開けずに、もやしを平らにならしてそのまま冷凍する方法です。使うときには軽く水洗いして、凍ったまま調理に使いましょう。

・水洗いしてから冷凍する
もやしを一度水洗いし、水気を切ってから保存袋に入れて冷凍します。

・茹でてから冷凍する
熱湯で軽く湯通しし、冷水で冷ましてから水気を切って、保存袋に入れて冷凍します。

いずれの場合も、冷凍する前にしっかり水気を切ることがポイント。こうした方が、食べたときの食感が良くなります。また、使う量ごとにラップなどで小分けにしておくと、すぐ使えるので便利です。特に味噌汁などに使うときは、一杯分ずつ小分けにしておくと使いやすいでしょう。

冷凍保存すると栄養価は?

もやしは中国では疲労回復・滋養強壮、沖縄では長寿の秘薬とされるほど栄養豊かな食べ物です。
大豆の段階では微量であるアミラーゼという消化酵素やビタミンCが、発芽しもやしとなることで増え、胃腸に優しい食べ物に変化します。

またタンパク質、カルシウム、鉄分、食物繊維、ミネラル、ビタミンB1が豊富に含まれています。動脈硬化予防に効果的だと言われるアスパラギン酸も含まれ、これにはエネルギー代謝を助長する効果もあります。

しかしせっかくの栄養豊富なもやしも、冷凍することにより食物繊維が破壊され、水分が出てきます。もやしは9割以上が水分ですので、冷凍するには不向きな食材なのです。できるだけ冷蔵保存し、早めに食べるのが望ましいでしょう。

どうしても冷凍したいときは、加熱せずにそのまま冷凍し、調理の際には解凍せず使用するのが最も食感を損なわないと言われますが、食物繊維が破壊されてしまうのは残念ですね。

サラダコスモ:【機能性表示食品】大豆イソフラボン 子大豆もやし – 商品ラインナップ
参照元:株式会社サラダコスモ(2016年3月著者調べ)

冷凍での保存期間目安

2~3週間が目安です。冷凍していても劣化の早い食材なので、過信せずに早めに使いましょう。

冷凍保存もやしを美味しく食べるコツ

冷凍したもやしはどうしてもベチャッとした食感になりがちです。食感を楽しむような炒め物などは避け、煮込み料理や汁物の具として食べるとよいでしょう。しんなりさせて使うナムルなどにするのもオススメです。また、調理する際は凍ったまま使いましょう。自然解凍させると、より水分が出てしまいます。



もやしの保存食レシピ

もやしのナムル|レシピと保存期間

▼材料
・豆もやし1袋・ネギ少々・ごま油大さじ2・砂糖小さじ1・味塩コショウ少々

▼作り方
・ボウルに調味料を混ぜ、沸騰したお湯でジャスト1分茹でる
・茹であがったらよく水を切り、調味料ともやし・みじん切りにしたネギと和える

もやしのナムルは冷蔵保存でせいぜい2日といったところでしょう。もやし自体が長持ちしないので、調理してまで長期保存するのは栄養面からもお勧めできませんが、冷凍であれば1週間程度保存できるようです。

もやし炒め|レシピと保存期間

▼材料
・もやし1袋・鶏ミンチ100g・エリンギ小2本・ピーマン2個・塩少々
・◎調味たれ(鶏がらスープの素大さじ1・オイスターソース大さじ1・ラー油小さじ1)

▼作り方
・フライパンで、鶏ミンチを弱火で炒める
・ミンチをよく炒めたら、もやし・エリンギ・ピーマンを入れ軽く塩を振る
・強火にして◎を混ぜかけピーマンの色が鮮やかになったら火から下ろす

保存期間は冷蔵で4~5日、冷凍で10日ほどだそうですが、なるべく早めに食べるようにしましょう。

アラカルトもやし炒め | アスナ株式会社:もやし・カット野菜・カットサラダ・きざみネギの野菜及び関連商品の開発・製造・販売
参照元:アスナ株式会社(2016年3月著者調べ)

やってはいけないこと

もやしの保存と調理において、やってはいけないことは次の2つです。

・常温保存
もやしは常温では保存できません。季節によってはたった数時間で腐ってしまうこともあるほど、足の早い食材なのです。

・生食
もやしはその栽培方法ゆえに細菌などへの抵抗力が低く、日光による殺菌もされません。そのため細菌が繁殖しやすく、生で食べると最悪の場合、食中毒になる危険性があります。生食用のもやしもあるようですが、明記されていない場合は必ず加熱調理するようにします。

もやし保存法まとめ

いかがでしょうか。冷蔵・冷凍それぞれをまとめると、以下のようになります。

●冷蔵
・メリット:シャキシャキの食感が保てる
・デメリット:あまり長持ちしない

●冷凍
・メリット:ある程度長期保存ができる
・デメリット:冷蔵よりも食感が劣る

炒め物やサラダなど、食感を楽しみたい料理には冷蔵を。汁物や和え物など、食感があまり気にならない料理には冷凍を選択するとよいでしょう。もやし専用のタッパーを用意して、毎晩(あるいは毎朝)の水替えを習慣にしてしまうのもいいですね。

また買ってきて新鮮なまま袋から出していない状態であれば、チルドルームに入れて保存するだけで6日間程度は消費期限までのものと遜色ない状態が保てると言われています。

もやしを使い切れずに捨ててしまっていたという方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。もったいないという罪悪感はもちろん、食費も一緒に減らせるかもしれませんよ。