生命保険の賢い選び方はこれ!保険の「三角、四角」を知るとカンタンに保障内容がわかるんです。

生命保険に入ろうと思った時にもらう設計書。「なんだか図が描いてあるけどこれ何だろう?」と思ったことはありますか?実はこの図がわかると自分にぴったりな保険を選ぶのにとても便利なんですよ。保険の形を知って保険選びに役立てましょう!



生命保険の形とは?

設計書に書いてある図って何?

生命保険の加入を検討している時に保険会社の営業社員や保険代理店などから保険の設計書をもらいますよね。その設計書に四角や棒みたいな図がいろいろ描いてあると思います。この図って一体何かわかりますか?

説明してもらったけど忘れてしまった、よくわからなかったという人はここでもう一度確認しておきましょう。これから保険を検討する人はぜひ参考にしてください。

貯蓄は三角、保険は四角

金融業界、特に保険業界で働いている人の常識として「貯蓄は三角、保険は四角」という言葉があります。これはどういう意味なのでしょうか?

貯蓄の場合は、コツコツと少しづつ貯めていくことでお金を増やしていきます。時間が経過していくごとに金額は増えていくので三角と言われるのです。家族のために1,000万円貯めようと頑張っている途中で万が一亡くなってしまったら家族には頑張って貯めている途中のお金しか残りません。

一方、保険の場合は加入をするとすぐに1,000万円の保障が用意できます。保険料をコツコツ払っていくのは貯蓄と似ていますが、途中で万が一亡くなってしまっても家族のために1,000万円を残すことができます。これが保険は四角と言われる理由です。

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大きな四角を用意できる

保険に加入するメリットは、貯蓄では用意できないような大きなお金、つまり四角を準備することができることです。

先ほどの例でいうと1,000万を貯めるために毎月3万円積み立てても約28年かかります。しかし保険は毎月3万円払えばすぐに1,000万円の保障を準備できるということです。

しかし保険にもデメリットはあります。貯蓄と異なり、支払った保険料が必ずしも戻ってこないことがあることです。「保険料が戻ってくる商品だと思ってたのに全然戻ってこなかった!」というトラブルを避けるためには保険の形を知っておく必要があります。



覚えておきたい4つの形

生命保険の4つの形

生命保険の形は大きく分けて4つあります。設計書で描かれている図はこれから説明する4つの形の組み合わせ、もしくは少しアレンジをしたものです。

4つの形をおさえておけば保険の設計書を読み解くことができます。形を理解したうえで保障内容についての質問をしていくと自分にあった保険商品を選びやすくなります。

設計書の見方

形の説明の前に設計書の見方を知っておきましょう。

設計書の図には縦軸と横軸があります。一般的には縦軸は保障額を指す保険金額、横軸は年齢を表しています。

図が縦に長い、または縦方向に幅が広がっていれば保険金額が大きいことがわかります。また図が横に長い場合には保障される期間が長いことが読み取れます。

長方形が1つある

設計書に長方形が1つある場合には「定期保険」を表しています。これは保障がずっと続くのではなく、30歳から60歳までというように「一定の期間」だけ保障があるので定期保険といいます。図の形から箱型の保険とも呼ばれています。

万が一亡くなった時に保険金が支払われる死亡保障だけでなく入院や手術をした時に保険金が支払われる医療保険にも定期タイプがあります。また死亡保障のオプション(保険用語では特約といいます)として定期タイプの医療保障を上乗せするものもあります。

定期保険のメリットは保険料が安いことです。保険会社は一定の期間だけ保障をすればよいため支払いのリスクが低くなります。そのことから保険料をおさえることができるのです。

死亡保障の定期保険では、保険商品にもよりますが、30歳男性で60歳まで保障を受けるとすると保険金額が1,000万円の場合、保険料は月々3,000円から4,000円程度になります。

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四角が2つある

今度は定期保険と同じ長方形の四角があり、保障の終わるところの近くにまた四角が描かれている場合です。これは「養老保険」を表しています。

養老保険は定期保険と同じく保障の期間が決まっていますが、保障の期間が終わると保険金額と同じ額を満期金として受け取ることができることができます。保障と貯蓄が両方準備できる保険といえます。

たとえば30歳の人が「30年後には仕事を引退して世界一周をしたい」と思い保険金額1,000万円の保険に入るというように、将来を見据えて準備をすることに向いている保険です。

死亡保障も満期金もあることで保険料は定期保険よりかなり高くなります。定期保険と同じように30歳男性で60歳までの保障、保険金額1,000万円の場合、保険料は月々27,000円ほどです。

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矢印のようなものが長く描かれている

先がとがっていて方向を示す立て看板のようなものが描かれている時は「終身保険」を提案されています。

終身保険はその名前の通り、契約を続ける限りは一生涯保障を受けることができます。死亡保障だけでなく入院や手術をした時に保険金が出る医療保険も終身タイプがあります。一度保険に加入すれば一生涯の補償を得られるというのは大きなメリットです。

保障が厚い反面、保険料は高くなります。30歳男性が60歳まで保険料を払い込み、死亡保障で保険金額1,000万円の場合、保険料は月々2万円程度です。

なお終身保険は保険料を払い込む期間を決める方法と一生涯払い続ける終身払という方法があります。月々の負担は終身払の方が軽くなりますが、長い目で見ると払い込む期間を決める方法の方が保険料の総額が安くなることもあります。

新ながいきくん(定額型)−かんぽ生命

右肩下がりの三角形がある

設計書に保険金額が右肩下がりになっている三角形が描かれていたら「収入保障保険」を表しています。

収入保障保険の特徴は保険金額の設定の仕方が他の保険と違うところです。

定期保険や養老保険、終身保険は万が一亡くなった時には設定した保険金額を一括で受け取ります。ところが収入保障保険は保険金額を月額いくら受け取るかという設定の仕方を採用しています。希望すれば保険金を一括で受け取ることも可能です。

定期保険の場合、保障の期間中ずっと大きな保障がありますが、子供が独立したなど大きな保障がいらなくなることもあります。

一方、収入保障保険は月額で設定しているので若い時に亡くなれば保障は大きくなり、年を取れば保障は小さくなりますので合理的な保険とも言われています。

保険料は30歳男性で60歳までの保障、保険金額は一括受取の場合1,000万円に相当する月額5万円とすると、保険料は1,500円前後です。

収入保障保険は商品によっては月額10万円以上など条件がある可能性がありますので、加入を検討する時には必ず確認しておきましょう。

収入保障保険のシミュレーション – 収入保障2 | アクサダイレクト生命保険
アクサダイレクト生命の収入保障保険「収入保障2」は死亡・高度障害時に、契約期間満了時まで毎月定額の年金を受け取れる死亡保険です。毎月の保険料の試算・シミュレーション・見積もりを確認できます。

生命保険の賢い選び方とは?

更新型には要注意!

設計書を見ていると同じ形のものがフローチャートのように並んでいることがあります。これは保険の更新がありますよ、というサインです。更新型の保険では5年から15年ほどで保障が終わる定期保険に入ることになります。

生命保険の更新とは改めて健康状態の告知は必要ありませんが、同じ保険に入りなおすため、更新後の保険料がぐっと上がるデメリットがあります。これは更新した時の年齢に応じた保険料に変わっていくためです。

たとえば25歳で10年ごとに更新する保険に入った場合、保険料は月々5,000円だったけれども35歳だと1万円、45歳だと2万円というようにどんどん上がっていきます。

更新型の保険は若い時には安い保険料で手厚い保障が得られること、加入中に万が一病気やけがをしても告知なしで更新できることが大きなメリットですが、更新をすると保険料が上がることを理解して加入しましょう。

また、更新のタイミングで保険内容の見直しをしてもよいと思います。その時には担当の営業社員や保険代理店に相談してみましょう。

保険を組み合わせてみよう

保険は1つの商品にまとめるのではなく複数の商品を組み合わせることをおすすめします。

1つの保険会社、1つの商品にまとめると管理は楽ですが、実は保険料が割高になったり、万が一保険会社が破たんしてしまった時に保障が十分に確保できなくなってしまう可能性があります。そのため、リスクを分散させ、保険料をおさえるためには複数の保険会社の商品を組み合わせた方が良いのです。

終身保険と収入保障保険に入ろうと思って提案を受けたとします。見積もりを見るとA社は終身保険が5,000円、収入保障保険は3,000円です。一方B社は終身保険が7,000円、収入保障保険は2,500円でした。

保障内容にあまり違いがないならばA社の終身保険とB社の収入保障保険に入れば保険料をおさえることができますよね。1社だけで加入を検討するだけでなく他の保険会社の商品も合わせて見積もりをもらっておきましょう。

必ず定期的に見直しを!

見積もりや設計書も複数の会社からもらって、説明も聞いて、やっと保険に加入しました。ああ、これで一安心…ではないのです。

保険は定期的に見直しをしなければなりません。結婚や出産、マイホーム購入、子供の独立、退職などライフイベントがあるたびに必要な保障額というのは変わっていきます。また保険商品自体も時代に合わせて保障内容がどんどん変わっていきます。

5年前、独身の頃に入った保険のままにしておくと保障額が全然足りなかったり、医療保険であれば今の医療に合っていない保障で保険金が少ししか出ないなど、今の自分には合っていない保険である可能性もあります。もしくは入った時には十分な保障であっても、今では保障が多すぎるという場合には無駄な保険料を払い続けているかもしれません。

オーダーメイドで作ったスーツでも5年経てば汚れやほつれが出てきたり、体型が変わって着られなくなったり、デザインが今の流行に合っていなかったりして買い替えることがありますよね。保険も洋服のように買い替える必要があるのです。



まとめ

生命保険の設計書には保障の内容を表す図が描かれています。この図を見れば提案されている保険がどのくらいの保障額でいつまで保障されるかがわかります。

提案された図をもとに複数の保険会社から同じような保障の商品を選び、組み合わせることで賢く保険に加入することができます。商品選びは営業担当者や保険代理店などに相談してみましょう。

また一度入って満足せず、定期的に保険のメンテナンスをすることで、その時の自分にぴったりな保障を備えることができますよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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