【車検の諸費用】減らせる?答えはYes!減らすポイント徹底解説!

新車だと三年後、そのあとは二年に一度やってくる車検。車検費用は、ボーナスを当てている人も多いはず。せっかくのボーナスを車検で使うのも勿体ないですよね。少しでも減らしたい車検費用。そのためには費用の中身を知る必要があります。今後のことも考えて、この機会に費用を抑えるテクニックを探ってみましょう。



車検の概要

いつ行うの?

車検は、新車の場合は購入したから三年後、その後は二年ごとに行います。車検は、国の法令に基づき行うものです。検査に合格すると、車検証と車に貼るステッカーが渡されます。車に貼るステッカーを見れば、次の車検がいつか確認することができます。

どこで行うの?

車検を行う場所は、車の保管場所、すなわち駐車場として登録してある場所の運輸支局か自動車検査場になります。すなわち車の保管場所が決まれば、車検場も決まります。

全国の車検場の一覧があります。管轄は国土交通省です。参考まで。

自動車:全国運輸支局等のご案内 – 国土交通省
参照元:国土交通省(2015年12月時点、著者調べ)

行わなかったらどうなるの?

車検の期限が切れた車をそのまま運転し続けたらどうなるのでしょう?無車検の車を公道で運転すると、無車検運行という道路交通法上の反則行為になり、減点の対象になります。

無車検という事は、車検時に更新する自賠責保険も切れていることがほとんどのため、無保険運行という反則も加わります。両方とも6点ずつ減点となるので、12点を失います。12点失うと90日間の免許停止になります。それとともに罰金も相当の額が来るようです。

車検は忘れずに行いたいですね。免許の更新もそうですが、つい、うっかり…などないよう気をつけましょう。

交通違反の点数一覧表 :警視庁
参照元:警視庁(2015年12月時点、著者調べ)

車検証と車検ステッカー

車検を受けた証として、車検が完了すると車検証が出来上がってきます。いつもフォルダーに入れてグローブボックスの中に入れっぱなしの人が多いと思います。このフォルダーには他にも車検関係の大切な書類が入っていますから、盗難等に合わないよう気をつけましょう。

車検証は走行中は常にすぐに提示できるところに置いておく必要があります。ですから何かで一時的に取り出したとしても、走るときには元に戻すのを忘れないようにしたいものです。

車検ステッカーはフロントガラスに貼られています。外から見た場合、向かって右上に貼っている車が多いです。こうすることで外から見てもすぐに車検の有効期限が確認できます。



車検が近づいたら

いつから出来るの?

有効期限が切れる一カ月前から出来ます。もちろんそれ以前でも受けることは出来ますが、その場合は次の車検がその日から二年後になってしまうので、少々勿体ないです。

ですから余裕を見て二カ月ぐらい前から予約をしておくと安心ですね。特にディーラーさんから代車などを借りたい人は、お早目が良いようです。

JAF|クルマ何でも質問箱:クルマ購入とカーライフ|車検の有効期間
参照元:JAF(2015年12月現在、著者調べ)

www.jaf.or.jp

車検を再検討するなら

車検の申し込み窓口は色々あります。一番身近なのは購入したお店ですが、引越してしまった、担当の人が辞めてしまった、もっと割安な車検を探してみたいなどの理由で、再検討したい人もいるでしょう。車検の選択肢は、下記の三種類があります。

・民間車検:販売点等を通じて行う車検。検査や整備など全ての窓口が一つのワンストップ車検
・ユーザー車検:車の所有者が自ら点検・整備を行い、車検場に車を持って行って行う
・車検代行:平日車検場に行くのが難しい車の所有者に代わって、車検場に行ってくれるサービス

民間車検ですが、ディ―ラーさんや販売店などを通じて行う場合です。車を購入して引き続き車検でお世話になることもあるでしょう。あるいは人の紹介や広告等を通じて、車検を引き受けてくれるところを見つけて頼むこともあるかもしれませんね。

ユーザー車検は自分で点検や整備を行った上で車検場に持って行くので、車に詳しく時間に余裕がある人向きです。ちょっとした手間暇がかかります。ですからそういう事を厭わず、修理は出来ないけど点検整備ぐらいなら出来るという方に向いています。

車検代行は、ちょうどこの中間というところです。車検場は平日しか開いていません。そのため平日は車検場に行くことが出来ない人のためのサービスです。

車検の諸費用

車検の費用は大きく二つ

車検の費用は大きく二つあります。「法定費用」と「それ以外」です。法定費用は車検の際に必ずかかる費用となります。



法定費用

法定費用は全部で三つあります。

・【税金】自動車重量税
・【保険】自賠責保険
・【手数料】検査・登録申請手数料

これらはどういう趣旨の費用なのか、更に詳しくご説明します。

自動車重量税

自動車重量税は、新車購入時と車検のときに支払う税金です。車の重さに比例して課税されます。乗用車の場合、0.5t単位で一覧表になっているので、確認することが出来ます。

ただし、平成27年5月1日よりエコ減税により自動車重量税額が変更されています。エコカーが基準になって車の区分が増えているため、自分の車がどこに適用なのか探すことになります。車によっては税額が軽くなります。一言で言うと、エコだと得で、エコでないと税額が重くなっています。エコカーの種類によっては免税となり、税額ゼロです。

平成27年5月1日から平成29年4月30日までに継続検査、中古車の新規登録等を行う場合の税額表等
参照元:国土交通省(2015年12月時点、著者調べ)

自賠責保険

自動車損害賠償責任保険を略して「自賠責保険」と呼んでいます。「自賠責」と呼んでいる人も多いですね。

自賠責は、万が一事故があった場合に損害を受けた人が困らないよう最低限の保険への加入を車の所有者に義務づけたものです。これは強制加入なので、車の所有者は必ず加入しなければなりません。加入しないと車検は受けられません。保険料は車の種類に関わらず全ての加入者に対して一律となり、2年分で27,840円です。(沖縄や離島を除く)

日本損害保険協会 – SONPO | お役立ち情報 − 損害保険の解説 − 自賠責保険
参照元:日本損害保険協会(2015年12月時点、著者調べ) 損害保険会社の事業者団体、一般社団法人 日本損害保険協会のサイト。損害保険業界のニュースをはじめ、損害保険の基礎的な知識や統計、防災・防犯・交通安全に関する情報が満載。

検査・登録申請手数料

一般的に車検場と言われている場所は、運輸支局もしくは自動車検査登録事務所と言います。国土交通省の管轄で全国にあります。ここに車を持ち込んで検査を受けます。

この手数料はその際にかかるものです。収入印紙を購入して支払います。具体的な手数料については一覧表が公開されています。

ここで合格すると、車検証と車検ステッカーがもらえます。ですから車検ステッカーは車検を受けた証なんです。フロントガラスの指定の位置に内側から貼り付けられています。

自動車検査・登録ガイド
参照元:国土交通省(2015年12月時点、著者調べ)

法定費用以外の費用

24カ月点検

上記の法定費用は、必ずかかる費用となります。だからどこで受けても同額の部分となります。ユーザー車検、すなわち全部自分で車検を行ったとしても支払う費用となります。

それ以外の費用として、まずは24カ月点検を挙げてみました。紛らわしいようですが、車検と定期点検は異なります。車検は検査と登録ですが、定期点検は点検と整備をしてくれます。

ですから定期点検では、交換時期に来ているものを見てもらったり、調子が悪い箇所を見つけてもらうことができます。毎年行う12カ月点検と、二年に一度の24カ月点検があります。

車検と同じタイミングなので、24カ月点検は車検と同時に行います。点検整備代として費用がかかります。

部品交換

新車の間は、部品も新しいので交換の必要はあまりありません。でも年数が経過すると、タイヤやゴム部分、ランプなど少しずつ交換するものが増えてきます。

点検整備の際に、消耗が進んでいるものがあると整備士の人が教えてくれます。交換になれば、部品代と部品交換作業代がかかります。車の状態によっては、修理となる場合もあります。修理の場合は相談しながら進める事になりますが、部品を取り寄せての修理になるケースも想定されます。

車検代行料

点検整備が完了したところで、今度は車検場に持って行って検査を受けます。それが車検代行料になります。単純に代行手数料と呼んでいるところもあります。時間と手間暇かかる部分を代行してくれることになります。

車検を受けるには書類を揃える必要があります。ユーザー車検を行う場合は、自分でこれらの書類を作成することになります。揃える書類は、運輸支局のHP上などで案内されています。

車検費用を比較しよう

見積もりを取る

民間車検にするのだったら、見積もりを取ってみましょう。比較するポイントは、法定費用以外の費用です。

この費用は、点検・整備や代行料なのでいわゆる人件費になります。そのためお店によって差があります。また取次店が窓口になっているとどうしても上乗せされている事になるので、高めになります。

見積もりでかかる費用を確認するのはもちろん、費用を抑えるテクニックとしては、いわゆる「相見積もり」を取ることです。複数の業者さんとのやり取りが発生するので、忙しい人には不向きかもしれません。ただ車検に限らず相見積もりはコスト削減の第一歩です。

ホームページで調べる

自分が所有している車のメーカーの車検費用を確認するのもお勧めです。すべての自動車メーカーがそういったページを企業サイト内に作っている訳ではありませんから、自分の車のメーカーが車検の費用についても案内してくれていたら、頼りになりますね。

下記の二社は車検と車検の費用について、専用のページを作成して大変わかりやすく説明しています。同じ作業でも言葉選びや分け方が異なったりはしていますが、ポイントは同じです。非常に参考になると思います。

Honda | Hondaの車検・点検 | 車検
参照元:ホンダ(2015年12月時点、著者調べ) ホンダの車検・点検についてのページです。ディーラー車検の内容や費用、定期点検についてご案内しています。

トヨタ アフターサービス | トヨタの車検 | 車検の費用と時期について | トヨタ自動車WEBサイト
参照元:トヨタ自動車(2015年12月時点、著者調べ) 車検の費用には、点検・検査費用のほかに、税金などの法定費用が含まれています。初回が3年目、2回目以降は2年毎となります。

ユーザー車検にトライする

ユーザー車検の専用の予約サイトがあります。また各運輸支局でもユーザー車検用の案内ぺ―ジを開設しているところもあります。ユーザー車検の人が多い、あるいはユーザー車検を歓迎している表れでしょうか。

もし自分で点検や整備が出来るなら、ユーザー車検はメリットが大きいですね。車に詳しく腕に自信がある人にはお勧めです。費用が法定費用だけで済むので、最低限の費用で車検が出来ます。費用面で言うと、これが一番コストがかからない方法になります。

自動車検査インターネット予約システム
参照元:国土交通省(2015年12月時点、著者調べ)

車検代行

文字通り、自動車検査に代わりに行ってくれるサービスです。整備点検は出来るけど、平日は休みが取れないため、車検場まで足を運べない人などに向いています。

車検を行う場所は全国にありますが、場所によっては都道府県で一つになります。東京で五カ所、大阪で三ケ所ですから、車検場までの往復にけっこう時間がかかる人もいるでしょう。また時期によっては大変混雑しているようです。

車の調子はいいし点検は自分で出来るのだったら、この方法は入りやすいです。いきなりユーザー車検ではハードルが高いと思うなら、これなら出来そうな気がすると思います。

この場合の費用は、法定費用+車検代行料です。車検代行料は2万円前後のようです。こちらも大小たくさんの業者さんがいるようです。どこに頼むか選ぶ際は、車を取りに来てもらうか持って行く事になるので、それを考えると自然と近くの業者さんに絞られますね。

快適な車ライフのために

車は私たちの生活に密着しており、とても便利なものです。住んでいる場所によっては日常生活に支障がでるような人もいます。その一方で、車の維持にはお金がかかります。ガソリン代、保険代、駐車場代など毎月の維持費だけでも大きいです。

かかるものなら、出来るだけ安く済ませたいものですが、コストと安全は天秤にはかけれません。安全があってこその車ライフです。

車検はそのために生まれた制度です。公道を走るみんなが安心して走れるように義務づけられたものです。またその機会にきちんと点検を行い整備をすれば、次の二年は安心して運転することが出来ます。今回の話が、車検を正しく理解してコストを抑えることができ、かつ安全な車ライフを楽しむ助けになれば幸いです。