〈引越し業者の相場〉見積の半額で引越しするコツは?

引越し業者の見積もりを見て「高い!」と思われる人も多いと思います。その金額は相場通りだとしても、果たして本当に見合った金額なのでしょうか。自分にとって必要なサービスだけを受けて、引越し業者の費用を安く済ませましょう!引越しを5回以上行い、相場以下の費用で済ませるコツを覚えた著者がその方法をご紹介します。



引越しはお金がかかる!

「引越し貧乏」という言葉もあるくらいですから、引越しというものはお金がかかります。賃貸で家を借りる場合は最初に家賃の5~6倍の金額が必要になります。家賃8万円の場合でしたら、40~48万円です。ですがこれは不動産屋さんに払う金額のみの合計です。

家具は前の家から持っていくとしても、なんだかんだ電球だったり、棚だったり、その家によって必要なものも出てきます。これもなかなかの出費ですよね。その上、最後に引越し費用がかかってきます。ここはなるべく抑えたいですよね。ですが、ただ安い業者を頼めばいい、というものでもありませんのでそこも後ほど解説していきます。



引越し業者の相場はどの位?

まずは引越し業者の相場を見ていきましょう。基本の料金はどの位なのでしょうか。

引越し料金は3つのポイントで決まる!

引越し業者の料金にはばらつきがあると思いますが、何を基準に算出されているのでしょうか。基本的な基準はこの3つです。

・荷物の量(トラックの大きさや台数、スタッフの人数が変わります)
・現在の家から引越し先までの距離
・引越し時期

ここはなかなか変えられない部分だと思いますが、料金の変動の基準となることを覚えておきましょう。

オフシーズンの引越し業者費用の相場

引越しのオフシーズンとは、5月から2月です。3~4月は進学や就職で引越しをする人が多いためどうしても料金が跳ね上がります。

引越し費用の比較サイトによる、相場をご紹介しますね。

・移動距離:単身(荷物量:普通):単身(荷物量:多め):2人家族:4人家族
・近距離(20km以内):37,805円:44,315円:46,350円:62,075円
・近距離(50km以内):43,595円:45,980円:52,761円:72,831円
・長距離(200km以内):60,642円:63,213円:80,835円:96,170円
・長距離(300km以内):74,112円:81,394円:113,456円:162,866円

出典:

hikkoshizamurai.jp

繁忙期の引越し業者費用の相場

繁忙期の3月、4月になるとどのくらい上がるのでしょうか。こちらも同じサイトからご紹介します。

・移動距離:単身(荷物量:普通):単身(荷物量:多め):2人家族:4人家族
・近距離(20km以内):49,147円:57,610円:60,255円:80,698円
・近距離(50km以内):56,674円:59,774円:68,589円:94,680円
・長距離(200km以内):78,835円:82,177円:105,086円:125,021円
。長距離(300km以内):96,346円:105,812円:147,493円:211,726円

出典:

hikkoshizamurai.jp
一番安い近距離の単身者でも1万円以上、4人家族の長距離ですと5万円も料金が異なるんですね。3月4月はどうしても引越し費用が上がってしまいますが、1週間ずらしただけでも費用が変わってきたりしますので、なるべく安く抑えられる日付を見つけましょう。

引越し日で費用を抑えるコツ!

引越しが決まったらまずは引越し日を決めましょう。見積もりを依頼する際にも、具体的な引越し日が決まっていたほうがスムーズです。

引越しが安くなる時期は?

先ほどもお話しした通り、引越しが高くなる時期は3月、4月です。特に3月下旬から4月上旬が繁忙期です。次に費用が高くなる時期は9月と12月です。9月は秋の人事で移動になる人が多いです。12月は年内に引越しをする、という人が多いためです。3,4月ほどではありませんが、よっぽどの事情がないのでしたら9月と12月も避けたほうがよいでしょう。逆にその間の1,2,6,7,8,10,11月は引越し料金が安めです。

1カ月の中でも費用は変わる!

大まかな時期は変更できないけれど、1カ月以内なら日付を変更できるという人も多いのではないでしょうか。1カ月の間で費用が高くなる時期は月末です。これは前の家の家賃と関係しています。賃貸から引越す場合は、当たり前ですが住んでいる限りは前の家の家賃を払わなくてはいけません。ですが、家賃は日払いで払えないところも多いです。ですから、月末まで借りていて月末に引越しするという人が多く、費用が上がります。

ですが賃貸から賃貸へ引越しする場合、引越し先の家賃も発生します。引越し先の家賃が日割りにならない場合は、1カ月分を支払わなくてはいけません。その場合は引っ越し業者費用が高くなる前に、引越してしまった方がお得ですよね。現在の住まいもしくは引越し先のどちらかが賃貸の場合は、家賃が日割りになるかどうかをまず調べましょう。それによって時期を決めましょう。多少引っ越し代が高くなっても家賃が安く済むのでしたら費用は同じですからね。

そして1か月の中で引越し業者費用が安くなりやすいのは第2週目です。月初も月末に続いて引越しが多くなるため、高くなる傾向になっています。

1週間の中で安くなる日はいつ?

さらに1週間の中でも引越し業者の費用は変わります。当然、土日よりも平日の方が安くなります。さらに平日の中でも月曜日と金曜日は土日と合わせて連休が取りやすいので人気のため、火、水、木が安くなる傾向になっています。

ただし、長距離移動の場合は、土日の方が高速料金の割引があったりもしますので、一概に平日の方が安いとも言い切れないようです。

候補日を決めて、業者に相談しよう!

実際の価格は、引越し業者に直接問い合わせるのが一番です。ですが「10月中旬で安い日はありますか?」などというあいまいな聞き方はNGです。引越し業者と話をするときは具体的に話すようにしましょう。その理由は後ほどご説明します。

私が実際引越しをした時、こんな聞き方をしました。ちょうど4月に引越しをしなくてはいけなかったのですが、1カ月の中で日付の変更できる余裕はありました。

「4月16日木曜日、4月17日金曜日、4月20日月曜日、4月21日火曜日の中で引越しを検討しています。値段に差がなければ早いほうがよいと考えているのですが、それぞれの料金を教えていただけますか?」

通常でしたら月末に向かうにつれ高くなりますが、4月は例外です。上旬に引越しが集中するため、20,21の方が安かったです。20,21では料金に差がなかったので大安の1日を選びました。業者によっては大安は少し高くなり、仏滅は安くなるというケースもあるようです。

これはほんの一例ですべてがこの通りの金額という訳ではありません。業者によって料金の基準は異なりますので、見積もりを依頼するときに候補日を上げて調べてもらうのが一番です。



引越し業者に安い見積もりをもらうコツ!

日付を大体決めたら、引越し業者に見積もりを依頼しましょう。見積もりを依頼するときにも費用安くできるポイントがたくさんあります。

見積は1か月以上前に

引越し業者に見積もりを依頼する際は1か月以上前に見積もりをしましょう。早めに見積もりをもらうことによって、しっかり比較もできます。また希望の日付を抑えやすくもなります。早割りを行ってくれる会社もあります。賃貸の場合、解約は1か月前までに申し出なくてはいけないので、1か月以上前に引越し日を決め、引越し業者を決めてから解約の手続きをするとスムーズです。

ただし、引越し業者としても空いている日を作りたくないというのもあります。ですから、空いている日があった場合、ギリギリに依頼したほうが割引をしてくれるケースもあります。ただし、やはりバタバタはしますし、計画通りにいかないと困ります。特に賃貸の場合は退去日は1か月前に決めなくてはいけないですからね。実家から一人暮らしをする、など余裕がある場合は直前に申し込んでもよいかもしれませんね。

荷物のサイズや量を正確に調べる

見積を依頼するときは、どんな荷物を持っているのかを伝えなくてはいけません。インターネットの場合は、持っているものをチェックしていくだけですが、電話の場合は口頭で伝えるので要注意です。この荷物の量を目安に、トラックの大きさを決めます。ですから引越し業者は正確な量やサイズが知りたいのです。ですが、曖昧な回答をしていると、大目に計算されてしまう可能性があります。

反対に、運んでほしい荷物を正確に伝えることができれば、最低限の費用で済みます。そのためには、運んでほしい家具のサイズを計り、リストにするのが一番です。具体的な記載をすることで、「しっかり荷物の量を把握している」と思われるので、見積金額に影響が出やすいです。

具体的な日付を伝える

先ほどもお話ししましたが、見積もりを依頼するときは具体的な日付を伝えましょう。曖昧な回答をすると「計画性がない」と判断されてしまいます。どういうことかというと「荷物の量をちゃんと把握していないのではないか」と考えられて、見積金額が上がってしまう可能性があるようです。

これは、いじわるで行っている訳ではありません。実際に、引越しをしてから予定外の荷物がたくさん出てきてトラックに乗りきらなかったら困りますよね。ですから、曖昧な場合は少し大きめのトラックを用意することが多いようです。必要以上に大きなトラックになってしまっては損ですから、しっかり計画を立てて見積もりを依頼しましょう。

見積は複数の会社からもらう

引越し業者も競争ですので、自分のところで引越しを依頼してもらえるように見積もりを出します。ですから「すでにA社では○円といわれたんですが・・・」というと、その金額に合わせてくれることもあります。インターネットでは複数のサイトの見積もりがとれる一括見積りというのもありますが、これを行うとかなりの数の引越し業者から電話やメールが来るので、かえって比較が難しくなるかもしれません。

また、一括サイトでは結局正確な見積もりを出せないため、また一社一社と連絡をとって具体的な見積もりを出してもらわなくてはいけません。引っ越し準備で忙しい時にあまり多くの会社とやり取りをするのは大変ですので、数社に絞って見積を依頼するのがおすすめです。

極端に見積金額が違う安い会社は安全なの?

引越し業者の見積金額にはかなりばらつきがあると思います。特に、大手と中小企業ですと倍くらい金額に差があることがあります。これは何の違いかというと、スタッフの違いだそうです。これは某大手引越し業者さんに見積もりを行った際に聞いた話なのですが、金額が倍くらい違うと、スタッフの数が少ない可能性があるそうです。また、スタッフの賃金も違いがある可能性があります。

少ないスタッフで大変な仕事をしていると、どうしても仕事が雑になってしまうケースもあります。一概にそうとは言い切れませんが、ある程度の人数で行ったほうが荷物も大事に扱ってくれるということもあるかもしれません。ただし、どちらにせよ、安い会社からも見積もりをとっておいた方がお得かもしれません。

見積金額から半額以下になったケース

これは実際に私が交渉した際のケースですが、あくまで一例として考えていただけると幸いです。

引越しの一括見積をした際、一番安い引越し業者は3万円でした。ですが後日訪問見積を行った某大手引越し業者の見積額は8万円でした。そして、上記のお話しを聞いたのですが、当時お金のなかった私は「それでも倍以上金額が違うなら安いほうがいい」といいました。すると、担当の人がその場で上司に確認をしてくれ、「35,000円」という再見積もりをしてくれました。

「お客さん、まだ若いから今後もうちの会社を使ってくれるならということで今回は特別です。私一人では判断できないので上司に今許可をもらったので、今日のうちに契約をしてくれるならこの金額で行きましょう」と言ってくれました。5,000円しか差がないのなら、安心なほうがよいと思い、結局その大手引越し業者に決めました。安い会社から見積もりをとっておいたほうがいい、といったのはこのためです。一番安い金額を引き合いに出せば、ギリギリまで下げてくれる可能性もあります。

見積の相場は実際の相場よりも1万円高い?

引越し業者にもよると思いますが、見積もりの相場と、実際の引越し料金の相場には1万円ほどの違いがあるというデータもありました。ですから、半額以下とまではいかなくても最初の見積金額よりも割引にしてくれる可能性は大です。交渉するのもなかなか勇気がいりますが、他の引越し業者の見積もりを引き合いに出すと交渉がしやすいのではないでしょうか。

安く済ませる方法は他にもある!

見積交渉以外にも、引越し業者費用を安くする方法はありますので、ご紹介しますね。

時間指定をしない

引越しは、1日の中でも朝一が一番人気があるため、値段が高いです。ですから、午後便や時間おまかせ、などにすると金額を安く抑えることができます。何時に業者が来るか分からない、というデメリットがあるので、荷物が多い場合や引っ越し先が遠い場合はおすすめできませんが、時間をずらすだけでも費用は抑えられます。また、時間が分からないお任せ便は、その日に他の引越しが入らなければ、朝一になるというラッキーなケースもあります。

自分で運べるものは自分で運ぶ

今の住まいと新居が比較的近いのであれば、自家用車で荷物を運ぶことで引っ越し代金を節約できます。どうしても自分で運ぶことのできないベッドや家電などは引越し業者に任せ、他は自分たちで運ぶという方法です。自家用車ですと何往復もしなくてはいけないので軽トラックなどを借りてもよいかもしれません。

私がこの方法で引越しを行った際は、最低限持っていってほしいものだけをリストアップし、残りのものはトラックに余裕がある限り乗っける、という方法を取ってくれました。全ての荷物を運んでもらうよりも小さなトラックで済むので、費用がかなり抑えられますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実際に私が引越しを行った際に使った節約ポイントを交えてご紹介させていただきました。引越し業者によっても割引率などは変わってきますので絶対に安くなる、とは言い切れないものもありますが、少しでも引越し業者の費用を相場よりも安く済ませたいのであれば、参考にしてみてください。