お金に関する資格を取って、自分にあった働き方を見つけよう!

資格さえあればお金が稼げる、というわけではありません。しかし、資格を持っている方が信頼されやすかったり、仕事が取りやすいという傾向があるのも事実です。女性が知っておいて損はない「お金」と資格に焦点を当て、お金の専門家になれる資格・どんな資格がお金につながりやすいかについて調べてみました。



資格を取るメリット

就職難だと言われて久しい日本。そんな中で、資格を取るメリットはたくさんあります。特に結婚や子育てで一度退職した人などは、子育てが落ち着いて仕事を探そうとしてもなかなか見つかりにくかったりと大変ですよね。

そんな時に、手に職を持っておけば、転職も有利になりえますし、不安も軽減されるかもしれません。一方バリバリ働いている人にとっては、今従事している仕事に関する資格を取ることで、知識が深まりますし対外的にも専門的な知識をもっていることをアピールできます。

例えば経理職についているならば簿記の資格を取ることで、これまでよりももっとスキルの高い業務を任せてもらえる可能性もあります。小さなお子さんがいてなかなか外に働きに出られない…という人でも、資格を持って起業することで自宅で自分のペースで仕事ができます。

特に女性であれば、家計の管理などにお金の知識は必須です。生活にも役立つし、仕事にもできるお金の資格を取ってみるのもいいかもしれません。



お金に詳しくなれる資格

お金の資格の登竜門:日商簿記

日商簿記は、難易度によって3級から1級までの資格があります。高校生が実力テストの代わりに受験したり、経理補助の仕事をしている人から税理士を目指している人まで、いろいろな人が日商簿記を受験しています。

【どんな仕事?】
日商簿記は国家資格ではなく公的資格です。日商簿記を学ぶことにより、会計の仕組みや会社の経済的な流れを把握することができるため、お金に関する資格の登竜門的な位置を占めています。それ自体では独立開業できる類の資格ではありませんが、

会計事務・経理事務をより詳しく理解して業務をスキルアップしていきたい人や、今後経理関係の仕事に転職したいと考えている人にはおすすめの資格です。

【どこで働ける?】
企業内の経理課・会計課、また税理士事務所や会計事務所のスタッフとして、簿記の資格が要求されることは多いようです。経理はすべての会社で必要なスキルなため、求人も多いです。そのほかにも、開業する場合は一般教養として簿記の知識は持っておくと安心と言われています。

ファイナンシャルプランナー(FP)

【どんな仕事?】
生命保険の加入の際に、ファイナンシャルプランナーに会ったことがある人も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーとは、個人のライフステージに合わせて資金計画やアドバイスを提案することができる資格です。

各家庭によって収入や支出、子供が大きくなる時期やどんな学校に通わせたいかなど、人生の計画は異なります。各家族のそういった個別のデータをヒアリングし、その人に合った生涯生活設計を提案してくれる頼もしい存在がファイナンシャルプランナーです。

【どこで働ける?】
ファイナンシャルプランナーは大きく分けると、企業内で働く方法と、独立開業して働く方法の二つに分かれます。企業内で働く場合には、銀行などの金融業界・住宅を販売している不動産業界・生命保険の会社や、法人のFP会社で働くことも考えられます。

一方独立開業する場合には、FPだけではなく他の資格と抱き合わせ、ダブルライセンスを活用する人が多いようです。例えば、行政書士とFPを持っていれば、相続関係に強くなれますし、社労士とFPを併用することで年金のプロになれる、といった具合です。

そこまで規模を大きくせず、自宅開業や副業で十分といった場合には、FPひとつで活躍する人も。

【資格試験の内容は?】
FPは国家資格と民間資格に分かれています。国家資格としてのFPは難易度によって3級から1級に分かれています。家計に役立てたいというレベルなら3級でも十分知識は身につきますが、独立開業して活躍したいならば最上級の1級まで取得する必要があるかもしれません。

民間資格としては、AFPとCFP®があります。AFPはFP協会が認定しているライセンスで、2年ごとの更新が必要だったり、更新の際には研修が必要など、知識をブラッシュアップしていかなければライセンスを持ち続けることができません。

そのため、FPを持って仕事をしていきたい人は取っておいて損はない資格と言えます。
一方CFP®は国際ライセンスとなっています。6科目の試験があるなど、条件が厳しく難易度が高い資格になっています。こちらも2年ごとの更新が必要です。

金融業界などでは、CPF®を取得することが昇進要件になったりすることもありますが、これからFPを目指すのであればまずは国家資格である2級FP技能士を目指すのがいいかもしれません。

【難易度】
平成27年1月に実施された2級FP技能士の試験結果によると、合格率は約35%とかなり高い割合です。また、学習の目安は一般的には4ヶ月から半年程度と、資格の中では取りやすい資格だと言えます。

平成27年1月実施2級FP技能検定試験結果 | 日本FP協会
参照元:日本FP協会(2015年12月、著者調べ)

社会保険労務士

【どんな仕事?】
社会保険労務士は国家資格です。主に企業との関係で活躍できる資格です。会社の人事や労働保険・社会保険などの労務管理、年金などの相談を受けたり、申請書を作成・提出したりといった業務を行える資格です。

お金の資格という意味では、労働者の給与計算や管理、年金や助成金についての知識が深まるなど、働く人のお金に詳しくなれる資格といったほうがわかりやすいかもしれません。

【どこで働ける?】
企業内ではらたく場合には、人事課や総務課などの労働管理を行う部署で働く人が多いようです。また、先にそういった部署で働きながら社労士の資格を取る人も多くいます。受験生に社会人が多いことも特徴です。

【試験の内容・難易度】
試験は択一式と選択式からなり、労働基準法や健康保険法、国民年金法など、合計7科目から出題されます。合格するためには足切りがあり、1科目でも基準の点数に達しない場合には合格できない厳しい基準があります。

また、合格率についてはその年によって差はありますが、基本的には10%を切っています。平成27年の合格者数は、受験者40,712人に対して1,051人とさらに低く、合格率は3%を切りました。難関試験と言えるかもしれません。

社会保険労務士試験についての情報|社会保険労務士試験オフィシャルサイト
参照元:社会保険労務士試験オフィシャルサイト(2015年12月、著者調べ) 社労士も、予備校に通学する・通信講座をとる・独学の3つの選択肢があります。社会人が多いことから、通学や通信講座で効率よく学ぶ人も多い資格です。

お金の資格の最高峰:税理士

【どんな仕事?】
税理士は言わずと知れた税金の専門家です。相続や贈与に関する相談や税金の資産、会社の決算代行など、個人から法人に至るまで幅広く相手にします。

税理士単体として活動することもあれば、弁護士や司法書士などと連携して一つの案件に取り掛かることも。お金の資格としては最高峰の資格と言えます。

【どんなところで働ける?】
税理士は独立開業するのに適した資格と言えるでしょう。独立しない場合は、税理士法人で雇用されて勤務することも考えられます。一般企業でのスキルアップのために取得する資格というよりも、独立開業を目指して取得する資格と言えます。

【試験の内容・難易度】
試験科目は、簿記論、財務諸表論の必須科目と選択科目の合計5科目からなり、最終的にすべての科目に合格すればよいため、ある程度自分のペースで勉強を進めていくことができます。

特徴としては、試験合格だけで資格が取得できるわけではなく、2年以上の実務経験が必要なところです。そのため、税理士試験受験生の中には会計事務所や税理士事務所で働いている人も多いようです。

税理士試験の合格率については、平成26年に実施された試験においては全科目を平均して約15%程度でした。

平成26年度(第64回)税理士試験結果|税理士試験情報|国税庁
参照元:国税庁(2015年12月、著者調べ)

お金をかけずに取りやすい資格

独学で取りやすい資格を

独学のメリットは、なんといってもお金がかからないこと。例えば社労士の資格であれば、予備校に通うとすると30万前後の学費がかかります。税理士であれば100万近くかかることも。しかし、独学であれば、最低限かかるのはテキスト代や模試の代金程度です。お金を安く抑えて資格を取りたい人には魅力的と言えます。

独学のデメリット

しかし、一方で独学にはリスクも伴います。よく指摘されるのが、試験に出題されやすいポイントがわからない、勉強のメリハリが付けにくく無駄が多いという点。予備校であれば、講師がわかりやすく解説してくれたり、定期的に模試を受けることで大事なポイントがわかるのですが、

独学だとなかなかそうはいきません。また、聞いて理解することができないために理解に時間がかかったり、自己管理できない場合にはいつのまにか勉強自体をやめてしまうということも。その結果、合格までの時間がより多くかかることもあるようです。

独学にするか予備校に通うかは、取りたい資格の難易度は独学でも十分合格できそうな難易度かをしっかりと調べることが大切です。また、全てを独学にするのではなく、模試だけは予備校に受験しに行くなど、うまく予備校を利用することも大切です。

完全に独学にするのが心配という人は、通信講座専門の学校もありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。一般的には独学よりもお金はかかりますが、予備校を利用するよりも安く抑えることができます。

簿記やファイナンシャルプランナーは、通信や独学で取得している人も多い資格です。逆に、社労士や税理士の資格を考えている人は慎重に検討したほうがいいかもしれません。特に、その分野を全く勉強をしたことがない人は、理解が不十分なうちから独学にしてしまうので少し危険が伴います。



お金につながりやすい資格

その業界で働きやすい資格

せっかく資格を取っても、実務経験がなければなかなかお金には結びつきません。それに、業務に対する経験が積めなければ自信も育ちませんよね。まずは、その資格を活かせる業界に入りたいと考える人も多いものです。

資格によって、求人が多いものと少ないものが分かれてきます。有資格者もしくは勉強中でも採用されやすいのが日商簿記、社労士、税理士です。日商簿記は、2級まで取得しておくと就職にも有利です。
逆に、行政書士など、資格を持っていてもほとんど求人がない資格もあります。

独立開業におすすめの資格

この資格さえ取ってしまえば、独立開業しても大丈夫!という資格は残念ながらありません。独立開業するために大切なのは資格を取ってからの努力です。しかし、努力次第で軌道に乗せやすい資格というものもあります。

それが社労士、税理士です。法人を相手にするため、継続的な契約が取りやすいことがその理由です。また、社労士や税理士は資格を持っている人しかしてはならない専属業務があり、そのことも軌道に乗せやすい理由の一つと言われています。

FPなどもダブルライセンスを取るなど専門性を高めていけば、独立開業も難しくないかもしれません。

いかに工夫して仕事に結びつけるか

難易度が低いものほど、資格取得者が多くなります。それだけライバルも多いので、人と同じことをしていたのではなかなかお金に結びつきません。そこで、自分独自のサービスを紐付けて提供できれば、ライバルとの差別化が図れます。

好きなことを仕事にしよう

どの資格がお金につながるかわからない、どの資格を取ろうか迷うという方は、まずはあなたが好きだったことを、思いつくだけ紙に書き出してみましょう。今の時点でお金になるならないはひとまず置いておいて、本当に好きだったこと、どんなところが好きだったのかを洗い出してみます。

もう出てこないというところまで洗い出したら、一旦頭を切り替え、書いた紙を眺めてみてください。コツコツ作業をすることが好きだったり、人と関わることが好きだったり…単なる箇条書きに見えるものでも、どこかしら共通点が見えてくるかもしれません。

まとめ

お金にまつわる資格には、いろいろなレベルの資格があります。また、資格を取ったからといってなかなかすぐに収入につながるかというと難しいかもしれません。しかし、女性にとっては、お金に詳しくなっておくことは得することはあっても損をすることはありません!

楽しく学んで、お金のプロを目指してみてはいかがでしょうか?