貯金と年収割合は?何年で1,000万円貯めるべき?

「貯金したいけどなかなかできない。どのくらいを目安にしたらいいだろうか?」、そう考えるときに参考にしたいのは「年収の何割を貯金するべきか」というざっくりした金額。月単位で考えると窮屈でも年単位なら「贅沢しちゃった月」と「節約に励んだ月」でメリハリがつきますね。年収の何割を貯金すると良いのでしょう?



目標を設定してしまいたい

同じ年収の人ができているなら

年収別に貯金する額を設定するといっても、世帯の状況は全く変わってきます。同じ500万円の年収でも、シングルでワンルームマンションの人と妻子のいる2LDKの人では支出額が違いますね。

それでも、平均の「年収に対する貯蓄割合」はある程度の目安になります。年間どのくらいの貯蓄額を目標にすればいいのか、何年で1,000万円貯めればいいのか、考えていきましょう。



年収に対する貯金額の割合

10~15%が目安

まずは、平均を知ることで「年収に対する貯金額の割合」を考えましょう。「他の人が頑張ってできているなら自分にもできるかもしれない」方式ですね。金融広報中央委員会がまとめている調査結果に「手取り収入からの貯蓄割合」がありますのでご紹介します。割合の数値が大きい5~10%、10~15%、貯蓄なしのケースです。

【手取り収入:5~10%:10~15%:なし】

・300万円未満:10.2:13.2:54.4
・300~500万円未満:15.3:22.1:32.7
・500~750万円未満:16.7:23.7:21.5
・750~1,000万円未満:17.4:27.3:13.4
・1,000~1,200万円未満:17.7:30.6:9.7

とてもわかりやすい分布となっています。手取り収入が上がるほど貯蓄なしの割合が明らかに減っており、また、5~10%、10~15%の割合は手取り収入が上がるほど割合が増えています。やはり収入が多いほど貯蓄しやすくなるので、その通りの結果となっています。

貯蓄目標としては10~15%が望ましいようです。この数値で検討してみましょう。

各種分類別データ(平成26年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降) : 知るぽると
参照元:金融広報中央委員会(2015年12月時点、著者調べ)

10~15%だと具体的にいくら?

目標の「年収に対する貯蓄割合」を10~15%に設定するとして、具体的にはいくら貯蓄すればいいということになるのか、金額を示しましょう。

【手取り収入:10%貯蓄の場合の年額:10%貯蓄の場合の月額:15%貯蓄の場合の年額:15%貯蓄の場合の月額】

・300万円:30万円:2.5万円:45万円:3.75万円
・400万円:40万円:約3万円:60万円:5万円
・500万円:50万円:約4万円:75万円:6.25万円
・600万円:60万円:5万円:90万円:7.5万円
・700万円:70万円:約6万円:105万円:8.75万円
・800万円:80万円:約6.6万円:120万円:10万円
・900万円:90万円:7.5万円:135万円:11.25万円
・1,000万円:100万円:約8万円:150万円:12.5万円
・1,200万円:120万円:10万円:180万円:15万円
・1,500万円:150万円:12.5万円:225万円:18.75万円

具体的な金額が出ると「現状」と比べやすくなりますね。月額ではきついと思った場合、ボーナスで調整する、という考え方をするのもアリかもしれません。ちなみに、このペースで貯蓄できた場合、1,000万円は何年で貯まるでしょうか。続いて見ていきましょう。

1,000万円に到達する年数

さて、目標の貯蓄割合で頑張った場合、何年で1,000万円に到達するでしょう。励みになる一つの金額ですから早速計算しましょう。

【手取り年収:10%貯蓄の場合の年数:15%貯蓄の場合の年数】

・300万円:約34年:約23年
・400万円:25年:約17年
・500万円:20年:約14年
・600万円:約17年:約12年
・700万円:約15年:約10年
・800万円:約13年:約9年
・900万円:約11年:約8年
・1000万円:10年:約7年
・1200万円:約9年:約6年
・1500万円:約7年:約5年

いかがですか?「え~、そんなに長くかかるの?」と思われる場合もあるかもしれませんが、あくまでも「平均の割合」です。同じ年収でも早く1,000万円貯めてしまう人もいれば、全く貯蓄できない人もいるわけです。割合を上げれば上げるほど年数が短縮します。

まずは平均の割合程度の貯蓄のできていない人が、「とりあえず平均の貯蓄割合でやってみよう」と目安にすると有用ですし、既に達成している人はその上のランク(上の年収レベルの貯蓄額)へのランクアップを目指してさらに貯蓄割合を増やす、という考え方でやっていくのもアリです。

とりあえず「貯蓄割合」を目安にしてみましょう

いかがでしたか?「なんとなく貯蓄している」、あるいは「貯蓄できていない」という人にとって「何かしらの目安を設定する」ことは目標がわかりやすくなり効果的と言えます。とりあえず10%から、できていたら15%、さらにできそうなら20%と「やる気」も「貯蓄額」もランクアップさせていきましょう!

そんな「やる気」に今回の知識を活かしてみてはいかがでしょうか?

*本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。