大型バイクの車検にかかる費用|リアルな種類と相場を教えます!

小型のバイクには車検がありませんが、大型バイクには「車検」が必要です。でもこの車検、いくらかかるのでしょうか?大型だから割高になってしまう?このような疑問に、バイク所有歴5年の著者の経験を元にリアルな相場をお答えします!



大型バイクの車検費用はいくら?

最近、女性ライダーが増えましたね。特に、大型バイクにまたがる女性を見ると、とてもカッコよく見えるものです。冬の運転は厳しいですが、それ以外の季節に運転することほど、爽快に感じるものはないですね。

ところで、あなたは、大型バイクの所有者ですか?それとも、ご主人が大型バイクを運転しておられるでしょうか?または、近いうちに大型バイクを購入しようと考えておられますか?

わたしもバイクに惹かれ、若い時から「大型バイクに乗りたい」という気持ちを抑えられず、5年ほど前から、750ccのバイクを所有しています。「ナナハン」と言われるバイクですね。

今日は、大型バイクの所有するにあたり、かかる費用の一つ「車検」つまり「自動車検査登録制度」について、見てみましょう。見てみたい質問は次のものです。

●どんなバイクに車検がかかるか
●車検にあたり費用はいくらか
●車検にはどんな方法があるか
●車検にかかる費用に違いがあるのはなぜか
●手続きの準備には何が必要か

では、一つずつ見ていきましょう!



バイクの種類

まず、どんな排気量のバイクにも車検をする必要があるか、それともないか、理解しておきましょう。あなたは、どう思いますか?普通自動車のように値段が異なるだけで、すべてのバイクに車検が必要なのでしょうか?

答えは、「排気量251cc以上のバイク」に車検が必要です。「大型バイク=400cc以上のバイク」も、車検が必要な部類に含まれるということです。あなたが持っているバイク、または購入を考えているバイクは、排気量何ccですか?

排気量により、車検の費用も変わっていくのでしょうか?実は、400ccでも1,000ccを超えたバイクでも、車検料は同じです。それを考えると、できるだけ大きなバイクを乗り回したくなりますね。でも、自分の体型にあったバイクを運転することが、安全のために大切です。

車検に必要な費用

では、特に私たちが知りたい「車検の費用」について、見ていきましょう。一体どのくらいかかるのでしょうか?車検の方法には、2つ種類あって、その中からユーザーが選ぶことができます。これらの違いは、何でしょうか?

①整備車検
②ユーザー車検

①整備車検

「整備車検」とは、ディーラーや整備業者にお願いして、車検をしてもらうことを言います。国土交通省の指定を受けている自動車整備工場で、検査・登録をします。初心者の方には、この方法が良いでしょう。

それは、なぜでしょうか?その理由は、整備業者にお願いすると、ただ車検を通る状態のバイクにするだけでなく「安全・快適」状態で運転できる状態にしてくれるので、一石二鳥と言えます。お金は、「ユーザー車検」よりかかりますが、楽に車検をパスすることができます。

整備車検にかかる費用の内訳は、どうなっているのでしょうか?業者に頼むのですから、高額なのでしょうか?内訳は、次のようになっています。

・車検整備基本料金 :約2~3万円
・車検時の諸費用:約2万円
・消耗品の交換 : 約1~2万円

合計するといくらになるでしょう?最低でも「5~7万円」かかるのがわかりますね。でも、これ以上の値段になることもあります。それは、消耗品の交換によって差が出るようです。消耗品といえば、どんなパーツがあるでしょうか?

・エンジンオイル
・オイルフィルター
・ブレーキフルード(ブレーキオイル)

これらに1~2万円かかりますが、さらに他のパーツの交換が必要なら、もっと費用がかかります。従って、5万円は最低でもかかり、それに2~3万円かかると覚えておきましょう。

・タイヤ
・バッテリー
・ブレーキパッド

ユーザー車検

次に「ユーザー車検」とは何か、ご説明します。これは、先ほどの「整備車検」のように自分以外の誰かに車検をお願いするのではなく、「バイク利用者自身」が車検をすることを指します。

このユーザー車検の利点は、何でしょうか?何と言っても、整備車検の半額ほどの料金で車検をパスできることでしょう。また、自分のバイクの状態や癖を知る機会になるので、さらに「バイクを大切に乗ろう」という気持ちにさせます。

わたしは、つい最近、所有しているバイクの車検を自分でしました!感想を言うと、かなりビクビクしながら、車検を行ったというのが本音です。この検査自体は、待ち時間がなければ、10分ほどで終わるのですが、学生時代のテストのようで、ドキドキしながら行いました。

でも、車検を行った陸運局の人が親切に接してくださったので、初めてでも、スムーズに行えましたよ。「自分のバイクの状態がわからない」ではなく、「ライト・ブレーキ・クラッチ」などバイクコンディションを自分でわかっているようにするにはいいな、と思いました。

では、ユーザー車検には、いくらかかるのでしょうか?費用は、「車検時の諸費用のみ」になります。ですから、2万円前後で収まるということです。値段だけ見ると、とても安いですよね。内訳は、このようになります!

・重量税 → 3,800~5,000円
・検査印紙 → 1,700円
・用紙代 → 50円ほど(管轄の陸運局により多少異なる)
・自賠責保険 → 13,640~18,380円

この例の最低料金の合計を出すと、19,190円と2万円を切ることになります。整備車検の半分以下の費用になるでしょう。

・3,800+1,700+50+13,640=19,190(円)

それでは、重量税・自賠責保険の値段に、幅があるのはなぜでしょうか?



値段の違い

重量税

この税金には、3種類あります。

・満13年以内 → 3,800円
・満13年超え → 4,400円
・満18年経過 → 5,000円

「満~年」の意味は、初度検査から何年経過しているかを表します。例として、平成15年3月に初度検査を受けて、それから13年経過していたら、そのバイクの適用日はいつでしょうか?

◼︎初度検査から13年経過の大型バイク
・初度検査 → 平成15年3月
・適用日 → 平成28年2月

以上を考えると、年数が経過したバイクほど重量税が高くなるということですね。次に「自賠責保険」の値段の違いも見てみましょう。

自賠責保険

強制的に加入しなければならない「自賠責保険」には、次の種類があります。それぞれ次のようになっています。

・24ヶ月(2年) → 13,640円
・25ヶ月 → 14,010円
・36ヶ月 (3年)→ 18,020円
・37ヶ月 → 18,380円

新車でバイクを購入した場合は、車検満期が3年後となるので、自賠責保険も3年の契約となります。値段は、18,020円ですね。それ以降の車検の満期は、2年後となるので、自賠責は2年分(13,640円)となります。

本土以外の「離島・沖縄県」でのバイク利用となると、値段が異なります。本土での所有より、値段がかなり安いです。36ヶ月でも1万円以下になります!

自賠責保険(共済)の加入方法
参照元:自動車総合安全情報(2015年12月、著者調べ)

どの車検方法が良い?

ここまで〈整備車検〉と〈ユーザー車検〉2種類の車検方法があることがわかったでしょう。それでは、これら車検方法のどちらを選んだら良いのでしょうか?あなたにとって、ぴったりの車検方法はどちらですか?

車検方法を選ぶ

整備車検

◼︎利点
・いつも整備しているお店で行ってもらえるので安心
・ただの点検だけでなく、バイクを良い状態に保ってくれる
・すべてをお任せできるので精神的にラク

◼︎難点
・かかる費用がユーザー車検の2倍以上する
・自分のバイクについてあまり理解できない
・お願いする店を探し、比較する手間がある

簡単に良い点と悪い点を並べると、このようになりました。とりわけ、大型バイク初心者には、整備車検がオススメです。意外と「自分もユーザー車検ができるかも」と思って、やってみたものの焦ってしまったりするでしょう。その場合は、無理せず整備車検をお願いし、次の機会にユーザー車検にチャレンジするのも、一つの方法ですよ。

ここで、車検を行う理由を、考えたいと思います。この「車検」の理由は2つあります。

・バイクが保安基準に適合するか確認
・自動二輪車の所有権を公証し、登録をする

ですから、バイクの整備基準が高いレベルになくても、車検をパスできてしまうのです。車検後、バイクが壊れることもあるかもしれません。でも、整備車検は、バイクを「快適・安全・安心」の状態に整備屋さんがしてくれるので、後のことを考えると、安心ですよね。

ユーザー車検

◼︎利点
・車検にかかる費用が安い
・バイクの状態を所有者自身が理解できる
・バイクに対する愛情が湧く

◼︎難点
・初めての人には不安がある
・バイクの消耗品の交換が遅れ、大事故に至る恐れあり
・仕事の休みに自分で陸運局に出向く必要あり

ユーザー車検の費用が安いのは、良いですよね。自分でバイクをメンテナンスできる人でしたら、絶対ユーザー車検がオススメです。

所有者自身がバイクの状態を知り、常に自分で整備できれば、ツーリングに行った時の思わぬアクシデントがあっても、対処できますよね。私自身、この前、初めて自分で車検をしに行ったのですが、いろいろな勉強になって良かったですよ。

「前後のブレーキの調子はどうかな?ライトはきちんと作動するかな?クラッチの状態はどうかな?」など、整備屋さんに聞かなくても、自分でわかるようになってきました。知識のない人がユーザー車検をするのは、少しハードルが高いかもしれません。ハードルを低くするために、理解しておくべきこととして、次の項目があります。

・いつ車検を受けるか
・どこで取るか
・何を準備すべきか

これらがわかれば、比較的楽にユーザー車検を受けられます。では、これからユーザー車検を受けるにあたり、その手順などを、一つ一つご説明します!

ユーザー車検の手続き

車検時期

まず、これらの質問がわかっている必要があります。

・車検をいつ受けられるのか?
・いつまでに受けなければならないか?

あなたは、いつ車検を受けていなければならない、と思いますか?覚えておくべきなのは、二つあります。

・初回は3年後、それ以降は2年ごと
・車検が切れる1ヶ月前から受付可能

この2点を明記しておきましょう。まず、バイクを初めて車検を受けて「3年後」に車検を取る必要があるということです。3年後というと、少し忘れた頃に時期が訪れるということですね。

定期的に整備しているバイクであれば、車検が近づいて初めて、「バイクメンテナスをする」ということはありませんよね。それでは、いつから車検を受けることができるのでしょうか?

それは、車検が切れる「1ヶ月前から」できます。少し早めに受け付けてくれるのですね。ギリギリになって焦る必要はありません。1ヶ月前からですから、仕事の休みをとったり、予定を空けておいたりすることができますね。

でも、少し待ってください!もし、車検が切れる1ヶ月前に受け付けると、車検満了日も前倒しになるのでしょうか?そうなると、少しもったいないですよね。

でも、ご安心を!早く車検を受けても、車検満了日は変わりません。ですから、早めに受付を済ませておきましょう。最低でも1週間前には、予約しましょう。

予約は、どのようにできるのでしょうか?車検を受ける場所に出向く必要があるのでしょうか?いいえ!必要がありません。二つの方法で予約をすることができます。

・電話
・インターネット

電話での予約は、あなたが住む場所を管轄する陸運局に電話しましょう。インターネットは、以下のサイトにて予約ができますよ。現地に出向かなくて良いというのは、助かりますね。

陸運局の所在地・管轄区域ガイド【全国陸運局手続き一覧】
参照元:公式サイト(2015年12月、著者調べ)

検査予約システム
参照元:公式サイト(2015年12月、著者調べ)

場所

続いて、車検を受ける場所を紹介します。整備車検とユーザー車検では、場所が異なります。

・整備車検 → 国土交通省の指定を受けている自動車整備工場
・ユーザー車検 → 管轄区域の陸運支局

もしかしたら整備工場であれば、あなたのお住まいの近くにあるかもしれませんが、陸運局は、すぐそばにないかもしれません。手間がかかりますが、ユーザー車検の良いところの「費用を安くできる」ので、我慢しましょう。ある程度、近場に陸運局があれば、ラッキーですね。

準備するもの

車検を受けるのに、手ぶらで行くことはできません。必要書類を準備して陸運局に出向く必要があります。どんな書類が必要なのでしょうか?書類としては、次の4点が必要です。確認しましょう。

・自賠責保険証明書
・軽自動車税納税証明証
・自動車検査証
・二輪車定期点検整備記録簿

まず「自賠責保険証明書」ですが、これは、農協かバイク屋さんで取ることができます。次の車検更新日をカバーできる期間、更新しましょう。もちろん、車検場でも更新できます!「軽自動車税納税証明証」についてですが、これは、毎年5月ごろに支払うものですね。大型バイクの金額は、いくらでしょうか?

・軽自動車税 → 6,000円(2016年より)

値段が高めですが、月割りすると「1ヶ月500円」なので許容範囲ですね。もし、軽自動車税納税証明証を紛失していたらどうしましょう?再発行も可能です!市町村の税務課にて、再発行してもらいましょう。

「自動車検査証」は、バイクのシートの中にあると思いますので、確認しましょう。「二輪車定期点検整備記録簿」の準備も忘れずに!上記4枚の書類の他に何が必要でしょうか?その他には、次の3つが最低限必要です。

・印鑑
・予約番号のメモ
・お金

これらの他にあったらよいアイテムとしては、「工具類一式」です。何か微調整する必要のある場合に、必要な物ですね。

軽自動車税の引き上げ
参照元:日本二輪車普及安全協会(2015年12月、著者調べ)

まとめ

いかがでしたか?大型バイクの車検にかかる費用と、車検を受ける際に準備すべき物を、見ていくことができました。どの車検取得方法を取るにしても、バイクを安全に、また快適に運転できる状態で所有したいですね。バイクの状態が、私たちに命に関わることですので、注意しましょう。