3家庭の家計簿大公開!そこに見た3つのやりくりポイントとは?

家計のやりくりはこれでいいのかなと模索中の毎日。「ねぇ家計簿みせて!」なんていくら親しい友達でもなかなか言えないものです。家計のやりくりを知るには家計簿を見せてもらうの方が一番勉強になるのにな…そんな方の為に家計簿を公開している人の家計簿の内訳を例に注目点や共通点を見つけてみました。



家計簿公開を見るメリット

友人、ママ友などと美味しいランチ会やお茶をしているときにわざわざ家計のやりくりの話をする人はなかなかいないのではないでしょうか。その為に家計のやりくりは情報が入ってくる量が極端に少ないように思います。

家計のやりくりを知るためには自分から情報収集を行う必要があるのです。それらの情報の収集方法としては家計簿を公開しているインスタグラムなどのSNSやブログなどインターネットからの情報が大半を占めるでしょう。こういったものを見る場合のメリットはどの様なところでしょうか。

気合の入れ直し

綺麗なモデルさんや女優さんのポスターを部屋に貼っておくと痩せることができるという精神論を聞いたことはありませんか。まさにそれと一緒で、素晴らしい家計のやりくりを見せてもらうことで自分の気を引き締めてくれるというメリットがあります。

同じような家族構成でなくても、お金の流れをしっかり把握して家計簿をつけているということはどの家計でも共通して行ったほうがいいとされることでしょう。「来月から自分たちももっとお金のやりくりを考えよう」、そう思えるだけでもやりくりの情報を収集できたことになります。

ライフステージを感じる

同じ家族構成でなくてもという話を上記でしましたが、あえて自分とは違う家族構成の家計簿を覗くことによってライフステージの変化によってお金がかかってくるものが変わってくるといったことをあらかじめ情報として仕入れておくことができます。

例えば、子どもがいる家計の家計簿では、オムツ代がかかっていたりするので日用品の出費が多かったりするでしょう。車を所有している人はもちろん駐車場代や維持費がかかってきます。

こういった現状では関係ない出費項目も今後の生活を考えるととても勉強になる材料といえるでしょう。

必要と無駄を浮き彫りにする

例えば他の家庭の家計簿を見た場合に、レジャー費がほとんどかかっていなかったのに対して我が家は数万円かかっているといったことがあるとします。こういったときに、このレジャー費は【必要】なのか、【無駄】なのかを考える機会ができます。

実際にかかったレジャー費が必要なものであれば自分の家計簿から0にする必要はないのです。家庭によって生活スタイルや、住んでいるところ、休日の過ごし方など十人十色です。本当は無駄だったなと思うところをみつけ対処することが重要だと言えるでしょう。



家計簿の例

家計簿の公開を見ると言っても毎日の変化をみていくのは少し難しいので、ここでは3つ家庭環境から家計簿の例として一ヶ月の生活費の使い方から分析をしてみましょう。

例1:専業主婦で夫婦2人家族の場合

【収入】
夫:320,000円
妻:0円

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【一ヶ月の内訳】

◆居住費:60,000円
◆光熱費:25,000円
◆食費(外食費):30,000円
◆雑費:10,000円
◆治療費:10,000円
◆通信費:20,000円
◆車の維持費(ガソリン代):10,000円
◆お小遣い(夫):35,000円
◆お小遣い(妻):5,000円
◆予備費:15,000円
◆医療保険:10,000円

合計230,000円

【貯蓄】
◆貯蓄1:30,000円→車の維持費や医療費、冠婚葬祭などの貯え
◆貯蓄2:60,000円→老後資金やマイホーム用

合計90,000円
この内訳をみて気が付いたことは予備費をとっているということです。家計のやりくりではどうしても、決められた出費名目では分類しにくいものもあります。また、食費などの予算を決めていても少し足りなくなったという帳尻をあわせることもできるでしょう。

また妻が専業主婦である場合はおこずかいが5000円などの一万円未満の場合や、お小遣い制度自体ないといったこともよくあることです。こういった少額のお小遣いであるからこそ、週末になどにかかる遊ぶ費用などの補てん部分として予備のお金が必要でしょう。

貯蓄については目標が明確な貯金は目標達成まではつかないようにわけているといったところも特徴です。車の維持費は毎月のガソリン代や駐車場代などの出費の他に、税金や保険、車検などなどある程度まとまったお金がかかってくる時期があります。こういった大きな出費に日頃の貯金から対応していると家計にダメージを与えることもないでしょう。また、子どもがいない分早いうちから子供のいる家庭でかかるはずの教育費を老後の資金として貯蓄できているところも特徴ではないでしょうか。

例2:子供がいる専業主婦世帯の場合

【収入】
夫:42,0000円(ボーナスなし)
妻:0円
児童手当:35,000円
金券:8000円

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【一ヶ月の内訳】

(固定費)
◆住宅ローン:65,000円
◆管理費:20,000円
◆幼稚園保育料:30,000円
◆小学校給食費:4,000円
◆習い事:30,000円
◆医療保険:13,000円

合計162,000円

(貯金等)
◆固定資産税貯金:10,000円
◆帰省貯金:15,000円
◆旅行積立:25,000円
◆リフォーム貯金:20,000円
◆通常貯蓄:30,000円
◆学資保険:50,000円
◆個人年金:10,000円

合計160,000円

(生活費)
◆光熱費:15,000円
◆通信費:15,000円
◆食費:30,000円
◆外食代:10,000円
◆日用品:10,000円
◆子ども用の出費:20,000円
◆医療費:5,000円
◆交際費:5,000円
◆レジャー費:10,000円
◆お小遣い(夫):30,000円
◆お小遣い(妻):10,000円

合計140,000円

まず気になったのが【児童手当】です。現在、中学生修了までの子どもがいる家計に児童手当というものが国から支給されています。所得制限などもありますが、0歳から3歳未満であれば一律15,000円もらえるようです。これは家計としてはとても助かるお金ではないでしょうか。このお金をその月に使い切ってしまうのか、子どもの将来の為に取っておくのかで今後の生活のやりくりが変わってくるでしょう。

この内訳の場合、貯蓄面をみると学資保険にかなりお金をかけていることがわかります。高校や大学にあがってくると習い事など費用は下がってくる分、塾や学費など勉強と直接かかわってくるところにお金がかかるようになります。

またリフォーム代・旅行代とそれぞれの貯金を分けているところもどの名目でいくら貯まったがすぐにわかるといったメリットがあるのではないでしょうか。まさにお金の流れを目で見ることができるので、ここまで丁寧に分けた貯蓄をすることは理想のスタイルかもしれません。

児童手当について |厚生労働省
参照元:厚生労働省 (2015年12月 著者調べ)

例3:共働き夫婦の場合

【収入】
夫:350,000円
妻:150,000円

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【一ヶ月の生活費】

◆住宅ローン:80,000円
◆積立金:30,000円
◆駐車場代:5,000円
◆保育園代:20,000円
◆給食費:5,000円
◆食費:55,000円
◆日用品:10,000円
◆光熱費:25,000円
◆ガソリン代:10,000円
◆教育費:10,000円
◆レジャー費:10,000円
◆医療費:10,000円
◆雑費:30,000円
◆お小遣い(夫):25,000円
◆お小遣い(妻):15,000円

合計340,000円

◆貯蓄:160,000円

シチュエーションが違ってくるのではっきりとは比べ難いですが、共働きの夫婦としてはやはり食費が多くなっているのが印象的です。妻がフルタイムなどで働いている場合、スーパーの特売日を狙って食材を買うということも専業主婦に比べれば難しいでしょう。また残業で遅くなったからとお惣菜を利用するという場合もあるかもしれません。

家にいる時間が少ないからこそ、その家事の助けとしてやはりお金がかかってしまうといったことはある程度しょうがないところではあるでしょう。しかし、この家計簿の割合からみると無駄な出費を抑えてかなり貯蓄に回していることが伺えます。

ポイントを三つにまとめました

ポイント1:貯蓄の内訳

上手くやりくりをしている方をみると多くの方が、一ヶ月の生活費の内訳のように、貯蓄もそれぞれ分けて貯蓄をしているように思います。

例えば、
◆旅行積立
◆帰省積立
◆出産積立
◆マイホーム貯金
◆車購入貯金
◆冠婚葬祭積立

この様にあげるときりがないですが、これからかかってくるであろうお金を毎月少しずつ名目ごとに貯えておくことで、なんのお金がどれだけ貯まったのかがはっきりわかります。著者の最近の一年を考えても一ヶ月の内に結婚式が3回あった月があり、その月は交通費と合わせて12万円もの出費になりました。もちろん赤字です。こういった場合のように冠婚葬祭の費用は常に必要なので特に分けて貯めておいた方がいいところであるかもしれません。

ポイント2:余裕を持たせる

食費・日用品代とすべての予算を決めていても、ちょっとした突然の出費もあります。例えば急に友達の家に家族でお呼ばれをしたので手土産を買っていくや、体調が悪くて夕食が作れないために出前をとったなど、思いがけない出費は毎月あるものです。こういった場合にも柔軟に対応できるよう、雑費という費用を作るといいでしょう。

この様な幅を持たせて生活費を分けておくと余裕にもつながります。貯蓄は将来の為でありますが、今の生活も楽しまなければ苦しいだけの節約生活になってしまいます。ちょっとしたことに対応するためのお金を毎月準備しておけば、楽しい時間にも、アクシデントにも対応できます。

最初に予算を決めて家計簿をつけているからこそ、準備できる費用であるといえるでしょう。

ポイント3:先取り貯金と予算

ポイント1と2に近い部分がありますが、家計簿をつけている家庭の大前提として給料が入ってきた場合に先取り貯金を行っている方がほとんどです。家計簿は毎日の積み重ねではありますが、毎日をみるよりも一ヶ月に入ってきたものと一ヶ月に出ていったもののバランスが大切です。

当たり前ではありますが、収入以上の支出があっては赤字になってしまいます。ただ、一年間の予定を考えてもどうしてもその月の給料でまかなうことができない月もでてきます。一年で考え収入と支出を考え、その年にちゃんとプラスにできているかどうかということが大切になってきます。

その為も毎月の先取り貯蓄とそれぞれの予算を立てるというお金の使用計画が必要です。そして一年間の貯蓄目標やイベント予定などから考える予定支出の確認も必要になっているでしょう。家計簿を公開している方のブログのタイトルなどでもわかるように、「年間100万円貯金してます」などの明確な数字を提示している方が多くいらっしゃいます。こういった目標とする金額を決めておくことは毎月家計簿をつけることや貯金をすることの励みになるでしょう。



【まとめ】

家計簿を公開しているものを見させてもらうと、自分の家計簿のいけなかったところなどに気が付くことが多々あります。例えば著者の場合、今回家計簿を公開している人のやりくりポイントをみて、自分自身がこれまで金額だけを決めてまとめて貯金をしていたことに気が付きました。

確かに、帰省や結婚式の費用もすべて一つの貯金から出しているので、貯金しては減り、貯金しては減りを繰り返り一年間を通してみてもなんとか黒字になっているかなというぐらいしか確認することができません。こういったことに気が付けるところも家計簿を見させてもらうメリットだと身をもって実感しました。

また、多くの家計簿の公開されているかたは皆さん丁寧でわかりやすくそして、数円単位まで明確にしている方が多くいらっしゃいます。この様な家計簿をみているとここまでしなくてはならないのかと面倒に思ってしまうかもしれません。しかし、基本的には家計簿は自分や家族が家庭に入ってくるお金の流れを知るものです。自分自身が続けられるやり方で管理をしていくことが一番いい方法と言えるでしょう。

つまり、家計簿を公開している人から学ぶのは家計簿の付け方というよりもやりくりのコツや技を学ぶといったところだと言えるでしょう。気になる家計簿を見つけてやりくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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