夫婦二人の生活費平均と内訳|高すぎたらどう節約する?

夫婦二人の生活費はいくらぐらいが普通なのか?これから結婚する人も、既に結婚していて先行き不安な方も、気になるところです。夫婦二人の世帯のおおよその平均生活費を調べ、項目ごとに節約のポイントをまとめました。



夫婦の生活費の平均金額

安く抑えたい生活費

どんな家庭にも必ずかかる、生活費。お金の使い方は家庭によって様々ですが、毎月払い続けなければならない生活費をいかに安く抑えられるかは、ほとんどの方の関心事ではないでしょうか。これから結婚するという方や、既に家計管理をしていてこのままでは不安だという方など、夫婦で生活するのにどれだけ生活費がかかるのかを知りたい、無駄な出費を削りたい、という声は多いようです。

ここでは、子どものいない夫婦二人の世帯について、生活費の平均や内訳、無駄を省く工夫などをまとめていきたいと思います。現在の生活を収入の範囲内で行うのはもちろんのこと、将来の子どもやマイホームに備えて貯金もしたいし、好きなことにもお金を使いたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

夫婦の生活費の平均金額

さて、まずは実際に、夫婦二人の生活費合計の平均金額というのがいくらぐらいなのかを、見ていきたいと思います。これについては、総務省が毎月、家庭調査報告というものを出しているようで、総務省統計局のホームページで閲覧することができます。

例えば、2015年10月の二人以上の世帯における調査結果は、消費支出が1世帯あたり282,401円。住居や自動車購入、贈与金や仕送り金を除いた金額は、241,970円となっています。

家計調査報告〔二人以上の世帯〕
参照元:総務省統計局(2015年12月、著者調べ) ただし、これはあくまでも二人「以上」の世帯の結果で、子どものいる家庭も含みますので、夫婦二人となるともう少し小さな額になるはずです。また、年齢や収入など関係なく平均をとった結果ですから、実際に参考にする際は、そのあたりを考慮しましょう。

上記はあくまでも国の機関が出したデータで、ここでのテーマにおいては単なる目安の数字となりそうですが、実際にいろんな家庭の生活費の実例を見た印象だと、夫婦二人で総額20万円ほどの生活費で過ごしている人や、それぐらいが妥当だと考えている人が多いと考えられます。



内訳と節約ポイント

ざっくり20万円ほどの生活費とはいっても、その額はもちろん、内訳についても、各家庭の住む場所やライフスタイルによってバラバラで、どうしても抑えようがないものや削れるものも、内訳ごとに見ていくことで検討しやすくなると考えられます。ここでは、上記と同じ総務省の調査結果に基づいて、生活費にどのような項目があるか、またそれぞれについて、平均額と節約のポイントを見ていきます。

食料

自炊をするための食材はもちろん、外食も含む項目です。二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、72,573円。夫婦二人の世帯では、3万円ぐらいでやりくりしている家庭が多く見受けられました。ここを抑える対策は、やはり外食を減らすことでしょう。

安い食材を上手く使って自炊をする、仕事をしていてもお昼は外で食べずにお弁当を作る、仲間と少人数で飲みにいくならホームパーティをするなど、ひもじい思いをせずに食費を削る工夫はたくさんあります。また、家族や親戚から野菜や米などを分けてもらえる人は、それを活用しない手はありませんね。

住居

家賃地代や、家の修繕・維持にかかる費用です。二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、19,543円。ローンを払い終えた人や同居の人もいるでしょうから、この数字は少し参考にしにくいかもしれません。賃貸か持ち家かによっても、住んでいる地域によっても、ここはかなり差の出るところです。実際にいろんな方の声を見てみると、家賃や住宅ローンなど家にかかる費用は、月3万円台から15万円ぐらいまで様々ですね。

毎日過ごす家ですから、こればかりは安ければ安いほどいいというわけにはいきませんが、一番大きな固定費と考えられる住居費を1万円でも抑えられれば、長い目で見るとかなりの節約になります。一般的には、家賃は手取り収入の1/4から1/3ぐらいが適切だと言われます。夫婦の勤務地や転勤の可能性、荷物の多さ、子どもの予定などの観点から、賃貸か持ち家かという点も含め、よく話し合って決めましょう。

光熱・水道

上下水道代、電気代などのことで、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、18,191円です。単純に人数で考えると、夫婦二人の世帯ではもっと抑えたいところですね。プロパンガスの場合は、利用する会社を変えられることもあるようですし、電気代の契約プラン見直しという手もありますが、基本的には決められたものを使うことになるのが、この項目ではないかと思います。ということは、主に私たちが節約のために工夫できるのは、それぞれの使い方です。

圧力鍋などを使ってガス調理の時間を減らす。お風呂は何度も温め直さずに済むように、保温シートを使う。消費電力の小さい家電を使う。エアコンの設定温度を調節する。食器は溜め洗いするなど、ちょっとした工夫も、積み重ねれば大きな節約になります。北国で暖房器具の制限をするような、無茶な我慢をする必要はありませんが、もったいない使い方をしているものがあれば、今すぐ見直しましょう。

家具・家事用品

家庭用耐久財、室内装備・装飾品などのことで、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、10,180円です。もう少し具体的に言うと、冷蔵庫や洗濯機などの電化製品や、照明・寝具・食器などの、生活に必要なものを指します。これについては、一度買い揃えればめったに買い替えないものなので、日々の節約の対象にはしにくいかと思います。

これから買い揃えるという場合、電化製品などは、そのもの自体の価格のみでなく、その後かかってくる電気代も考慮して選びましょう。また、しょっちゅう買い替えずに済むように、サイズやデザインなども含め、長く使えそうなものを選ぶことが大切です。食器なども、不必要に買いすぎないようにしましょう。

被服及び履物

文字通り、洋服や靴のことで、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、11,468円です。人によっては、ここを見直すだけでかなりの節約になるのではないでしょうか。職業柄、毎日同じ服を着るわけにはいかない人や、オシャレが一番の趣味だという人もいるでしょうから、一概に制限することはできませんが、誰でも体は一つです。着るかどうかもわからない服を衝動買いしていないか、もっと安く買える店や方法はないかなど、常に自分に問いかけてみましょう。

衝動買いしがちな人は、ふらっとお店に出掛けない。気晴らしにウィンドーショッピングという時は、お金を持っていかない。欲しいと思うものがあってもすぐに買わず、数日経っても欲しいと思ったら買うなど、大抵の場合は緊急・必須でないこの項目については、ある程度節約の余地があると考えられます。

保健医療

保健医療サービスにかかる、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、13,118円です。言うまでもなく、最大の節約方法は、健康でいることですよね。そうは言っても、先天性の病気などによって病院通いが避けられない人もいるでしょうし、包丁で指を切ってしまった人に、病院代がもったいないから自分で止血や消毒をしろなどと、冷たいことを言うわけにはいきません。

外出先で怪我をして全額負担なんていうことにならないように、保険証は常に持ち歩く。逐一初診料を払わずに済むよう、かかりつけ医を持つ。ジェネリック医薬品で薬代を抑える。確定申告で医療費控除の申請をするなど、病院や薬を利用する時にも、節約の工夫をしましょう。

交通・通信

自動車にかかる費用や、電話代などの通信費のことで、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、39,253円です。ここは、どうしてもこれ以上抑えられないという人もいると思いますが、場合によっては大幅な節約ができる項目になります。

まず、自動車については、それ自体のみでなく、保険料や駐車場代、ガソリン代や車検代などもかかるので、あるかないかでかなり家計の負担が違ってくると考えられます。車がないと生活できない地域の方は仕方ないとして、公共交通機関で不自由なく生活できるにもかかわらず、車を所有している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

少しでも家計の負担を抑えたいのであれば、車がなくても過ごせるなら手放す。一家に数台あり、なくなってもやっていけるなら一台手放し、必要な時だけレンタカーを借りる。購入の際は、安く買える方法を探す。保険料の見直しをするなど、当たり前に払っているものを減額する工夫をしてみましょう。まずは車のない生活をシミュレーションするところから、始めてみてはいかがでしょうか。 また、携帯電話を含む電話代やインターネット代も、見直しの余地があると考えられます。携帯電話は、利用の仕方によって様々なプランがあり、二人で1万5千円ぐらいという声が多いなか、6千円で済んでいるご夫婦もいるようです。ご自身の利用状況に対して不要なオプションがついていないか、時々各社のショップで相談をしたり、乗り換えを検討したりと、お得な方法を探してみましょう。

教育

授業料など教育にかかる費用で、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、12,805円です。これは、今回のテーマである夫婦二人の生活費においては、基本的には考える必要がないものです。ただ、もちろん今後子どもを考えている夫婦にとっては、遅かれ早かれかかってくるものですから、教育費を払えるだけの余裕は持っておきたいですね。

教養娯楽

筆記用具や書籍、楽器やペット、旅費や通信教育の受講料など、幅広いものを指す教養娯楽費について、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、27,590円です。充実した人生を送るために、完全に削ってしまうのも考えものですが、これも夫婦によっては、大きな節約のポイントになる項目ではないでしょうか。

本は頻繁に買う習慣がついている人も多いのではないかと思いますが、節約を考えるのであれば、被服などと同じように、まず衝動買いせず、本当に欲しいものや必要なものだけを買う。古本屋やインターネットなどで安く買うか、図書館を利用する。旅行には、例えば、積み立てをして年に一度だけ出かける。通信教育などは、本当に必要なものや収入に繋げられるものだけ受講するなど、無駄遣いを省きましょう。

その他の消費支出

諸雑費、こづかい、交際費、仕送り金からなるこの項目について、二人以上の世帯の1ヶ月の平均額は、57,681円です。夫婦二人の世帯について、仕送り金や子どものこづかいが不要であることを考えると、この額よりは抑えたいところです。

旦那様のこづかいが多すぎる場合は、それも検討の対象になりますが、まずは、安いからなどといって考えもせずに不要なものを買っていないか、誘われるがままに飲み会やお茶に出かけて交際費をかけすぎていないかなど、簡単にでも家計簿をつけて、お金の使い道を自覚することが大切です。

夫婦に合ったやりくりを

ここまで項目別に、各生活費の平均額や節約のポイントを述べてきましたが、実際のところ、節約を趣味のように楽しめる人以外は、切り詰めることばかり考えていては、ストレスが溜まり、毎日を楽しめないこともあるでしょう。夫婦共働きで子どもを考えていない夫婦であれば、上記のような細かい工夫をしなくても暮らせるように、収入やライフプランによって、節約の重要性は違ってくると思います。

また、節約の必要性が同じような家庭でも、車がないと生活できない、北国で常に暖房が必要なので電気代が高いのは仕方ないなど、住んでいる地域や家庭の事情によって、どうしても削れない項目もあると思うので、一概にこの項目はいくらの予算にしましょうとは言えません。全ての項目を削らなければと思ってしまうと、必要なものを買う時でさえ、お金を払うことに罪悪感を持ってしまいます。

まず、現状把握から始めよう

まず、なんとなく「節約しなきゃ」と思いつつ行動に移せていない方は、大まかにで構わないので、上記の項目ごとに使っている金額を書き出し、現状を把握しましょう。そのうえで、どの項目なら削れそうかを考え、ひとまずそれだけを意識して次の月を過ごしてみる、ものによっては、契約プランを見直してみるのもいいでしょう。

テレビ番組などでも1ヶ月1万円で過ごすチャレンジがありましたが、そこまでしろとは言わないまでも、本気になればそれだけの額で生きていけるわけですし、節約も工夫次第でゲーム感覚で楽しめます。

どうせならイライラしながら取り組まず、他の人の節約方法を真似したり、独自の節約方法を編み出したりしながら、「今月はこれだけで生活できた!」と、夫婦で楽しく節約しましょう。