2人暮らしの生活費が軸!新婚さん必見<生活水準貯金>って?

「貯金しやすい時期」って聞いたことありますか?人生の中で貯金しやすい時期の一番は<結婚して子どもが生まれるまで>とも言われています。この時期に貯金をすることで、どんなメリットがあるのでしょうか。



貯金、してますか?

もし「結婚して子どもができるまでの2人暮らしをしている」という方がいるのなら、今がお金の貯め時かもしれません!

この先の人生、お金を使うタイミングはどんどん押し寄せてきます。しかも数万円単位!今後困らないためにも、貯金を始めてみませんか?



お金がかかることって?

1:出産・育児

子どもが欲しい方の場合、今後は出産・育児にお金がかかってきます。「出産一時金がでるから。病院の診察台も助成金がでるから大丈夫!」と思っていると、困るかもしれませんよ。

例えば切迫流産で長期で入院しないといけなくなったとき。仕事をしている人なら仕事を休まないといけないし、入院費もかかりますね。また、病院選びによっては出産一時金で補えない場合もあります。

「出産後、育児休暇でもお金がでるから」と思っている方。もし保育園がなかなか見つからず、育児休暇の期間だけでは間に合わなかった場合にはどうしますか?

旦那さんもいつ病気になるか・いつ事故にあうかわかりません。そうなった場合、子どもを育てるためにはやっぱりお金が必要です。 子どもの1人当たりの教育費は、公立や私立など学校によっても変わってきます。平成24年の文部科学省の調査によると、幼稚園から高校卒業までの15年間にかかる教育費の合計は、ずっと公立の場合で500万円。すべて私立の場合だと、なんと1,677万円が平均額なんだそう。

これに加えて学習塾や習い事、部活や趣味のお金もかかりますよね。また子どもが増えると食費も増えるし、教育費も何倍にもなります。奨学金や教育ローンを上手に使って、十分な暮らしができるようにしたいところですね。

幼稚園から高等学校卒業までの15年間の学習費総額
参照元:文部科学省(2015年12月現在、著者調べ)

2:家を買う

「家を買おう・建てよう!」と思っている方、もちろん貯金をしていますよね?「全額ローンを組むから月々払っていけば大丈夫」と考えていませんか?実は頭金があるのとないのでは、利子の支払額が何百万円も変わることがあるんですよ!

例えば3,000万円の家を購入して、金利2%の銀行でローンを組むとします。頭金がない場合、3,000万円のローンを組むことになるので月々約110,000円を30年ローン・総返済額は約39,900,000円。つまり金利分として約990万円も支払うことになるんです。

しかし頭金を500万円用意しておくと、2,500万円のローンを組むことになるので月々約110,000円の返済となると23年ローン・総返済額は約3,100,000円。つまり金利分として約600万円の支払いになるといえるでしょう。 頭金500万円を貯めるためには月10万円の貯金で約4年間。貯金のない状態でローンを組むよりも、4年間頭金を貯めてからローンを組む方が、ローンの返済期間も短くなって金利分も減るでしょう。そして4年後だと、いまの最新設備が少し値下がりしているかもしれません。

「どうしても今買わなくちゃ!」という方以外であれば、もう少し貯金してから家を購入するプランも考えてみてはいかがでしょう。でも、貯金している間の家賃もかかるということを忘れてはいけませんよ。 平成24年の注文住宅を購入する場合の建築・土地の合計費用の全国平均は<3,562万円>。これは住んでいる地域にも大きな差がありますが、最高の東京都の平均は5,154万円・最低の秋田県の平均でも2,535万円なんだそう。

その中でも頭金として用意されている平均額は購入額の10%である356万円。残りの90%をローンを組んで返済していることがわかりますね。

戸当たり建築費
参照元:住宅金融支援機構(2015年12月現在、著者調べ)

3:老後

自分の老後のプランニングは立てていますか?「いくら年金収入があって、いくら支出がありそうだから、いくら貯めておかなきゃな!」と簡単にでも計算しておくことをおすすめします。

また、自分たちの老後だけじゃなく、もし親に貯金がない場合には親の老後にもお金がかかります。万が一介護状態になった場合には、仕事を辞める・休まないといけないこともあるかもしれません。

「家族に迷惑かけられないから高齢者向けの施設に入所したい」という方であっても、その費用は高額。入居費が安いところを選んでも、十分なサービスを受けられないと追加でお金がかかることもあるそう。

2人暮らしの生活費を軸に!

上手な貯金の仕方として、お給料がこの先上がっていくご家庭におすすめの<いまの生活を基準にしていく生活水準貯金>という方法をご紹介します。

この方法は「お給料がUPしても生活水準をUPさせない!」というもの。節約志向ではない方でも貯金がしやすい方法なんですよ! 平成25年の国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、年齢別に平均給与をみてみると、男性は55歳まではだんだんと上がっていくのに対し、女性は年齢によっても大差がないのだそう。

男性の給料の平均を年齢別にみていくと、25~29歳では約371万円、30~35歳では約438万円、36~40歳では499万円となってます。また、この「給与」というのは月々のお給料とボーナスを合わせた額のことを指していますよ。

民間給与実態統計調査
参照元:国税庁(2015年12月現在、著者調べ) 人事院の調査によると、2人暮らしの生活費の平均は168,720円。3人暮らしだと195,220円、4人暮らしだと221,680円となるそう。生活の仕方・地域・子どもの年齢によっても違いはあるとは思いますが、子どもが1人増えることで生活費が約3万円UPすると言えますね。

ちなみに2人暮らしの食費が30,270円に対して3人暮らしだと42,780円。もし食べ盛りの男の子の場合にはもっとプラスになっていくこともありそうです。

ではこれも踏まえて貯金の仕方をご説明していきます!金額や年齢はご自分の数字に当てはめて考えてみてくださいね。

標準生計費
参照元:人事院(2015年12月現在、著者調べ)



2人暮らしで基礎を作る

例えば31歳の旦那さんと専業主婦の家庭の場合。月々の手取りが30万円だとしましょう。2人暮らしの生活費の平均は17万円ですが、月々10万円を貯金して、20万円で生活しているとしますね。ボーナスはもらっていないor使ってしまうということにしましょう。

これまで貯金が0だったため、この1年で120万円が貯まりました。32歳になったら、手取りが2万円UPしたとしましょう。しかし生活費は20万円のまま。すると月々12万円が貯金できることになるため、年間144万円が貯金額となるでしょう。

33歳では月々14万円が貯金できるので年間168万円が貯金できます。34歳では月々16万円を貯金・年間192万円が貯金できることになりますね。35歳では216万円の貯金となるでしょう。

すると、31歳から35歳のうちに合計840万円の貯金額になりました。生活費は変わっていないため、大幅な物価変動がない限りは特に節約などもせずに貯金ができるということになりますね。

子どもが生まれたら

35歳で子どもが生まれたとしましょう。子ども1人分の教育費は既に用意ができています。生活費は1人増えたので3万円のUPでしたね!したがって、36歳からは生活費は23万円でやっていくことにしましょう。

36歳の時点の手取りは40万円になっていました。すると貯金額は17万円となるので1年間で204万円の貯金となりますね。37歳では手取り42万円・貯金額は19万円なので228万円。38歳で252万円・39歳で276万円・40歳で300万円の貯金となるので、5年間で1,056万円が貯まりました。

家を買ったら

ではこの1,056万円を頭金として家を購入するとします。家のローンの平均額は3,500万円でしたので、残り2,500万円をローンで返済することにしましょう。60歳までに返済したいので20年ローンで月々11万円の返済とします。

生活費は、子どもが食費がかかるようになったので3万円プラスの26万円でやっていくことに決めました。すると月々37万円の支出がある計算になりますね。

41歳で手取りは50万円になっていました。従って13万円の貯金額からスタートです。41歳で156万円の貯金・42歳で180万円の貯金・43歳で204万円の貯金・44歳で228万円の貯金・45歳では252万円の貯金となり、5年間で1,020万円の貯金額となりました。

このように60歳まで貯金を続けていくと老後の生活費も十分に貯まることになりそうですね! という具合に、生活費の基礎を決めて貯金額をだんだんと増やしていく方法もあります。現実社会ではこんなに上手には進みませんよね。

しかし「お給料が増えたから生活水準をUPさせる」というようにしていると、いつまでたっても貯金額は変わらず、むしろ支出が増えることで貯金が減っていく可能性もあります。

だからこそ、<2人で暮らしていた生活水準+家族が増えた分の生活費>で生活していくことで、お給料が上がった分がそのまま貯金できるという仕組みになっているんですね。

世帯年収を上げるために食費をUP!?

もし専業主婦だった妻がパートを始めた場合。また正社員として働いていた妻が休職後仕事復帰した場合、世帯年収自体はそのお給料分が増えますね。しかし「専業主婦でいるときには食費が節約できていたのに、仕事をし始めてからはお惣菜や外食に頼ってしまって、食費自体がUPしてしまった!」という家庭が多いのだそう。

また、専業主婦と兼業主婦の家庭では貯金額があまり差がないという調査結果も出ているのだとか。これは「2人で稼ぎがあるからお金を使っても大丈夫!」という安心感があるから。 だからこそ、もし少しでも余裕があるのなら夫のお給料で生活していた生活水準を変えずに、妻のお給料はなかったものとして貯金をしてみることもおすすめの一つ。

でも仕事をしながらの家事は本当に大変ですよね。だから、「世帯年収が上がったから広い家に住もう!ちょっと贅沢をしよう!」というお金の使い方ではなく、「世帯年収を上げるために食費を少し増やそう」という考え方に変えてみてはいかがでしょうか。

生活水準を下げてみない?

そもそも生活水準とは、その家族の構造・生活の仕方の基準のこと。生活水準は収入や生活費、趣味や資産などによって変わってきます。よく「生活レベルを下げたくない!」という言葉、聞いたことありませんか?

しかし、生活水準をちょっと変えるだけでも貯金額はあっという間に変わってくるんです。次は、変えられる生活水準について見ていきましょう!

住居費の削り方

まずもっとも変わってくる費用として「住居費」があげられます。「駅に近くて駐車場もあって、スーパーも近く。築年数も浅いし職場にも近い!」という家賃12万円のマンションに住んでいるとしましょう。

しかし「車があるのに駅に近い必要はないかも」とか「スーパーは近くなくても困らない」・「築年数は10年でもきれいなアパートがあった」と考えていくと、家賃8万円のアパートに出会いました。すると月々4万円が残ります。この額を5年間貯金していくと240万円が貯金できることになりますね。 また家を探すときに覚えておいて欲しいのが、<駅近くの物件と駅から離れている物件の通勤時間の差>。例えばA駅の会社に勤めている人が家を探しています。A駅へ電車で10分で通勤できるB駅にある<駅から徒歩20分・家賃10万円のマンション>がいいなと思っていますが、家賃がちょっと高いなと思っています。

そこで不動産屋さんに相談をしてみたら、A駅から電車で25分離れたC駅の<駅から徒歩5分・家賃8万円のマンション>をおすすめされました。

「通勤に時間がかかるのが嫌だ!」と思いますが、実は家からA駅に着くまでの時間は変わりません。交通費が支給される会社であれば、2万円下がるのに通勤時間はどちらも30分。5年間で120万円の節約になるでしょう。「電車に乗る時間は短くしたい!」という方以外におすすめしたい家の探し方ではないでしょうか。

生活費の削り方

例えば美容院で毎月カットとトリートメントをしていた方。月2万円なので1年で24万円かかっていました。でも自宅でトリートメントをしてみたら、月1万円に。12万円の節約になるかもしれません。

毎週土日は外食をしているという方。同じメニューを家で手作りしてみたら、食費が月3万円・1年で36万円減るかもしれません。原材料もわかるし身体にもいいこともあるでしょう。

スマホに月2万円かけている方。家でもwi-fiを使っているなら、外で利用できるスマホの通信料は減らせるかもしれません。月1万円になれば1年で12万円。

これだけでも、もともと月7万円かかっていたものが月2万円に。1年で60万円が貯金できるかもしれませんね!

おわりに

いかがでしたか?2人暮らしのうちに貯金体質になっておけば、きっと今後支出が増えても楽しく生活していけるはず。逆にいま贅沢な暮らしをしていると、なかなか生活水準を下げるというのは人間にとって辛いこと。

<生活水準貯金>を始めるために、まずは自分たちの基礎となる「十分な暮らし」について家族で話し合うこともオススメしますよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。
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