親の老後が心配面倒をみる前に検討したいリバースモーゲージ

親の老後を心配している人は多いものです。様々なケースがありますが、この記事では「持ち家はあるものの生活費が工面できない親」に焦点を当て「リバースモーゲージ」についてご紹介します。「生活費がないから家を売却」の前に検討したいリバースモーゲージ。家を担保にしておき亡くなってからの返済とできるローンについてご紹介します。



親の老後が不安で仕方ない

貯蓄もあまりないみたい

親の老後を心配している人が多いようです。もらえる年金の額も少ないようだし、その割に貯蓄もあまりない様子。子供達は離れて暮らしているし、様子があまりわからない。病気をしても心配させないようにと事後報告のことが多いなど。

やはり一番の心配は「生活費」。持ち家があっても生活費が足りないというケースもありえますね。住み慣れた家を売却したとして、その後家賃を払いながらやっていけるのだろうか。そんな不安がつきないのもわかる気がします。同じように思う人が沢山いることでしょう。



家を担保にして生活費を工面

リバースモーゲージを知っていますか

持ち家はあるけど生活費が不安、そんな人が知っておくと良いのが「リバースモーゲージ」。日本語で言うと「住宅担保型老後資金ローン」です。自宅を担保に入れることで、上限の枠内で銀行からお金を借り入れることができます。返済は亡くなった後の自宅売却で賄いますから、相続人にはその残額のみがいくという仕組み。

リバースモーゲージを利用することでまず一番大事な「生活費」を工面できるだけでなく、「古くなって不便だった部分のリフォーム」、あるいは老人ホームへ入居するための「入居一時金」といった使い方もできます。

年齢等の条件があります。三井住友銀行の場合でご紹介しましょう。

●契約時の年齢が満60歳以上
●自宅に単身、もしくは夫婦二人住まいであること
●安定かつ継続した一定の収入(年金等)がある人
●東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県での所有一戸建てであること
●土地評価額が原則6,000万円以上であること

6,000万円以上の土地になんて住んでない!という方でも「みずほプライムエイジ」というリバースモーゲージローンであれば、 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県と地域がさらに限られてしまうのですが2,000万円以上の評価額という条件になります。なお、みずほプライムエイジではマンションも担保物件とすることができ、その場合は築年数や専有面積等の条件があるものの評価額5,000万円以上であれば大丈夫です。

都市部の人しか「リバースモーゲージ」は使えないの?と疑問に思うことでしょう。地方銀行にもリバースモーゲージは広がっています。続けて紹介しましょう。

リバースモーゲージ : 三井住友銀行
参照元:三井住友銀行(2015年12月時点、著者調べ)

みずほ銀行:リバースモーゲージローン「みずほプライムエイジ」の商品内容
参照元:みずほ銀行(2015年12月時点、著者調べ)

地方の例

広島銀行で扱っているリバースモーゲージ「きらめき」の内容をご紹介しましょう。土地評価額の制限がないため、より利用しやすい条件となっています。

●年齢:60歳以上
●使い道:自由
●融資金額:500万円~2,000万円(土地評価額×50%以内)
●融資期間:終身
●担保対象:広島市の中区・南区・東区・西区の戸建て住宅
●保証人:推定相続人(1名)

土地評価額の半分まで融資してもらえるということですから、1,000万円以上の家が対象になるということですね。地域が限定されていることが気になりますが、使い道が「自宅リフォーム資金か老人ホーム入居一時金」であるなら広島銀行営業エリア内の住宅(マンションも含める)を担保に融資を受けることができます。その場合は融資金額が100万円~1,500万円となります。

さらに、自治体の社会福祉協議会を通じてリバースモーゲージを利用するという方法もあります。低所得世帯が対象です。続けてご紹介していきましょう。

ニュースリリース[2014年2月19日]|広島銀行
参照元:広島銀行(2015年12月時点、著者調べ)

高齢者向けローンのラインナップ
参照元:広島銀行(2015年12月時点、著者調べ)

社会福祉協議会に申し込むリバースモーゲージ

各自治体の社会福祉協議会でも不動産担保型生活資金制度(リバースモーゲージ)への申込みを受け付けているようです。神奈川県を例に概要をお知らせします。

【条件】
●単身、あるいは夫婦で居住していること
●不動産に賃借権等の利用券や抵当権等の担保権が設定されていないこと
●65歳以上
●非課税世帯あるいは均等割税世帯程度の低所得世帯であること(※)
※生活保護受給世帯は除く

【内容】
●貸付限度額:土地の評価額の70%(評価額は1,500万円以上であること)
●1月当たり30万円以内の額を3カ月分ごとにまとめて貸付
●不動産に根抵当権等を設定する
●連帯保証人として推定相続人1人の選任が必要

相談は各市区町村社会福祉協議会へ行うことになります。

不動産担保型生活資金のご案内-生活福祉資金等の貸付|社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会
参照元:広島銀行(2015年12月時点、著者調べ)

住み慣れた家を離れたくない場合

いかがでしたか?親の老後を心配している人は多いようです。持ち家があったとしても「生活費」が足りなければどうにもなりませんね。そんな人の状況を背景に「リバースモーゲージ」という方法で持ち家を担保に生活資金を工面する形が広がっています。

親の老後生活費の心配の際に「住み慣れた家を離れず」工面する方法があると知るだけでも一つの安心材料になるかもしれませんね。この知識が安心材料として少しでもお役に立てれば幸いです。 *本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。