今さらだけど、キャッシングとローンの違い、知っていますか?

お金が無い!そんなピンチの時にお金を借りることができる便利なサービス、「キャッシング」。でも、キャッシングとローンはどのように違うのか、ATMで手軽にお金が引き出せちゃうキャッシングのこと、きちんとわかって使い分けている人がどのくらいいるでしょうか?



キャッシングとは

急にお金が必要になった、よくある事です。たとえば身内の不幸など、思いがけないことが起こり、急いで実家に帰らなくてはいけない!実家は遠くて飛行機で行かなくてはいけない、喪服も用意しなくてはいけない、香典も包まなくてはいけない…まとまったお金が必要です。

突然夫が入院、手術をした!個室しか空きが無い、入院に必要なものをいろいろ買い揃えて、いざ退院…保険が下りる前にとりあえず、立て替えて支払いをしなくてはいけないのにお金が無い!

今月はクレジットカードの支払いがたくさんあった、遠方の結婚式に出席したからもう手元にお金が無い、などなど。お金が必要になる理由はさまざま、お金が無い理由もさまざまです。

急にお金が必要になった時、便利なのが「キャッシング」または「カード・ローン」です。

「キャッシング」とは

クレジットカードやキャッシング・カードを利用して、ATMや消費者金融の窓口でお金を借りられるサービスを「キャッシング」と言います。住宅ローンや学資ローンのように、使い道を決められておらず、借りたお金の使い道は個人の自由です。

また、担保や保証人も必要ないので、誰かに知られたりすることもありませんし、気軽に利用できるのが特徴です。あらかじめ審査があり、その「個人」の利用枠が設定されて、その範囲内であればいくらずつでも、何度でもお金を引き出すことが出来ます。

個人の立場からすると、事前の審査さえ済ませておけばいつでも気軽にお金を引き出せるというその手軽さが魅力。一方で貸す側からすると、個人を相手に利息を得る目的のこの事業は、リボ払いなどと同じく利益率が高いので、多くの企業が積極的にサービスを提供しており、その結果現在では多くの人が利用しているサービスです。

キャッシングとは | クレジットカードを選ぶなら、セディナ(Cedyna)
参照元:セディナ(2016年1月時点 筆者調べ)

キャッシングとカードローン

私たち一般人は、「キャッシング」と言えばATMで気軽にサッと引き出せて手軽なイメージ、ローンは「ローン申請書」などに記入して捺印して、何十万、何百万という単位のお金を借りる、ちょっと大変なイメージを持っています。実際のところはどうなのでしょうか?

まず、アコムやプロミスなどの消費者金融では「キャッシング」も「カードローン」も同じとみなしています。しかし、「キャッシング」という言葉は、消費者金融が一時期よくコマーシャルで流して、我々庶民に広く浸透した経緯があり、銀行としては「我々は消費者金融じゃない」というプライドがあるためかどうかはわかりませんが、個人に無担保でお金を貸すというサービスは同じであっても、キャッシングとは言わずに「カードローン」と言います。

上の二つは消費者金融の場合と、銀行の場合のお話です。では、クレジットカード会社のキャッシングとカードローン(またはローン)ではどのように違うのでしょうか?やはり消費者金融と銀行のように、扱う商品は同じで名前が違うだけなのでしょうか?
クレジットカード会社の場合は、ちょっと違います。クレジットカード会社の多くが、発行したクレジットカードに、「買い物枠」とは別に「キャッシング枠」というのを作っています。消費者金融や銀行と同じように、「個人に対して無担保でお金を貸す」ことに変わりはありませんが、「キャッシング」と「ローン」を使い分けて呼んでいるようです。

クレジットカード会社でいう「キャッシング」とは、「翌月一括返済」の無担保融資であり、「ローン」や「カードローン」と言えば「毎月均等返済をする」無担保融資を指します。たとえば、クレジットカードを使って4万円の「キャッシング」をすれば、返済は翌月、4万円を一括で返済することになります。

一方で、クレジットカードを使って4万円を「ローン」で借りると、たとえば、事前に「返済額を毎月1万円」で設定していれば翌月は1万円の返済。それを4カ月繰り返すということですし、「毎月5千円」という設定をしていたら、8カ月毎月5千円ずつ支払うということです。(話が複雑になるので今は利息分については割愛します。)

キャッシングはどこでできる?

さて、キャッシングとローンの違いがなんとなく分かったところで、どういうところでお金を借りることが出来るのでしょうか?まず、お金を借りると言えば、だれもがなんとなく頭に思い浮かぶのが消費者金融です。インパクトのあるコマーシャルが頻繁に流れていた時期もあるので、それぞれの会社の名前は広く世間に浸透しています。

アコム、アイフル、プロミス、レイクなどがその例です。こうした消費者金融は、インターネットや電話での申し込みはもちろん、駅の近くや人が多く集まるところなどにATMを設置していることが多く、そこへ行けばまずは手続きができます。もちろん、直接窓口に行くことも可能です。消費者金融の魅力は、審査が短く、借りられる金額が比較的多いというところでしょう。

次に銀行ですが、銀行にあるカードローン用のATMをご存知でしょうか?電話ボックスのように囲まれたブースになっているので、「あれは何だろう?」と思われた方も多いはず。あの中にあるATMでカードローンの申請をすることが出来ます。最近は銀行の審査も、消費者金融に負けないスピード勝負になっているようで、最短40分という銀行も出てきています。

クレジットカード会社のキャッシングは、今現在お持ちのクレジットカードを作る時、すでに審査が済んでいる場合がほとんどです。なので、多くの方が今から新たに審査を受ける必要はおそらくないでしょう。銀行のATMやクレジットカード会社のATMなどでキャッシングをすることが出来ます。また、ATMに行く時間が無い場合でも、楽天カードのようにネットで申し込みをして最短数分で口座に振り込まれるというサービスもあります。

楽天カード: お支払い方法_キャッシングサービス
参照元:楽天カード(2016年1月時点 筆者調べ)

お金を借りるまでの流れ

消費者金融であっても、銀行であっても、クレジットカードであっても、基本的な流れは

1.申し込み
2.審査
3.融資

です。

たとえば、アコムのネット申し込みを例に挙げてみましょう。アコムのネット申し込みで必要なのは以下の情報のようです。

■氏名・旧姓・生年月日・性別・独身か既婚か・メールアドレス
■住所・電話番号・住居形態(賃貸・持ち家など)・住宅ローンの有無・同居の家族構成など
■勤務先について所在地・電話番号・所属部署・会社規模・勤続年数・収入・給料日・保険形態など
■他社での借り入れ状況

以上の他に、審査結果の通知方法の希望を伝えるなどいくつかの項目がありました。また、銀行の場合でも、最近ではグループに取り込んでいる消費者金融と同じ審査項目を要求してくる場合がほとんどです。

クレジットカード会社の場合は、新規であればクレジットカードを作るのと要領はほぼ同じです。つまり、審査にはクレジットカードを作るのと同じ時間がかかると思いましょう。最短で1週間くらいということです。逆に、すでにお持ちのクレジットカードを使うのであれば、すでに融資枠は決まっているので、いつでも必要な時にATMに行ってキャッシングをすればいいだけです。

審査は何を審査するの?

さて、ここまでで一番気になるのは、やはり「審査」でしょう。いったいどのようなことを「審査」されるのでしょう。「審査」は、キャッシングを初めて申し込む時には絶対に避けることのできないものです。貸す側にしてみたら、どこの誰かもわからない人にお金を貸すわけですから、その人がどういう人かをきちんと知っておきたい、当然のことです。

提出される氏名・住所・生年月日・勤務先や年収などをもとに、貸すか貸さないか、貸すならいくらまでだとちゃんと返してもらえるのか、などを審査するわけですから、貸す側にとってはとても重要なことです。では、審査ではどのような項目を重要視するのでしょうか?

■他社借り入れ
今回キャッシングを申し込む現段階で、すでに他の会社からお金を借りているかどうか、ということです。収入に対して、あまりにも多く借りすぎていれば不利になりますし、額がそこまで多くなくても、返済が滞っていたりするとやはり不利になります。ウソをついても、この業界は横のつながりで情報は筒抜けだと思って間違いないので、正直に申告しましょう。

■年齢
特に消費者金融では、メインの顧客ターゲットは20~30代と考えているようです。年齢がある程度上の方が信用してもらえそうなものですが、この業界では違う視点で考えます。つまり、ある程度の年齢になれば、ある程度の貯えがあるはずだ、という考え方です。ですから、「ある程度の年齢」に達しているにもかかわらずお金を借りにくる=信用度が低いということになるわけです。

■既婚か独身か
一般社会では既婚者の方が信用されそうですが、既婚者=自由になるお金が無い、と考えられます。しかし、ある程度の年齢になっても独身となると、今度はまた「独身なのはなにかワケでもあるのか」と見られます。結婚については、他の項目と総合的に判断されるようです。
■職業
高収入であれば何でもいい、というわけではないようです。まず最も信頼されるのが「安定している職場」です。「安定している」というのは、離職率が低い職場ということです。公務員などがその筆頭でしょう。そのほか、会社員も安定しているとみなされます。逆に、パチンコ店勤務や水商売などは離職率が高いため信用度は低くなります。

また、安定している職場であっても、勤続年数が数カ月、というのではあまり評価は高くなりません。また、無職であっても専業主婦に融資をする会社がありますが、この場合は配偶者の勤務先などを審査対象にしています。そして、審査に通った場合でも、融資額は低めに設定されます。

■電話
固定電話が無いと信用されない?と思いがちですが、この業界に関しては、今どき誰でも持っている携帯電話を持っていない、というのは大きなマイナス要因です。もちろん、固定電話と携帯電話、両方持っているにこしたことは無いようですが、いざという時すぐに捕まえられる携帯電話があればいいようです。

■住居形態
当然ながら、賃貸よりは持ち家が高評価なのは間違いないでしょう。しかし、最も評価が高いのが、「独身で家族同居」です。家賃や光熱費などの費用が掛からず、返済がしやすそうですし、いざという時は家に連絡をすれば本人を捕まえやすいということです。更に、居住年数は長い方が有利です。あちこち転々とするよりは、一か所に定住する人を好む傾向があります。

メリットとデメリット

キャッシングのメリットはどういったものがあるでしょう。まず第一に、「手軽である」ということが挙げられるでしょう。いつでも必要な時にサッと借りられる。とても魅力的です。また、キャッシングは基本的に利息は日割り計算なので、例えば今日借りたお金を明日ATMに入金すれば返済額が限りなく元本に近く済むということです。

デメリットは、手軽すぎるために、いらぬ借金を背負う可能性があるということです。よくよく考えもせず軽い気持ちでお金を借りてしまうというのは、とても恐ろしいことです。また、消費者金融の場合は銀行に比べると利息が高いのがデメリットです。住宅ローンや自動車購入など、目的がはっきりしていて、まとまったお金が必要な場合は銀行のローンのほうが得な場合もありますので、使い道によって、お金を借りる先も使い分けましょう。



クレジットカード会社と消費者金融

では、クレジットカード会社、消費者金融、銀行と同じキャッシングというサービスで、具体的には何が違うのでしょうか。

クレジットカード会社のキャッシング

代表的なのがVISAやMASTERなどのブランドです。また、これらのブランドが付いたその他カードも含まれます。例としてセゾンカード、ジャックスカードなどです。クレジットカード会社では、「キャッシング」と「カードローン」両方を扱っていることがほとんどです。

■キャッシング
1万円単位で借り入れ可能
返済は翌月一括返済

■カードローン
数十万円程度まで借り入れ可能
分割払いが一般的
ショッピング目的でもいいので最初に審査をしてクレジットカードを作っておけば、以後は必要な時にすぐ借りることが可能

セゾンカード インターナショナル|クレジットカードはセゾンカード
参照元:セゾンカード(2016年1月時点 筆者調べ)

プレミアビアージュ(ローンカード)のご案内|ジャックス
参照元:ジャックスカード(2016年1月時点 筆者調べ)

消費者金融のキャッシング

アコム、プロミス、アイフル、レイクなどが取り扱っています。
■取り扱い名…キャッシング、カードローン、どちらもあります。
■融資額…数万円~数十万円
■返済…分割払い
■本業であるため、様々なサービスを用意している、ATMが多いなどの利便性が高い

【公式サイト】キャッシングなら消費者金融のアコム
参照元:アコム (2016年1月時点 筆者調べ)

キャッシング・消費者金融のプロミス公式サイト
参照元:プロミス(2016年1月時点 筆者調べ)

銀行系カードローン

三菱東京UFJや、三井住友銀行、みずほ銀行などが取り扱っています。
■取り扱い名…カードローン
■融資額…数万円~数十万円
■返済…分割払い
■銀行は貸金業法適用外です。しかし、審査や返済、サービス面では消費者金融に比べるとあまり便利とは言えません。しかし、消費者金融で借りることに比べると、一般の人のハードルは低く、安心感があります。

カードローン「バンクイック」 | 三菱東京UFJ銀行
参照元:三菱東京UFJ(2016年1月時点 筆者調べ)

三井住友銀行カードローン : 三井住友銀行
参照元:三井住友銀行(2016年1月時点 筆者調べ)

借金が終わらない!?

さて、ここまで、意外に簡単にお金を借りることができる「キャッシング」についてご説明してきました。では、借りるのは簡単かもしれませんが、返済はどうでしょう?巷でよく聞く、多重債務という言葉、実際には簡単に完済できないものなのでしょうか?

キャッシングでお金を借りた人に多いのが、「もう何年も返済を続けているけど、いつまでたっても完済できない」という人です。借りたことが無い人は、「何年も返しているのに終わらない」というそのフレーズに驚くと同時に、「やはりキャッシングは怖いものなのだ」と思われるでしょう。

キャッシングで借りたお金をいつまでたっても完済できないのには、「リボ払い」というからくりが大きく関係しています。多くの場合、利息は年利3~20%で融資をしている金融機関が多いようです。これは、借り入れ金額と返済までの期間などで総合的に利息が決まります。たとえば、アコムならば100万円以下なら18%、100~500万円ならば15%です。

たとえば、50万円を年利18%の利息が付くところで借りて、月々の返済額を1万円とします。完済までの途中追加借り入れは一切無しで、ひたすら返済を続けた場合で、93カ月、つまり、7年と9カ月かかるわけです。例えば余裕がある時などに臨時で返済額を少し増やして返済しても、足してせいぜい1万円から2万円でしょう。7年9カ月が7年になる程度の短縮にしかならない可能性があります。

では、100万円を借りた場合はどうなるでしょう?50万円の時でかなり厳しそうですので、今回は毎月2万円ずつの返済とします。100万円を年利15%で借りて、返済は毎月2万円です。返済総額1,579,127円、うち利息は579,120円となり、完済までの期間は79カ月、約6年半です。そして驚くべきは、借りた金額は100万円なのに、60万円近い利息を払っているのです。 毎月の負担を軽くしようとすると、リボ払いはとてもありがたい存在に感じます。月々の利息も大したことが無いように感じるかもしれません。利息は、完済までのトータルでいくらなのか、全体を見て危機感を持つ必要性があります。また、キャッシングの怖いところは、毎月の返済をきちんとしていれば督促の電話などは来ないため、「早く完済しなくては」という焦りがあまり無いことです。

催促が来ないから、毎月なんとなく返済を続けていればそのうち終わるだろう、くらいの認識で支払いを続け、4年ほどたったころに「あれ?いつまで払い続けるんだろう?」と気づきます。4年ほど経つころ、ちょうど50回目の支払いを迎える頃ですが、この時の残高はおおよそ半分くらい。48万ちょっとです。

4年かかっても、半分!?この時に、ようやく自分の置かれた立場に気づき、下がったモチベーションとどう付き合うか、どうやって早く終わらせるのかを考え始める人が多いことでしょう。

【公式サイト】キャッシングなら消費者金融のアコム
参照元:アコム (2016年1月時点 筆者調べ)

キャッシング・消費者金融のプロミス公式サイト
参照元:プロミス(2016年1月時点 筆者調べ)

【アイフル公式サイト】消費者金融・キャッシング・カードローン
参照元:アイフル(2016年1月時点 筆者調べ)



よくある疑問

Q・ 結局、消費者金融とクレジットカードのキャッシングは何が違う?
A・ 返済方法が違います。消費者金融は毎月一定額以上をコンビニ振込・ATM・窓口などで支払います。クレジットカードでは、原則翌月一括返済。または、あらかじめ決めていた額の返済となります。また、初めて申し込んでから実際に融資を受けるまでの時間は、圧倒的に消費者金融の方が短時間で済みます。金利は大差ありませんが、限度額は消費者金融の方が多くなります。ただ、イメージとしては、クレジットカード会社の方が良いイメージを持たれます。

Q・よく聞く30日無利息ってなに?
A・新規顧客を呼び込むためのキャンペーンです。初めての取引の場合、など条件が付いていることが多いです。借りたお金を30日以内に返済すれば、利息が付かないということです。給料日前でピンチ!など、返済日の目途が立っているような場合はこの30日間無利息を利用し、30日以内に給料を受け取って返済すれば、通常5万円借りて18%の利息ならば740円かかるところを、0円で済むわけです。初めて消費者金融でキャッシングをしてみようと思う人の入門にはもってこいのサービスかもしれません。

Q・家や職場に電話がかかって来る?
A・結論から言うと、かかってきます。特に一番最初の審査の時、「在籍確認」といって、本当にその人が、その職場にいるのかを確認するために電話をしてきます。もちろん、消費者金融から職場に電話がある、など避けたいことであるのは消費者金融も十分承知です。職場には個人名で電話をかけてくることがほとんどです。

無事あなたに内線をつないでもらえたらそれで終了ですし、不在の場合でも、本当に在籍していれば「○○はただいま外出中です」などの応対をされますので、それにより「在籍している」確認は取れますから在籍確認は完了します。
Q・家族にばれずにキャッシングは可能?
A・実に70%の人が、家族に内緒でキャッシングをしています。無担保で無保証がキャッシングのメリットですので、たとえ家族であっても金融機関から家族に連絡をする事はありません。では、なぜ家族にばれてしまうのか?それは、あなたの支払いに遅滞があった場合です。督促の電話、督促状が家に届く、などが原因でしょう。

督促の電話も郵便物も、基本的には個人名や無記名など、それなりに金融機関も気を使ってくれています。しかし、督促が来る状態というのは、往々にして他社からも同じようなものが送られてくるような状況になっていることが多く、そのような不自然な郵便物が増えると、家族の嗅覚で問い詰められて発覚、ということがよくあります。

そのほかには、返済の際の領収証をうっかりごみ箱に捨てたのを見つかる、財布にお金がありすぎる、財布を開いたときに、ローンカードが入っているのを見られるなど、あなたのうっかりミスでしょう。 Q・ドラマみたいに怖い人が取り立てに来る?
A・貸金業法という法律で禁止されています。しかし、現実にはヤミ金と呼ばれる、法外な利息で貸し付けるようなところでお金を借りてしまったら、そういったこともあるかもしれません。今回ご紹介したような、一般的な消費者記入で借り入れをする場合、返済に遅れがあっても、1回くらいでは電話がかかってくる程度です。

それが複数回になり、いつも連絡が取れない、となると訪問されることもあります。現在では法律で保護されていますので、マニュアル通りに粛々と事務処理が進められていくだけです。

1.支払いが遅れる
2.電話がかかって来る
3.1週間支払いが遅れると毎日電話がかかって来る
4.電話に出ないと職場に電話がかかって来る(個人名)
5.自宅に督促状
6.債権回収会社からの督促
7.裁判
8.給料差し押さえなど法的手段をとられる

いかがでしょう。毎日電話がかかって来るだけでも十分ストレスになりますので、返済は遅れないようにしましょう。では、どうしても遅れそうなときはどうしたらいいのでしょうか?そもそも遅れないことが前提であり、大原則です。しかし、どうしても間に合わない場合、とにかく借りている金融会社に連絡をしましょう。連絡なしで返済が遅れるのと、連絡をしているのとでは、貸している側の印象が全く違います。

貸金業法21条1項(取り立て行為の規制) | 債務整理と過払い請求の裁判例
参照元:債務整理のABC(2016年1月時点筆者調べ)

最初はだれでも…

ここまで、キャッシングについての一般的なお話をさせていただきました。キャッシングに対するイメージと、現実について、少しでもお役に立てれば幸いです。そして最後に、一番お伝えしておきたいことを書かせていただきます。

「キャッシング」、「カードローン」名前がどうであれ、「借金」です。気軽に借りられる、審査が甘い、利息が低い、いろいろと魅力的なポイントに感じられるかもしれませんが、それを魅力的に感じられるうちに、もう一度よく考えてみましょう。「本当に今、そのお金が、借金してまで必要なのか」と。

先にご紹介したように、もし消費者金融で借りるのであれば、ビギナー向けに無利息の期間を設けているところで、絶対に返せると思える範囲の少額で始めてください。そして必ず、何をおいても最優先で期限内に返済をしましょう。そして、返済が終わったら、消費者金融で作ったカードは解約することをおすすめします。

せっかく審査に通ったのに、なぜ解約?と思われるかもしれません。人間というのは不思議なもので、初めて借りるまではあれほどハードルが高く感じた「キャッシング」が、一度審査を通って無事融資を受け、返済をすると、どういうわけか「こんなものか、意外とどうってことないな」と思うようになることが多いようなのです。

そうすると、次から、それほど大した用も無いのに、ほんの少し「ちょっとお金が足らないな」と思っただけなのに、すぐにキャッシングをしたくなるのです。「すぐ返せば大丈夫」という経験が、強気にさせるせいかもしれませんね。そして、1回目に比べて少し増額してキャッシングをしてしまいます。手元にカードがあると、いつでも思い立ったらすぐに借金が出来てしまうのです。 多重債務者と呼ばれる人たちがいます。複数の金融機関でお金を借りている人たちのことです。こうした人たちは、最初からあちこちで借りていたという人は稀で、ほとんどは、1社への借り入れからスタートしています。そして徐々に額が増え、次の会社でまた借りる、という流れです。A社への返済に必要なお金をB社で借り、B社の返済に必要な額をC社で借りる、というような自転車操業を始めると、もう抜け出すのは非常に難しくなります。

引っ越し費用や入院費用など、やむにやまれぬ事情でどうしても必要な場合もあるでしょう。しかし、ほんのちょっとの虚栄心や見栄などからくる物欲でのキャッシングは、絶対によく考えてからにしましょう。本当にそれが必要か?今すぐにそれが無いとダメなのか?

もしかしたら、全く必要のないもの、来年の今頃には存在すら忘れているようなもののために借金をしようとしているのかもしれません。多重債務者への入り口は、意外に近いところにあるものです。