屋根のリフォームが無料に?!火災保険を賢く利用する方法とは?

ほとんどの屋根は、5年から10年でメンテナンスが必要となります。屋根のリフォームにはどのような種類やどれくらいの費用がかかるのでしょうか?そして、火災保険を賢く利用することで、屋根のリフォームが無料で行なえるかもしれません。



屋根のリフォームの種類

日本では多くの種類の屋根材があります。その素材ごとにメンテナンスも耐久性も違います。しかし、ほとんどの屋根は、5年から10年でメンテナンスが必要になってきます。屋根は雨や太陽光に長時間さらされているので、思った以上に劣化が早いものです。

では、まずは屋根の種類と特徴について確認していきましょう。

屋根の種類と耐用年数

屋根には大きく4つの種類があります。

■日本瓦(粘土瓦)
耐久性が高く、部分的な葺き替えができます。しかし重いため地震には弱い面もあります。耐用年数は50年から100年と長くなりますが、瓦のずれや漆喰がはがれると雨漏りの原因となります。メンテナンスの目安は、瓦の葺き替えについては50年以上もつ場合もありますが、漆喰のはがれた場合の塗りなおしは10年ごとに必要となります。

■セメント瓦
セメントに砂を混ぜて加工されています。日本瓦よりも安いのですが、こちらも重いため地震には弱くなります。また、耐久性が低いため雨漏りがしやすくなります。耐用年数は10年から15年で、色あせやコケの発生、また瓦の割れなどが起こります。メンテナンスに関しては、瓦の葺き替えは20年、塗装をするのは5年から10年ごとに必要となります。

■ストレート(カラーベスト)
セメントに繊維を混ぜて加工されています。コストが安価であり、軽いため地震にも強いといえます。しかし、熱や音が伝わりやすく、色あせやコケの発生、またひび割れなども起こりやすいため、定期的な塗装が必要になります。耐用年数としては20年から25年で、塗装は5年から10年ごと、またカバー工法によるメンテナンスは20年で必要となります。

■トタン(金属)
ガルバリウム鋼板やカラー鉄版などさまざまな種類があります。軽いため地震には強いのですが、さびやすく熱や音が伝わりやすい難点があります。色あせや穴が開いたり欠けが生じたりするため、耐用年数としては15年から20年となるものの、塗装は5年から10年ごとに、重ね葺きは20年で必要となります。

屋根の種類|屋根リフォーム|リフォームのナカヤマ
参照元:リフォームのナカヤマ(2016年1月、著者調べ)

リフォームの方法

リフォームの方法としては、3種類あり「塗装」「カバー工法」「葺き替え」となります。

■塗装
塗装をする築年数の築年数の目安としては5年から15年、比較的に良いセメント瓦やストレート、トタン屋根に向いています。ただし、塗装でのリフォームが可能なのは2回までで、その後はカバー工法もしくは葺き替えが必要になります。

■カバー工法
カバー工法は、劣化が進んでいるストレート屋根やトタン屋根におすすめです。築15年以上を目安に検討すると良いでしょう。ただし、下地まで痛んでしまっているときは、葺き替えが必要になります。

■葺き替え
50年以上経った日本瓦や、20年以上経ったセメント瓦、また下地まで痛んでしまったストレート屋根やトタン屋根の場合には、葺き替えが必要になります。

屋根リフォームをお考えの方へ | こだわりの施工事例 | 愛知県(岩倉市、北名古屋市、一宮市、小牧市、江南市、扶桑町、大口町、犬山)周辺で外壁塗装をするならナチュラルステージ
参照元:ナチュラルステージ(2016年1月、著者調べ)



屋根リフォームの費用

では、実際にどのような工事と費用がかかるのでしょうか?

屋根の塗り替え(塗装)

塗り替えでの屋根のリフォームは、一番手軽で安価な方法です。費用としては20万円~50万円程度となります。塗り替えのできる屋根は、表面が平らなものに限られ、セメント瓦・ストレート・トタンなどの金属系などになります。

使用される素材としては以下の通りです。
■フッ素樹脂塗料:汚れにくく耐久性・耐候性がある塗料ですが、価格的に高額となります。高層ビルなどに使用されます。耐久年数は15年~20年です。
■シリコン塗料:汚れにくく耐久性があります。耐久年数は13年~15年です。
■ウレタン樹脂塗料:最も一般的な塗料です。耐久年数は、8年~10年です。
■アクリル樹脂塗料:耐久性は劣りますが安価な塗料です。最近はあまり使用されていません。耐久年数は5年~7年です。
■遮断熱塗料:太陽光を反射するので、暑さ対策に効果があります。耐久年数は12年~15年です。

カバー工法

ストレート屋根のメンテナンスでおすすめなのは、まずは塗装なのですが、2回以上塗装している場合、塗膜の耐久性が落ちます。また、築20年以上経っている場合、素材自体の劣化が激しく、さらに前回の塗装から10年以上経っている場合も心配です。あと20年は家の建替えはしないという場合も含めて、カバー工法がおすすめになります。

カバー工法は、既存の屋根をはがさないで、その上に新しいものを重ねる方法になります。コストは、葺き替えをするよりも安く、100万円~150万円となります。また、メリットとしては、屋根が2重になるので、断熱性がアップします。

葺き替え

葺き替えは、既存の屋根を取り払い、新しい屋根を葺いていく方法です。下地まで痛んでしまっている場合は、その修正も行ないます。日本瓦やセメント瓦だけでなく、すべての屋根のリフォームに対応しています。すでに雨漏りしているという場合は、下地も痛んでいるため葺き替えが必要になります。その費用としては、150万円~300万円と高額になります。

屋根リフォームをお考えの方へ | こだわりの施工事例 | 愛知県(岩倉市、北名古屋市、一宮市、小牧市、江南市、扶桑町、大口町、犬山)周辺で外壁塗装をするならナチュラルステージ
参照元:ナチュラルステージ(2016年1月、著者調べ)

火災保険を賢く利用する

屋根修理は、火災保険を賢く利用すると無料でリフォームが行なえる場合があります。火災保険については、ほとんどの家で加入がされていると思います。もし無料でリフォームができるのであれば、利用しない手はありませんね。

火災保険なのに屋根のリフォーム?!と思われましたか?実は火災保険の主な保障内容には、風災の場合の補償があります。その風災の保障を利用すれば、無料で行なえる可能性があるということです。もう少し詳しくみていきましょう。

「風災」の適用条件

風災と適用されるためには、風災の定義をまず確認しなければなりません。風災とは、台風で屋根が飛ばされたり、屋根瓦が飛ばされたりする場合を指します。また、風で飛ばされてきた飛来物によって、損害を受けた場合も風災とされます。

では、火災保険で風災の被害として、どんな場合に適用されるのか確認しましょう。
まず、強風での被害出なければいけません。強風の被害とは、通常と異なる強い風のことになります。しかし、どの程度かわかりませんよね。突風なども強風となるので、風によっての被害であると判断されることです。

次に、風災被害から3年以内である必要があります。風災から3年以上経過してしまうと、補償適用外になります。しかし、いつ被害にあったのか定かではない場合もありますね。逆を言うと、3年以内に突風が吹いていれば該当するでしょう。

そして、被害金額は20万円以上でなければなりません。これは屋根の修理をしようと思うと、目安として50万円以上かかってきますので、問題はないと思います。

風災、雹(ひょう)災、雪災とは何ですか?/損保ジャパン日本興亜
参照元:損保ジャパン日本興亜(2016年1月、著者調べ)



無料で修理をするための手順

必ず火災保険での適用がされるとは言えませんが、無料でできるものであれば、それに越したことはありませんね。どちらにしても直さなければならないのであれば、一度試してみるというのもいいと思います。その手順としては、まず業者に依頼をし、現場調査をします。その後、損害保険会社に申請をすると審査が行われます。それで承認されれば工事をするという流れになります。

業者への依頼と調査

業者へ依頼する場合は、火災保険を利用して無料で修理ができるか確認をしてもらえ、さらに申請手続きを代行してくれる専門業者にお願いするのが良いでしょう。申請は自分でもできるものですが、その書類の作成が難解になってきますので、そこまで代行してくれる専門業者に依頼した方が安心です。

そして火災保険が利用できるのかどうかの判断をしてもらいます。もし、火災保険の利用は難しいと判断された場合でも、専門の業者であれば、調査に関して費用は発生しません。

保険会社への申請と調査

調査を行い、火災保険での申請が可能とされた場合は、専門業者から保険会社への申請をしてもらいます。保険会社は、その内容について調査員の確認を行ないます。もし認定されなかったとしても、この調査費に関しても費用は発生しません。

そして認定された場合は、その補償される金額が認定と同時に確定されます。その金額は後日入金されますので、その後に工事日程の調整をおこなって、屋根の工事を行うという流れになります。

風災とは?|火災保険、損害の種類です。
参照元:屋根診断申請ドットコム(2016年1月、著者調べ)

依頼業者選びがポイント

火災保険で無料の屋根修理を行なうには、業者選びがポイントになります。良い業者を選ぶ目安としては、会社の規模ではなく、実績などを確認すると良いでしょう。その業者での保険適用率を確認することや、損害保険鑑定人がいる場合、保険の適用の判断を適正に行なえると思います。

また、口コミでの評判も参考にしてみてください。評価が高い業者は、信頼性も高くなりますね。

悪徳業者に注意

実は、屋根の修理業者の中には、詐欺業者が多いのが現状です。わざと見積もり調査時に瓦を割って、修理請負契約を迫るようなところもあるようです。また、修理内容に関しても、屋根という場所ですのでなかなか確認がしづらく、手抜きがわからないという点もあります。強引な契約やあまりにも自己負担がないことを強調する場合は、疑ってみることも大事になります。

業者選びは慎重に、信頼性のおける会社に依頼をするのが大切なのです。

おすすめの火災保険

火災保険を利用するとなると、保険会社選びも大切になってきますね。ここでは、人気のある火災保険について紹介をしていきます。

朝日火災海上保険「ホームアシスト」

朝日火災海上保険の「ホームアシスト」は、「ワイド」「ベーシック」「エコノミー」「フリー」の4つのプランから選ぶことができます。保険期間中は、いつでも新築可能な保険金が支払われます。 緊急トラブルに関するサポートもあり、カギ・ガラス・水まわりのトラブルなどの場合に、お客様専用の受付窓口にて受付をしてくれます。ただし、作業代金は自己負担です。

ホームアシスト(家庭総合保険)|朝日火災海上保険
参照元:朝日火災海上保険(2016年1月、著者調べ)

富士火災海上保険「未来住まいる」

富士火災海上保険の「未来住まいる」は、Webでの申込で割引10%となります(地震保険は適用外)その保障の対称になるのは、居住用建物と家財です。 保険期間については、2年~10年で、家財のみの場合は2年~5年となっています。

万が一の損害保険金については、保険金額を限度に、実際の損害額が支払われます。(再調達価額が基準となります)

一戸建て/分譲マンション向け火災保険【未来住まいる】 | 富士火災海上保険
参照元: 富士火災海上保険(2016年1月、著者調べ)

AIU保険「スイートホームプロテクション」

AIU保険の「スイートホームプロテクション」は、火災・落雷・破裂・爆発以外についての補償を、自分の必要な補償だけ選ぶことができます。また、オール電化住宅割引やノンスモーカー割引、発電エコ住宅割引などがあります。プランについても、保障内容がわかりやすい表示となっています。

スイートホームプロテクション(ホームライフ総合保険) 特長 | AIU保険会社
参照元: AIU保険会社(2016年1月、著者調べ)

東京海上日動火災保険「トータルアシスト住まいの保険」

東京海上日動火災保険の「トータルアシスト住まいの保険」は、保険金の支払い方法について統一されていて、損害額から免責金額を差し引いた金額を支払う実損払い方式となっています。また、1口100万円として希望の口数を設定できます。さらに、火災・落電などの再発防止メニューを選択できるようになっています。

トータルアシスト住まいの保険 | 住まいの保険 | 東京海上日動火災保険
参照元:東京海上日動火災保険(2016年1月、著者調べ)

セコム損害保険「セコム安心マイホーム保険」

セコム損害保険の「セコム安心マイホーム保険」は、「ワイドプラン」「ベーシックプラン」「スリムプラン」の3つから選べる、シンプルな設計になっています。そして特約を自由に選択できるので、必要な補償に絞っての設計ができます。また、「ホームセキュリティ割引」「オール電化住宅割引」「建物築浅割引」など、割引も充実しています。

火災保険ならセコム損保の【セコム安心マイホーム保険】
参照元:セコム損害保険(2016年1月、著者調べ)

まとめ

屋根のリフォームにはまとまったお金がかかってきますね。しかし、屋根は家を守る大事な役目をしています。そして一番酷使されているところでもあります。定期的にメンテナンスをすることで、家の寿命も長くなるといえます。

火災保険を利用しての屋根の修理については、確実に無料になるわけではありませんので注意してください。さらに、悪徳業者も多いのも事実です。業者選びは慎重にすることが大切になりますね。あまり調子のいい業者には注意して下さい。