【奨学金】の申し込み方法を解説!賢く利用するために知っておきたいコト

奨学金制度をご存知ですか。進学を希望しているけど経済的に難しい。けれど将来のことを考えたらやっぱり進学してより良い企業に就職したい。そういう時のために奨学金制度が存在します。奨学金制度を利用するための役に立つ情報をいくつかまとめてご紹介します。



奨学金ってどんな制度?

奨学金とは

経済的に問題はあるけれど、意欲と能力のある学生などが経済的な面で心配することなく安心して学べるように学費を貸与してもらえるという制度です。簡単に言うと、費用を捻出する事が出来ないが進学したいという場合などに出世払いで学費を貸してもらえるという制度になります。

代表的な奨学金制度は、「日本学生支援機構」の運営する奨学金制度となるでしょう。国の奨学金制度で最も有名でかつ利用しやすいと言われる奨学金制度になります。すべての大学や短大、ほとんどの専門学校で申し込むことが出来るという事が特徴となります。

また、日本学生支援機構以外にもさまざまな奨学金制度がるようです。例えば、地方自治体が運営する奨学金などがそれにあたりますね。都道府県や市区町村などが区域内に住む家庭の学生を対象に設けられている奨学金制度で、制度の有無や貸与条件などはさまざまあるようです。

その他にも、民間の企業や団体が設立した民間団体の奨学金制度も数多く存在します。ちなみに、民間の奨学金は返還義務のない給付型が多いのが特徴となっているそうです。 ほとんどが進学先の学校を通して申請する事になりますが、対象校が指定されていたり学業成績も厳しく審査されるためどうしてもハードルが高めになるようです。 意欲があって利用してみたいと思う人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

独立行政法人日本学生支援機構-JASSO
参照元:独立行政法人日本学生支援機構 (2016年1月 著者調べ)

奨学金の対象者

日本学生支援機構の運営する奨学金の対象になるのは現役の学生になります。大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在学する学生・生徒が対象となるようです。

その他にも、新聞奨学金制度など学生でなくても奨学金を貸与してもらえる制度もあるようです。全国紙と言われるような大手新聞社系列の販売店に住み込みで働くことが主な条件で、奨学金と給与の両方が支給されるそうです。

代表的な「働きながら学ぶ制度」と言われているようですが、仕事の方がどうしても優先されるため負担もあるようです。入学手続き費用も借りられるうえ家賃や食費なども最小限に抑えることが出来るようですが、途中退会した場合は借りている奨学金の残金を一括返済しなくてはならないそうですので、よく検討してみてから申請する事をおすすめします。



学費はどのくらい必要なのか!

進学費用

調べてみたところ、現在での大学における年間授業料の平均は国立53万円、私立85万円程度まで上昇しているようです。また、授業料以外にも様々な費用が発生します。必要な入学金や施設費だけでも随分と上昇しているようです。 現在では初年度納付総額は国立82万円、私立130万円と非常に高額なものとなってきています。今後も上昇していく可能性はかなり高いと言えるでしょう。

さらに、進学を機にして一人暮らしを始めたりするとさらに費用がかさみます。ひとり暮らしの場合、受験料や学費にプラスして、生活費にもかなり大きなお金が必要となることは間違いありません。費用に関しては、十分の考慮することが大切になるでしょう。

奨学金が利用しやすくなりました!

奨学金の種類

日本学生支援機構の運営する奨学金には、大きく分けると国内奨学金と海外留学のための奨学金の二種類があるそうです。そのなかでも一般的な、国内奨学金についてご紹介しようと思います。

日本学生支援機構の国内奨学金には大きく分けて、利息の付かない「第一種奨学金」と利息の付く「第二種奨学金」の二種類があります。その他にも、入学時の一時金として貸与する「入学時特別増額貸与奨学金」があるようです。ちなみに、この特別増額貸与奨学金には第二種奨学金と同じで利息が付くようなので注意が必要となります。

より利用しやすくなった奨学金制度:政府広報オンライン
参照元:政府広報オンライン (2016年1月 著者調べ)

第一種奨学金

第一種奨学金における最大の特徴は「無利子の奨学金」という事になるでしょう。進学先種別、通学形態により月々の奨学金の支給額が決まっているそうです。 採用にあたっての条件については、成績と家庭の収入基準が明確にされていることが必要となります。

しかし最近では、財源不足が原因となり基準を満たしていても採用されないというケースが多くあるのが実情らしいので注意しましょう。無利子というのはとても魅力的な条件です。しかし残念ながら、私立の大学や専門学校へ進学する場合などは現実的に第一種の金額では費用をまかなえない場合が多くなっているようです。

無理にこだわる必要もないと思いますが、無利子というのはやはり魅力的だと思います。条件をクリア出来ているようなら、よく検討した上で申し込んでみると良いでしょう。

第二種奨学金

日本学生支援機構の運営する国内奨学金において、一番ポピュラーなのが第二種奨学金になるかと思われます。進学先や通学形態にかかわらずに、月額3万円、5万円、8万円、10万円、12万円からひとつを選択することが出来るようです。

返還時に利息は発生してしまうようですが、その上限は3%以内と定められています。 在学中には利息が加算されることはなく、卒業後の返済が開始される時点から利息が加算されるという仕組みになっているようです。

併用貸与

第一種と第二種の奨学金制度両方を同時に受けることを併用貸与と言うそうです。第一種と第二種を組み合わせることによって、卒業後に支払う利息を軽減させることが可能となります。

学力基準は第一種と同じになりますが、家庭の収入基準についてはより厳しい家庭が奨学金の対象となるようです。やはり、利息が関係してくると審査も厳しくなってくるようです。しかし、第二種奨学金だけを貸与というよりは有利になるとも思いますので検討してみるのも良いでしょう。

入学時特別増額貸与奨学金

入学初年度は、どうしても入学金や生活の準備費用などが必要になってくるため多くの費用が発生します。 そこで、入学初年度のみとなりますが、50万円を上限として一時金を貸し付けるという制度のことを入学時特別増額貸与奨学金と言います。

この奨学金には第一種、第二種とは異なった採用基準が設けられているのだそうです。 また、第一種、第二種奨学金の初回振り込み時に合わせて貸与されることになるので、残念ながら入学前の費用に使用することは出来ないそうです。申し込んでしまってから慌てることのないようによく確認しましょう。

奨学金の種類-JASSO
参照元:独立行政法人日本学生支援機構 (2016年1月 著者調べ)



奨学金制度の良い所とはなにか!

奨学金の利点

大学などに進学する際に、まず問題となってくるのが費用の問題という事になるかと思われます。奨学金制度の一番の利点となるのは、経済的に進学が困難な場合でも進学することが可能になるという事でしょう。メリットとなる事も多くあると思いますので、選択肢に入れる価値は十分あると思います。

その他にも、万が一の保証というのがあるようです。具体的に言うと、卒業後に何らかの理由で奨学金の返済が困難となった場合、日本学生支援機構においては返済猶予の申請をすることが可能となります。例えば、経済的な状況が悪化して通常の返済が困難になった場合においても返済期間の延長を申請することが出来るそうです。

ローンも組める

あとは、返済が遅延しない場合に限るようですが信用情報に載るということはないようです。分かりやすく説明すると、将来ローンを組む際などに奨学金の返済残高がローンの審査で考慮されることはまずないので審査に不利にはならないという事になります。

奨学金制度の注意点とは!

奨学金の手続き

奨学金制度に限る事ではありませんが、国の制度においては自分から動かなければいくら待っていても向こうから勝手に支援してくれることはまずありません。

奨学金の返還が、病気や失業などの経済的な状況などにより困難になった場合など、手続きをとる事で一定期間返済が猶予されることもありますが、その場合においても必ず利用者の側から申請の手続きをする必要があるようです。猶予期間中には利息が掛かる事がないそうなので、必ず手続きを行うようにしましょう。

奨学金の支給時期

そして奨学金制度を利用する際に気を付けなければならないのが、支給開始の時期を把握するということです。「予約採用」、「在学採用」ともに奨学金の支給が始まるのは、進学後の5月以降ということになっています。

多くの学校では、入学手続き費用の納付期限を合格発表後の1~2週間以内としているようです。入学金や前期分授業料などの入学手続き費用を奨学金でまかなうことはまず不可能と言ってよいでしょう。

奨学金は返さなければならない!

奨学金の返済

奨学金を利用すると、学校を卒業した半年後から返済が始まるそうです。第一種奨学金以外の奨学金を利用した場合には利息も発生します。

月々の返済額と返済期間は借りた総額により異なってきます。貸与された奨学金は必ず返すことになるので、その事を十分理解したうえで奨学金を申し込むようにしましょう。

奨学金を申し込むためには?

日本学生支援機構の運営する国内奨学金の申し込み方法は、大きく分けると三種類になるようです。簡単にご紹介します。

予約採用

予約採用とは、高校3年次に在籍している高校を通じて進学後の奨学金を予約する奨学金制度のことを言います。ちなみに、申し込みの時点において志望校が具体的に決まっていない場合でも申し込みをする事は可能になります。 高校3年次の春に必ず案内があるそうなのでチャンスを見逃すことのないように気をつけて下さい。

日本学生支援機構が設けている予約採用の受付け時期は、まず4月~6月に第一種・第二種の受付けがあり、その後9~10月に第二種の受付けと合計2回あるそうです。ただし、申し込み手続きについては各高校に一任されています。 このため、高校によって募集時期や回数が異なることがあるので時期を逃すことのないように注意してください。

在学採用

在学採用の奨学金制度を申し込む場合には、大学や専門学校に入学したあと進学した学校を通じての申し込みが必要になります。在学採用の奨学金の申し込みは、入学直後の春に募集が行われるそうなので見逃すことのないように気をつけて下さい。

緊急採用・応急採用

緊急採用・応急採用の奨学金制度は、家計の急変により奨学金を緊急に必要とする場合などに申し込む事が出来ます。具体的には、主たる家計支持者が失職・病気・事故・会社倒産・死別または離別・災害等などの事情により申請対象となるようです。申し込む際は、在学している学校の奨学金窓口に相談してみて下さい。

奨学金の申込方法-JASSO
参照元:独立行政法人日本学生支援機構 (2016年1月 著者調べ)

奨学金を申し込む際のポイント!

予約採用を申し込む

日本学生支援機構の運営する奨学金制度の「予約採用」申し込む際にはいくつかの種類があるそうです。それぞれで条件が設定されており、採否の難易度もコースによってまったく異なってくるらしいです。 各コースによって特徴もかなり違うようなので、内容をよく確認してから申し込む事をおすすめします。

奨学金Q&A〜これから奨学金を申し込む方〜-JASSO
参照元:独立行政法人日本学生支援機構 (2016年1月 著者調べ)

入学時特別増額貸与を申し込む

「入学時特別増額貸与奨学金」のみを単体で申し込む事は出来ないようです。また、予約採用が決定した後に新たな奨学金を追加で申請することはできません。最終的な手続きの時になってから入学時特別増額貸与奨学金だけを辞退する事も出来るようなので、申し込む際には第一種奨学金や第二種奨学金と一緒に申し込む事をおすすめします。

まとめ

いかがでしょうか。奨学金というのは、簡単に言ってしまえば学生ローンのようなものですからメリットもあればデメリットも当然あります。実際に奨学金を利用して学校を卒業したとしても、後になって返済していかなければならない事を考えてしまうと中々決断するのも難しいのではないでしょうか。

しかし、リーマンショック以降の企業にとって厳しい経営状況はなお続いています。その結果、大学や専門学校を卒業したとしても就職難に陥ってしまうという事も珍しくないようです。有名大学を卒業していれば大企業へ就職できる、というのは昔の話になってしまっているのかもしれません。

それでも、実際に就職活動をしていて求人を見てみると学歴が必要になる仕事が多数あるのも実情です。条件の良い仕事では大学卒か経験者のみという事もよくあるようです。

高学歴は就職活動において絶対ではありませんが、応募する仕事よってはやはり有利になる事も多いと思います。選択肢があることはあるということは良い事だと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。