カードローンでボーナス払いってあるの?その実態に迫る!!

カードローンを利用するときに返済方法について考えたことはありますか? ローンの利用に関していくら借りれるかとどのように返済するかはまさに車の両輪です。どちらも軽視することもできません。そのような意味では「どのような返済方法があるのか」は利用者にとって重要な課題です。この記事では毎月の返済方法とは別に、主要な給与の源であるボーナスについて、返済時の原資にどのように利用できるかの観点から説明します。



そもそもカードローンって?

そもそもカードローンとはどのようなもののことを言うのでしょうか?

最近はカードローンとかキャッシングとか同じ借金方法を金融機関によって異なる使い方をしていることが多いのですが、一般的に銀行で扱う時にカードローン、消費者金融や信販・クレジット会社で扱う時にキャッシングと呼んでいます。

どちらにしても大きな違いはなく、決められた利用可能額の範囲内で繰り返しお金の借り入れができる極度額取引のことをカードローンと呼んでいます。



カードローンと他の個人ローンの返済方法

それではまず、カードローンと他の一般的な個人ローン、例えば住宅ローンとかマイカーローンとの違いから見ていきましょう。

カードローンも他の個人ローンと一緒になって個人ローンと呼ばれますが大きな違いがあります。まず、カードローンは極度額取引ということです。最初に金融機関と取引をする時に利用する利用可能額を決めます。ローン利用者はその利用可能額の範囲内で繰り返し借り入れができ、利用者側からかあるいは金融機関側からか、どちらかから申し出がない限りこの極度額取引は継続されます。返済方法についても、最近は借入残高スライドリボルビング方式というのが主流になっています。

一方、住宅ローンやマイカーローン等の個人ローンは契約の最初の段階から、借入金額、金利、返済期間などが決まっていて、返済期間が終了するとともに金融機関との個人ローン契約が終了するようになっています。これがカードローン取引のように取引期間に終了がないものとの大きな違いです。

また返済方法も、主に元金均等返済や元利金均等返済、あるいはこれに加えてボーナス払いなどもあり、カードローンとは返済方法が大きく異なります。

残高スライドリボルビング – お金を借りる前に見る!消費者金融豆知識
参照元:消費者金融豆知識(2016年1月 著者調べ)

1-5. 元利均等返済と元金均等返済とは?:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】
参照元:住宅金融支援機構(2016年1月 著者調べ)

カードローンとクレジットカードの返済方法

次にカードローンとクレジットカードを返済方法の違いから見ていきたいと思います。

カードローンの返済方法

前に述べたようにカードローンの返済方法は主要な金融機関は残高スライドリボルビング払いを採用しています。借入残高に応じて毎月最低返済額を決めて利用者に返済をしてもらいます。毎月返済額が定額なので利用者は返済計画が立てやすくなります。一方では当初は返済額の内訳で元金より金利へ返済が充当されるケースが多いのでなかなか残高が減らない、結果として総支払額が増えていくという特徴があります。事例としてソニー銀行の残高別返済額一覧表を引用してみました。

ご利用残高 ご返済額

10万円以下 2,000円
10万円超 20万円以下 4,000円
20万円超 40万円以下 6,000円
40万円超 60万円以下 8,000円
60万円超 80万円以下 10,000円
80万円超 100万円以下 12,000円
100万円超 150万円以下 15,000円
150万円超 200万円以下 20,000円
200万円超 300万円以下 30,000円
300万円超 400万円以下 35,000円
400万円超 500万円以下 40,000円
500万円超 600万円以下 50,000円
600万円超 700万円以下 60,000円
700万円超 70,000円

出典:

moneykit.net

クレジットカードの返済方法

一方、信販・クレジット会社で利用するクレジットカードの返済方法はいくつかあります。代表的なものとしては、一括払い、2回払い、ボーナス払い、そしてリボ払いです。顧客は前者の一括払い、2回払い、ボーナス払いを選ぶ傾向があり、金融機関の側は盛んにリボ払いを勧める傾向があります。なぜなら、金融機関にとってはリボ払いのほうがはるかにメリットがあるからです。先に述べたように、リボ払いでは払い続けている間、残高が残ります。そうすると当然金利収入も入ります。

それが一括払い、2回払い、ボーナス払い(これらは一般的に分割払いと呼ばれます)のような支払い方式ですと、通常月末1回払いのようなケースでは金利も手数料も取りません。さらに、2回払いでも徴収したりしなかったりと金融機関によって対応はバラバラです。

加えて、会社からボーナスが出た時に1回で支払うボーナス払いのように6月ないし7月か12月ないし翌1月払いで支払いの期間が数か月も開くような場合は利用者から見れば支払いが先延ばしできるので極めて利便性は高いのですが、逆に金融機関の側から見るとあまりおいしい商売にはなりません。

したがって盛んにリボ払いを勧めることで顧客との継続的なつながりを保とうと努力しているのです。もちろんリボ払いが何でもかんでも悪いというわけではありませんので、その特徴を顧客は十分理解したうえで採用するかどうかを考えればいいと私は思います。

リボルビング払いってなに? | クレジットの基礎知識 | 消費者のみなさまへ | 一般社団法人日本クレジット協会
参照元:日本クレジット協会(2016年1月 著者調べ)

ショッピング分割払いのお支払い方法|クレジットカードなら、JCBカード
参照元:JCBカード(2016年1月時点、著者調べ)

カードご利用代金のお支払い方法|クレジットカードの三井住友VISAカード
参照元:三井住友VISAカード(2016年1月時点、著者調べ)



カードローンとボーナス払い

さて、これまでカードローンと他の個人ローン、あるいはクレジットカードなどの支払い方法を比較してきましたが、はたしてカードローンでボーナス払いはできるのでしょうか?

結論としては「カードローンではボーナス払いはできません。」もっと正確にいえば、そもそもカードローンにボーナス払いという概念はありません。カードローンの返済方法は、現在のところ各金融機関はリボ払いだけ採用しています。リボ払いの中にはボーナス払いという方法そのものがないのです。

しかし他の個人ローンやクレジットカードではボーナス払いという支払い方法があることを私たちは既に学びました。それではボーナス払いに代わる方法を私たちはカードローンに求めることはできないのでしょうか? いえいえ、それは可能なのです。それがこれから説明する「随時返済」という方法です。

約定返済・随時返済

カードローンではリボ払いにおいて毎月の定例返済があることを学びました。これは借入残高に応じて毎月、決められた金額を返済する方法です。これを「約定返済」と言います。利用者は決められた約定返済額を「最低」の毎月返済額として金融機関に返済する義務を負っています。この最低返済額を毎月決まった返済日に遅れることなく返済さえしておけば金融機関から「全額を返済せよ」などと迫られることはありません。

しかしリボ払いでは毎月返済額が定額である部分、利用者にとっては返済が楽なのですが、一方なかなか元金が減っていかないというデメリットがあります。そこで利用者とすれば元金をできるだけ積極的に前倒しして返済していくことで総返済額を減らす方法があるのですが、この方法を「随時返済」と呼びます。

「随時返済」には全額返済、一部返済、金額指定返済などの方法がありますが、基本的にほぼどの金融機関もカードローンの返済にかんしては「約定返済」と別にこの「随時返済」を認めているのです。そしてここで初めて「ボーナス払い」との絡みが出てくるのですが、利用者は「ボーナス払い」はカードローンではできませんが、代わりにこの「随時返済」を「ボーナス払い」用の財源で利用することができるのです。

つまりボーナスが会社から支給されるたびに「随時返済」してどんどん元金を減らせていけばいいのです。そうすることで最終的に総支払額の減少につなげることができます。

随時返済の方法及びメリット

随時返済についてはいくつかの返済方法が選べます。まずは「インターネット返済」です。これはカードローンを借りている金融機関とカードローン利用者の間でネットバンキング契約が契約されていれば可能で手持ちのパソコンや携帯・スマホなどから随時返済できます。メリットとしては24時間365日対応が可能なことです。返済に伴う手数料もおおむね無料の金融機関が主流になってきています。

もう一つの随時返済の方法はそのカードローン契約金融機関の提携銀行やコンビニのATMを使って返済する方法です。最近ではこちらも返済に伴う手数料は無料が主流となってきていますが、金融機関によっては手数料が掛かったり、一回の返済額に最低限の額を設けていたりしている金融機関もあります。

金融機関の店舗窓口でも随時返済は受け付けてくれますが、こちらは店舗の開いている時間の制限やもともと店舗を持っていないネット専業銀行のようなケースもありますので、できるだけネット返済か提携ATM返済を使ったほうが弾力的に利用できると思います。

いずれにしても、カードローンにおける随時返済は、クレジットカードのボーナス払いのように最初から支払いを約束しているので、必ずその日に決済しないと支払い遅延扱いされてブラックリストに載せられるようなデメリットもないので、ボーナス等でお金ができた時に弾力的に支払いができる分だけ利用者にはメリットのある支払い方法だと思われます。

カードローン – 随時返済|住信SBIネット銀行
参照元: 住信SBIネット銀行(2016年1月時点、著者調べ)

最後に

カードローンについてボーナス払いが可能かの観点から説明をしてきましたがいかがでしたか?

結論としてはカードローンに関してはボーナス払いはないものの、別に随時返済ができるということが分かりました。支払い方法が弾力的であればあるほど、私たちはカードローンもより気楽に状況に応じて利用できます。しかしながらカードローンもローンのひとつであることは間違いないので、返済トラブルを避けるためにも金融機関別カードローンの特徴をよく理解して自分に返済条件により合ったカードローンを利用したいものです。