老後にいくら必要か?実際に費用を計算してわかった老後資金と対策

「老後資金」はいくら必要か知っていますか?という質問に対して、あなたはハッキリと明言できますか?まだ先の話だから…と後回しにしていませんか?悠々自適な残りの人生を過ごすためにも、今からちょっとずつ始めてみませんか?まずはいくら必要か?を知るだけでも、違う世界が待っているはずです。



老後の支出は、月どれくらい必要?

夫婦の場合:月約25万円

これはあくまで平均した額です。誰もが憧れるような「悠々自適なセカンドライフ」とはちょっと遠い生活水準となります。仮に理想のセカンドライフを送るにはプラス15万円の上乗せが必要と言われています。また、マンション住まいの場合(ローン返済なし)はプラス5万円となり、月30万円ほどを目安にしてください。

おひとり様の場合:月約15万円

これもまた平均的な金額です。プチセレブな毎日を過ごしたいというならプラス5万円増。マンション住まいであればプラス5万円が必要となります。

老後の生活費〜夫婦と一人の老後の生活費をまとめました〜
参照元:老後の生活費(2015年10月、著者調べ)



定年から平均寿命まで生きるとしたら、いくら必要?

現役時代に、老後の生活費を見積もる場合の計算式は一般的に、下記の通りです。

・夫婦時代の生活費=現役時代の生活費×70~80%×夫の平均余命
・妻だけの時代の生活費=現役時代の生活費×50%×夫と妻の平均余命の差

では具体的に計算してみましょう。
①Aさん夫妻が65歳から平均余命(夫84歳・妻89歳)まで生きる場合、必要な生活費はいくらになるでしょうか?毎月の支出額を前出の高齢夫婦無職世帯の支出額25万円(現役世代の生活費31万~36万円に相当)とすると、

・夫婦時代の生活費=25万円×12か月×19年(夫の平均余命)=5,700万円
・妻だけの時代の生活費=25万円×12か月×80%×(24年-19年)=1,200万円
●合計6,900万円(約7,000万)が必要になります。 ②そしてさらに、子供への援助資金や自宅のリフォーム費用等があります。
可愛い孫へお小遣いをあげたり、誕生日等には何か買ってあげたいですよね?家の修繕費や突然の病気などでの医療費などなど…。退職して、今までできなかったような趣味やレジャーも楽しみたいですしね。
ひとまずここでは2,500万円と試算します。

定年後の収入は、何があるの?

退職金

一言で「退職金」とはいえ、いくつか種類があります。一般的なイメージとして退職時に一括でもらえるものは退職一時金とよばれるもので、その他、年金の積み立てとする企業年金や、一時金・年金の併用という方法もあります。また、退職金の額は、会社の規模や職種、勤続年数等で異なります。

退職金=1月分の基本給×勤続年数×給付率

大半の企業では、基本給と勤続年数から算出する計算方式を用いて、退職一時金額を決めています。具体的な目安としまして、下記を参考にしてください。

・大学卒(管理・事務・技術職):2,562万円(1,567万円)
・高校卒(管理・事務・技術職):2,272万円(1,470万円)
・高校卒(現業職):1,872万円(1,184万円)
※この数字は一時金+企業年金でカッコないは一時金のみの金額です。
★ただし★
「平成25年就労条件総合調査結果の概況」(厚生労働省)によると、4社に1社は退職給付制度がないという現実があります。退職金は必ずもらえるものではありませんので、気を付けてくださいね。

平成25年就労条件総合調査結果の概況|厚生労働省
参照元:厚生労働省(2015年10月、著者調べ) 平成25年就労条件総合調査結果の概況紹介しています。

公的年金

将来いくら年金がもらえるかは、毎年送付される「ねんきん定期便」で確認することができます。目安としまして、サラリーマン夫がもらえる年金額は3,500万円、その妻(専業主婦)は2,000万円くらいと言われています。



毎月いくら貯金したらいいの?

老後の貯蓄目標額は「支出-収入」で算出します

必要な老後資金は、「老後に必要とする老後資金-老後に予定される収入合計額」で算出します。 Aさん夫妻の場合、必要とする老後資金は9,500万円、それに対して収入は8,000万円。その差1,500万円が、老後資金として準備すべき金額=目標貯蓄額になります。では、この約1,500万円をどのように準備すればいいのか、考えていきましょう。

月10万円、10年間積み立てれば1,200万円貯まります

55歳以降は一般的に、子どもの教育費負担が軽くなってきます。そこで55歳から64歳までの10年間、毎月10万円貯蓄すれば、10万×12か月×10年=1,200万円貯めることができます。

「個人年金保険」を利用してみてはいかが?

「どうもリスクをとった資産運用には抵抗があって…」という方・貯金が苦手な方におすすめな保険商品です。月々1万円程度から積み立て可能で、受取期間、年金開始年齢などを自由に選択することができます。

早めの計画づくりが吉!

何事にも共通して言えることかもしれませんが、出来るだけ早い段階で老後に必要な資金を把握することが大切です。それにより目標貯蓄額を知ることができ、具体的にいくらずつ貯金していかなくてはならないのかを数字で表すことができます。また、貯めることも大切ですが、老後の生きがいになるような収入源を作ることもまた大切になるのではないでしょうか?○○円以上貯金しなくては!のプレッシャーが少しでも軽くなりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
何事も早めが肝心と言いますが、まさに「老後の資金」についてがその通りではないでしょうか?「毎日の生活で頭がいっぱいで考える暇なんてないよ!」の声が聞かれるとは思いますが、ここまで読んでくださった時点で、あなたはもうその準備のスタートラインに立っているんです。始めは漠然と毎月のお給料から「○万円貯金~」のような天引きのような形でもいいと思いますよ。チョットでいいから、意識してみるということが大事だと思います。 ※本記事は一般的な情報に過ぎず、適用法令等の改正、前提事実や個人状況の違いおよび変化によって、掲載内容と実際の結果が異なってしまう可能性があります。従って本記事の掲載内容については一切の責任を負いかねますので、内容の解釈や実践はご自身の責任で行い、専門家に相談されることを推奨いたします。