水道工事にかかる費用とは??相場と業者選びのコツまとめ

家を新築した時、「水道工事が必要です」と言われたらどうしますか。費用はどれくらい?業者選びはどうすれば?悩みますよね。水周りの工事は費用が高くなりがちと言います。その相場はどれくらいなんでしょう。費用を安く抑えるコツはある?業者選びのポイントも知りたい。水道工事の<費用相場>と<業者選びのコツ>をまとめました。



水道工事にかかる費用の相場

日常生活で必要不可欠な物として、水道の存在は欠かせないですね。水がなければ食事も作れないし、トイレだってお風呂だって困ります。使用頻度が多い水道だから、長年使用していれば、必ず痛んできます。そんな時には修理や取り替えが必要です。

ところで、水道工事とはどの範囲の工事をいうのかご存知ですか?水道工事には、”給水管引込工事”と”屋内配管工事”という2種類の工事があります。また、この2つを両方行う工事は”給水装置工事”と呼ばれています。どんな時、これらの工事を行うのでしょう。

”給水管引込工事”は、道路に埋め込まれている水道管から敷地内に水道を引き込み、水道メーターを取りつける工事です。この工事をしないと家の中で水道を使う事はできないので必要な工事です。この工事が必要なのは家を新築する時、蛇口を増設する時などです。

次に”屋内配管工事”ですが、これは敷地内の水道メーターから蛇口までの間の工事をいいます。水漏れが原因の配管工事などはこれにあたります。水道を使えるようにするには、蛇口・給水管・排水管・止水栓などすべて揃っていないといけません。これらを設置するのがこの工事です。

新築する際には、この2つを両方行う工事もあります。2つを併せた工事の名称は”給水装置工事”です。どの工事をするかによって費用は大きく変わってきます。見積もりを取る時には、これを知っていると検討するのに役立ちますよ。水道工事費用の相場や見積もり方法、費用を抑えるポイントから業者選びのコツまで、水道工事の情報をまとめました。

水道工事の見積もり方法

水道工事を業者に依頼する時には、最低でも2社で見積もりを取りたいです。業者によって工事内容で金額が違ったり、こちらの言い分を聞いてもらえるかどうかも判断出来るからです。施工後に追加料金が加算されて、費用が大幅にアップしていた!という事にならないためにも見積もりを取るのは大切です。

数ある工務店から業者を選ぶのは、判断基準が分からないので難しいものです。業者選びのコツは後ほど詳しく解説します。ここでは、見積もり書のチェックポイントを見ていきましょう。

見積もりは、複数の工務店で相見積もりするのがいいでしょう。業者によって工事内容や金額が変わる事があります。高いから良い業者、安いからひどい工事内容と一概には言えませんので、見積もりをしっかり見極めましょう。見積もり書を見るのにいくつかチェックポイントがあるので、それをご紹介します。

①工事に使う材料を、詳しく明記しているか。
②工事内容がはっきり書かれているか。
③金額が未記入の工事はないか。
④見積もり書に署名を求められないか。

材料がどれくらい必要か、おおよその数を記入していないと後から追加請求されることがあります。工事内容については、どのような工事なのか分かりづらい場合は、しっかり確認しましょう。金額が書かれていない工事は危険です。やってみなければ分からないと言われたら別の業者を考えた方がいいかもしれません。

最後に、これは工事というより契約に関係してきますが、見積もり書に署名を求められたら理由をはっきり聞きましょう。契約書ではなくても、署名がしてある事で契約に同意したと言われるかもしれません。相見積もりの場合は、初めからはっきり「相見積もりがしたいので」と言った方が良さそうです。

水道工事・費用の内訳

費用の相場を調べるために、水道工事でどのような工事があるか知っていた方がいいでしょう。具体的にどのような工事があるのか、工事ごとに費用の内訳を見てみましょう。

給水管引込工事は新たに水道管を引く場合は、道路から敷地の水道メーターを取りつける位置まで、地面を掘り起こさなくてはいけません。そのため安全確保が必要な道路なら、交通誘導員も必要でしょう。また、引き込む距離の長さも工賃に関わってくるといいます。

道路の掘削から復旧までを含む一連の給水管引き込み工事費用は、およそ300,000円~500,000円が相場と言われています。費用の詳細は、業者によって違うので、依頼したい業者に見積もりを取ってもらうのが良さそうです。

屋内配管工事は水道メーターから蛇口に至るまでの工事全般をいいます。そのため、工事の内容は多岐にわたります。例えば、蛇口交換からキッチンの水漏れ修理、トイレの詰まりなど修理と呼ばれるものも水道工事の範囲に入る場合が多くあります。

・蛇口交換・取りつけ…8千円~3万円
・蛇口水漏れ修理…1万5千円~3万円
・排水溝の詰まり…2万5千円~3万円
・トイレのつまり…3万円~4万円
・水道管の漏水…3万円~10万円

水道管からの水漏れでは、配管を見るために家の壁を開かなくていけません。工事が大掛かりになるとその分、費用がかさむそうです。ここで紹介した費用の金額は、あくまでも目安です。工事内容と詳しい費用は業者と相談してみてください。



価格が変わる要因とは

費用が高くなる要因とはどんなものでしょうか?基礎工事の費用は変えることができませんが、水道工事をする箇所や使う材料などによって金額が変わりそうです。工事費用を抑えるために、どんなものが原因になるのかを考えてみましょう。

まず給水管引込工事ですが、本管が埋まっている道路の状態によって工事内容が決まると言います。道路の掘削や復旧に、最も時間と費用がかかると想像できます。

<給水管引込工事の場合>
・本管が埋まっている道路が私道か、幹線道路か(アスファルト舗装の厚さで工事が違うため)
・安全対策が必要かどうか(誘導員が必要な道路なら、日当が発生します)
・家の前まで水道管が来ていない(新たに水道管を引き込むので費用が高くなります)
・使う配管の材質による

<屋内給水工事の場合>
・部品交換だけで直らない時(配管取り替えが必要なこともあります)
・壁を開ける工事が必要な時
・水道以外の付帯工事が必要な時

このほかにも費用が変わる要因はケースにより違います。気になる事は、業者に見積もりしてもらう時にしっかり確認しておきましょう。

水道工事に関する質問 | カナザワ工業
(参照元:カナザワ工業、2015年11月、著者調べ) 水道工事の費用がかさむ要因について解説しています。

費用を抑えるポイント

水道は使用頻度が高く長く使う物なので、無理な値下げをすると手抜き工事になってしまう可能性もあり、あまりお勧めできません。ですが、工事をする際にいくつか選択肢があるのなら、少しでも費用が抑えられる方を選ぶ方が財布に優しいかもしれません。

費用を抑えるポイントはあるのでしょうか?給水管引込工事での値引きは、ちょっと難しいかもしれません。地面の下に配管を通すので、どうしても掘削工事が必要です。配管の材質を変えるなどの工夫はあるかもしれませんが、劣化を考えると無理な変更はやめた方が無難です。

家の中での水道工事であれば、配管を隠さない工事というのがあるそうです。これなら壁を壊す工事が不要で、費用も抑えられます。外観を気にしない人であれば、このような方法もあります。

材料と工事内容で費用を抑えるのには限界があります。この他に費用を抑えようとするなら、「工事に掛かる費用を複数の業者で見比べる」しかありません。

見積もり書の見かたでも書きましたが、業者によっては工事費用に利益を上乗せして書いてある場合があります。ハウスメーカーの場合だと、委託業者の見積もりに、自社の利益を上乗せした見積書を提示してくることもあるのだそうです。どの業者を選ぶのか見極める事で、費用が抑えられる事があります。契約する時には慎重に検討するようにしてください。

商品・業者の選び方のコツ

水道工事をしている業者は、たくさんあります。お住まいの町でも、「調べてみたけど、どの業者がいいのか選び方が分からない」と言った人もいるのではないでしょうか?店で商品を買うのと違い、工事は金額も高い上に工事の腕がいいかどうかは終わってみないと分からない事が多いです。

そんな時、どうやって業者を選べばいいのか分かる基準があったら便利ですよね。次に、業者選びのコツをお教えしたいと思います。

見積もりの工事内容や、金額を丁寧に説明してくれる業者は誠実と言えそうです。また、行った工事のアフターケアもしっかりしているかチェックしましょう。工事した後に問題が出たら、ちゃんと対応してくれる業者だと安心です。

最近便利なのは、ネットで水道工事屋さんを調べられる事。見積もりも簡単に取れ、工事依頼まで対面せずにできるんです。またテレビCMで見かける、全国展開の水道屋さんもあります。24時間年中無休と言う所もありますね。もちろん街の水道屋さんに依頼すると言う手もあります。どのように選び分けたらよいでしょうか。

水道工事・業者選びのコツ

■ネットの水道屋さん…遠方の店と言う事もある。出張費が高くつくことも。工事に取り掛かるまでに時間がかかる時もあります。
■全国展開の水道屋さん…年中無休のため人件費が上乗せされて、費用が高くつく場合がある。出張費に加え、大がかりの工事には対応できない事も。
■地元の水道屋さん…費用は高めの事がある。すぐに対応してくれ、継続して頼む場合に便利。市町村から指定工事店に認定されているか、確認できる。

「指定工事店」とは、各市町村が水道工事をできる設備を備えていると認めた業者のことです。講習を受けたり、一定以上の資格を持っている事が条件になっています。そのため、工事の技術に関して言えば不安なく依頼する事ができます。他にも工事実績があるかどうかでも、安心して任せられる業者か判断できます。

ネットや全国展開の店だと、この「指定工事店」かどうかはよく分かりません。資格を持ち、一定の技術力が認められた業者を選べば安心です。あとは、工事費用の問題だけなので見積もりを見比べて、ご自身で検討して下さい。

水道業者選びのコツ
(参照元:株式会社アルファテック、2015年11月、著者調べ) 水道業者を選ぶ時のポイントを解説しています。

水道工事・商品購入の注意事項

蛇口交換したい、洗面所の化粧台を取り替えたい、お風呂をユニットバスにしたいなど水道工事で商品の入れ替えをする事があります。業者がカタログを持っているので、そこから選ぶのも悪くはありません。ですが、ホームセンターや、ネット販売のものを自分で選びたいという人もいるでしょう。

自分で選んで購入した商品を、水道屋さんに取り付け工事してもらう事が可能です。(店によっては対応してくれないかもしれないので、事前に確認を取るようにしてください。)自分で商品を選び、購入する時の注意点はどんな所でしょう。

築年数が古いマンションや戸建では、昔ながらの風呂がまが設置されている事が多いようです。そのため、ユニットバスに取り替えたいという要望は多いと言います。ユニットバスには規格があります。”マンション用””戸建て用”とに標準サイズが作られています。ご自宅のサイズに合うかどうかを確認して下さい。

水道の蛇口も色々なデザインや形があります。自分の好みに合ったものに交換する時の注意点は、給水栓ねじのサイズがあっている事です。ここが合わなければ使えませんので、ご自宅はどうなっているか商品購入前に確認が必要です。ちなみに、サイズはJIS規格13(PJ1/2)が一般的だそうです。

蛇口・オプション選びの注意点 | 環境生活
(参照元:環境生活・(株)ノグチ、2015年11月、著者調べ) 立水栓蛇口の選び方ページ。どんな蛇口を選ぶかによっても、水まわり全体の雰囲気が大きく変わります。一口に蛇口とおっても素材や色、形状など、さまざまなタイプがあるので、 デザインや機能にも注目して、使うたびに楽しくなるようなお気に入りを見つけましょう。蛇口購入の選び方を解説しています。



水道工事は費用が高い?

水道工事と一言でまとめがちですが、水道管を引く大きな工事から蛇口の水漏れまで、その種類は多岐にわたります。水道工事はお金がかかるとよく言われますが、それは純粋に水道だけを直すのではなく、それに関わる修理や設置なども入ってくるからなんですね。

工事を街で見かける事があっても、詳しい内容はよく分かりません。工事の工程を1つずつ挙げていくと頭がこんがらがってしまいそうです。しかし、そういった分からない事にも丁寧に答えてくれる業者もいます。依頼をするなら、安心できる所に頼んだ方がいいですよね。

蛇口の水漏れ修理や、洗面所の化粧台取り替え、ユニットバス設置なども水道工事のひとつでした。商品を自分で購入して費用を浮かせるという手もありますが、これには規格が決められています。サイズを間違えて返品できない、という悲しい事にならないよう注意が必要です。

最後に、水道工事の費用を抑えるために大切なのは、何よりも「複数の会社で見積もりを取る事」です。しっかりと見比べて、余計な費用を上乗せされていないか、工事内容は適切かを見極めるようにしてください。そして、丁寧に対応してくれる業者を選ぶようにしたいですね。