〈世帯収入1,000万円!〉は本当に幸せ!?お金と幸福について考えてみた

「年収1,000万円」と聞くと、リッチ生活の仲間入りができると思ったことはありませんか?おそらく会社員であれば「年収1,000万円」が一つの目標とされている方も多いはずですね。しかしなかなか年収1,000万円にはほど遠く、世帯収入で1,000万円を目指す世帯も多いかもしれません。それでは世帯収入1,000万は羨ましいけど、本当に幸せなのでしょうか?



平均給与はどのくらい!?

テレビや雑誌でよく目にする国民の平均給与ですが、ついつい自分が平均と比較してどうなのか、気になってしまいますよね?国税庁の民間給与実態統計調査(平成26年分)によると、給与所得者の1人当たりの平均給与は男性514万円、女性272万円(平均年齢は男性45.4歳、女性45.6歳)となっております。

男女別にみても年収1,000万円以上は男性が6.6%、女性が0.7%。普通の人から見ても年収1,000万円は、やはり羨ましい収入です。また男女の平均給与から考えても、世帯収入で1,000万円という金額も、かなり高い水準であると思います。

平成26年分 民間給与実態統計調査
参照元:国税庁 民間給与実態統計調査(2016年1月 著者調べ)



世帯収入1,000万円はリッチ世帯!?

本当に裕福な生活なの?

さて、世帯収入1,000万円となると、普通に生活をする上では経済的に困ることは少ないと考えられます。単純に考えてみるとボーナスを引いた手取りは月50万円。食費や住居費、子供の教育費やレジャー費用、交際費を含めても、十分余裕に生活できる水準と言って良いのではないでしょうか。

確かに年収1,000万円と言っても額面であり、実際の手取りは700万円台。単純に年収500万円の人よりも2倍の余裕があるかというとそういうわけではありません。しかしながら、少なくとも普通の家庭よりもリッチな生活はできるのではないでしょうか。

なぜかお金が貯まらない

一見裕福と思われている世帯収入が1,000万円を超えるような家庭であっても、意外と思わぬ落とし穴もあります。それは浪費と住居です。まず、浪費はご存知の通り消費とは異なります。電車で移動できるにも関わらず、無駄にタクシーを利用したり、結局使わない日用品やブランド品などを衝動買いしていまうようなケースです。

こういったケースの場合は、収入が上がっても、そもそもの浪費癖が原因ということになりますので、例えば、給料が月5万円増えてもその分使ってしまうことになり、貯めることは難しいように思います。収入よりも根本的な対策が必要になりますね。

また世帯収入が1,000万円を超えてくると、かなり高額なマンションであっても住宅ローンを組むことができると思います。そのため、都心部に高層マンションを購入するなど、どうしても背伸びしがちになってしまうこともあります。

世帯収入1,000万円は確かに一般的な家庭よりも裕福な生活は出来るでしょう。しかしながら、見栄や欲望が先行してしまうと、支出が増えるだけであり、お金は貯まりません。収入が上がっても、しっかりとお金と向き合う習慣が大切ですね。

収入と幸福の関係

いつの時代もお金はないよりあった方が良いですよね。宝くじが当たったらマイホームを建てよう。世界旅行をしよう。高級外車に乗り替えよう。こんな夢を語ったことはありませんか?それでは、収入があがればその分だけ、大きな夢をみることができるのでしょうか?収入の増加と幸福度は比例する関係にあるのでしょうか?

収入と幸福度の関係については色々なデータや意見がありますが、年収の増加で感じられる幸福度は630万円と言われております。この数字は意外ではないでしょうか?この原因の一つは、日本においては収入の増加とともに労働時間の増加や、重責を担うポストなど、精神的なプレッシャーを感じることが多くなります。

つまり、630万円あたりは、役職や労働に対する対価として幸福を感じやすいということになるのだと思います。しかし、ある程度の範囲を越えてしまうと、収入の増加と幸福度が比例しなくなり、逆にストレスが大きくなってくるような気がします。

ちなみに、ベトナム人の年収は日本人の約10分の1以下と言われますが、幸福度のある調査では日本人の幸福度87%、ベトナム人の幸福度92%であり、国をまたいだ調査においても「年収の増加=幸福」ではないというも明らかになっております。



まとめ

いかがでしょうか?日本人は自分にないものや劣っていることに目を向けがちな傾向があるような気がします。そのため多くの人が今よりも良い生活を願い、収入の増加と幸福が比例すると考えがちです。しかしながら、日本の社会においては、必ずしも「収入の増加=幸福」ではないということがお分かりいただけると思います。

これは人それぞれのライフスタイルや価値観によって異なりますが、収入を競うことよりも「どういった状態になったら幸せを感じるのか」を考えてみた方が、有意義な人生を送れるのではないでしょうか?「こうならなければいけない」「こうすべきである」といった「べき論」で生活を強いる人生よりも、心に余裕を持った、豊かな生活を目指すことが、今の日本人には必要な気がします。

スマートフォンやipadなど、いつでも、どこでもインターネットでアクセスできる便利な時代ではありますが、情報に錯綜されることなく、自らの価値判断を持って見極める力を養いたいですね。