窓リフォームでサヨナラ結露~あったかハウスで快適な生活!

窓をリフォームすると断熱性や遮音性がアップし、結露の悩みも改善されると言われていますが、実際にはどの程度の効果があるのでしょうか。外気温の室温への影響は、半分以上が窓からだと言われています。冬、家の中が寒いのは断熱材よりも窓が一番のネックだと言っても過言ではありません。窓リフォームであったかハウスにしてみませんか?



窓リフォームでできること

断熱性・遮熱性アップ!

日本は窓の後進国と言われており、世界でも最下位レベルの”断熱性能三流国”だと言われているとのことです。日本の大手8大メーカーと呼ばれる住宅メーカーで欧米並みの「熱を通さない木製やオール樹脂製のサッシ」と「トリプルガラス」を標準としているところはありません。中堅で一条工務店・スウェーデンハウスあたりでしょうか。

とにかく窓は、家の断熱性を左右する一番のポイントなのです。冬場、暖房の熱が流出する割合は窓からが約5割、夏場冷房中に熱が流入する割合は窓からが約7割なのだそうです。断熱面からだけで見れば窓はないのが一番いいのです。しかしそれでは居室としての機能を果たせませんよね。

だから窓の断熱性・遮熱性を高くするしかないのです。ちなみに、下の表では、日本は最下位の13位でした。

窓の性能 世界で第何位でしょう?
参照元:(株)住ま居る(2016年1月:著者調べ)

t-smile.co.jp
窓が変われば断熱性は格段にアップすると思われます。アルミ+単板ガラスの5倍の断熱性と言われています。わが家はオール樹脂製サッシに複層Low-Eガラスなので、トリプルガラスほどではないですが、真冬でも窓枠が冷たいことはないです。窓が多いため暖房要らずとはならないですが…

ちなみにスウェーデンハウスや一条工務店の家はたいへん暖かいそうです。一条工務店は全館床暖房ですが、それだけでエアコンなしでも十分だそうで、オール電化なら夜中の数時間だけ床暖房ONにして朝は余熱でもOKとの噂。冷暖房費が年間4.7万円というデータがあるそうです。

結露が大幅に改善!

断熱効果は実感としては正直あまりないのですが(暖房なしは無理)、まず結露が改善されるのは間違いないです。窓枠・アングル・ガラスともほとんど結露しません。それは確かです。真冬に7畳程度の部屋で大人2人と子ども2人が寝て、一晩で窓の下部分にうっすらつく程度(ハンカチ程度の大きさのタオルでひと拭きするだけで乾くくらい)です。

冬場はずっと結露に悩まされ、雑巾が絞れるほどの結露と毎朝戦っていましたので、樹脂サッシと複層Low-eガラスとなった今、断熱窓の素晴らしさを実感しています。

石油ファンヒーターのような水蒸気を発する暖房器具を使うとすると結露する可能性は多少あるのではないかと思われますが、今のところ暖房はエアコンだけですので、寝ている部屋以外が結露することはまずありません。 PhotoBy:著者2016年1月撮影

遮音・防音効果アップ!

遮音・防音窓にするにはガラスだけでなくサッシのことも考えるべきでしょう。気密性の高い樹脂サッシであれば遮音性・防音性に優れ、複層ガラスの内窓をつけることで騒音の感じ方は半分程度になるということです。

紫外線抑止効果

人体に害のある紫外線は地表にほとんど届かないと言われていますが、肌の老化や家具の劣化を促すと言われ避けたいと考える人が多いようです。近年では窓を通じて家の中にいても日焼けをするとよく言われていますね。

実は透明な窓ガラスでも、合わせガラス(複層ガラス)にすることで、99%の紫外線カットが実現できるということです。紫外線に限ってはリフォームまでしなくとも、窓断熱シートやフィルムを貼ったり、コーティングしたりするだけでも効果は十分だと言われています。

防犯性アップ!

サッシやガラスを変えることで防犯性もアップできます。泥棒は侵入に手間取ると諦めると言われています。防犯ガラスは中間膜と外周部の封着材で割れても穴が貫通しないため防犯性に優れ、ガラスも飛散しないため地震時も安全だと言われています。

またサッシも錠が外から見えない設定になっているものもあるので、万一ガラスが破られても人が通れるくらいの穴を開けない限り侵入は難しいでしょう。YKKのAPW330なら錠も外から見えず、なおかつWロックもできますので安心です。

断熱リフォーム 健康で快適な我が家にチェンジ!!|一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会
参照元:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会(2016年1月:著者調べ)

「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」平成26年度 省エネ大賞「製品・ビジネスモデル部門」資源エネルギー庁長官賞受賞|ニュース&トピックス|一条工務店
参照元:一条工務店(2016年1月:著者調べ)

防犯に優れた窓 | 選ぶなら、樹脂窓です。 | YKK AP株式会社
参照元: YKK AP株式会社(2016年1月:著者調べ)



窓リフォームの相場

内窓リフォームの相場

いわゆる二重窓です。窓リフォームの中では最も費用対効果の高いと言われる方法です。寒冷地域の家はこのような窓になっていることが多いです。既存の窓の内側に新たに窓をつけるだけの簡単な工事なので、解体撤去作業もなく廃材も出ません。施工期間も1カ所あたり1~2時間程度で済みます。

窓リフォームといえばこの方法を選択する人が圧倒的多数と言われています。相場としては、引違いの掃き出し窓1カ所あたり最低6~7万円程度、さらに高い断熱効果や防犯性のガラスを選択すると2~5万円程度追加が必要となり、トータルとしては12万円前後になることが多いようです。

施工箇所が多い場合は単価が安くなると言われていますので「するならまとめて」がお得ですね!

窓枠ごと交換する場合の相場

これまでは窓枠ごとの交換工事は一部の外壁を壊し修繕するなど大がかりなものとなり、かかる費用や工期、防水対策などからも敬遠されがちでした。しかし昨今は壁を壊す必要なく、既存の窓枠に新設窓をかぶせるという画期的な工法があるようです。

ただやはり内窓を付ける場合に比べ、価格は3~4倍となりかなりかかってしまいます。掃き出し窓程度の大きさで、1カ所当たり材料費・工事費・既存窓撤去費・網戸込みで22~23万円程度となるようです。

DIYでできる窓断熱の相場

リフォームまではできないけれど、少しでも窓の断熱性をアップさせたい場合、窓断熱シートを貼る方法があります。かかる費用は引き違いの掃き出し窓1カ所当たり2~3千円程度で、そこそこ実感できる効果は得られるということです。中には光熱費が15%抑えられたという人も。

また内窓を自分で取り付けることも可能だということです。材料費は引き違いの掃き出し窓で7万円程度。それなりの技術が必要ですし、2人以上で時間をかけてする必要があるので、そこまでの費用をかけるのであれば業者へ依頼したほうが確実かもしれませんね。

ニトムズ 窓ガラス断熱シートフォーム 水貼り E1580

窓リフォームの価格|インプラスの価格
参照元:ビバホーム(株)LIXILビバ(2016年1月:著者調べ)

内窓の取付け|価格|窓まわり|リフォームコンタクト
参照元:LIXIL(2016年1月:著者調べ)

MADOショップオリジナル スマートカバー工法|MADOショップ
参照元:YKKAP株式会社(2016年1月:著者調べ)

湘南窓名人 MADOショップ湘南根坂間店 ウッドデッキ・カーポート外構・結露専門店 ご相談下さい!
参照元:YKK AP MADOショップ湘南根坂間店(2016年1月:著者調べ) 窓リフォームの概算額がシミュレーションできます。

断熱リフォーム方法・施工例 – 窓の省エネ・リフォーム | 健康で快適な我が家にチェンジ!!断熱リフォーム
参照元:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会(2016年1月:著者調べ)

窓リフォームの業者選び

メーカー提携店で一括見積

まず一番安心なのはメーカー提携店だと思われます。実物をショールームで見てから施工業者に見積してもらうという流れが多いため、とても分かりやすいと思います。わが家も新築時に窓のショールームへは行きましたが、窓なんか見てどうするの?と思っていたものの意外と行って良かったです。

見積は無料ですし、WEBから簡単にできることも多いので気軽にされてはいかがでしょうか。うちも樹脂窓にしたものの、LDKには掃き出し窓2つにFIX窓3つ、ガラス張りの勝手口まであるのでさすがに寒いです。いつか掃き出し窓だけにでも内窓を付けたいな~と考えています。

窓まわりリフォーム|リフォーム会社紹介ならLIXIL(リクシル)のリフォームコンタクト
参照元:LIXIL提供|リフォームコンタクト(2016年1月:著者調べ)

一括見積サイトで見積

リフォーム一括見積サイトも手っ取り早いですね。リフォームの際には最低でも3社以上から見積はとるべきだと言われているので、一括見積サイトはたいへん便利です。私も外構で利用したことがありますが、特にしつこい営業もないので、気軽にされてみてはいかがでしょうか。

1社だけの見積で決めるのは絶対に避けましょう。相場が把握できず、後悔することも多いようです。

Local Works
参照元:Local Works(2016年1月:著者調べ)



窓を塞いだり移動したりするのは可能?

基本的には難しい

完全な壁にするとなると難しいようです。窓枠を残しボードなどを貼りつけるような形であれば、1カ所5~6万円程度でできることも。しかし、境目との差を分かりにくくするなどきちんとした壁にするとなると20万円程度になることもあるようです。

また壁の耐震性や防水処理などのことも考えると信頼できる業者に依頼する必要がありますね。

FIX(はめ殺し)窓にする

開閉する必要のないFIX(はめ殺し)窓は、窓の中では最も気密性が高いと言われています。採光を確保しつつ断熱性能を高めるには有効ではないかと思われます。

これこそ壁を塞がないのなら、既存の窓に内窓としてFIXタイプのものを付けてはいかがでしょうか。窓を取り換えるくらいであれば二重窓にするのが断熱性能としては優秀だと思われます。

自分で塞ぐ

窓が隠れるように家具などで塞ぐこともできると思いますが、ぴったり壁に付けるのは結露やカビの原因となり良くないようです。自作で塞ぐならば、断熱材などを窓サイズにカットしてはめ込む形がスマートに思えました。

家全体の窓リフォームを行う場合、内窓を取り付ける方法が最も人気のようですが、普段使っていない部屋の場合はこのように自分で塞ぎ、音楽を聴いたり、映画を観たりするための「軽い防音ルーム」のように利用するのも一手かもしれません。

窓の防音・騒音対策を吸音材でDIY自作【吸音パネル工房】
参照元:(株)アンブレラカンパニー(2016年1月:著者調べ)

壁に新しく窓をつけるのはもっと困難

現在壁である部分に窓の大きさだけ開口して作るというのは、建築関係者の方もかなり困難だと言われています。まず耐力壁の部分には施工できませんし、電気系統の配線の関係などもあるでしょう。壁全体を壊し改築するような「家全体をリフォームするレベル」でしか施工できないのではないでしょうか。

「今ある窓を塞いで、新しい場所に窓を移動する」というリフォームはおそらく不可能に近いと思われます。ただ、壁の中や外壁工事などを伴うような、家全体のリフォームなどの際なら検討されてみてはいかがでしょうか。

窓リフォームに関する制度

省エネ特定改修工事特別控除制度

平成26年11月ようやく建材トップランナー制度(※下記引用参照)の対象となる熱損失防止建築材料に窓(サッシ・複合ガラス)が追加されたということです。

居室の窓を断熱窓にするなどの省エネルギー対策として50万円以上のリフォームを行った場合に、一定の条件を満たせば、延べ床面積120平米までの固定資産税と工事費用一部の減税措置が受けられることになります。詳細は以下の通りです。

・120平米相当分までの家屋にかかる翌年の固定資産税1/3額を減額
・工事費用の10%(上限25万円まで)を所得税より減額。(いずれも延床面積120平米まで)

少しでも窓リフォームを考えている人の後押しになればと思います。

※建材トップランナー制度とは、製造事業者等に対し、現存する最も効率の良い建材を基に設定した目標年度(3~10年程度先)における性能(トップランナー性能)を満たすことを求める制度。

出典:

www.meti.go.jp

No.1219 省エネ改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除)|所得税|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月時点、著者調べ)

省エネリフォーム促進税制の概要 : ガラスワンダーランド 日本板硝子
参照元:日本板硝子株式会社(2016年1月:著者調べ)

リフォームの減税制度┃住宅リフォーム推進協議会
参照元:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会(2016年1月:著者調べ)

まとめ

このように窓は住宅の断熱性能に最も大きく影響を与えています。ということは「断熱性能を向上させたければ窓のリフォームは外せない」ということになります。日本は窓の断熱基準が欧米などに比べて格段に遅れており、ここ数年の間にようやく断熱サッシなどが普及されてきた感があります。

しかし日本政府は、2020年を目標に「高断熱性能・省エネ設備によるエネルギー収支ゼロ以上のゼロエネルギーハウス(ZEH)」を標準的な新築住宅として推進していくと発表しています。それには窓の断熱性を高めることは不可欠であると思われます。

これからは日本でも断熱性の高い窓が採用されていくようになるはずです。現在は寒冷地方以外での断熱窓は高価となることが多いですが、今後は徐々に改善されていくかもしれません。

結露はまず間違いなく「樹脂サッシと複層Low-eガラス」でもほぼ改善されますが、断熱性能を最高レベルにしたいのなら「樹脂サッシとトリプルガラス」がいいのではないでしょうか。これでかなりの断熱性と気密性は確保され、光熱費の大幅な削減が期待できると思われます。

内窓を取り付けるのも簡単で良い方法です。リフォームとしては最もリーズナブルで、施工も早くおススメです。内窓を樹脂サッシ+複層ガラスにすれば、かなりの効果は期待できるでしょう。

また価格はかかりますが、既存の窓枠にカバーする画期的な工法も簡単に施工でき、内窓よりスッキリした仕上がりになるのでおススメです。

窓リフォームをすることで、断熱性向上や結露の改善だけでなく紫外線抑止効果や遮音性・防音性アップ、防犯性を高めることも可能です。とにかく窓のリフォームはいいこと尽くしです。リフォームの際には必ず数社から見積を取り、信頼できる業者に依頼しましょう。