「貯蓄ゼロ世帯」へ捧ぐ!貯められない習慣のポイントはココだった

少子高齢化や年金、医療費の問題など、お金にまつわる不安の多い日本。もしもの備えのために、日々貯蓄や運用を考えている方もいると思いますが、なかなか貯蓄ができていない家庭も多いはずです。特に収入と支出がほぼ同じで、貯蓄がゼロという世帯も多いようです。では、どうしたら貯蓄ゼロの状態から抜け出すことができるのでしょうか?



貯蓄ゼロ世帯の現状

2016年もスタートして、色々な目標を掲げている人も多いと思います。その中で、「今年こそ」はと貯蓄を目標にしている方も多いのではないでしょうか?そもそも貯蓄ができずに、お手上げ状態という方もきっといるはずです。金融広報中央委員会の平成27年の調査結果(2人以上世帯)によれば、金融資産がゼロという世帯が全体の30.9%を占めています。

約3割の世帯が貯金がない状況であるということが明らかになったのです。これでは、もし何か不測の事態が起こっても対処することすらできないですよね。やはり生活するにはお金は大切です。しっかりお金と向き合うことを習慣化することが重要ですね。

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査
参照元:金融広報中央委員会(2016年1月時点 著者調べ)



年収と貯蓄は比例しない!?

貯蓄ゼロ世帯からすると、貯蓄ができない大きな理由として、「収入が少ないから=低収入」と考えている人も多いと思います。確かに貯蓄ゼロ世帯の割合は、年収が低いほど高いのは事実ですが、年収が高ければ貯金ができるかというとそうでもありません。年収1000万円以上でも貯金ゼロという世帯もあるのです。

当然それぞれの生活スタイルは異なりますが、貯蓄ができるかどうかは年収の高さと必ずしも比例しないということですね。例えば、年収300万世帯が年収900万世帯になったとしても、支出が3倍になれば貯まりません。「お金がある=貯蓄が増える」わけではないということですね。

浪費と消費は似て非なるもの

そもそも「消費」と「浪費」の違いを理解しているでしょうか?簡単に表すと以下のようになると思います。

・「消費」は「支払=効果」
・「浪費」は「支払>効果」

例えば消費ですが、移動のための交通費、光熱費、クリーニング代、洋服代、家賃、携帯代、生命保険料、適度な食費など、生活するのにやむを得ない支出と考えるとわかりやすいでしょう。一方で浪費とは、無意味なタクシー代、行きたくない飲み会、衝動買い、過度な食費、ギャンブル代などが浪費に当たります。

もしかしたら、浪費の中でもやむを得ないようなケースもあるかもしれません。逆に消費においてももっと押さえられる項目もあるかもしれません。まずはご自身で、消費と浪費をしっかり見極めることが大切ですね。

財布にいくら入っていますか?

何はともあれ、貯蓄の第一歩は「お金に関心を持つこと」に尽きると思います。お金のないという方に限って、お金に対して無関心の方が多いような気がします。例えば、今財布に入っているお金はいくらかわかりますか?

お札の向きを同じ向きにするとお金が貯まりやすいという話を聞いたことがあるでしょうか?これはお金が舞い込んでくるということよりも、お金に関心を持つことを意識する一つの考え方だと思います。お金に向き合わないと、お金も相手にしてくれなくなってしまいますね。

ウサギとカメではカメが勝つ

イソップ寓話に所収されているウサギとカメの話はご存知でしょうか?足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話です。この寓話の教訓として、「過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。」というものです。

どうしても貯金が苦手な方の多くは、一発逆転の宝くじ、ギャンブルなどに頼ってしまいがちですが、貯蓄のある方は、日々の堅実な積み立てをしているケースが多いです。この寓話のように一歩一歩の歩みが遅くとも、コツコツと着実に積み上げていくことが大切ですね。



貯められない原因を掘り下げよう

家庭や職場のストレス

貯蓄ができない方には当然浪費癖があったり、そもそもお金の管理が苦手という方も多いと思います。しかし、貯められない原因は何であるのか、「原因」をしっかりと認識できているでしょうか?例えば、毎月無駄な物を衝動買いしてしまう方がいるとします。そんな時に、「なぜ衝動買いしてしまうのか?」と問いかけてみます。

すると、家事や育児の悩みや職場の人間関係のストレスが原因ということもあるかもしれません。この場合、家事や育児の負担を減らすためにはどうすればよいでしょうか?職場の人間関係を円滑にするためにはどうすればよいでしょうか?

簡単に解決できないケースもあると思いますが、貯められない根本的な原因を突き止めることが何よりも大切です。うわべだけの手法やテクニックだけではきっと貯金をするにも長続きしないと考えられます。

周囲の家庭との比較

普段の生活の中、少なからずご近所の方や自治体、お子様の保護者会など、周囲の方々と話をする機会もあるのではないでしょうか?そのときによくありがちなことは、「比較すること」です。

「〜さんのご主人さんは今年○○に昇進したみたいですよ」
「〜さん、給料が上がったみたいですよ」

といったように良い話を聞くとどうしても自分の家庭と比較しがちです。良い意味で比較するのであれば別ですが、このようなケースですと、「何でうちの家庭は…」とネガティブな発想になってしまいます。人は人、自分は自分としっかり線引きすることも必要です。

まとめ

「貯蓄ゼロの生活からどうにか抜け出したい」そうした想いを持たれている方も多いはずです。しかし、なかなか貯まらず落ち込んでいませんか?繰り返しになりますが、収入が上がれば貯蓄が増えるわけではありません。他人と比較しても何も変わるわけでもありません。それよりも、今ご自身が貯められない理由がどこにあるのかをしっかりと認識していくことが大切です。

貯蓄ゼロ、または貯蓄がなかなかできないということであれば、闇雲に目標の貯蓄額の設定をすることよりも、まずは「原因」を考えることから始めてみてはいかがでしょうか?

原因がわかれば、具体的に毎月いくら貯められるのか、もっと道筋がきっと見えてくるはずです。