<ふるさと納税>2015年度人気自治体ランキングベスト10!

2016年控除分のふるさと納税は1月1日からスタートしています。本年のふるさと納税のすゝめとして、2015年度の総務省データをもとに人気自治体と人気のお礼品をランキング形式にご紹介!



2015年も過ぎ去って

一年もあっと言う間に過ぎ去り、早いもので2016年の1月も半ばとなりました(執筆時点)。

ふるさと納税の、その年の控除に使える分はその年に手続きを行うことが基本。2016年に変わったことで控除も2016年度の確定申告分(2017年の確定申告に使う分)となり、ふるさと納税経験者の皆様も、今年はどこに寄付をしようか考えていらっしゃることと思います。また、ふるさと納税に興味はあるけれど、けっきょく2015年は寄付しなかったという方も、2016年はやってみようかな?とお考えのことではないかと思います。

2016年控除分の寄付は1月1日からスタートしています。お礼品が人気の自治体には新年早々に寄付が集まっているでしょう。なぜなら、人気のお礼品は競争率も激しく、品切れすることも多いからです。早ければ早い程いい、それがふるさと納税なのです。

新年のスタートダッシュを決めて、人気のお礼品をゲット!するために、今回は2015年度に寄付先として人気だった自治体をランキング形式でご紹介します。

2015年度、寄付先人気自治体1位はどこだ!?

総務省|ふるさと納税ポータルサイト
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

総務省|自治税務局|ふるさと納税など個人住民税の寄附金税制
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)



2015年度ふるさと納税ランキング!

今回は寄付先の人気度を2015年9月に総務省から発表された寄付金額を参考にランキング形式でご紹介しつつ、その自治体のお礼品の中で特に人気を集めているお礼品も合わせてご紹介します。どの自治体も面白いお礼品から、ちょっと嬉しいサービスまで色々と工夫しています。2016年のふるさと納税先候補としてさっそくチェックです!

10位/京都府京丹後市

京丹後市はカニのお礼品が充実している自治体です。カニそのものから甲羅焼きなどの軽く調理してあるものまで、とにかくカニのお礼品が多く、充実しています。カニのお礼品は松葉ガニのセットなどが人気で、すぐに品切れしてしまうことも!

とにかくカニが食べたい。お腹いっぱいカニを食べたいという方にはお勧めの自治体です。カニだけでなく和牛肉や米、お酒、果物などのお礼品もあり、品数も豊富です。

京丹後市/京丹後市ふるさと応援寄附金
参照元:京丹後市(2016年1月、著者調べ)

9位/福岡県久留米市

肉、スイーツ、米など、家計を預かる主婦が魅力的に感じるお礼品が一通りそろっている久留米市の魅力は、食べ物のお礼品だけに留まりません。久留米市は「あるもの」がお礼としてもらえる自治体として有名なのです。

「あるもの」とは自転車!

何と、久留米市では自転車を種類豊富にラインナップ。また、自家用車を持っている家には嬉しいタイヤまでお礼品としてもらえる自治体です。

久留米市:ふるさと納税(ふるさと・くるめ応援寄付)サイト
参照元:久留米市(2016年1月、著者調べ)

8位/岡山県備前市

備前市のお礼品は牡蠣や干物といった海産物も人気ですが、何と言っても家電がもらえる!ということで有名ではないでしょうか。ミルサーやバリスタ、ホットプレートにスチーマー、ヒーター、シェーバー、ドライヤーに電気圧力鍋、ストーブと、種類が非常に豊富です。小型家電や生活必需品のヒーターやストーブを狙うなら備前市で決まりです!

岡山県備前市 ふるさと納税寄附状況と活用実績-岡山県備前市-
参照元:備前市(2016年1月、著者調べ)

7位/静岡県焼津市

魚介の加工食品が豊富な焼津市は、iPadと知育アプリがもらえることでも有名です。知育アプリを使うためには携帯端末が必須であるため、セットのお礼もあります。端末が欲しい!子供の知育用にアプリが気になっているという方は焼津市を要チェックです。

焼津市/焼津市「ふるさと納税(寄附)」のご案内
参照元:焼津市(2016年1月、著者調べ)

6位/島根県浜田市

肉の加工食品でも人気の浜田市ですが、海産物や優待券も非常に魅力的な自治体でもあります。中でもテニスの錦織圭選手が日本に帰国して真っ先に食べたいといった高級魚「のどぐろ」は品切れ覚悟のお礼品。のどぐろは高級魚であり、産地以外では手に入り難い魚でもあります。ふるさと納税のお礼品として要チェックです。

島根県浜田市 ふるさと寄附特設サイト
参照元:浜田市(2016年1月、著者調べ)

5位/山形県米沢市

米沢牛で有名な米沢市のお礼品の中でも人気があり品切れしてしまうのは……何と、パソコン!

米沢市に寄付をするとNECのパソコンをもらうことができるのです。パソコンは寄付額によりスペックやタイプが異なります。ノート型だけでなくデスクトップ型も選択できますので、控除を受けつつパソコンの新調をすることができてしまいます。

ふるさと納税について/米沢市役所
参照元:米沢市(2016年1月、著者調べ)

4位/長崎県平戸市

いち早くポイント制を導入し、ふるさと納税の人気自治体と言えば平戸市を抜かして語ることはできません。ポイント制ですから年末の駆け込み寄付をしても翌年にポイントが引き継がれますし、平戸のお礼品は間違いない!ということで、根強いファンも多いとか。

そんな平戸市の人気1位のお礼品は、ウチワエビ、牡蠣、サザエと詰め合わせセット「平戸瀬戸物語」。あまりに人気があるため、現在は発送まで六カ月待ち。他にも鮮魚やレジャー優待など、魅力あるお礼品があふれています。

平戸市ふるさと納税特設サイト | やらんば!平戸市応援寄附金
参照元:平戸市(2016年1月、著者調べ)

3位/長野県飯山市

飯山市からは寄付のお礼品として宿泊券やスキー板をもらうこともできますが、有名なのはPCのお礼品ではないでしょうか。他の自治体からもパソコンをお礼としてもらうことはできるのですが、飯山市のパソコンは比較的少額の寄付からもらえるところが特徴。他に液晶ディスプレイも並んでいますから、パソコン機器狙いの方はチェックしてみてください。

飯山市公式サイト | 悠久のふるさと飯山応援金(ふるさと納税)の特典を充実させました
参照元:飯山市(2016年1月、著者調べ)

2位/山形県天童市

天童市は言わずと知れた果物王国であり、さくらんぼを始めとした果物類が豊富にお礼品として並んでいます。ラ・フランスや佐藤錦はお高い果物ですから、店に並んでいてもなかなか手を伸ばし難いところがあります。しかし、ふるさと納税のお礼品としてもらえるなら控除と一緒に高級果実を遠慮なく口にできるというものです。

天童市では熨斗紙サービスも行っています。高級果実を贈答用に使うことができるところが嬉しいですね。

山形県天童市/ふるさと応援寄附てんどう
参照元:天童市(2016年1月、著者調べ)

1位/宮崎県都城市

都城市の魅力は何と言ってもボリューミーな肉のお礼。豚、牛、馬、鶏、と用途に合わせた肉のお礼が充実しており、比較的少額の寄付からボリュームの多いお肉のセットが選択できるところがグッド!な自治体です。中にはハンバーグなどの加工済み(焼くだけ)という手間いらずのお礼品もあります。

食卓が潤いますし、食べ盛りの子供がいると肉を満腹になるほど用意するのはなかなかお財布に痛いところ。肉をお腹いっぱい食べたいなら都城市への寄付がお勧めです。

ふるさと納税 – 都城市ホームページ
参照元:都城市(2016年1月、著者調べ)

2014年のベスト10は?

2015年9月時点でのベスト10では、2014年のベスト10といくつか入れ替わりがありました。2014年のベスト10も合わせてご紹介します。ふるさと納税制度の加熱により他の自治体もどんどん力を入れているだけで、2014年度ベスト10の自治体依然として大人気です。

2014年ベスト10!

10位/ 鳥取県米子市
9位/宮崎県都城市
8位/佐賀県小城市
7位/長野県飯山市
6位/島根県浜田市
5位/山形県天童市
4位/宮崎県綾町
3位/北海道上士幌町
2位/佐賀県玄海町
1位/長崎県平戸市

2015年9月時点に10位以内に残留している県や、コンスタントに上位を獲得している自治体もあります。どこの自治体もふるさと納税に力を入れているため、順位争いも激戦となっています。

米子市、綾町、小城市、上士幌町、玄海町はどこま地元の特産品を売りにしており、海産物もお肉もボリュームのあるお礼品を取り揃えています。上士幌町などはスイーツも充実しているため、甘味好きの方のハートをがっちり掴んでいる自治体です。2015年9月時点で10位に入っている自治体だけでなく、こちらの自治体も人気のある要チェック自治体です。

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|トピックス|ふるさと納税に関する現況調査について(平成27年9月30日時点)(2015年10月23日)
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

ふるさと納税に関する現況調査結果について(pdf)
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

米子市ふるさと納税
参照元:米子市(2016年1月、著者調べ)

小城市:小城市ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)
参照元:小城市(2016年1月、著者調べ)

綾町 ふるさと納税
参照元:綾町(2016年1月、著者調べ)

ふるさと納税|上士幌町は「クレジットカード対応」「特産品のお礼あり」「年度の回数制限なし」です。|北海道上士幌町
参照元:上士幌町(2016年1月、著者調べ)

玄海町/玄海町ふるさと応援寄附金
参照元:玄海町(2016年1月、著者調べ)



ふるさと納税の手続き

2016年、今年こそはふるさと納税を利用してみようという方のために、手続き方法を確認します。2015年に既に活用済みの方もおさらいの意味でチェックしてみてください。

寄付額のポイント

寄付金は自分の好きな額でOKです。ただし、あまりに額が高額だと所得から控除しきれなくなりますので、自分の所得(家族の所得)に対しいくら寄付すれば控除とお礼品を合わせて最大限のメリットがあるのかを計算する必要があります。

最大限お得になる額の寄付をしたいという場合は総務省のサイトで家族形態と年収で確認することができます。例として3万が最大のメリットを得られる寄付額であれば、3万円を色々な自治体に分散して寄付することもできますし、一つの自治体に3万円を寄付することもできます。

また、メリットよりも分かりやすさを重視したいという場合は、一年に一つの自治体に1万円だけ寄付という形で制度を利用しても、もちろん控除とお礼品のメリットは得られます。初めて制度を利用する人は、分かりやすく一つの自治体に1万円を寄付してコツを掴んでみるのはどうでしょう?

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

お礼品に課税されるって本当?

本当です。

あまりにお礼品が高額ですと、それはもうお礼ではなく贈与と同じですよね。ですから、あまりにお礼品が高額だと課税対象となります。しかし、あまり心配する必要はありません。なぜなら、お礼品に課税されるケースは、寄付金だけで数百万円を越えなければ難しいと言えるからです。

お礼品は一時所得です。一時所得には50万円の基礎控除があり、その枠内に収まる限りは課税されません。お礼品は1万円のものをもらったとしても1万円として算定されるのではなく、60パーセント相当として評価される決まりがあります。つまり、6,000円が評価額になります。50万円分を越え、課税されるほどのお礼品をもらうにはかなりの額を寄付しなければいけません。数万円から十数万円の寄付では基礎控除額の範囲を超えることすらまずないですから、安心して使ってください。

No.1490 一時所得|所得税|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月、著者調べ)

「ふるさと寄附金」を支出した者が地方公共団体から謝礼を受けた場合の課税関係|所得税目次一覧|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月、著者調べ)

法第205条《徴収税額》関係|通達目次 / 所得税基本通達|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月、著者調べ)

手順は4ステップ

手順はインターネットショッピングの申し込みから商品受け取りまでの流れとほとんど変わりません。ただし、ふるさと納税は国の控除制度の一つです。控除を使う場合は基本的に確定申告が必須になりますから、ネットショッピングの手順に確定申告をプラスすると覚えると簡単です。しかも、2015年度の制度改正により、条件に当てはまった人は確定申告をしなくてよくなりました。2016年からふるさと納税を始める人は、手順と合わせてワンストップ特例とは何か?を把握することが重要です。

1、自治体への申し込み
2、寄付
3、お礼と寄付金受領書の受け取り
4、確定申告

ふるさと納税は、まず寄付先の自治体へ申し込みを行います。申し込みは電話やメールで受付けている自治体もありますし、最近はほとんどの自治体がインターネット上で受付け可としていると思います。それぞれの自治体のホームページに手続きの際の注意点が記載してありますので、申し込みに際してはきちんと確認しておいてください。インターネットショッピングの時も、商品の概要や購入手続きをチェックするところから始まると思います。それと同じです。

申し込みを行ったら寄付金を入金します。自治体によって決済方法の種類に差があります。最近はコンビニ決済、クレジットカード決済、銀行振込など、決済方法もかなり増えています。クレジットカード決済は便利ですし、寄付額がそれなりの金額ですと、どんとポイントがつくのでお勧めです。自治体が取り入れている都合の良い決済方法を選択してください。

寄付をすると自治体からお礼品と寄付金受領書が送られてきます。別々に送られてくることもありますし、一緒に送られてくることもあります。お礼は有り難くいただき、受領書は確定申告に使うので大切に保存してください。後は決まった時期に寄付金受領書を使って「控除してください!」と確定申告をしればいいだけです。

いかがでしょう。注文して入金。商品と納品書が送られてくる。インターネットショッピングと似ていませんか?

ふるさと納税をされた方:平成27年分 確定申告特集|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月、著者調べ)

確定申告の前に!

ふるさと納税は寄付金控除の一種。控除とは、税金の算定の元になる所得から特定の金額を引くことをいいます。控除の結果として計算の元になる金額が小さくなりますから、計算結果である税金がその分少なくなるわけです。

この控除を使う場合、基本的に確定申告をすることになります。そうしないと、税務署の方で誰がどんな控除を使えてどのくらいの金額を引くことができるのか分からないからです。

ふるさと納税も控除の一種であることから、確定申告をすることが基本でした。しかし、2015年にワンストップ特例が創設され、特例の条件に当てはまる人が寄付先の自治体に特例申請書を提出することにより確定申告が不要となりました。

ワンストップ特例を使う

確定申告が不要となると、ふるさと納税の手続きがぐんと楽になります。使えるなら使いたい!そう思うのは当然ではないでしょうか。しかし、ワンストップ特例の使用には条件があり、条件全てに当てはまった人が申請書を提出することにより使用可能になります。条件に一つでも当てはまらないものがあれば特例を使うことはできません。

ワンストップ特例のポイントは、普段ほとんど確定申告と縁のないサラリーマンやOL向けの特例であるということ。他にも控除を使う人やフリーランスや自営業といった、確定申告が必須の人たちは使用不可となります。

1、年収が2,000万円を超えない
(年収が多いとそれだけで確定申告をしなければいけないので、特例を使うことはできません)

2、給与を一つの会社からもらっている
(給与を二つ以上の会社からもらっている場合や副業をしている場合はそれだけで確定申告をしなければいけないので特例は使えません。自営業やフリーランスの人も確定申告が必要なので特例の使用は不可です)

3、他の控除を使わない
(医療費控除や雑損控除などの他控除を使う場合は確定申告が必要になります。ただし、二年目以降の住宅ローン控除はワンストップ特例と併用可能です)

4、寄付先が5自治体まで
(寄付先が6自治体になると確定申告必須。一つの自治体に二回寄付をすると、2自治体とカウントします。三回同じ自治体に寄付すると3自治体とカウントします)

5、2015年4月1日以降の寄付である
(特例の開始が2015年4月1日からでした。それ以前の寄付は確定申告が必要です)

6、特例の申請書を自治体に提出している
(特例の条件を満たす人でも申請書を提出していないと使えません。自治体によって提出は何時までお願いしますという形で呼びかけをしていることもありますので、それぞれの自治体のホームページを参照してください。申請書は自治体からももらえますし、総務省のホームページからダウンロードもできます)

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|トピックス|制度改正について(2015年4月1日)
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

ワンストップ特例申請書(pdf)
参照元:総務省(2016年1月、著者調べ)

2016年のふるさと納税を語る

2016年もますますふるさと納税熱は高まって行くと思われます。

中でも注目したいのが、2016年を予定している制度の改正です。官房長官が秋田市での講演で法人用のふるさと納税の創設に意欲を示していることから、法人にスポットを当てたふるさと納税もできるのでは?と話題になっています。現在の制度でも法人がふるさと納税を利用することはできますが、あくまで個人向けの制度であるところから、法人の多額の寄付となると、自治体と要相談という感じでした。しかし、これからは法人も使いやすい制度として、そして、法人税の方も制度を取り入れて動いて行く可能性があります。必然的に個人のふるさと納税も影響を受ける可能性があります。

また、ふるさと納税のお礼品の中でも人気を博している地方感謝券ですが、今後、このお礼品を大国自治体が取り入れるのではないか?という可能性が示唆されています。

地方感謝券は、その自治体内の商店やレジャー施設でお金の代わりに使える券のことです。コストパフォーマンスが全体的に高めのお礼品として大変人気があります。地方感謝券は各地で売り出してもすぐに売り切れる品です。ニュースでも各地の銀行や自治体役場に長蛇の列が並んでいるシーンを皆さんもご存知かと思います。

自治体にとっても、自治体内に感謝券で人を呼び込めば、券プラスアルファでレジャーに使ってもらえるし、買い物にも使ってもらえるとあって、とても美味しいお礼品であると言えます。地方感謝券が好評を博しているため、色々な地方で今後とり入れるのではないかと言われています。地方感謝券は全体的に60から70パーセントのコストパフォーマンス(10,000万円の寄付で控除+6,000円から7,000円の価値のお礼品に相当)を誇っている人気のお礼品です。今回ご紹介した自治体だけでなく、近隣の自治体がとり入れたら、積極的に狙って行けば、家計は大いに助かることでしょう。