クレジットカードを賢く【分割払い】に!リボ払いとの違いって?

高額の買い物をする時に、クレジットカードを利用しても請求が一気に来てしまうと支払いが大変!そんな時はクレジットカードの「分割払い」を利用してみるのも一つの手段です。「手数料がかかって損!」と思っても、他でキャッシングをするよりも金利を安く手に入れることができるかもしれませんよ!



クレジットカードの「分割払い」の仕組みは?

クレジットカードの「分割払い」、これまで利用したことのない人なら、どういった仕組みなのかわからない方もいるのではないでしょうか?まずは分割払いの仕組みから見ていきましょう!

そもそも「分割払い」とは?

「分割払い」というのは、クレジットカードを利用してレジで支払いをする際「何回払いにしますか?」と聞かれるものですね。そのレジのお会計を2回払いや3回払い、さらに24回払いなどに分割して支払うことができるものです。

例えば、10,000円のバッグを購入するとします。1回払い(=1括)で支払うと、10,000円が締日の次の支払日に全額請求されますよね。それを10回払いにしたとすると、10,000円÷10回=1,000円を10カ月で支払っていくというのが分割払いの仕組みです。わかりやすいですね。

またレジで言わなくても、後からインターネットや電話で回数を変更できるサービスがあるカード会社も。思いがけず1カ月にたくさん買い物をしてしまった時などに便利に使えるんですね!ただし、あとから分割払いに変更する場合、2回払いには変更できない・○円以上の支払いに限るなどといった制限がつくカード会社もあるそうなので注意しましょうね。

あとから分割|クレジットカードの三井住友VISAカード
参照元:三井住友VISAカード(2016年1月現在、著者調べ)

何回でもいいの?

分割できる回数というのは、それぞれのクレジットカードごとに決められています。例えば三井住友VISAカードやDCカードでは、3・5・6・10・12・15・18・20・24回から。セディナカードでは30・36回払いも。さらに42回・48回・60回払いができるイオンカードもあります。

しかし、カードの契約で決められた回数だからと言って、すべてのお店で分割払いが使えるわけではないことも覚えておきましょう。「一回払いのみですがよろしいですか?」などと聞かれたことがある方も多いかもしれませんが、実は分割払いにすると、その利用したお店には「手数料がかかる・入金が遅れる」などのデメリットもあるんです。したがって分割払いを受け付けていないお店もあります。

ボーナス払いとは?

ここで疑問に思った方もいるはず。「ボーナス払い」というのは、「分割払い」なんでしょうか?

「ボーナス1回払い」の場合、金利が発生することはほとんどないため、1回払いとほとんど一緒です。ただ、支払う月が「ボーナスのある月」にスライドできるということなんですね。

では「ボーナス2回払い」だと、どうなるでしょう。多くのカード会社では約3%の手数料がプラスされるそう。また、「ボーナス2回払い」を選択できないカード・お店も多いようです。

クレジットカードはボーナス払いがお薦め!その理由とは | クレジットカード大学
参照元:クレジットカード大学(2016年1月時点、著者調べ)



手数料に注意!

カードによっても金利が変わる!

大きな買い物をするときに、とっても便利な分割払い。しかし分割払いには大きなデメリットがあります。それが「分割手数料」。一般的に分割手数料は、その支払う金額によって「金利○%」と定められています。この「金利」というのは、1年間借り続けていた場合にかかる手数料。したがって計算する場合には借りていた月で割る必要がでてきます。

この金利、一般的にはキャッシングなどでお金を借りる金額に近いんです。したがって、「クレジットカードを支払えないから消費者金融でお金を借りないといけない!」といった場合には、分割払いの金利と消費者金融の金利を比較してみるのもいいかもしれません。 多くのクレジットカードのホームページを見てみると、【分割支払の支払回数と分割手数料算出表】が掲載されているでしょう。そして「利用代金100円当たりの分割払手数料の額(円)」も掲載されていることが多いのですが、これによって支払う手数料がいくらなのか、計算することができます。

それでは、4つのクレジットカードの分割払いについて、実際に見てみましょう!手数料の計算の仕方についてはこの後でご紹介しますね。

楽天カードの手数料は?

まずは楽天カード。楽天カードでは、3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回・30回・36回の中から選択することができます。

年率と利用代金100円当たりの分割払手数料を見てみましょう。100円当たりの分割払手数料は、金利のあとのカッコ内で示しました。すると、3回払いでは12.25%(2.04円)、5回払いでは13.50%(3.40円)、6回払いでは13.75%(4.08)で、最長の36回払いでは15.00%(24.48円)となるようです。

楽天カード: お支払い方法_分割払いのお支払い方法
参照元:楽天カード(2016年1月現在、著者調べ)

イオンカードの手数料は?

次に<イオンカード>。イオンカードでは、3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回・30回・36回・42回・48回・60回と、楽天カードよりも多くの回数を選ぶことができます。

年率と利用代金100円当たりの分割払手数料を見てみましょう。3回払いでは10.05%(1.68円)、5回払いでは11.13%(2.80円)、6回払いでは11.43%(3.36円)です。イオンカードは、24回払いで金利が最高12.42%(13.44円)となりますがその後の金利は下がっていき、60回払いで金利が12.04%(33.60円)となるようです。

また、イオンカードでは1回の買い物金額が10,000円以上の場合に限り、分割払いを利用することができるので注意しましょうね。

分割払いのご案内|暮らしのマネーサイト
参照元:イオンカード(2016年1月現在、著者調べ)

ジャックスカードの手数料は?

<ジャックスカード>も見てみましょう。ジャックスカードでは、2回・3回・6回・10回・15回・20回と、数は少ないのが分かります。

年率と利用代金100円当たりの分割払手数料を見てみましょう。実は、2回払いでは年率が0%で利用代金100円当たりの分割払手数料が0円になるんです!3回払いでは12.25%(2.04円)、6回払いでは14.00%(4.08円)で、20回払いでは最高15.00%(13.60円)となるでしょう。

お支払い方法・キャッシング|ジャックス
参照元:ジャックス(2016年1月現在、著者調べ)

ライフカードの手数料は?

そして<ライフカード>。ライフカードでは、2回・3回・5回・6回・10回・12回・15回・20回から選択することができます。

年率と利用代金100円当たりの分割払手数料を見てみましょう。ライフカードで「2回払い」にした場合、一部の加盟店では金利を無料で利用できるんだそう。しかしそれ以外の加盟店では金利がつく場合もあるんです。金利がつく際には10%(1.26円)がかかるので注意しましょうね。

3回払いでは12.2%(2.04円)、5回払いでは13.5%(3.4円)、6回払いでは13.8%(4.08円)、20回払いで最高14.9%(13.6円)となるでしょう。

ショッピングのお支払方法|クレジットカードはライフカード
参照元:ライフカード(2016年1月現在、著者調べ)

分割するならどのカード?

by Joe Raedle
では、これら4枚のカードを持っているとして、10万円のバッグを分割払いで購入するとき、手数料を一番低く抑えることができるのは、どのカードでしょうか。

計算方法を見ていきます。ほとんどのクレジットカードの分割払いでは、指定の支払回数で均等に割った金額を1回当たり支払うことになります。したがって、【はじめに分割払いの手数料を計算したら購入金額に足して、支払い回数で割る】という計算方法になります。 ●3回払いの場合

・楽天カード:12.25%(2.04円)では、10万円×(2.04円÷100円)=2,040円

・イオンカード:10.05%(1.68円)では、10万円×(1.68円÷100円)=1,680円

・ジャックスカード:12.25%(2.04円)では、10万円×(2.04円÷100円)=2,040円

・ライフカード:12.2%(2.04円)では、10万円×(2.04円÷100円)=2,040円

となり、イオンカードのみが101,680円÷10回=10,168円を。他の3枚は102,040円÷10回=10,204円を毎月支払うことになるでしょう! ●6回払いの場合

6回払いに関しても、金利は13.75%、14.00%、13.8%と分かれるものの、利用代金100円当たりの分割払手数料は4.08円と3枚のカードは同じ金額に対して、イオンカードでは11.43%(3.36円)となるそう。

すると、イオンカードは10万円×(3.36円÷100円)=3,360円の手数料に対し、他のカードは4,080円となることがわかりますね。 支払い回数にはよるものの、<イオンカード>は分割払いの金利が低く設定されているのも特徴の1つ。スーパーのクレジットカードのため、ポイントも貯まりやすく、主婦層にも作りやすいカードと言われています。もしこれから「分割払いをしたいな」と思っている方がいたら、イオンカードを軸に探してみることをおすすめします。

また、これらの記載の回数でも、先ほど言ったように加盟店によっては希望の回数を受け付けてくれなかったり、カードの種類によって手数料が変わったりすることがあるので、自分で確認をしてみてくださいね!

分割払いとリボ払い、何が違うの?

ここまで見てくると、クレジットカードについている「リボ払い」とは何が違うんだろう?と疑問が湧いてくる方もいるかもしれません。リボ払いも分割払いも、複数回に分けて支払っていく方法。けれど、仕組みを理解すると、まったく異なる支払い方法だということがわかりますよ。

ゴールが明確な「分割払い」

分割払いとリボ払い、1番の違いは何だと思いますか?それは「支払い回数が決まっているか決まっていないか」ということです。

例えば分割払いの場合、最初に「5回で返済する」と決めますね。すると手数料を含めた総額でいくら支払うのかが決まります。そのため、5回で必ずゴールにたどり着くことができるんです。

これに対してリボ払いの場合、最初に決めるのは「毎月○円を支払う」という上限です。すると、他にカードを利用した分もすべて一緒にした請求額から○円だけを支払い、残りの金額は翌月移行に繰り越されます。

毎月ちょっとずつ利用していたとすると、ゴールはどんどん先延ばし。それに伴い手数料もかかってくるため、結局支払い総額が膨らんでしまうことにもなりかねません。

どっちがお得?

では10万円のテレビを購入するとして、分割払いとリボ払い、どちらが多く手数料がかかるのか<イオンカード>で計算をしてみましょう!

イオンカードのリボ払いは3つのコースから選択することができます。Aコースでは月々5,000円の支払い・Bコースでは月々7,500円・Cコースでは月々10,000円の支払いとなります。そして「毎月の残高×年率15.0%÷12カ月」で計算することができるでしょう。

すると総額では、Aコースでは20回払いで112,815円、Bコースでは14回払いで108,659円、Cコースでは10回払いで106,570円の支払いになるでしょう。

お支払い例|リボ払いのご案内|暮らしのマネーサイト
参照元:イオンカード(2016年1月現在、著者調べ) これを分割払いで支払ったとしましょう。イオンカードの分割手数料と100円あたりの手数料の額は、20回払いで12.40%(11.20円)、10回払いでは12.04%(5.60円)でした。14回払いは選択できないため、ここでは2つの支払い方法を比較してみます。

すると、20回払いでは10万円×(11.20円÷100円)=11,200円、10回払いでは10万円×(5.60円÷100円)=5,600円の手数料となりますね。したがって20回払いで111,200円、10回払いで105,600円の支払いとなるでしょう。この結果、20回払いで1,615円、10回払いで970円がリボ払いの方が多く支払うことがわかりますね。

リボ払いと分割払いは、それぞれのクレジットカードの金利によって支払い金額が変わるため、残念ながらどちらがお得かは計算してみないとわからないでしょう。 このように、リボ払いと分割払いでは金利が近いことがあります。分割払いが適しているのは、大きな買い物を1つして、それだけを分割で計画的に支払っていきたい人・他に大きな買い物をしても分割をあまり選択することがないような人でしょう。

逆にリボ払いが適している人は、手元にお金が少ない場合。月々支払う金額が決まっているので便利に利用することができるでしょう。しかしリボ払いはクレジットカード利用の合計の残高に金利がかかってくるため、たくさんカードを利用する場合には不利になりがちなので注意しましょう!



分割払いの限度額は?

限度額以上でも分割なら買えるの?

クレジットカードでは、分割払いの限度額は決まっていることが多いですね。もし分割払いの限度額が50万円の場合、100万円の購入代金を50万円・50万円に分割することはできないとされています。

もし限度額以上を買い物したい場合には、例えば50万円をカードで分割払いして、残り50万円を現金払いする。限度額の上限を増やす。また、ショッピングローンを利用するなど、他の手段を考えてみましょうね!

リボ払い・分割払いはいくらまで利用できますか?|ライフカード
参照元:ライフカード(2016年1月現在、著者調べ)

分割払いのご利用可能額を超過して分割払いのご利用はできません。

出典:

www.rakuten-card.co.jp

おわりに

いかがでしたか?

仕組みを理解し、手数料も事前に計算することができれば、分割払いも怖くありません。しかし「分割できるから」といって、支払うことのできない買い物をしてはいけませんね。

分割払いは必要なときに必要な分、計画的に利用するようにしましょう!