旧姓で作ったクレジットカード、結婚したら使えなくなるの?

結婚に伴い姓が変わってしまった場合、旧姓で作って使用しているクレジットカードは使用することができなくなってしまうのでしょうか?今回はそんな疑問への回答や手続きなどについて解説していきます。



結婚した場合、旧姓のクレジットカードは使えなくなる?

結婚を機に苗字が変わるという人も多いでしょう。それでは、苗字が変わった場合、旧姓のクレジットカードは使えるのでしょうか?それとも使えないのでしょうか?

使用することはできますが、あくまでも一定期間と考えるべき

結婚し、姓が変更になった場合、氏名の変更手続きなど様々な手続きが必要となります。しかし現実には結婚の入籍後すぐに新婚旅行へ、という場合も少なくありません。新婚旅行では海外旅行に行く場合もあり、新姓のクレジットカードを発行してもらうにも期間がないので旧姓のクレジットカードをそのまま使用したいと思う方も多いでしょう。

そういった場合は往々にしてありますので、クレジットカード会社の方も想定しているため新姓になったからといって即座にそのクレジットカードが使用できなくするという対応は取りません。また、海外で使ってもらった方がクレジットカード会社にも利益が出ますから、こういったメリットを逃すことは通常しません。

ですから、新婚旅行の際には新姓になっていても、旧姓のクレジットカードを使用することができますのでそのまま持っていっても大丈夫のようです。

普通に使い続けていても規約違反となります

旧姓のクレジットカードを使用して、普通に口座からも引き落としができている場合、そのまま使い続けることに何か問題があるのでしょうか?

それはクレジットカードを発行する際のカード利用規約に反するおそれがあります。カード利用規約などには氏名が変更になった場合は届け出ることを定めているからです。

旧姓名義のクレジットカードを使用していくことのデメリットは?

■更新カードが届かなくなり、そこで終了してしまうおそれも
旧姓のクレジットカードにも有効期限があります。有効期限が切れる少し前に更新したカードが届きますが、住所変更をしていないとこの新しいカードが届かなくなります。そうなってしまうとせっかくのカードを使用することができなくなってしまいます。
ある程度使用しているクレジットカードは限度額も上げられている状態です。新たにカードを作るときには発行が拒否されることもありますので、早めに変更手続きをしておいた方が安心です。

■遅延損害金、更新拒否も
引き落とし口座の名義変更により引き落としができなくなり、カードの利用を停止されたり、遅延損害金が請求されたりする危険もあります。銀行口座は給与の引き落としになっている場合などで口座の名義変更を早く行っている場合、銀行によっては旧姓での請求処理を今まで行っていても、新姓の口座で処理してくれないことがあります。

利用金額の引き落としができない状態が続くと信用情報機関に延滞情報が提供されてしまい、新しいクレジットカードが作れなくなるおそれがあります。そればかりか、今使用しているクレジットカードの有効期限後の更新カードが届かないこともあります。

変更届はお忘れなく。
参照元:日本クレジットカード協会(2016年1月時点、著者調べ)

各種変更手続きについて
参照元:日本クレジット協会(2016年1月時点、著者調べ)



クレジットカード会社に対して行う結婚後の手続きってどんなことするの?

持っているクレジットカードのすべてについて必要

旧姓名義のクレジットカードを複数枚持っている場合、それぞれに変更手続きが必要となることも注意です。発行会社が同じである場合は一括して手続きすることができる場合もありますが、多くのクレジットカード会社が存在していますからなかなか同じ会社で複数ということは少ないかもしれません。

面倒かもしれませんが、5枚持っていて5枚のクレジットカードの発行会社が異なる場合は1社1社それぞれに変更手続きが必要となるのです。

これは個人情報の観点からクレジットカード会社の持つ個人情報は基本的には他のクレジットカード会社に提供してはならない仕組みになっているからです。

変更手続きをすると?

■インターネットでも手続き可能な場合も
最近ではクレジットカード会社のホームページで利用明細をみることができるのと同様、基本情報の変更届けをインターネット上でできるようになっています。中にはインターネット上だけでは手続きが完結せず、変更用紙に記載し、送付することが求められることもあります。

各社それぞれ手続きが異なりますので、各社のコールセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。

■新しいカードの発行
変更手続きをすると名義が変更になったカードが新しく送付されることになります。変更手続きから2週間程度を要するクレジットカード会社が多いです。新しいクレジットカードが届いた場合、カード番号が変更になっている場合があるので、チェックしてみましょう。

■公共料金を払っている場合
旧姓のクレジットカードで公共料金の支払いにしている場合は、電力会社などの公共料金の会社へクレジットカードの変更を申請することを忘れないようにしましょう。クレジットカード会社が対応する場合もありますが、対応しない場合もありますので、ご自身で変更手続きをすると思っていた方が変更ミスが生じないでしょう。

登録内容の変更お手続き
参照元:ビューカード(2016年1月時点、著者調べ)

変更手続が必要な事項

■氏名
結婚して姓が変更された場合、カード名義人も変更になりますので、氏名変更の手続きをする必要があります。姓が違うと他人となってしまうからです。結婚してもその人自体は何ら変わらないのですが、旧姓の名前の人はこの世に存在しない架空人となり、架空人のクレジットカードは発行できないのです。

他方、勝手に他人が名義を変更することを防止する必要があります。

そういったことから氏名の変更は慎重な手続きが必要なことから、変更用紙に記載しクレジットカード会社に送付が求められることが多いのです。 ■住所
結婚後、新居をどこに構えるかによって異なりますが、元々の居住地から引っ越した場合は、住所変更の手続きが必要となります。住所変更しないと利用明細書が届かないことや更新されたクレジットカードが届かないおそれがあります。

もっとも、住所変更は転勤や引っ越しなど変更が多い事項であることから、インターネット上の手続きで完了することができることが多いのです。 ■引き落とし銀行口座
引き落とし銀行口座ですが、銀行口座は給与振り込みなどにも使用されていることから、結婚後名義を一早く変更している場合が多いのです。他方クレジットカードの引き落とし口座についてそのままにしている場合、最悪の場合引き落としがなされない可能性があります。

引き落としがされないとカードが止められ利用できなくなることや更新カードを発行してもらえなくなります。

引き落とし銀行口座の名義人が変更された場合、口座番号が変わらなくても銀行口座の変更手続きが必要となります。引き落とし銀行口座に入金していても引き落とされなければ意味がありません。

せっかく今まできちんと使用してきたにもかかわらず使用できなくなるのは気分も悪いと思います。口座の変更は引き落とし口座の登録印鑑が必要になりますので、所定の用紙に記載しクレジットカード会社へ送付することになります。 ■職業
結婚後職場を退職したり、転職したりした場合に職業の変更を申し出る必要があります。クレジットカード会社は職業によってクレジットカード利用限度額を定めることがあります。それゆえ、専業主婦になったにもかかわらず会社員の時のように増額されすぎても利用しなければ結局ムダになりすいです。利用限度額は複数のクレジットカードを持ちたい場合や、新規にクレジットカードを作成したいときにかなり利用限度額を下げられてのスタートとなり、増額もなかなか難しくなります。俗にいう枠圧迫というものです。

もっとも、専業主婦になったからといって、姓が変更になったカードの発行がなされないということはほとんどないようです。今までのクレジットカードを利用してきて、きちんと引き落としがなされている利用者については双方の信用状態ができあがっているためです。利用限度額は減額される場合はありますが、こういった対応は各クレジットカード会社によって異なってきます。

名前(名義)の変更方法を教えてください。
参照元:三井住友カード株式会社(2016年1月時点、著者調べ)

まとめ

いかがだったでしょうか?結婚して姓が変わったら即座にクレジットカードが使えなくなるわけではありませんが、使い続けていくことは難しいのです。手続きが済めばなんら変わりはありません。少し面倒ですが、変更手続きを忘れないようにしましょう!