〈エキストラのバイト〉元経験者が語る始める前におさえるアレコレ

あなたも一度はテレビに映ってみたいと思ったことはありませんか。テレビや映画で必ずと言ってよいほど登場するエキストラはどのようにして集められ撮影に参加できるのでしょうか。またその報酬はどれくらいになるのでしょうか。今回はエキストラに初めて挑戦したい人向けに覚えておくと安心な知識や現場でのマナーなどをお伝えします。



エキストラの概要

出典: https://www.pakutaso.com/20140137023web-5.html
映画やドラマ、CMなどで通行人、レストランの客などを演じ物語を引き立てたり盛り上げたりするなどが仕事です。仕事は撮影が決まるごとに募集が出る臨時的なものになります。活躍する場面としては、時代劇などで見られる群衆、バーゲンセールのお客さん、学校や病院などのシーンでたくさん人が必要になる時はエキストラが演じていることが多いでしょう。

エキストラでは特に高いスキルを求められることはありませんので、初めてでも挑戦できるバイトです。



エキストラのバイトその内容とは

演じることが難しそうと思われる方もいらっしゃると思いますが、初心者でも比較的始めやすいバイトです。「もう若くないし」と年齢であきらめることもありません。40代50代の主婦でも案件により求人が出ることもあります。ありのままの自分でありのままを演じることができるのは素敵だと思いませんか。

実際に仕事をすることが決まったら指定された場所に集合します。たいていは何人かいます。現地集合もしくは登録している事務所からも担当スタッフが現場まで誘導してくれる場合もありますので、指示通りに行けば問題ないことがほとんどです。

現場にはエキストラをまとめ指揮命令をする人が必ずいますので、必ずその指示通りに動きましょう。逆に言えば、指示に従わず現場の進行を妨げるような行為をする人は即退出させられることもあります。仕事は多くは座っているだけ、歩くだけ、会話をしている風(口パク)の演出などです。

少しレベルアップをしたものになると、「このタイミングで出てきて」等というのもありますが比較的素人でもできる内容であることが多いでしょう。大勢でいっせいに動くシーン、決められた人だけ動くシーンなど様々あります。

エキストラを配役する人は現場に集まったエキストラの外見や身長、体格や雰囲気などから物語やキャストとマッチする人を選び、個々に指示を出したりキャストとの簡単にやりとりするような役を割り振ったりすることもあります。

レストランのシーンでは実際に出てきたものを食べてOKと言われたら、食べてかまいません。あなたの動きが物語の1コマを作っていきます。

実はこんなところにも…

ドラマや映画だけではなく、街頭アンケートに答える、番組モニターをする、さらには行列に並ぶといった案件も不規則に紹介される場合もあります。この場合は短時間でお小遣いになることもあります。

エキストラのバイトを始めるには

エキストラを始めるなら、エキストラ事務所に登録することが一番早いでしょう。登録はまずインターネットで仮登録をした後に本登録といって面接などを行う場合があります。面接については別に記載しておりますので参考にしてみて下さい。ホームページを閲覧した時に、過去の募集案件をざっと見ておくことも大切です。事務所によりどのテレビや映画に多く出ているかというのが異なるからです。

一度登録をすれば仕事ができる前日に電話をして「明日エキストラありますか?」などと登録の事務所に電話を入れ、あれば詳細を教えてもらえます。実際に仕事があるかどうかは前日にならないとわからないこともあります。

事務所や募集内容にもよりますがエキストラの案件がメールで来ることもあります。また登録内容から事務所側が人選して電話がかかってくる場合もあります。

エキストラ事務所に登録する他には、各地のフィルムコミッションという団体にインターネットから登録をしておくとよいでしょう。映画などでは地方ロケも多数行われており、地元市民の皆さんがエキストラとして活躍することも少なくありません。

まずは登録をするだけで、ロケが決まった時にメールで募集内容が届くシステムになっています。定期的な収入は約束されませんが、家から近いことがメリットといえるでしょう。ボランティアの場合も多いでしょう。

人気俳優の映画となるとインターネットの公式サイトやファンクラブなどで募集することもあり、無報酬でも俳優のファンが多数集まるため競争率が高くなるのも特徴です。そのため人気の映画に必ずしも出られるわけでもありません。



報酬はどれくらいなの?

素人の場合、報酬は1つの案件につき1,000円~5,000円程とみておくとよいでしょう。交通費が支給されないこともよくありますので稼げるバイトとはいえないかもしれません。撮影が多く行われる都内や都内近郊に気軽に行ける距離に住んでいて、定期的にエキストラ出演ができる人であれば数万円ほどのお小遣いになることもあるでしょう。

定期的といっても物語の構成上、同じドラマや映画に出られないという条件があることもあります。例えば通行人がいつも同じ人というのは日常的に考えても不自然ですね。そのためエキストラのバイトで稼ぐなら、複数のエキストラ事務所に登録して映画、ドラマ、CMなど異なった現場で活動することをおすすめします。

報酬のもらい方は事務所や内容によってその場で現金支給されるか、月ごとにまとめて支払われるかのいずれかになるでしょう。まとめてもらう場合は自分で参加した現場名などをスケジュール帳などに書いて忘れないようにしておくことをおすすめします。

報酬は少ないもののそれ以上にやりがいや面白さもあり、趣味として続けている人もいます。

出勤時間や勤務形態を教えて

出勤時間に関しては現場や番組によって様々といえます。たとえば渋谷など都心で人が多く行き来する場所での撮影は、人通りが少ない早朝や深夜などに行われることもあります。集合時間は撮影時間よりも早めになります。

エキストラに慣れてくると現場をかけもちする人もいますが、前の撮影が長引くと遅刻になってしまう恐れがあることも注意しておかなければなりません。また番組観覧ではまとまった人数がテレビ局内に入ります。セキュリティ対策の一環から、万が一遅刻すると参加できない場合もあります。

勤務形態は基本的にフリーです。中には決められた日程に参加できるかどうかという条件がある場合もあります。

エキストラのメリット

大好きな俳優さんが見られる!

何といっても大きなメリットは、普段テレビで見かける俳優さんが近くで見られることです。芸能人ならではのオーラを感じる人もいれば、意外にもスタッフに混じってわからない人もいます。テレビなどと実際に見る雰囲気が異なったりオンエアされない素の表情を見られたりするのも、エキストラならではの醍醐味といえるでしょう。

エキストラとして参加するにあたり、俳優さんに声をかけたりしてはいけないなどの決まりがあります。演技やセリフを確認したりしている俳優さんたちを見ると仕事場であることも実感できるでしょう。

映画、ドラマのエキストラとして、撮影現場に多数同行しました。そこでその撮影を通して見た、 芸能人の素の姿をここに記したいと思います。

出典:

note.chiebukuro.yahoo.co.jp

ドラマや映画の舞台裏が見られる!

なかなか見ることのできない舞台裏を見ておくのはとても貴重な体験です。スクリーンに映らないたくさんのスタッフがひとつの作品を創り上げる姿に感動するかもしれません。

現場にはカメラなどの撮影機材が置かれています。足元にはコードなども多数張り巡らされていることもありますので、歩く時は注意をしましょう。

限定の○○がもらえることも!

映画やドラマの限定グッズが撮影の謝礼としてもらえることもあります。文房具類やタオルなど種類は様々ですが、後々の記念になることもあるでしょう。他のアルバイトでは経験できないことですね。

バイトでスタジオ観覧

エキストラは撮影だけではなく時には番組観覧にも参加できます。観覧に報酬が発生するものもあります。番組観覧では番組を盛り上げるために、かけ声や拍手の練習をしたり番組の説明などを受けたりします。時にはブレイク前の芸人さんが「前説」といって収録前にお客さんを笑わせたりして盛り上げる場合もあります。

楽しい上に報酬が入るため一石二鳥です。テレビに映る場合もありますので、服装などには気を使うほうが良いでしょう。

ロケ弁を頂くこともある!

エキストラでも撮影が長時間にわたる場合は、休憩の際にお弁当(通称:ロケ弁)が支給されることがあります。この場合は時間内にありがたく頂きましょう。エキストラに登録している人は素人から俳優志望者までさまざまな方がいます。

何回かエキストラのバイトに参加していると顔なじみの人と知り合いになることもあります。ひとりでエキストラに参加している人も多数いますので、休憩や待ち時間を利用して知り合いを作ると仕事のやりがいや楽しさにつながってくるともいえるでしょう。

エキストラ実はこんなことが大変

現場の入り時間が不規則

出勤時間のところでも述べましたが、集合時間は実際の撮影より早いです。早朝の撮影の場合は現場の入り時間もさらに早くなります。逆に深夜の場合には真夜中近くに集合することもあり不規則なことも珍しくありません。時間に厳しい業界ですので遅刻は許されません。現場に到着したら挨拶もしっかりと行い、気を引き締めていきましょう。

また撮影したものが必ずスクリーンに映るとも限りません。たまにテレビで芸人さん等が「あんなにしゃべったのに全部カットされている」というような嘆きを聞いたことがあるのではないでしょうか。生放送ではないかぎり撮影や収録を終えてから編集されることがほとんどですので構成上カットされる場合もあります。

つまりエキストラとして朝早くから夜遅くまで参加したものの、全然映っていないということもあるというのを覚えておくとよいでしょう。拘束される時間=映る時間とは限りませんので、映りたい人はいくつかの現場に足を運ぶことをおすすめします。

とにかく待つ

ドラマや映画の撮影では、撮影時間よりも待ち時間が多いでしょう。またいきなり本番を撮るのではなく、ドライ、テスト、本番という流れが一般的なため同じシーンを3回以上行うと考えてよいでしょう。ドライとテストはリハーサルだと覚えておいてください。

変更や調整などで撮影時間が延びることもあります。出演シーンが少ないエキストラの場合は待ち時間が多くなることも考えられますが、それも含めて楽しめる人が向いているといえそうです。

脚本に合う服がない

エキストラの募集要件には時代や季節なども考慮して、撮影シーンに基づいた洋服を自前で用意する時もあります。そのため合う洋服がないと悩む場合もあります。メインキャストより目立ってしまうような服装は好まれませんので、自信がない場合はいくつか着替えられるものも準備しておくと安心です。時代などの設定により髪の毛の色やメイクなどの指定がある場合はそれに準じて参加しましょう。

外ロケは気候に左右される

外での撮影は気候に左右されることもあります。また真冬でも夏のシーンを撮ったり、その逆もあったりすることから服装には注意が必要でしょう。寒い冬はホッカイロが必需品になるでしょう。雨が降りそうなときは折りたたみ傘もあると便利です。

基本的に待ち時間がすごく長いです。
また、真冬だけど、設定は春ということで外で薄着での撮影だったり…。
何パターンかの洋服用意したり…。

出典:

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

エキストラのバイトで気をつけること

1.身だしなみはしっかりと

テレビに映ることを考えると人から見られる意識を持ち、身だしなみは徹底するようにしたほうがよいでしょう。清潔感を保つようにし、好感度が高ければ現場でも良い意味で使ってもらえる人になることもあります。

2.時間厳守

時間にはとても厳しいため、時間にルーズな人には向いていません。電車の都合で遅れてしまうことがわかったらすぐに担当者に連絡を取り遅れる旨をいち早く伝えるのがマナーです。また遠隔地で行われるロケの場合には、テレビ局の駐車場にエキストラが集合してバスで移動する場合もあります。

3.面接は明るくハキハキ

エキストラの登録において面接がある事務所では、陰気な雰囲気よりは明るくハキハキした人が好まれるでしょう。また放送開始前のネタバレをしないなど信頼のおける人物かどうかも見られています。アルバイトでもしっかりと任務をこなせることをPRしましょう。よほど悪い印象を持たれない限りは落ちることもそれほどないといわれています。

スキルアップする方法

初心者からでもできますが、どんな場面でも緊張せず自然に演じられるようになるにはいくつか異なる現場を経験するとよいでしょう。またドラマではエキストラがどんなふうに動いているのかということにも着目してみるとよいかもしれません。

日本人は会話でのリアクションがそれほど大きくありませんが、映画やドラマの撮影ではリアクションを大きめにするくらいがちょうどよい場合もあります。日常で意識しているといざという時もできるようになるでしょう。

まとめ

エキストラのバイトではどんな状況でも楽しめる人が向いています。実際の報酬は多いとはいえないかもしれませんが、それに勝るやりがいも感じられることでしょう。

エキストラに参加したドラマなどが放送されると、一般的なストーリーを追うだけではなく舞台裏からの目線でも見ることができるため勉強にもなります。映る時間がたとえ数秒だったとしてもそれは記憶に残るに違いないでしょう。