【30代・子供3人世帯】にピッタリな学資保険プランを徹底調査!

30代や40代は子育て世代です。子供が多いと賑やかで楽しい家庭になりそうです。一方で食費や服などお金がかかりそうです。今回はそんな子育て世代の読者向けに教育費を考える上で学資保険という商品を考えます。



30代・子供3人の世帯と学資保険

最初に学資保険とは何かをご説明し、メリットとデメリットを紹介します。

学資保険について

学資保険という言葉を知っておられる読者の方は多いと思いますが、念のために学資保険について説明します。学資保険は「保障機能がついて定期預金」のようなものです。

子供の進学に伴って、まとまったお金が必要な場合にそれまで積み立てしてきた保険料を、満期保険金として受け取ることができます。例えば、中学から高校への進学の時期や高校から大学の進学時期といったような時期に保険料を受け取り、入学料や授業料に充てることが出来ます。

学資保険の必要性を考える3つのデータ|学資保険の教科書
参照元:保険ソクラテス(2016年1月時点 筆者調べ)

学資保険のメリット

子供の年齢が低く、教育費用の負担が少ないうちに積み立てをすることで将来の出費の負担を軽減できます。

今回の記事で対象としている30代・子供3人の世帯について言えば、上の子、中の子、下の子について中学から高校への進学と高校から大学の進学時期が重複する可能性があります。こうした一時的な費用の負担に対して、その時の両親の収入でカバーしきれない可能性が高いです。そういう状況を保険金で補います。

節税効果が高いということもメリットです。保険金として受け取るお金と払い込んだ保険料の総額との差額が50万円を超えなければ税金はかかりません。ただし、満期保険金の受け取りは贈与と見なされます。保険金の受け取り名義が子供である場合、110万円を超える保険金受け取りは贈与税がかかりますから、受け取り名義は親にしておきます。

親が保険金を受け取る場合は一時所得として所得税の対象となります。納税額の計算式は次のとおりです。

●納税額=(受け取り保険金-払い込み保険料総額-非課税枠50万円)×税率

学資保険のデメリット

メリットの多い学資保険ですがデメリットはあります。例えば次のような点です。

●毎月一定額が引き落とされるので、保険期間内の収入が安定していること
●中途解約すると元本割れする可能性がある

毎月一定額が引き落とされるという強制性は逆に解釈すれば、確実に貯蓄できるという意味でメリットと言えるかもしれません。中途解約すると元本割れする可能性があるというのは学資保険に限らず、他の保険商品にも言えます。



30代・子供3人の世帯の保険料は?

学資保険にかける保険料の総額は月額1万円から1万5千円の世帯が多く、次いで月額5千円から1万円の世帯が多いようです。子供が3人であれば、この金額の1.5倍ぐらいではないでしょうか。

月額平均はいくら? 学資保険にかける保険料の相場
参照元:保険ソクラテス(2016年1月時点 筆者調べ)

子供3人世帯のチェックポイント

世帯ごとの特性によるチェックポイントを考えてみます。

共稼ぎ世帯のチェックポイント

共稼ぎ世帯で収入が多い場合でも、住宅ローン、家賃などの住居費が多い場合には学資保険に必要な保険料の支払い原資がない場合があります。

住居費は生活費に占めるウェイトが高い一方で、消えてなくなる支出です。住宅ローンや家賃を低くすることで必要な保険料を確保することはそれほど難しくありません。例えば住宅ローンならば、今の低金利を生かした借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。また、家賃の安い家に引っ越すということも検討してみて下さい。

収入に余裕があるということで、ライフステージから見て不要な保険に入っていないかチェックしてみて下さい。例えば御自身の年金や介護などの保険はまだ加入しなくてもよいかと思います。

子供の年齢とチェックポイント

学資保険に加入する時期は、「子供の年齢が低く、教育費用の負担が少ないうちに積み立てをする」というねらいから考えると、生後すぐがベストです。早ければ早いほど保険料の積み立てが多くなり、満期保険金は多くなるでしょう。月々の保険料負担も軽く出来ます。支払いを早く終わらせるメリットもあります。

学資保険はいつから入る? ベストな加入時期と給付のタイミング
参照元:保険ソクラテス(2016年1月時点 筆者調べ)

年収見込みとチェックポイント

今後、年収が増えると見込んでいる世帯は少数でしょう。年収が増えると見込んでいる世帯はムダな出費も増えがちです。家計簿をつけてお金をしっかり管理しましょう。

年収が増えないと感じている世帯は、費用を見直すほかありません。費用の見直しについて、例えば次のように優先順位をつけてみてはどうでしょうか。

・住居費を見直す
・生活費のうち、通信費・交際費などを見直す
・不要な保険に入っていないか見直す

筆者のイメージではありますが、子供を幼稚園入園から四年制国公立大学卒業させるまでにかかる教育費は約800万円、これに対して年収400万円で子供1人、年収600万円でなんとか2人をケアできる位かと思います。

子供3人の場合は、年収1,000万円は欲しいところです。しかし、年収600万円位でも学資保険に加え、子供本人が返す奨学金や国の教育ローンをうまく使って全員を卒業させている世帯もあるようです。

年齢差のあるご夫婦の場合のチェックポイント

子育てする世帯は、今や共稼ぎが当たり前になっています。この場合、夫と妻どちらを契約者としたほうがいいでしょうか。

この場合、通常は年齢の若い方を契約者としたほうが保険料は安くなります。年齢が若い方が保険料が安くなる理由は、ほとんどの学資保険に生命保険・死亡保険的な保障が入っているからです。

ソニー生命、フコク生命、日本生命などの学資保険には、通常の場合は契約者が死亡等したときはその後の保険料は免除となる保障がついています。これは親にもしものことがあっても子供に教育資金を残せる学資保険ならではのメリットです。

返戻率の高い保険としてフコク生命ジャンプ型で子供は0歳の男の子、受取総額が200万円の場合でみると次のようになっています。

・親の年齢:25歳/月額保険料8,879円/支払総額1,811,316円
・親の年齢:30歳/月額保険料8,897円/支払総額1,814,988円
・親の年齢:35歳/月額保険料8,933円/支払総額1,822,332円
・親の年齢:40歳/月額保険料8,999円/支払総額1,835,796円
・親の年齢:45歳/月額保険料9,103円/支払総額1,857,012円

30代以下ではそれほど変わりませんが、30代後半あたりから差が出てきます。40代を超えると結構な金額の差になります。夫婦の年齢差がある場合、とりあえずお父さんということではなく、どちらが契約者になるかよく考えた方がいいようです。



学資保険を選ぶ際の優先順位

学資保険を選ぶ際の優先順位は次の2つではないでしょうか。

・返戻率がどのくらい高いのか
・必要な時期との整合

では個別に見ていきます。

返戻率がどのくらい高いのか

なんといっても、返戻率が高いほうがいいです。返戻率の比較は次のサイトが参考になります。

学資保険の返戻率比較表|一括払いなど条件別絞り込みツール
参照元:保険ソクラテス(2016年1月時点 筆者調べ) 例えば、契約者30歳男性、子供は男の子で0歳、契約期間18年で、保険契約金額200万円、特約の付加なしとすると、次のような商品があります。

●フコク生命:みらいのつばさジャンプ型/22歳満期、契約金額200万円、月額保険料8,897円の場合…返戻率110.1%
●ソニー生命:ソニー生命の学資保険Ⅱ型/18歳満期、契約金額200万円、月額保険料8,480円の場合…返戻率109.1%
●明治安田生命:つみたて学資/15歳払い済み、契約金額200万円、18歳、19歳、20歳、21歳に各50万円/月額保険料9,867円の場合…返戻率112.6%
●フコク生命:みらいのつばさステップ型/22歳満期、契約金額210万円、3歳5万円、6歳5万円、12歳10万円、15歳10万円、18歳70万円、20歳10万円、22歳100万円/月額保険料9,493円の場合…返戻率108.4%
●日本生命:ニッセイの学資保険、こども祝金なし型/22歳満期、契約金額210万円、月額保険料9,044円の場合…返戻率107.4%

筆者が30代で子供3人の世帯向きと思う学資保険は、保険金をまとめて受け取るタイプより必要な時期にお金をもらえるタイプです。例えばフコク生命のステップ型の場合、旦那さんが30歳で最初の子供0歳で契約すれば、旦那さんが33歳、36歳、42歳、45歳、48歳、50歳、52歳と保険金が受け取れます。保険金を受け取る機会が多いと中の子や下の子と学費を融通できるメリットがあると思われるからです。

必要な時期との整合

次に検討するのは満期時期と子供の年齢との関係です。満期時をいつにするかで多いのは子供の年齢が18歳、22歳の2つのようです。保険会社としては運用期間が長い方がよいので、22歳満期のほうが返戻率は高くなります。

ただ、22歳の大学卒業を考えると教育費は不要と言えますし、大学卒業後に大学院や海外留学する場合は必要と言えます。このあたりは各世帯で事情は異なるようです。

まとめ

最後に、これまでの要点と注意点をまとめます。

・30代で子供3人の世帯にとって、子供の教育費準備に学資保険のメリットは大きい
・30代で子供3人の世帯が学資保険の利用を行う場合、受け取り名義人を子供にしないように注意する
・30代で子供3人の世帯は子供の年齢が小さいうちに加入し、早期に保険料の払い込みを完了すれば後が楽になる
・30代で子供3人で共稼ぎ子育て世帯は、両親のうち年齢の若い方を契約者としたほうが保険料は安くなる
・30代で子供3人の世帯が学資保険のサービスを選ぶ際は返戻率のみではなく、子供の進学プランとの整合も検討してみる
・30代で子供3人の世帯のとって、保険金をまとめて受け取るタイプより必要な時期にお金をもらえるタイプがよいと思われる

最後の項目については、例えばフコク生命のステップ型の場合、旦那さんが30歳で最初の子供0歳で契約すれば、旦那さんが33歳、36歳、42歳、45歳、48歳、50歳、52歳と保険金が受け取れ、保険金を受け取る機会が多いと中の子や下の子と学費を融通できるメリットがあると思われます。

子供3人の一人一人に十分な教育を受けさせるというのは大変なことです。学資保険にまだ加入していないという世帯の親御さん、是非ご検討下さい。