誰でも不安の種になりやすい〈お金と人生〉。不安に陥ったり悩んだりする前に、ゲーム感覚で将来設計をシミュレーションしてみませんか?思考を転換して、お金のことを前向きに考えてみれば自分の人生や将来が楽しみに感じるかもしれませんよ。
お金とは一体何なのだろう・・・
「お金」の意味や価値を考える
「お金」の意味や価値を真剣に考える・・・という事をやっているようで、実は出来ていない人が多いのではないでしょうか?出来ている人が多いのならば世の中はお金で苦労する人はそんなにもいないのでは?と思いました。思い返してみると学校でお金の事をしっかり学んだ記憶はありません。
いつのまにかお金の使い方をなんとなく学び、なんとなく生きているような気がします。もちろん私のようなぼんやりとした人ばかりではないと思うのですが、そんな私よりも更にお金に対しての考えが足りない人が多いのはお金が絡んだ事件が多いので気のせいではないと思います。
子供の時点から生活の中にお金に対する付き合い方を学ぶ機会があれば良いのですが、生活環境や親の教育方針の違いもあり難しいですよね。生涯を通した人生設計の事も義務教育のうちに学べる環境が整うといいですね。
「先進国だ」と言われているはずなのに、大丈夫なのかこの国の未来は?なんて不安になるのは私だけではないはずです。ぼんやりと生きていたことに気がついたのでまずは自分から!ということでお金について考えてみたいと思います。
お金という道具
・色々なものと交換できる
・保存できる
・運用できる
こうやって書いてしまうとお金というものは便利な道具なのだなというのが理解できるでしょう。お金そのものは金属や紙で出来ているだけの物なのですが、人はそこに価値をつけているので便利な道具だということ以上の何かを見ているような気がします。
お金が無ければ人間社会では生きていくことはできません。ただ生きているだけでお金は当たり前のように消費されていきます。お金という便利な道具を上手く使うためにはその道具を冷静に見つめることが大切で計画的に利用することが必要です。
お金は数字として把握しやすいのが特徴です。上手く運用しなければ勝手に増殖してくれる事は無いのが現実ですしそれにはリスクも伴いますので先の事を見通しつつも、収入と消費のバランスを考えながらそれでいて窮屈すぎないライフスタイルを構築していかねばなりません。
我慢や無理をし続けると後から反動が出て取り返しがつかない事にもなりかねませんのでお金の性質を理解してお金に振り回されないように、しっかりと管理と運用をしていきたいものです。
お金のコトを「ゲーム」に絡めてみる
お金とシミュレーションゲーム
ゲームの世界にシミュレーションゲームというものがあります。ゲームの中で会社を運営したり町を作ったりと実際に起こりえることを想定してどうなるのかを疑似体験できるゲームのことです。テーマを自分の人生にして考えてみましょう。
実際に自分が生涯を通していくらぐらい稼げるのか?いくら必要なのか?ライフイベントにはどのくらいの予算を設定するのか?人それぞれですし未来の事は予想がつきませんが今現在の暮らしを基準にすれば現実的な数字が見えてくると思います。
結婚をしたり子供が生まれたり不幸なことがあったりと想像通りにはいかないことが多いと思いますが、それはその都度状況に応じて計算しなおせばいいことです。ふと気がついた時に若い時からやっておけば良かったという後悔だけは避けられると思います。
お金に向き合う時なんとなく難しく感じ、現実を見つめるのが怖くて先延ばしにしてしまいがちです。でも先延ばしにした不安要素はそのままで消えることはありませんのでゲームという遊びを含んだ物で包んでしまうと少しはマイルドになるのでは?と思います。
第四銀行|わたしの人生設計・資金計画
参照元:第四銀行(2016年1月時点、著者調べ) こちらで簡単にシミュレーションできてしまいます。
足りないお金を考えよう
シミュレーションしてみて問題の無かった人はいいですが、問題のあった人はどうしたらいいのでしょうか?現実的な数字に怖気づくわけにはいかないので出来る事を書き出してみましょう。
・生活水準を下げる努力をする(節約)
・副収入を得る方法を考える
・定年後に無理なく働ける知識や技術や体力を身につける
足りない事ばかりを考えてしまうと人生がみじめに感じてしまいそうなのでこれらを細分化してゲームのクエストのように楽しみながら生活出来るといいと思います。今すぐに誰でも実行できるのはやはり節約のスキルを上げる事だと思います。
生活水準を下げるのは中々難しいことのように感じられますが、今現在の貯蓄を増やすと同時にリタイア後の限られた収入の中でやりくりするスキルを上げるのはとても大切な事なのです。身に付いた習慣を変えるのには経験がどうしても必要です。
普通の生活をしていても消費を抑える努力が身に着くと他者からのサービスを受ける必要を感じなくなります。誰かに頼ってお金で受けていたサービスを自分で行うことで最初はストレスを感じるかもしれませんがその先にあるものを見てみましょう。
自分で何かをするというのは真面目に取り組むと実はとても楽しい事です。自分の好みは自分しか分かりませんので自分の欲求を自分で満たすことのスキルが上がると満足度はとても高くコストも安く抑える事が出来ます。消費が少ないのに生活は豊かになるという不思議が当たり前になります。
まとめ
人生というテーマは大きすぎるのですが、リセットのできないゲームのようだと考えてみると少し不謹慎な気もしますが何だか積極的に楽しまないと損な気がします。お金は思うように稼ぐのは難しいのですが使い方は自分次第です。
お金の出入りを把握して上手く付き合う。たったこれだけのことですがお金と上手く付き合うのは簡単ではありません。無いことや不足に焦点を当てすぎないようにして、今あるものや出来る事を最大限に楽しめる前向きな姿勢で実りある人生にしていきたいと私は思います。