5人家族の生活費にいくらかかる?子供の成長別3のケースと対策

5人家族の生活費って一体どれくらいかかるの!?今の収入でやっていける?そんな生活費についてお答えします。両親と子供3人という5人家族のケースで、子供の成長に合わせての生活費を試算してみました。ご家庭の生活費と照らし合わせながら今の生活費、そして今後の生活費について考えてみましょう。



5人家族の生活費とは

日々の生活で家族にかかっている生活費が、月々いくら位かかっているのかご存じですか。生活費は家族構成や人数、子供の成長に合わせてその時期や、各家庭事情によって金額に大きな開きが起こります。特に子供の学費やその他教育費、食費などは子供の人数によっての差が大きく開くところでしょう。今回は5人家族の生活費を、両親と子供3人という家族構成を基に算出してみました。

5人家族の生活費の特徴

まず大きな特徴は子供が3人いるという事でしょう。子供が3人いるという家庭は決して珍しくありませんが、例えば4人家族(内:子供2人)や3人家族(内:子供1人)と比較をすれば、単純に1人分の学費は乗ってきます。その他、食費や日用品等の支出も家族人数が増えれば当然支出は増加していくでしょう。

それでは、5人家族の生活費を成長段階と共に見ていきましょう。



5人家族の生活費~幼稚園編~

家族構成と特徴

第1子が幼稚園へ入学するタイミングです。
初めて、教育費がかかるようになります。

【家族構成】父30代後半・母・子(幼稚園・未就園児・乳児)

幼稚園編の特徴
・父親:年齢が若く収入がまだ少ない可能性がある
・学費:幼稚園の保育料1人分
・乳児:ミルク、オムツ代や水道代がかかる
・居住:まだあまり広くなくても問題ない、賃貸の可能性がある

固定費・流動費を試算してみよう

【固定費】
水道光熱費 :19,800円
居住費   :64,800円(都内で一番安い地域あきる野市の2LDK賃貸アパート物件で計算)
保険料   : 9,200円
交通・通信費:48,500円(ガソリン代・携帯代・インターネット代等)

【流動費】
食費    :61,200円
日用品費  : 9,700円
衣料費   :13,500円
教育費   :13,700円
娯楽費   :28,700円

【特徴的にかかるもの】
・乳児
水道代+10,000円
乳児の時期は洗濯や洗い物が急激に増え水道代も平均すると10,000円程上がる場合があります。「乳児あるある」の1つで、あまりに急激に水道代があがるので、水道局員さんが「水漏れしていませんか?」なんて確認にみえる事もあります。

・園児
公立幼稚園保育料20,000円
給食費      5,000円
幼稚園の保育料は公立と私立によって差はでますが今回は公立の幼稚園で計算。

上記の金額をすべて合計すると、子供3人が幼稚園児・未就園児・乳児の場合、月々にかかる生活費の合計額は304,100円となります。

月々の生活費は平均していくらくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
参照元:公益財団法人 生命保険文化センター(2016年1月時点、著者調べ) 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ)

5人家族の生活費~高校生編~

中学生までの生活費については、学校が義務教育期間中のため教育費等についてはそこまで大幅な変動はないでしょう。厳密には受験関係や食費についての変動はあるかと思いますが、月々の生活費が急激に上がってくるのは、やはり高校進学からのようです。

次は学費が大幅に変動する高校生についてみていきましょう。

家族構成と特徴

第1子が高校生になり、一人義務教育が終了します。また、全員が「学生」という立場になり教育費にボリュームが出てくる頃です。

【家族構成】父40代後半・母・子(高校生・中学生・小学生)

高校生編の特徴
・父親:年齢を重ね、収入の増加を見込める
・学費:【小学校・中学校】義務教育の為授業料は無償/【高校】公立高校の授業料が無償化された為、学費は無償・通学やその他学校生活でかかる経費が発生する。
・居住:子供達の成長と共に一戸建ての検討または購入し家賃ではなくローン返済の可能性がある
・食費:子供達が成長期に入るので食費もかかってくる

固定費・流動費を試算してみよう

【固定費】
水道光熱費 :23,600円
居住費   :70,000円(ローン返済の平均70,000~100,000円/70,000で計算)
保険料   :10,400円
交通・通信費:56,100円(ガソリン代・携帯代・インターネット代等)

【流動費】
食費    :74,800円
日用品費  :10,100円
衣料費   :14,900円
教育費   :29,100円
娯楽費   :34,100円

【特徴的にかかるもの】
・教育費全般の傾向
全員が学生になる為、各子供達の習い事等により生活費の内、教育費に占める割合が幼稚園の5%から8.9%への上昇がみられます。

・高校生
学費(今回は公立で計算、授業料は無償)
月々の経費20,000円(修学旅行積立金・PTA・通学費等)その他、部活等によりその費用や遠征代等もかかってきます。 授業料に関しては小学校・中学校・公立高校の場合でしたらすべて無償になります。高校が私立の場合は授業料が上乗せされます(今回は公立で計算の為無償。)

※私立の授業料について詳しく知りたい方は下記リンクの【子育てに〈かかるお金〉と〈もらえるお金〉成長別まとめ】にて詳しくまとめておりますので、よろしければご参照ください。

上記の金額をすべて合計すると、子供3人が高校生・中学生・小学生の場合、月々にかかる生活費の合計額は343,100円となります。

月々の生活費は平均していくらくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
参照元:公益財団法人 生命保険文化センター(2016年1月時点、著者調べ) 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ)



5人家族の生活費~大学生編~

家族構成と特徴

第1子が大学へ入学し、大2子が高校生、ここから学費のボリュームがさらに上がってきます。

【家族構成】父50代・母・子(大学生・高校生・中学生)

大学生編の特徴
・父親:年齢を重ね、収入の増加を見込める
・母親:子供達の手が離れてくるのでアルバイト等、収入を見込める
・学費:大学生の学費、高校生の経費等
・居住:一戸建ての検討または購入し家賃ではなくローン返済の可能性がある

固定費・流動費を試算してみよう

【固定費】
水道光熱費 :25,900円
居住費   :70,000円(ローン返済の平均70,000~100,000円/70,000で計算)
保険料   :12,100円
交通・通信費:57,300円(ガソリン代・携帯代・インターネット代等)

【流動費】
食費    :76,200円
日用品費  :11,900円
衣料費   :14,500円
教育費   :20,800円
娯楽費   :30,400円

【特徴的にかかるもの】
・大学生
義務教育ではないので、国立、公立、私立、どこに進学しても学費がかかります。今回は文系私立大学の学費年間115万を適用しています。学費は半期納入の場合が多いですが、月々の生活費試算目安の為、月割にて計算した96,000円を学費として算入します。

※その他、国立・公立・私立理系大学についての授業料について詳しく知りたい方は下記リンクの【子育てに〈かかるお金〉と〈もらえるお金〉成長別まとめ】にて詳しくまとめておりますので、よろしければご参照ください。

・高校生
学費(今回は公立で計算、授業料は無償)
月々の経費20,000円(修学旅行積立金・PTA・通学費等)

上記の金額をすべて合計すると、子供3人が大学生・高校生・中学生の場合、月々にかかる生活費の合計額は435,100円となります。

月々の生活費は平均していくらくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
参照元:公益財団法人 生命保険文化センター(2016年1月時点、著者調べ) 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ)

子供の成長と生活費の推移

これまで見てきた通り、5人家族の生活費で一番変動があるものは学費という事がわかりますね。中学生または、高校の公立高校の場合はそこまで学費で生活費が圧迫されるという事はないようですが、成長と共に食費や日用品費、衣料費や通信費等、成長と共に少しずつ費用がかかってくることは明白です。

以下、その他考えられる出費についてもまとめておきます。

【高校について】
試算されている通り高校が公立高校であれば授業料は無償となりますが、高校進学者のおよそ4割が私立高校は進学しているというデータもありますので、その際には上記で記載している高校生の月々の経費20,000円の他に、私立授業料がおよそ45,000~60,000円かかるという事も視野に入れておきましょう。

【大学について】
高校までは地元に通っていても大学になると一人暮らしをしながら通うというお子さんもいるでしょう。そうなると生活費についての仕送りも発生します。現在の大学生に対して親御さんがしている仕送りの相場は40,000~60,000円というデータもありますので、進学の際にもご家族での相談が必要となってきそうですね。

【車について】
5人家族の場合、軽自動車では人数オーバーになってしまいます。コンパクトカーでも人数的には可能ですが、小さな子がいる場合買い物や、お出かけの荷物量も5人家族では大幅に増えますし、周囲を見てもお子さんが3人いる家庭で多く使われているのはやはりワゴン車が多いでしょう。それに伴い、車体価格だけでなくガソリン代や車検、税金等も小さい車に比べてお金がかかるポイントであることも忘れてはいけないポイントです。 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ)

23区内外大学別・大学群別の平均 | みんなの家賃どれくらい?2015 | 学生ウォーカー
参照元:学生WALKER(2016年1月時点、著者調べ)

生活費には知恵を使って対策を!!

ここまで成長別に生活費の金額を試算してみると、こんなにかかるものなのか…と驚いた方も少なくないのではないでしょうか。一つ一つの項目や金額は納得なのに、合計してみると結構な金額になるのが、この生活費の恐ろしい所なんです。しかしそんな親の想いはどこ吹く風。子供はいくつになっても見たものすべてが欲しくなる生き物なのはご承知の通りです。

でも、安心してください。知っておくだけで生活費を軽減できるテクニックがあるんです。知識と知恵を使って生活費に振り回されずコントロール出来るようにしていきましょう。

学費には制度の活用を

私立幼稚園へ登園する場合、公立幼稚園との格差を埋めるべく「私立幼稚園就園奨励保障制度」という制度があります。申請により保育料が年間最大30万円程もらえる事がありますので幼稚園からの情報をチェックしてみて下さいね。

また義務教育期間の子どもを持つ家庭には児童手当、高校生の子を持つ家庭には高等学校就学支援金、私立高校生には私立高等学校等授業料軽減助成金事業など成長に合わせての補助や支援金は意外と充実しているのです。

各補助金等はそれぞれ申請が必要となりますので、学校や園からのお知らせや各自治体へ確認をしておくと安心でしょう。

※各助成金や補助制度について詳しく知りたい方は下記リンクの【子育てに〈かかるお金〉と〈もらえるお金〉成長別まとめ】にて詳しくまとめてありますので、よろしければご参照ください。 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ)

食費は癖買いをなくすことから

【小さなお子さんのいるご家庭のお母さん】ジュースが無くなると、意味なく買い足していませんか?そんな時は乳酸飲料の原液を買って極限まで薄めましょう。この方法は著者が子供の歯の健康のお話を歯医者さんに聞いた時に教えてもらった方法です。歯にも優しいし、お財布にも優しい生活費ダイエットの必須アイテムです。

【成長期のお子さんのいるご家庭のお母さん】夕飯前に「お腹減った!!」と騒ぎ出す我が子対策に菓子パン等を常備していませんか?夕食を作っている時に隣での腹減りアピールは本当にうるさく嫌なものですが、1時間も待てばご飯です。お腹を空かせたらご飯はより美味しくいただけますし、1時間位お腹を空かせてほっておいても死にはしません。「お母さんもお腹すいたわ~」っとのらりくらりかわしてみましょう。

【買い物】週に1回と決め、献立を考えて買い物にでましょう。ガソリン代の節約になりますし、魅力的な特売の誘惑を遮断する事が出来ます。まずは1カ月メモ書きのみの買い物を実践してみましょう。現在との食費と比較すればその効果も目に見えて分かるでしょう。

光熱費だって生活習慣ひとつ

夜更かしを減らしましょう。子供の成長と共に受験等で夜更かしは致し方ないのかもしれませんが

・お風呂はまとめた時間に入り保温を切っる
・小学生位のお子さんならシャワーを使用しない(桶で十分)
・部屋の扉は開けっぱなしにしない
など基本的な事が意外と実践できていないものです。

・食器洗いの水出しは鉛筆一本分を目安に。
これでも十分すすげますし、流している時間は同じだそうです。これらのことは日々の癖ですので、これを癖づけてしまえば負担なく光熱費を落とすことが出来ます。ご自分だけでなく家族にも協力してもらい無駄な光熱費を削減しましょう。

保険の内容を理解していますか?

「子供が産まれたら学資保険」そう思っていませんか。そもそも、学資保険とはなんでしょう?それが答えられないようでは、それは宣伝に乗っているかもしれません。メリット・デメリットをきちんと把握して、「ただ入っている」のか、「自分に・子供に本当に必要な保険」なのかを見極める必要があります。

【学資保険】
・メイン:教育費の積立
・その他の補償:病気の補償・お祝い金

■メリット
契約者(多くは父親)が亡くなった場合それ以降の保険料の支払いをなくして、保障が受けられる。

このメリットは非常に大きいと思います。ただし、未来の安心の為に現在の生活が不安になってしまうのであれば、保険料支払い期間以内に夫が亡くなる確率との兼ね合いを考えて保険に入るかを検討するのも良いでしょう。

■デメリット
ものによっては元本割れを起こしてしまうものもある。

お祝い金についても払っている保険料が返ってくるだけという方向から考えるとまた見方が変わってくるかもしれません。

上記の事をふまえて現在の生活費との兼ね合いから、保険の金額や種類を見直しを検討してみるのも良いでしょう。お近くの保険窓口等で保険の契約内容の無料相談をしている所も多数あるかと思いますので、確認してみても良いかもしれませんね。

同時に学資保険だけでなく、年齢と共に必要な保険は変わってくるので見直しが出来るかもしれません。ただし、その際は契約変更により保険料の支払金額が上がったり、長年かけていた保険が勿体無くならないように良くご相談する事をお勧めします。

まとめ

いかがでしたか。モデルケースで計算をしても、5人家族の生活費は4人家族や3人家族と比べるとやはり生活費の負担は大きくなります。しかし、同時に補助金等は3人目から金額がアップされる制度もありますし、成長に合わせた保障制度も充実してきています。

算出した支出より少ない生活費でやりくりしているご家庭もあるでしょう。算出した支出より大幅にオーバーした生活費がかかっているご家庭もあるかもしれません。

しかし、大切なのは、生活費が「いくらかかるか」というポイントではなく、「我が家の収入からみた生活費はどうなのか」という所なのです。

「モデルケースよりも支出は少ないけれども、収入が支出よりも少ない」というご家庭では、

1父が収入を増やす

2母が収入を増やす

3生活費に対して更に対策をとる

…という選択肢になるでしょう。例えばお子さんが小さくてまだ働きに出ることが難しいというご家庭なら選択肢の3を極める事で5人家族の生活費を考えていくという方法です。お子さんが少し大きくなってきたという事であれば選択肢2の母の収入についての検討をしても良いかもしれません。

また、「支出がモデルケースを上回り、更に収入は支出を大幅に下回っているという状態である。」

または「自分の家がどれ程生活費を使っているのか良くわからない」

という事であれば、まずはその現状をきちんと把握し家計簿をつけるところから始めましょう。現状を整理して理解する事で1つでも2つでも出来る事があります。

※家計簿の効率的なつけ方は下記の記事にて詳しくまとめておりますので、よろしければご参照ください。 参照元:UPIN著者記事(2016年1月時点、著者調べ) 5人家族は、お金がかかります。3人の子ども達は喧嘩もするし、お母さんは家族の家事育児のお世話だけでなく生活費についても考えなくてはなりません。しかし、3人だからこそ面白いと思える瞬間がきっとご家庭の数だけあることでしょう。

かくいう著者も3人の子ども達を育てています。育児の悩みや教育費、3倍大変な事はあるけれど、成長の楽しみはきっと3倍以上あるはず!!生活費を管理コントロールしてお財布にも5人家族を持つ親としても明るい家庭を築いていきましょう。