お金の正しい折り方があるって知ってる?大人のマナー豆知識

お金の折り方に正しい方法があることをご存知でしょうか。ちょっとした気持ちを添える場面で折ったお金を渡すことがあると思います。普段何気に行っている方もいると思いますが、実は正式なマナーがあるのです。そんなお金の折り方、そしてふさわしいシーンなどについてわかりやすくまとめました。



お金を折るのはタブー!?

お祝いや記念の日にお金をあげるのは、私たちにも身近な習慣になっています。結婚式や入学式のお祝いなどでは、お金を折らずに袋に入れて渡しますが、お年玉などは小さな袋に折ったお金を入れたします。感覚的にお金を折り曲げるよりも、アイロンがかけられたようにピンとしたお金が、気持ち良くマナー的にも優れているように思います。

しかし、実際はケースバイケースなのだとか。結婚や新年のお年玉など、「おめでたい」ときにはキレイなお札(いわゆるピン札)を準備しておくと「事前に準備していました」という思いが伝わりGoodマナーなのだといいます。

逆にお葬式など、悲しみがあるときには折り目がある方が良いということがいわれます。そんなときに、「事前に用意していました」なんて、不適とされています。このように、お金を折るのは時と場合によって使い方があるようです。今回は、お金の折り方についてご紹介します。



【お金の折り方の前に】お金を折るのはどんなとき!?

お金を折って渡すのは「心ばかり」の気持ちを表す

冒頭にもありましたが、お金は折り方はもちろん折って渡すのにふさわしいシーンがあります。お年玉、結婚式で協力してくれた方への「お礼」や「お車代」などがそれにあたります。おめでたい席、あるいは「お礼の気持ちをつたえたい…。」そんなときに、用意するのが、いわゆる折ったお金です。

ここで押さえておきたいのは、お金を折るのは1万円より少ないお金のときというのが正しいマナーということです。基本的には、1万円以上の場合にはお金を折らないのが正しいとされています。この点には注意したいですね。

折ったお金を入れる「ぽち袋」

お年玉の時期になると大活躍する「ぽち袋」。かわいいキャラクターが描かれたものなど種類も豊富です。もともとこの「ぽち袋」ですが、芸者さんや芸妓さん、旅館や茶屋などでチップを渡すのに始まったのだといいます。このチップを関西では「ぽち」といい、そのときに使われいたのが「ぽち袋」だったといいます。

いつしか時の流れのなかで、お年玉などにも使われるようになったそうです。私たちの生活にも定着していて、お年玉だけではなく、ちょっとしたお礼など心づけを包むときにも使われます。先ほども出てきた、金額と照らし合わせると、「1万円以上のお金であれば祝儀袋」で、「1万円より小さいお金であれば、ぽち袋」と覚えておくと良いかもしれません。

お金の正しい折り方は?

お金を折る場面や折ったお金を入れるぽち袋についての知識を知ったところで、いよいよ本題です。お金の正しい折り方についてご紹介します。お金を折り方には正しい方法があるんです。

お金は三つ折りが基本

ぽち袋を使うならば知っておきたいですね。まず押さえておくのは、「三つ折り」が基本だということです。「四つ折り」は、昔から縁起が悪いと考えられているのです。それを踏まえたうえで、つぎの3つをポイントにお金を折ります。

1. お金の向きを肖像が内側になるようにします。つまり机の上に置いたときに、肖像画が上になるように置きます。

2. 左から右の順に三つ折りにします。左1/3を先に折って、つぎに重ねるように右側1/3を折ります。

3. 上下や左右、前後が逆転しないように、このままぽち袋にいれます。

ちなみに、「3,000円」などお金を何枚か重ねていれるときには、重ねたまま折ります。



キレイに三つ折りにする方法

千円札のキレイな折り方

お金を折るならキレイに折りたいものです。千円札ですが、左1/3を折るときに野口英世の顔の輪郭の部分にお札の端が来るように折ります。ちょうど野口英世のこめかみの部分に合わせると上手くいきます。それが終われば、あとは簡単です。右側1/3がキレイに重なるように合わせて折れば完成です。

五千円札のキレイな折り方

五千円札の場合には、少し目印がわかりにくいのが難点です。お札の上(ちょうど樋口一葉の頭の辺りにある葉っぱの根っこのような模様の端に左1/3の端が来るように折ります。右側1/3は、千円札と同じように折れば完成です。

知って役立つ「お心付けの相場」

お金の折り方が分かったら、知っておきたいのが「実際に使うときの相場」です。あくまでも感謝やお祝いといった自分の気持ちを表すものなので、決まりはないといわれますが、多くは5,000円〜10,000円程度とされます。

◆ 着物の着付け:10,000円
◆ 結婚式を行う神社の宮司さん:10,000円
◆ 披露宴の司会:10,000円
◆ 受付:3,000円〜5,000円
◆ ウェディングプランナーさん:10,000円
◆ 運転手さん:5,000円

記載された金額には、地域性などもありますが、おおよその金額といわれています。

まとめ

以上、お金の折り方に関するまとめでした。今回は役立つ知識を加えて、正しいお金の折り方についてご紹介しました。おさらいもかねて、ポイントをまとめます。お金を折って渡すのは「心ばかり」の気持ちを表すということです。折り方のポイントは、3つあるようです。

1. お金の向きを肖像が内側になるようにする。
2. お金は三つ折りが基本。左から右の順に三つ折りにする。
3. 上下や左右、前後が逆転しないように、このままぽち袋にいれる。

このポイントをしっかり押さえておけば、もう大丈夫♪ちょっとした場面で活躍するのがぽち袋ですが、正しい折り方を知っておくのは、マナーをわきまえた大人として知っておきましょう。