【ローンの年齢制限】未成年・高齢者が知っておくと役立つ知識!

どこでローンを借りるにしてもチェックされるのが「年齢制限を満たしているかどうか」です。ローンの年齢制限について知っておくと、自分の子ども達やご両親が、ローンを組む際のサポートもできます。これを機に、ぜひローンの年齢制限について学びましょう!



ローンが組めない?

皆さんのなかにもローンを利用している方はいますよね。実はこのローンの利用には、年齢による制限があります。「私の年齢なら大丈夫。」と思っていても油断は禁物です。1度カードローンの審査に通っても、契約更新ができる年齢の上限に達して、利用できなくなるなんていう例も。

年齢の制限によって、ローンを組めないパターンには、①年齢が低すぎて、借りれないパターン②年齢が高すぎて、借りれないパターンの大きく2つがあります。

自分の将来のためにも、自分の子どもたちのためにも、ローンに年齢制限がどのように影響するのかはぜひ知っておきたいですよね。この記事では、ローンに年齢制限がどのように影響するのかについて詳しくお話していきます。



ローンの年齢制限①:未成年

バイクやクルマが欲しいけど…

「ローンを利用したい!」という未成年に多い理由の一つは、バイクやクルマの購入です。18歳になると、多くの人は車やバイクの免許を取得し始めます。免許を取り終え、実際に自分のクルマ・バイクが欲しいと思っても、学生や未成年ではなかなか手に届きにくい額ですよね。

そこでローンを組むことを考えても、実際のところ未成年や学生が、1人で自動車ローンやバイクローンを組むことは難しいです。なぜなら未成年がローンを組む場合、保証人や親の承諾が必要となるためです。また、ローンを組む際には「審査」が必要となってきます。しっかりと安定した収入がなければ、審査に通ることができません。

法律で禁止

日本では一般的に、未成年がローンを組むことは難しいとされています。なぜなら日本では、「未成年」が一人でローンなどの金銭的な契約を行うことは、法律で認められていないからです。

ちなみにこの「未成年」というのは、単に「20歳未満の人」というわけではありません。日本の法律では、「未婚の20歳未満」と規定されています。つまり、結婚している20代未満の人は、法律的には、成年扱いになるのです。

だからと言って、「未成年でも結婚さえしていたら、ローンが組めるんだ」というわけではありません。実際ローンを借りる際、ほとんどの所が「未婚か既婚に関係なく、未成年単独では利用はできない」というふうにしています。※法定代理人(一般には両親)の許可があれば、借りられるところもあります。 (理由①:「法律」の問題)
日本の法律で、未成年者が親権者の許可なしでローンを組んだ場合、取り消しが出来ると定められています。そのため一般的には未成年を相手にローンの契約を行うのは、非常にリスクがあることだと考えられています。

(理由②:「返済能力」の問題)
親権者の許可があり、アルバイトやパートをして定収入がある等の条件を満たせば、ローンを組める場合もあります。とはいえ、未成年は親権者の保護を受けている立場なので、一般的に返済能力を低くみられがちです。

知っておきたい未成年者契約の取り消し
参照元:国民生活センター(2015年12月時点、著者調べ)

ローンの年齢制限②:高齢者

年金だけでは厳しい時

ローンを利用したい高齢者の方の場合、「年金受給者でも、カードローンを作れるか」ということを気にする方が多いようです。結論から言うと、できなくはありませんが、利用できるカードローンは限られてきます。これは多くのカードローン会社では、年金を安定した収入とは認めていないためです。

しかし、中には年金を安定した収入と認めているところもあります。数は少ないですが、そういったところであればカードローンを作ることも可能です。ただ、年金を受け取っている方は高齢者でもあるため、死亡リスクが高いと考えられています。そのため、長期間の返済計画をたてることが難しく、返済期間を短く設定しているところもあります。

70歳を超えると厳しいのが現実

現在の日本では一般的に、銀行のカードローンは「65歳未満」、消費者金融のカードローンは「69歳未満」というようにの年齢制限を設けているところが多いです。つまり、70歳を超えたらローンを組むのが基本的には行えなくなります。

今の日本では60歳〜65歳くらいまで働く人が多く、「定期的な収入を得ることができるのは60歳代まで」と考えられていることが、この年齢制限が設けられた理由なのかもしれません。

「でも退職した後、年金貰えるでしょう?」と思うかもしれませんが、いまの日本では、「年金=安定した収入」というふうにはみなされません。つまり、法律的には、年金を担保にローンを組むことができないのです。※わずかですが、年金収入のみでも貸し付けをしてくれるカードローンは存在します。



それでもローンを組みたいという方に

未成年でも利用できるローン:学生ローン

未成年は、絶対ローンを組めないかというとそうではありません。未成年が利用できるものの一つに、「学生ローン」というものがあります。

これは、18歳以上の学生(大学生・短期大学生・専門学校生など)であれば利用することができるローンです。学生証と身分証明書による本人確認だけでローンを組めるところもあります。融資の限度額は、「〜50万円」と低く設定してあることが一般的です。 (メリット)
■学生用ローンだから金利が低い。
■保証人や担保が必要ないことが多い。
■他の人(特に両親)にも秘密で借りれることも。

(デメリット)
■ローンの返済のためにお金を稼ぎ続けなくてはいけない。
■ローンの返済が遅れると、親に連絡がいく。
■金銭感覚が鈍くなる恐れも。

学生ローン アミーゴ
参照元:株式会社アミーゴ(2015年12月時点、著者調べ)

高齢者でも利用できるローン

【カードローン】
カードローン会社では、「年金収入だけでも申し込みができるケース」と、「年金収入だけでは申し込みできないケース」があります。

年金収入のみでもローンを組めるところとしては、銀行では「みずほ銀行」「東京三菱UFJ銀行」、消費者金融では「レイク」などがあります。これらの中には、年金収入のみの方は、50万円までならローンを組めるなどの条件を定めているところもあります。

※年金収入のみでもローンを組めるかどうかは、各社のHPに記載されていないこともあります。ローンの条件等については、実際にローン会社に電話をして確認してみることをおすすめいたします。 【住宅ローン】
「もうすぐ定年間近なんだけど、住宅ローンを組みたい」「60歳を超えているのだが、新しい家が欲しく、ローンを組みたい」実は、そんな方に向けたローンもあります。

■「高齢者向け 返済特例制度」
この制度の最大の特徴は、融資を受けた方が生きている間は、「融資額の利息分だけ」を毎月返済していきます。その後、本人が亡くなった際に、立てた物件を担保として売って、元金を返済するという仕組みになっています。

もともとこの制度は、バリアフリー工事に用いる費用等を貸し出すことを目的としていました。しかし、最近では、一定の基準を満たした高齢者向けの分譲マンションを購入する資金としても利用できます。

融資の限度額は最大で1000万円までで、60歳以上の方が対象となっている制度です。住宅金融支援機構が行っている住宅ローンなので、安心度も高いローン制度となっています。

高齢者向け返済特例制度について
参照元::住宅金融支援機構(2015年12月時点、著者調べ) ■「高齢者一括返済型リフォームローン」
また、銀行でも、似たようなローンを組むことも可能です。例えば、りそな銀行では、以下の条件を満たしていれば、高齢者の方でも住宅ローンの審査が通る可能性はあります。

【審査基準】
当社の営業エリア内にお住まいの方で、次の条件をすべて満たす個人のお客さま
・お借入時の年齢が満 60 歳以上 80 歳以下の方(借入お申込時の年齢が満 60 歳以上)
・自己所有住宅に居住している方
※住宅金融支援機構の住宅融資保険の付保が条件となります。

出典:

www.resona-gr.co.jp
このように、高齢者の方でも利用できる住宅ローンもあります。

「高齢者一括返済型リフォームローン」の取扱開始
参照元:りそな銀行(2015年12月時点、著者調べ)

まとめ

一般的にはローンを受けれない年齢であっても、年齢制限の基準が緩く、審査が通るケースもありますが、借りすぎは禁物です。自分の将来の返済能力をしっかり見据えた上で、賢く利用するのがポイントです。

ローンは、あくまでも一つの選択肢。アルバイト・パートをする、節約する、身内に借りる、クレジットカードを利用するなど、他の選択肢もあります。「本当にローンを組まなくてはいけないのか。」このことをしっかりと考えた上で利用しましょう。