養老保険はお宝保険!?将来の自分・家族へのプレゼントにも。

生命保険や医療保険。将来のことを考えるとそろそろ加入しておこうかな、と思っている人へぜひおすすめしたい保険があります。それが【養老保険】というもの。あまり馴染みのない養老保険ですが、実は保険会社はあまりお勧めしてこないことが多いんだそう。けれど上手に活用すると、将来にとっても役立つかもしれないんです!



養老保険は「貯蓄型保険」の一種

貯蓄型保険とは?

保険に加入するとき、「掛け捨てや貯蓄型保険で迷った!」という方も多いのではないでしょうか。

【貯蓄型保険】というのはその名の通り、「保険に加入しながら、その保険料が貯蓄にもなる」という保険です。契約時に決めた○年後に、満期金を受け取ったり、それと同額の死亡保険金などを受け取ったりできるというものですね。

一方で【掛け捨て保険】というのは、保険料は貯蓄型保険に比べると安いものの、その支払った保険料はすべて「保障」にあてられるため、手元に戻ってくることはありません。

医療保険や他の生命保険との違いって?

【医療保険】とは、病気やけがなど「万一の場合」に備えて、保険料を支払っておくもの。契約の時に定めた保障を、入院した時や手術をした時、先進医療治療を受けるときなどに受け取ることができるものです。「○年間の保障」だったり、「終身保障」の医療保険もありますね。

また、【生命保険】というのは病気やけがなどで「死亡した場合」や、「高度障害の状態になった場合」に備えて、保険料を支払っておくもの。保険によっては「○年後に生きていれば○円を受け取ることができる」というものもありますね。

さらに保険によっては、主契約が【生命保険】で、特約で【医療保険】を付けることができるものなどもあり、たくさんの種類から自分で選択することができるとされています。 今回お話する【養老保険】というのは、<○年後までの間に死亡していたら死亡保険金が支払われ、○年後までに生きていれば生存保険金を受け取ることができるもの>と覚えておくと良いでしょう。

実際は養老保険にさらに医療保険の役割を付け加えたりと、養老保険の中でも様々な種類があります。これから、養老保険の内容についてじっくりと見ていきますね。



養老保険について知ろう

どんな種類があるんだろう

養老保険にはさまざまな特徴のある種類があります。

国民年金保険料を支払っていると、老後に国から年金が支給されますね。また、厚生年金の保険料を支払っていると、国民年金にプラスして厚生年金も受け取ることができるでしょう。しかし、支給される年金だけじゃ不安だなという方なら、【個人年金保険】という養老保険を選ぶこともできます。個人年金保険とは、一般の保険のように保険料を支払っていき、定年後に満期金を「年金」として受け取ることができるというもの。

また、子どものための学資保険なども養老保険の一種。子どもが○歳になったら満期金を受け取るというものもあります。これについては、後ほど説明しますね!

特徴 | 個人年金保険 | 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
参照元:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(2016年1月現在、著者調べ) さらに、養老保険は一般的に、「金利は契約時に定めたものが続く」とされていますが、【変額保険】というものもあります。変額保険の場合には、「保険金額や満期金・解約返戻金などが会社の実績などにより、変動することもある」とされています。

しかし変額保険でも死亡保険金や高度障害保険金については「最低保証の基本保険金額」は決められていることが多いんだそう。

変額保険(生命保険用語辞典) | 生命保険・医療保険のライフネット生命
参照元:ライフネット生命(2016年1月現在、著者調べ) そして日本円以外にドル・ユーロなどの外貨で保険料を支払う【外貨建て養老保険】というものもあるんだそう!これは、外貨で運用されるため、「運用利回り」は高いとされています。そのため、支払った保険料よりも多い金額を満期金として受け取ることができるんだそう。

しかし外貨建て養老保険に関しても、特有のリスクが伴ってくることになります。それぞれの特徴をしっかり理解した上で、契約をするようにしましょうね。

外貨建保険 | ソニー生命保険
参照元:ソニー生命保険(2016年1月現在、著者調べ)

養老保険の保障について

養老保険というのは、契約するときに○年後・または○歳時点を満期日として決めることになります。そのため、契約した時からその満期日の間が【保障期間】ということになるでしょう。

例えば35歳に契約・加入し、65歳を満期日と決めた場合、その30年間が保障期間ということになりますね。そして65歳時点で生存していれば生存保険金が、65歳になるまでに死亡した場合には死亡保険金が支払われるということになるでしょう。 つまり65歳が満期で、65歳に生存保険金を受け取ってしまうと、その後は養老保険に加入していない状態になりますよね。もし養老保険のみ加入していた場合には、65歳時点で保険に無加入の状態になってしまいます。65歳で新たな保険に加入するとなると、保険料も高額なものが多いとされています。

したがって、養老保険は貯蓄を目的とした加入をし、保障に関しては医療保険など別の保険に加入する方が良いかもしれませんね。

満期金の受け取りについて

養老保険は、満期までに死亡していた場合の死亡保険金の受取人・生きていた場合の満期金の受取人をそれぞれ契約時に決めることができます。しかしこれらの受取人の設定により、かかる税金が変わってくるんです。

例えば保険の契約者=支払者が夫・受取人も夫とした場合には【所得税】を夫が支払うことになるでしょう。そして保険の契約者=支払者が夫・受取人が妻である場合には、受け取った妻が【贈与税】が支払うことになるでしょう。

ただ夫が死亡した場合に妻が死亡保険金を受け取った場合に関しては【相続税】がかかることになります。契約者と支払者が別々の場合には、さらにかかる税金が変わってくることもあるんだとか。

No.1755 生命保険契約に係る満期保険金等を受け取ったとき|所得税|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月現在、著者調べ)

No.4114 相続税の課税対象になる死亡保険金|相続税|国税庁
参照元:国税庁(2016年1月現在、著者調べ)

養老保険に加入する前に!

貯金と養老保険を比較しよう

30歳から60歳まで、30年間を貯金しつづけ、60歳の時点で1,000万円を貯める目標を定めたとしましょう。もし45歳時点で死亡してしまった場合、貯金額は半額の500万円しか貯まっていませんね。

しかし1,000万円の死亡保険金をつけた養老保険に30歳で加入した場合、もし45歳時点で死亡してしまったとしても死亡保険として1,000万円を遺族が受け取ることができるでしょう。

万が一途中で何かあったとしても、また生存していられたとしても、自分や家族のためにお金を受け取ることができるというのが、貯金よりも【養老保険】を選ぶ理由ではないでしょうか。

掛け捨て保険と養老保険を比較しよう

例えば日本生命保険相互会社から出ている【ニッセイ みらいのカタチ 養老保険】と【ニッセイ みらいのカタチ 定期保険】を比較してみましょう!

この【養老保険】の場合、満期時には満期保険金を、保険期間の満了日までに死亡した場合には満期保険金と同額の死亡保険金を受け取ることができるというもの。30歳で契約・60歳で満期とし、保険金が1,000万円という保険を契約したとします。すると男性で月々27,800円の支払いとなるでしょう。(契約によって金額は変わります。)

同じように30歳で契約・45歳で更新・60歳で満期とし、保険金が1,000万円という保険を契約したとします。すると男性の保険料は、更新前で月々2,800円、更新後では月々6,130円となるでしょう。(契約によって金額は変わります。)

このように、掛け捨て保険と養老保険とを比較してみると、月々の保険料は掛け捨て保険と養老保険とを比べると、養老保険の方が約10倍となることがわかります。60歳までに死亡した場合には同じ1,000万円を受け取ることができるので、保険料の事を考えると「掛け捨て保険」の方が良いような気もします。

けれど、もし60歳で生存していたら、多くの掛け捨て保険の場合にはその時点で保険は終了・これまで支払ってきた保険料も戻ってくることはないでしょう。しかし養老保険に加入していたら、満期保険金を受け取ることができるということは忘れてはいけません。もしも掛け捨て保険に加入する場合には、自分で貯蓄をしておかなければなりませんね。

ニッセイ みらいのカタチ 養老保険 | 日本生命保険相互会社
参照元: 日本生命保険相互会社(2016年1月現在、著者調べ)

ニッセイ みらいのカタチ 定期保険 | 日本生命保険相互会社
参照元:日本生命保険相互会社(2016年1月現在、著者調べ)



養老保険のメリット

万が一の保障がつく!

以上でご説明したように、養老保険のメリットとして【万が一途中で死亡した場合でも満期額を受け取ることができる】、また【満期日まで生存していた場合でも貯蓄として利用できる資産になる】ということがあげられました。

さらに養老【保険】という名前の通り、特約として保障をつけることもできます。養老保険の特約は、入院時の保障・ケガの保障などが多いとされていますが、注意が必要なのはこれらの特約については「掛け捨て」保障になるというポイント。

特約をたくさんつけても、満期保険金が増えるということはありませんので注意してくださいね!あくまでも養老保険は【貯蓄】として考えるのがいいのかもしれません。

貯金よりも貯金しやすい!?

保険料の支払い方法は、口座から自動的に引かれるものや、クレジットカードから毎月引かれるものなど様々。もし「貯金が苦手で、いつも長く続かないなー」という人は、養老保険を【自動引き落とし】に設定してしまうのをおすすめします!

その理由として、自動的に引かれるため毎月の生活費とは別に貯まっていくことから、保険料分に手を付けることはないでしょう。また、解約返戻金が途中解約してしまうと低くなるというのも、貯金につながるポイントの1つ。

事前に手元から引かれていれば、最初からなかったものとして残りの金額で生活することになるため、貯金が苦手な人にはおすすめの貯蓄方法ではないでしょうか。

養老保険のデメリット

解約返戻金に注意!

これまで何度か出てきた<解約返戻金>という言葉について説明していきましょう!

養老保険は契約時にゴールを決めます。例えば現在30歳の人が養老保険を契約し、ゴールを60歳に定めたとしましょう。すると、60歳になるまでに死亡した場合には保険金が支払われますが、60歳の時点でも生存していた場合には【満期金】を受け取ることができますね。

この満期金は、一般的な養老保険ではこれまで支払ってきた保険料の総額よりも多い額が戻ってくることが多いとされているんです。だから、ゴールになるまでは解約しないで貯め続けていた方がメリットがあるとも言えるんですね。 しかし、もしゴールの日に到達していないのにも関わらず、「保険料を支払うのが大変・他の保険会社に変えたいな」などの理由でこの養老保険を解約したとします。

するとほとんどの養老保険では、これまで支払ってきた保険料よりも少ない金額しか戻ってこないとされているそう。そしてこの金額のことを【解約返戻金】と呼んでいるんですね。

つまり、養老保険というのはゴールの日以降に解約するとこれまで支払ってきた保険料よりもプラスに。ゴールの日以前に解約するとマイナスになるとも言える保険なんです。

養老保険
参照元:ジブラルタ生命保険(2016年1月現在、著者調べ)

これからの金利との関係

かつて金利が高かった日本では、養老保険はとっても人気が高かったと言われています。その理由は、金利が高い時点で契約すると、この先もずっと高い金利が続くため、この先金利が低くなったとしても、高い金利時点で計算された満期保険金を受け取ることができるから。

現在運用利率は低いと言われています。そのため、現在契約をして、もし今後日本の金利が高くなっていったとしても、金利はずっと低い状態で続いていくことになるため、魅力が減ってしまうという見方もあります。

金利が低い養老保険を契約した数年後、日本の金利が上がり定期預金の金利がぐんっと上がったとします。そうすると、定期預金に預けた方が利息がつくことになりますね。しかし、途中で養老保険を解約してしまうと、解約返戻金で損をしてしまうこともあります。

契約する際には、これらについても頭に入れておくと賢いかもしれませんね!

預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について
参照元:日本銀行(2016年1月現在、著者調べ)

人気の養老保険1:かんぽ生命 新フリープラン

では人気の養老保険をのぞいてみることにしましょう!まずご紹介したいのが【かんぽ生命】の養老保険「新フリープラン」です。

「新フリープラン」には現在5つの種類がありますが、その中でも「養老保険 新フリープラン(短期払込型)」について見ていきましょう。

保険料は短い期間で。数年後に満期保険金。

この保険の特徴の1つ目は、「保険料は短い期間で払い終わり、その数年後に満期保険金を受け取る」というもの。保険料を支払う期間は10年間ですが、保障される保険期間は15年。つまり、保険料を支払い終えてからも5年間は保障が続くというものなんです。

満期保険金額は自分で設定!

満期保険金額によって、月々の保険料額は変わってきます。自分で支払うことが可能な金額を設定し、無理のない範囲で続けられるのが、この保険の2つ目の特徴です。

そして自分で設定した「満期保険金額」と同じ額が、「死亡保険金額」にもなります。

ただし、71歳以上で加入する方は保険金額は500万円まで。年齢により金額の制限があるそうなので注意しましょう。

死亡保険金額が倍になることも。

契約から1年6カ月が過ぎてから、不慮の事故・感染症などで死亡した場合、なんと死亡保険金額が倍になることもあるんだそう!

例えば死亡保険金額を1,000万円に契約していた場合、2年後に不慮の事故で亡くなると、死亡保険金額と同じ1,000万円がプラスされ、合計2,000万円を受け取ることもできるんだとか。

月々の保険料が30,000円だったとして2年間支払いを続けても72万円の支払い総額でした。しかしその時点で亡くなったとしても2,000万円を遺族が受け取ることができるため、貯金に比べると家族にとってはありがたい保障ではないでしょうか。

医療保険の特約をプラスすることも。

この保険には、「災害特約・無配当傷害入院特約・無配当疾病傷害入院特約」の3つの特約をプラスして付けることができるんだそう。

入院特約を付けた場合には、日帰り入院や長期入院の入院費用を保障してくれたり、手術費用を保障してくれることも。そしてこれらの費用を受け取った後でも、満期まで保障が続くんだとか!

30歳女性が加入すると…

では、加入年齢が30歳の女性の保険料を見てみましょう。

基準保険金額は100万円から1,000万円まで選択することができます。ここでは500万円にしてみましょう。

特約を付けない場合、月々の保険料は「40,000円」となります。かんぽ生命では保険料をまとめて支払うと、割引になるというシステムがあるんだそう。例えば3カ月分前もって口座引き落としをすると、119,200円に。1年間分まとめると475,600円となり4,400円のお得になるそう。

保障は?

保障を見ていきましょう。

保険料払い込み期間は10年間なので40歳になるまで月々保険料を支払います。したがって10年間×40,000円×12カ月=480万円を支払うことになるでしょう。

保険期間は15年間なので45歳が保障の満期となり、先ほど定めた基準保険金額と同額の「満期保険金額500万円」を受け取ることができるでしょう。つまり支払った金額よりもプラス20万円を受け取ることができることがわかりますね!

もし45歳までに死亡・重度障害状態になった場合には「死亡保険金・重度障害による保険金500万円」を受け取ることができます。

また、契約日から1年6カ月以降に不慮の事故・感染症で死亡した場合には「倍額保障として最高で1,000万円」を受け取ることができるでしょう。 では特約を付けた場合にはどうなるでしょうか。

基本契約としては先ほどと同じ40,000円の保険料となりますが、災害特約・無配当疾病傷害入院特約の保険料として月々3,400円がプラスとなり、月々43,400円を支払うことになるでしょう。

また基本保障は先ほどと同じですので、満期保険金額は500万円ですが特約を付けることで変わってくる保障があります。

まず、特約の保険期間中、不慮の事故によりケガで死亡したり所定の身体障がいになった場合に特約保険金が支払われます。死亡した場合には基準保険金額と同額なので500万円、身体障がいになった場合には基準保険金額の10%~100%が支払われるんだそう。これは基本保障にプラスして支払われるため、死亡保険金500万円+倍額保障500万円+災害特約500万円=1500万円を最高で受け取ることができるでしょう。

また、入院することになった場合には入院日数×7,500円を、最高で120日間受け取ることができるので、1カ月入院することになったとしても30日間×7,500円=225,000円を受け取ることができるでしょう!

特約を付けた場合の注意点

ただし注意が必要なのが、特約を付けると満期保険金額は支払った保険料以上にはならないことがあるというもの。特約を付けた場合の保険料43,400円×12カ月×10年間=5,208,000円を総額で支払うことになるので、満期保険金額としては208,000円がマイナスになります。

しかしこの特約の保険料はあくまでも保障につけたもの。つまり掛け捨ての保険と同じように考えると良いでしょう!

「特約をつけると、支払った総額保険料額よりも満期保険金額が少なくなることがある」ということを覚えておくとよいでしょう。

新フリープラン(短期払込型)−かんぽ生命
参照元:かんぽ生命(2016年1月現在、著者調べ)

人気の養老保険2:ソニー生命 養老保険

かんぽ生命に並んで人気の養老保険があります。それが【ソニー生命の養老保険】です。6種類の養老保険が揃っていますが、ベーシックな「養老保険(無配当)」について見ていきましょう!かんぽ生命の養老保険と同じように、保険期間中に死亡・高度障害の状態になった場合には「死亡保険金・高度障害保険金」を受け取り、満期に生存していた場合には「満期保険金」を受け取ることができます。

また、保険期間中に不慮の事故にあい所定の身体障害になった場合に関しては、それ以降の保険料の支払いが免除されるという特徴もあります。

例えば、保険金額を100万円に設定したとしましょう。保険期間は20年間・保険料支払い期間も同じ20年間です。30歳女性の場合、月々の保険料額は3,971円です。保険期間は20年間なので、50歳が満期となりますね。つまり月3,971円×12カ月×20年間=953,040円となり46,960円がプラスとなって満期保険金を受け取ることができるでしょう!

養老保険 | ソニー生命保険
参照元:ソニー生命保険(2016年1月現在、著者調べ) ソニー生命の養老保険は、返戻率や保険料額において人気のある養老保険ですが、さらに平成26年には「特殊養老保険」がスタートしました。特殊養老保険の特徴としては、保険期間の後半から保険金額が上がるということ・また、保険期間を延長することができるということなんです。

保険金額が上がっていくことで、基本保険金額の2倍の金額を「満期保険金」として受け取ることができるんだそう。また、定年の年齢が変わっていく時代に合わせ、保険期間を60歳満期から65歳満期、また70歳満期に延長することを選択できるようになっているんだとか。

このように、時代に合わせてどんどんと変わっていく保険。今の時代に合ったものを見つけて、上手に自分のライフプランに組み込んでいくのが良いのかもしれませんね。

特殊養老保険
参照元:ソニー生命保険(2016年1月現在、著者調べ)

学資保険について

学資保険は養老保険の一種

「子どもが産まれたら、学資保険に加入しよう」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は学資保険は養老保険の一種なんです。

例えば子どもが0歳の時に、親が「20年満期で1,000万円が満期保険金額の養老保険」に加入したとしましょう。もし子どもが20歳の時点で親が生存していれば、親は1,000万円を受け取ることができますね。もし親が10歳時点で亡くなってしまったら、10歳のときに1,000万円を家族が受け取ることができるでしょう。

では、子どもが0歳の時に、親が「子どもが20歳になったら1,000万円を受け取れる学資保険」に加入したとしましょう。万が一親が10歳時点で亡くなった場合、その先10年間の保険料の支払いは免除されます。そして、子どもが20歳になったときに1,000万円を受け取ることができるでしょう。

このように養老保険と学資保険を比較してみると、子どものためにどちらも利用することもできるため、「子どもがいるから学資保険!」と単純に考えるのではなく、どちらが家族や子どもにとってメリットがあるのかを考えてみることをおすすめします!

「かんぽ生命 はじめのかんぽ」を見てみよう

かんぽ生命の学資保険「はじめのかんぽ」は、3つのコースから選択することができます。1つ目が17歳・18歳に受け取れる大学準備のためのコース、2つ目が小中高、そして大学に入学する4回のタイミングで受け取れるコース、3つ目が大学入学から4年間毎年受け取ることのできるコースです。

例えば子どもが0歳・父親が30歳の時点で契約したとしましょう。全期間払込で18歳を満期・基準保険金額を500万円としたとすると、月々の保険料は22,300円となります。子どもが18歳の時点で満期保険金500万円を受け取ったとすると、これまで支払ってきた保険料の総額は482万円、したがって戻り率は103.8%となるでしょう。 さらにこの「はじめのかんぽ」には医療保障がついています。子どもが入院・手術をした場合には保険金を受け取ることができ、さらに災害特約をプラスすると、万が一の保障も付けることができるんだとか。

また、戻り率をUPさせるため12歳払い済みを選択することもできるんだそう。この場合、月々の保険料は31,800円と高くなりますが、戻り率は109.1%に。しかし、全期間払込の場合には万が一親が途中で亡くなった場合にはその後の保険料支払いの免除もあるため、早くに亡くなった場合には全期間払込の方が戻り率が高くなることもあります。いつ亡くなるかはわからないので、どちらが合っているかを考えて契約してみましょうね。

また、加入は出生予定日の140日前から可能なんだそう!出産後はどうしても忙しくなってしまうため、妊娠中に赤ちゃんの将来のために早めに加入して準備しておくこともできることも、嬉しいポイントではないでしょうか。

学資保険 はじめのかんぽ 大学入学時の学資金準備コース−かんぽ生命
参照元:かんぽ生命(2016年1月現在、著者調べ)

養老保険に加入で 損する人!

以上のように、養老保険にはメリット・デメリットがあることがわかりました。では、これらを踏まえた上で「養老保険に加入することで損してしまうかもしれない!」という人を考えてみましょう。

収入が安定しない人

まずは月々の収入がこの先何年にもわたって安定する保証がない人です。養老保険の保険料は、一般の保険に比べると高額でしたね。この保険料を払込が終わる期間まで払い続けなければなりません。

もし途中で解約してしまうと、これまで支払ってきた保険料の総額よりも少ない金額しか戻ってこないということもあります。したがって、毎月の収入が安定していない人は養老保険に加入する際には慎重になった方が良いかもしれません。

「この先10年は安定することが決まっている!」という方なら、10年満期の養老保険に加入しておくことで、その後収入が不安定になったときに備えておくという使い方もできるでしょう。

またこの先数年間で結婚・出産・定年を迎えるなど、生き方が変わるかもしれないという場合には、途中で解約する可能性も出てきますので契約する前にしっかりと考えることをおすすめします。自分の収入や今後の生活をきちんと考えた上で契約しましょうね。

自分で資産を増やせる人

例えば養老保険ではやっと100%を超えた満期金になるということが、現在では一般的になっているそう。しかし、自分で株取引などで資産を増やすことができる人にとって、養老保険の保険料を支払うことはデメリットにもなりかねません。

もし100万円を養老保険に支払って将来103万円を手にしたとします。しかしその期間内で株取引を行っていたら、100万円が200万円や1,0000万円にもなっていたかもしれないからです。

しかし資産を増やせる人は、リスクも伴います。したがって、確実に養老保険に加入すると損してしまうということは言えませんが、自分で増やせるかもしれない金額と比較してみることをおすすめします。

養老保険と相性がいい人って?

では特に養老保険と相性のいい人というのはどういった人でしょう。

養老保険をおすすめしたい人は「自分で貯蓄ができない人」です。途中で解約するのにも労力が必要で、自動的に保険料が引き落とされるので、もともとその金額はなかったものとして生活ができるからです。

そういった人にとっては、保障もできて貯蓄もできる。万が一の時には家族のために資産を残すことができる「お宝保険」とも言えるのではないでしょうか。

おわりに

いかがでしたか?

最近の日本の金利は残念ながら低いとされています。バブルがはじける前に加入していた養老保険は、金利が高い状態が続き、まさにお宝保険とも言われていました。その時代に比べると、現在の養老保険は戻り率が低いため、保険会社によってはあまりおすすめしないということも言われています。したがって、「自分で調べてみないと養老保険に気づかなかった!」という人も多いのではないでしょうか。

万一の保障もつく養老保険。「将来の自分の生活や、家族の事を考えて少しでも手元に戻ってくれば嬉しいな」という想いで養老保険を利用してみることをおすすめします!