クロアチアの通貨についてのまとめ

クロアチアの通貨の単位やレートだけでなく、クレジットカードが使えるか、税金やチップなどその国や地域の商習慣についての説明です。



クロアチアの通貨とクレジットカードの使用状況

流通しているお金の種類(通貨)について説明

クロアチアの通貨は、『クーナ』と言い、そして「Kuna」と表記します。補助通貨単位は、『リパ』と言い、「Lipa」と表記します。1クーナ当たり、100リパの価値があります。

通貨の名称である『クーナ』と言う言葉の由来は、クロアチア語で動物の「テン」を意味する言葉です。補助通貨である『リパ』と言う言葉は、クロアチア語で「リンデン」を意味する言葉です。中世この地域における貿易の特産品が、「テンの毛皮」であったところから由来して、この言葉が使用されています。

紙幣の種類は、大きいものから1000クーナ・500クーナ・200クーナ・100クーナ・50クーナ・20クーナ・10クーナ・5クーナの8種類の紙幣で構成されています。硬貨は、25クーナ・5クーナ・2クーナ・1クーナ・50リパ・20リパ・10リパ・5リパ・2リパ・1リパの10種類で構成されています。但し、5クーナ紙幣と25クーナ硬貨・2リパ硬貨は、流通量が少なくあまり目にする機会はありません。

クレジットカードの使用について説明

クロアチアでのクレジットカードの使用状況は、ホテルやレストラン・外国人観光客向けの商店など、そしてコンビニの機能が併設されているガソリンスタンドなどでは、クレジットカードが広く使用できます。特にカードの対応が多い、大手国際ブランドのクレジットカードを使用すると便利です。

現地のマーケットや美術館などでは、ほとんどが現金払いです。バスはクレジットカードに対応しておらず、タクシーは現金での支払いが主流です。



クロアチアでの両替事情

・空港での両替方法について説明

観光旅行などでクロアチアを訪れる時には、日本円からクーナに両替をする必要があります。日本人観光客であれば、ほとんどがザグレブ国際空港を利用することになりますが、ここの空港には両替所が整備されており、これを利用するのが一般的な流れとなります。

両替所自体は、それなりの数が設置されていますが、観光客が多い時期などでは、この窓口に両替待ちの行列ができることもあります。またここでは、日本円から直接両替ができますので便利です。

・街中での両替方法について説明

クロアチアに入ってからの両替に関しては、ホテルのフロントや一般の両替所を利用することになります。

他の国と同様に、ホテルのフロントでの両替に関しては、レートや手数料の関係で、やや不利な面が多いので、どうしても他に選択肢がない場合などの最終手段と考えておく方が良いでしょう。また街中に多く見かける両替所では、レートや手数料がそれぞれに設定されているので、有利な両替所を探して利用するとよいでしょう。また日本円に対応しているところも多いですが、ユーロを準備しておけば、まず間違いないでしょう。

・両替における補足や注意点について説明

クロアチア旅行での支払いについては、クレジットカードと現金の併用という形が最も便利でしょう。

クレジットカードに関しては、ビザカードとマスターカードであれば、ほとんどのホテルやレストラン、ショップで使用が可能です。逆にJCBなどは使えないところの方が多いので、注意が必要です。また現金で支払いをする場合は、200クーナ以上の高額紙幣を使用すると、お釣りなどの関係で、断られることもありますので、両替の際には小さ目の紙幣にくずしてもらうようにするとよいでしょう。

クロアチアの移動手段と交通費

・交通手段の紹介

クロアチアの国内は飛行機と鉄道、そしてバス、船になります。市内の中を回る際には徒歩でまわれるところも多いですが、メインはバスでの移動で、長距離の都市間移動にもバスが多いです。クロアチアの小さな首都ザグレブ市内ではバスのほかにも重厚な歴史建築の間をぬうようにカラフルなトラムも走っています。また、イエラチッチ広場の右手の観光案内所前を起点にイリツァ通りやクロアチア国立劇場などの新市街をまわることができる観光列車も便利です。

ほかにも、ウスピニャチャといって、66m、世界で一番短いケーブルカーはザグレブの旧市街と新市街をわずか3分で結んでくれます。タクシーも利用できますが、街中を走っていることが少なく、決められた乗り場か電話で呼んで配車してもらうシステムです。

・各手段にかかる交通費

クロアチアの首都ザグレブからは各都市への移動がしやすくなっており、アドリア海に突き出したイストラ島の小さな町は古くから避暑に訪れるリゾートして栄えています。鉄道や長距離バスで移動が可能で、ローマ時代を体感できるリゾート地のポレチュはザグレブからバスで4時間、150から200クーナで移動が可能です。ここから、さらに1時間、バスで45クーナから61クーナでいけるのがプーラで数々の遺跡がのこっている都市です。

さらにバスで2時間移動するとクロアチア最大の工業港リエカに到着し、92クーナほどかかります。また、クロアチアの高級リゾート地オパティトはリエカから30分で到着でき、往復で24クーナ、片道16クーナで、バスの本数も多いです。そして、ザグレブ市内だけならザグレブカードという60クーナで24時間有効な、トラムやバス、ケーブルカーが乗り放題のパスもあります。



地上の楽園があるクロアチアの宿泊費は

・一般的な宿泊施設を紹介

クロアチアの宿泊施設はホテル、民宿などのプライベートルームなどがあります。ホテルは1から5つ星までランクがつけられていて、1つ星や2つ星などのエコノミーなホテルは少なめです。ドブロヴニクなどには大型のリゾートホテルはありますが、夏季のみの営業のところがほとんどになります。プライベートルームは個人の空き家を民宿としているので、千差万別です。

ザグレブなどの大都市の観光地には数は少ないですがユースアコモディションといわれるバックパッカー向けのホステルなどがあり、ユースホテルはザダルなどにもあります。また、クロアチアにはキャンプ場が多く、アドリア海沿岸や沖合の島々に私営のものと公営のものがあります。指定の場所であればバーベキューなども可能です。

・宿泊施設の金額相場を紹介

ホテルは改装したした旧ユーゴ時代の大型ホテルは4つ星や5つ星が多く、5つ星でも立地により相場は1200から3600クーナと相場に開きがあります。基本的には5つ星で300から500ユーロ、日本円で40,000円から670,000円、3つ星だと85から175ユーロ、日本円で11,300円から23,300円が目安です。ドブロヴェニクや南クロアチアなどのリゾートホテルは夏季に価格が3倍ほどに高騰しますが、ザグレブは年間を通して変動はあまりありません。

ユースホテルやプライベートルームなどの民宿は15から25ユーロ、日本円で2,000円から3,300円程度になりますが、民宿なので料金は交渉次第でもあります。

クロアチアを訪れる前に覚えておきたい現地での食費について

・主な料理を紹介

クロアチア料理の特徴は、歴史・地理的に周辺の国々の影響を受けやすかった事もあり、その地方によって料理の内容もガラリと変わるというところにあります。アドリア海沿岸にあるダルマチア地方では海を挟んで隣り合うイタリアの影響を受けたシーフードが有名だったり、首都ザグレブをはじめとする内陸部の都市ではハンガリーやトルコ、オーストリアの影響を強く受けたものが多く見られるなど、実に多様なメニューを楽しむ事が出来るでしょう。

「シュトゥルクリ」ユネスコの無形文化遺産に認定されている伝統料理で、ザグレブ風ラザニアとも呼ばれる所からも分かるように、ザグレブ周辺でよく食べられています。「ペカ」ダルマチア地方を代表する、肉や野菜、シーフードを蒸し焼きにした料理。「パラチンケ」ママレード等を塗って食べる、クロアチア風のクレープ。等など、枚挙にいとまがありません。

・外食した際の金額相場を紹介

クロアチアでの外食にかかる金額は、その他の西欧諸国や日本などと大きな違いはありません。一般的なレストランの価格設定も同様で、一人での食事ならばせいぜい150クーナ(約3,000円)程で足りるでしょう。カフェで飲めるコーヒーならば一杯8~10クーナ(160~200円)くらいが相場で、比較的リーズナブルと言えます。他には、ハンバーガーやケバブ等が1食15~30クーナ、ピッツァリアのピザが1枚あたり20~30クーナ、パスタが一皿35~40クーナ程度と覚えておくと外食の際の参考になるでしょう。また、ベーカリーでは日本でいう菓子パンのようなものが5~10クーナほどで食べられるので少しお腹が空いた時に気軽に食べられる事もありおすすめです。

レストランでの食事の際に気をつけたい事としては、アメリカなどと同じくサービス料としてチップを用意する必要がある事で、概ね料金の10~15%が金額の目安となります。

クロアチアの税金とチップの習慣

・消費税や空港利用税などの税金についての説明

クロアチアにはサグレブ国際空港とドブロヴニク国際空港の二つがあり、ザグレブでは空港税として2,490円、そのほかの空港では1,830円ほどかかります。クロアチア国内の移動では運賃に対して付加価値税が25パーセントかかるようになっていて、空港税は1,170円ほどです。

また、クロアチアでは物品に関しても付加価値税が基本的には25パーセントがかっていて、食品や生活用品は10パーセント、書籍や医薬品などは5パーセントとなっています。1部払い戻しされないものもありますが、1店舗で750クーナ以上となれば、免税手続きがおこなえます。しかし、レシートの合算は行えず、タバコやオイルなどは対象外です。還付率は2.4から12.26パーセント程度です。

・チップなどの習慣や金額について説明

クロアチアにはチップの習慣というものはほとんどありません。そのため、レストランでは基本的にサービス料が含まれた代金を支払っていますが、こころよいサービスを受けたなと感じた時には感謝の気持ちを表す意味でも、伝票の会計金額の端数を切り上げる程度のチップを払うの一般的となっています。ホテルのポーターに渡したり、枕銭といってサイドテーブルにチップ置いておくなら5クーナが目安です。

また、タクシーについても、乗車料金の端数分を切り上げて、チップとして渡すのが一般的となっています。現地でツアーなどに参加した時にはガイドさんがついていますが、ガイドさんには日本円で500円程度、30クーナほど渡すのが相場です。

クロアチアの観光施設にかかる費用は

・無料で利用できる観光施設を紹介

中央ドームをもち壮麗なバロック様式の建物である大聖堂はドブロヴニクのプラツァ通りにあり身廊や祭壇画は無料で見ることができます。首都ザグレブでは旧市街のランドマークでもある聖マルコ教会でスラヴォニア地方の紋章のモザイクデザインを見ることも可能です。また、聖ヴラホ教会もバロック様式で再建され、草原な雰囲気漂う教会内部には大理石の祭壇がいくつか設置されていて、主祭壇には焼失を免れた銀の聖ヴラホ像が置かれている姿を見学できます。

そして、町のシンボル的なものでもある聖母被昇大聖堂内部ではキリル文字のもととなったグラゴールの文字を無料で見ることができます。ほかにも、リエカではトルサット城から、リエカの街並みとともにクヴァネル湾を一望することが可能です。

・有料で利用できる観光施設を、その料金とあわせて紹介

ドブロヴニクの城壁をくぐると旧市街に入り、プラツァ通りにでると北側に見えてくるのがフランシスコ会修道院です。その中庭と中庭をとりまく回廊は地震の影響がなかったため、14世紀にたてられたもとの姿をとどめており、20クーナで見学ができます。プラツァ通りの終点はルジャ広場で、そこに面するかたちで建っているスポンザ宮殿はゴシックとルネサンスの特徴をあわせもつ建築物で、現在は古文書館としても使われており、入場料は25クーナです。

アドリア海沿岸、シベニクには大聖堂にあるレプブリカ広場から坂道をのぼったところに、聖ミカエル要塞があり、20クーナで入場できて、標高70メートルの丘に建てられた要塞上部の展望台からは旧市街とアドリア海を一望できます。

クロアチアの買い物は青空市場やスーパーで

・生活に必要なものを購入するお店を紹介

首都ザグレブの青空市場は旧市街の入り口にあり、旬の野菜をメインに生鮮食品や衣類、ハンドメイドの日用雑貨などさまざまなものが手に入ります。同じような青空市場がスプリットやドブロヴニクなど各地にもあり、地元の人はスーパーマーケットが近くにあっても青空市場にいくほどです。

一方、クロアチア各地に店を構えるのがゲトロというスーパーでローカルなスナック類や調味料、日用品などを比較的、安価で手に入れることができます。また、普段の生活に取り入れられるようなクロアチアの工芸品、コナヴレ刺繍や繊細な編み物のレースのピローケースやクッションカバー、クロスなどインテリア雑貨も多く、ドブロヴニクで主に手に入れることが可能です。

・一般的なおみやげの種類や相場について紹介

クロアチアの老舗お菓子メーカーのチョコレートはクロアチア土産の定番です。また、値段も手ごろで5クーナ前後で手に入るスープの素やカレーの素などのインスタント食品やスパイス、調味料などもばらまき用のお土産として便利です。クロアチアを代表する果物、いちじくの製品ではジャムなら30クーナから90クーナで入手でき、ほかにもたくさんの種類のフルーツジャムがあります。

また、ザグレブの伝統的なハートグッズはお菓子や織物、雑貨類などいろいろなものがあり、ギフトショップではオーナメントやキーホルダーなどが15から20クーナで入手可能です。世界中の有名建築でつかわれている石灰岩グッズも人気で、キャンドルやペンダントスタンドなど40クーナ前後となっています。そして、お土産はユーロ表記で売られていても、クーナで支払ったほうが割安になることがほとんどです。

クロアチアの水・タバコ・ビール事情と価格

・水(ミネラルウォーター)の価格について説明

クロアチアの水道水は、一般家庭でそのまま飲んでいることが多いですが、石灰分の多い硬水なので、ミネラルウォーターを購入して飲むことをお勧めします。ミネラルウォーターはスーパーやキオスクなどで色々売られていますが、ラベルの一部に“Gazirano”という表記があるものは、炭酸入りのお水です。現地では炭酸入りやフルーツ風味のミネラルウォーターが主流ですので、普通の水をほしい場合は“Gazirano”表記の無いものを選ぶか、ボトルを押してみて泡が出ているかどうか確認しましょう。

価格はスーパーで500mlで1本3~5クーナ(52~87円)、 1.5リットルで7クーナ(120円)ぐらいから買えます。

・タバコの価格について説明

かつてクロアチアは、室内全面禁煙化の法律が一度決まったあとに、国民の猛反発で撤回したことがある愛煙家の多い国です。現在クロアチアでは、公共施設やホテル、カフェ、レストラン内では原則禁煙ですが、特に断りの無い限りは、オープンテラスやバルコニー、屋外、路上での喫煙は可能です。

クロアチア国内には10,000以上のタバコ売り場があり、地元銘柄が約半数を占めますが、外国産も多く置いており、トップシェアのマルボロで25クーナ(436円)ほどで買えます。

・ビールの価格について説明

クロアチア人は一人当たりのビール年間消費量は、日本人の約1.7倍で大のビール好きです。国内では多くの種類のビールが醸造され、Karlovacko(カルロバチコ)が代表的ですが、国内には自家製ビールを出すバーやビアガーデンがあちこちにあり、ビールを楽しむ場所に困りません。スーパーには、苦みのあるアルコール度5%のラガーや2%程度でチューハイのようなフルーツビール(レモン、カシス味など様々)の缶や瓶入りのもの、2~2.5リットルのペットボトルに入ったビールなど、多種多様に並んでいます。

価格はカルロバチコやオジュイスコが500ml瓶入りで7クーナ(121円)程度で売られています。