カードローンを返済するコツは?ローンの仕組みから解説

カードローンといえば、消費者金融をイメージしてしまう筆者ですが、利用されている方は以外と多いようです。昔は武富士とプロミスが有名でしたが、最近は銀行系のカードローンやネットのカードローンなど利便性向上、審査がゆるく即日キャッシングできる点や、小口でも借りられるので「給料前にちょっと」の感じで気軽に利用する人がいます。しかし、注意しないと落とし穴にはまってしまいます。そうならないコツを考えます。



カードローンの落とし穴

カードローンは、いいかえると無担保、個人信用のみでお金を借りることが可能な商品です。「個人信用のみ」という点がポイントで、この「信用」の審査次第で容易に借金が出来てしまうのが落とし穴にはまる原因です。自己管理のできない「個人信用のない」人向きの商品ではないといえるでしょう。

カードを介在するので、現金を目にしませんからお金を借りた感覚がない点も問題です。しかし、借金はあくまで借金ですから期日までに返済する義務が法的に発生しています。



リボルビング払いを知る

リボルビング払いを理解しないでカードローンを利用していないでしょうか。リボルビング払いを次のサイトで確認しましょう。

リボ払いは、毎月あらかじめ指定した一定額を返済してゆく方式である。回数指定の分割払いが各々の件に個別に指定するものであるのに対し、リボ払いでは各々の件に対してではなく残高全体について毎月返済することによって合計残高を減らしてゆく。「リボルビング」の原型動詞 revolve は「回転する」意味があるため(回転式拳銃をリボルバーともいう)、回転信用とも呼ばれる。

出典:

ja.wikipedia.org
リボルビング払いの設定した融資限度枠内であれば月々の返済額は一定というところが注意すべき点です。借金の大きさが返済額からわからないからです。極端な場合、いつまでも返済が終わらないことになります。

次の「ローンの仕組みを知る」で言えば最後にあげているケースに近いです。つまり、家計の負担を考えて月々の返済額は少なく設定したことで、返済期間が延びてしまいます。結果として返済総額が二倍、三倍となり、返済できない状況に陥る危険性があります。

そうならないためにも、一大決心して完済し、クレジットで生じた債務(お金を返す法的な義務)を速やかに解消する必要があります。虫歯の治療と同じです。何もしないでいると時間の経過とともに症状がひどくなります。クレジットの場合、先に述べたリボルビング払いのしくみにより進行がわかりにくくなっているのです。

日本クレジットカード協会|リボ払いについて

ローンの仕組みを知る

ローンとはお金の貸し手が返済猶予を借り手に認めるかわりに、猶予の期間の利息を受け取るしくみです。貸し手は返済が終わらない限り、何もしなくても借り手から利息をもらえる立場です。

利息は日割りですから、借り手が翌日に返済しても、貸し手は1日分の利息を請求できるわけです。インフレ以外で貸し手が損をすることはありません。ローンの仕組みをモデルケースで確認しましょう。ここでは3社からそれぞれ10万円を年利18%で借りている場合を考えます。

筆者は返済期間ごとに、月々の返済額、総返済額および総返済額に占める利子相当金額を計算してみました。結果は次のとおりです。

1年間月々返済する場合

■月々返済額: 27,504円(1円未満四捨五入)
■総返済額: 27,504円×12か月=330,048円
■うち利子: 330,048円-30万円=30,048円

3年間月々返済する場合

■月々返済額: 10,846円(1円未満四捨五入)
■総返済額: 10,846円×12か月×3年=390,456円
■うち利子: 390,456円-30万円=90,456円

10年間月々返済する場合

■月々返済額: 5,406円(1円未満四捨五入)
■総返済額: 5,406円×12か月×10年=648,720円
■うち利子: 648,720円-30万円=348,720円 返済期間が長いと、月々の返済額は小さくなりますが、利子負担が増えて総返済額が増加します。上の例で返済期間が10年間の場合は利子負担だけで元金を超えてしまっています。月々の返済は苦しくても完済は早ければ早いほどよいのです。



カードローンを返済するコツ

とにかく早く完済することを優先する

結論からいって、楽にカードローンを返済する方法はないでしょう。ご両親や家族に相談して一時的に立て替えてもらうか、自らに禁欲生活を課してお金を貯めて、サッサと借金を完済してしまうしかないからです。

すでにある借金の返済のために、新たに借金するのはオススメできません。やるべきことは、返済を全力で行うことです。そして落ち着いてから、そもそもなぜこのようなことになったのか自分自身でよく考えて、同じ過ちを繰り返さないことでしょう。

自分のこれまでを振り替える

筆者はカードローンの落とし穴にはまる人には共通した特徴があるように思います。次の各項目をチェックしてみて半分以上該当する人は注意した方がよいでしょう。

・普段からお金の管理をしていない
・家計簿をつけていない
・ついつい衝動買いして後悔する
・見栄っぱりである
・買い物がストレス解消の手段である
・キャッシングと借金は違うと思っている
・流行に影響されやすい人である
・将来より今を楽しみたいと考えている
・給料は上がるものだと思っている
・リボ払いの意味を理解していない
・浪費癖が生活習慣化している

自分の意識を変える

前述のチェック項目に半分以上該当した人はキツイ言い方になりますが「お金にだらしない人」かもしれません。意識改革と生活習慣改善が必要ですので、改革や改善のために次のように見直しをお勧めします。

・普段からお金の管理をする
・家計簿をつける
・衝動買いをやめる
・見栄をはるのをやめる
・別のストレス解消手段を考える
・キャッシングと借金は同じと考える
・流行に影響されない人になる
・将来を考えて節約を習慣化する
・給料は上がらないと考える
・リボ払いに騙されない
・浪費癖を克服する

普通に働いていて収入のある人なら、すこし節約するだけでもお金を浮かす努力ができるのではないでしょうか。

まとめ

カードは便利ですが、いわゆる「打ち出の小槌」ではないでしょう。借りたお金はいつか必ず返さなければなりません。カードローンというサービスに問題があるのではなく、借り手の意識や生活習慣に問題があるとおもいます。

普段からお金の管理をしっかり行い「カードは作ってみたけど、使ったことがないなぁ」という生活をするように心がけたいものです。