老後のお金、意外と知られていない貯め方とは?

老後のお金いくらかかるの?どのくらい準備しておけばいいの?そのお金はどうしたらいいの?と老後への不安を抱えている方、いざ年金を貰い始めて、あれ…こんなに少ないの?となる前に今からでも間に合う老後への対策をご紹介します!



老後のお金問題を考える重要性

不安はなるべく早く、できるだけ減らしましょう

「 老後の生活というと、ようやく社会からリタイアしてのんびりと第2の人生を歩む!なんてイメージがありますよね。

朝早く起きて満員電車に揺られ、残業をしてくたくたになって帰ってくる生活から解き放たれて自分のしたいこと、やりたいことをする時間がたくさんあるように思います。世界一周旅行をする!という夢をもっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ですが、働かなくなるということは、収入が無くなるということ。所謂年金生活になります。せっかく第2の人生を歩める時になって、お金が無いなんてことになったら悲しいですよね。そして老後を迎えるまでの間、まだ先の人生のお金の心配をし続けるのも何だか嫌になってしまいませんか?

早い内から自分に無理なくできる対策をとって、不安が少ない状態で老後を迎えましょう。



「つなぎ年金」と呼ばれる年金保険とは?

できるだけ早く、若いうちから年金保険を利用!

「 さて、お金を貯めようと思うことは誰にでもできるわけです。自分だけの力で貯めようと思ってもなかなか続けることは難しいんですよね。そういう時は、金融機関の色々な制度を利用することをお勧めします!

皆さん「年金保険」はご存知ですか?年金保険とは、一言でいうと保険会社や銀行が出している積立型の保険です。長い間積立をして、早くて50歳から年金として受け取れる制度になっております。分かりやすく例を出して説明していきます。

まず25歳で保険に加入、60歳まで毎月1万円払い込み、60歳から5年間年金を受け取るプランを設定したとしましょう。毎月払い込みですので1万円×12か月=12万円ですよね。これを、60歳-25歳=35年ですので12万円×35年=420万円。

ここに35年分の利息、平均して140万程度なので420万+140万=560万円になります。この金額を5年間で受け取りますので、毎年560万÷5=112万円が貰えるという制度になります。

銀行で定期積金といって、毎月決まった金額を積立して貯めていく方法もありますが、こちらはだいたい期間を5年間までしか設定できず、長い間継続して積立するのは難しいです。年金保険を口座振替にしておけば、知らないうちにお金が貯まっていき、60歳になったら公的年金受給の65歳までの間の5年間「つなぎ年金」として受け取ることができます。

年金保険には一番早くて18歳から加入することができ、遅くてもだいたい受け取り年齢の5年前まででしたら加入することができますが、遅くなればなる程当たり前ですが払い込む金額が高くなっていくので早めに加入することをお勧めします。

加入している生命保険を把握すること

「 自分が入っている保険は、掛け捨てですか?満期受取型ですか?何年も前に勧められて断り切れずに加入したもの、付き合いでよく理解できないまま加入したもの、あれ?今どんな保険に入っているのだろう?こういう時ってお金が下りるの?と思っても、保険って見直す機会が無いんですよね。自動車保険のように1年ごとに更新されるわけでもないので、自分で行動するしかありません。

保険には、毎月毎年払い込みをしてそれが積立になっていて後から戻ってくるものや、満期まで生存していたら満期金として数百万下りるもの、完全に掛け捨てのものなど様々です。説明されたときには「満期金が受け取れます、掛け捨てではありません。」と言われて安心し、実際何歳でいくら下りるのか把握していないなんてこともあると思います。

私がお勧めするのは、貯蓄と万一の時の備えが両立されている保険です。普通の生命保険は、入院したり万一のことが起きなければお金はおりませんよね。もちろん何も起こらないことが一番良いのですが、ここまで元気に過ごすことができたご褒美として満期金を受け取れたほうが楽しみも増えませんか?満期になったからといって保険がなくなる訳ではなく、引き続き保証されますので安心です。

もし満期受取型のものや、解約してお金が戻ってくるものに加入していていくつもの保険に加入しているのであれば、必要に応じて解約するなど、まとまったお金を受け取ることも手段に入れておくことをお勧めします。

満期一括受取型定期貯金 | 自動積立貯金 | あなたの人生に合った商品・サービス選びのお手伝い ゆうちょコンシェルジュ | ゆうちょマネーガイド
参照元:ゆうちょ銀行(2016年1月時点、著者調べ)

知っておこう!あまり知らない年金と老後のお金のこと

年金の仕組みをこの機会に再確認、あなたが貰う年金は?

「 一括りに年金と言っても、様々です。公的年金制度の全体像を説明しますと、まずすべての人が共通の国民年金、会社に勤めている人が加入している厚生年金、公務員が学校職員が対象となる共済年金の3つの制度があります。自営業をしている方を対象にした、月額保険料400円を納めると上乗せされる付加年金などもありますね。

20歳から60歳未満の人は、国民年金に加入しなければなりません。母子家庭など年金の支払いを免除される事もありますが、保険料を払わないことになるので当然老後に年金は貰えないか1万円程度になってしまいます。また、保険料納付の期限は2年となっています。

ですが、どうしても納めるのが困難な人たちの為の制度もちゃんと用意されています。障害年金を受給している人や生活保護を受けている人は全額免除となっています。年金額は免除期間の1/2です。経済的な理由で納めるのが困難な場合は、4段階に分かれている多段階免除という制度があります。全額免除ですと年金額は1/2、3/4免除だと5/8、1/2免除だと3/4、1/4免除だと7/8と細かく分かれています。何が起こるかわからないので、一度覚えておくと安心ですね。

厚生労働省:平成18年全国厚生労働関係部局長会議資料(年金局)
参照元:厚生労働省(2016年1月時点、著者調べ)

実際老後っていくら必要なの?一緒に考えてみましょう

「 老後に必要なお金、生活費や医療費や介護費など出費元はたくさんありますね。では実際いくらくらい必要なのでしょうか。60歳夫婦2人の世帯の平均的な生活費を考えてみましょう。

・食費:60,459円
・住居費:16,628円
・水道光熱費:21,042円
・家具・家事用品:9,788円
・被服等:6,940円
・保健医療費:14,635円
・交通・通信費:26,825円
・教育・教養娯楽費:25,968円
・交際費:28,749円
・その他支出:28,511円
●合計:239,485円

約24万円として考えていきます。1か月の平均24万円×12か月=280万円。日本の平均寿命が、男性が80.50歳、女性が86.83歳ですのでここでは間の83歳までと仮定します。280万円×(83歳-60歳)=644万円となります。

そこに、医療費た介護費なども必要になってきますので、+750万くらい考えておきましょう。これで合計して719万円になりますね。

では次に収入額を計算してみましょう。収入源のだいたい、というよりほぼ年金と退職金ですね。年金は、先ほどの記事の通りで国民年金と厚生年金があります。この2つで貰える金額が変わってきます。

夫婦ですのでそれぞれ厚生年金平均額14万円、国民年金平均5万円を貰うと仮定しての合計額が19 万円になります。83歳までとしているので65歳から82歳まで貰うことにしましょう。そうしますと19万円×17年間=323万円。

続いて退職金ですが、今は貰える会社と貰えない会社が出てきています。貰えるところでも大手企業や中小企業の違い、勤続年数の違い、学歴による違いなどでそれぞれ金額が変わってきます。定年退職の平均額を146.1万円として考えますと、年金額との合計が469.1万円が収入額となります。

●出費719万円-収入469.1万円=249.9万円

まとめますと、老後までに約250万円貯める必要があるということが分かりますね。



不安になることは関心があるということ

老後のお金問題について、長くなってしまいましたが少しでもお役に立てればと思います。筆者自身も老後への不安はあります。年金保険に入ったりと少しではありますが対策はとっておりますが、保険や貯金の仕方をもう一度見直そうかと思っています。

自分だけで考えていると、どうしてもマイナスな方に進んでしまって途中で諦めてしまう方もいらっしゃることだと思います。年金保険だけでなく他にも言えることですが、備えに遅すぎるなんてことはありません。50歳で一括払いで加入する方もおりますので、まずはお近くの保険会社に相談することから初めてみませんか。