資産運用の基礎!今日から始められる7つの簡単運用術と勉強法

資産運用とは、自分の手元にあるお金(資産)を運用することです。株や投資信託で多額のお金を運用して大儲けという印象も確かにありますが、自分の手元にいくらかお金があるのなら、そのお金を普通預金に置くのか定期預金に置くのか悩むことも立派な資産運用です。資産運用は基礎を覚えてしまえばどんどん知識を吸収することができます。今日から始められるプロ式の勉強法と基礎知識を元証券マン&元行員が教えます。



今日からできる資産運用

「資産運用」と聞くと、株の売買で利益を上げることや、物品の先物取引で大損といった印象があるかもしれません。確かに、世の中のドラマや小説で描かれる資産運用は、そういったケースであるに違いありません。しかし、それだけが資産運用かというと、そうではありません。

皆さんはお給料を銀行振込にしている方も多いと思います。また、専業主婦の方は生活費を旦那さんから預かると、そのお金を一端どこかの金融機関に預けたり、余剰があれば何らかの金融サービスを使って貯蓄をしたりするのではないでしょうか。それだって立派な資産運用なのです。要は、お金を何かのサービスで増やしたり、貯めたり、使ったり、それが広義の資産運用であるに違いありません。

本日は「資産運用」にスポットを当てまして、資産運用の基礎から、世の中の代表的な金融サービスのメリットとデメリット、始め方までご説明したいと思います。資産運用という言葉に構える必要はありません。基礎さえ覚えてしまえば今日からすぐにできますよ。



まずは「資産運用」の基礎を確認

資産運用とは、お金を適切なサービスや方法で運用することです。例えば、子供が100円のお金を大切にとっておきたいと考えて貯金箱にちゃりんと入れたとします。これだって立派な「貯金箱への貯蓄」ですから、資産運用の一つと言えます。

何の目的でお金を貯める?

資産運用には大きく3つの基本的な思考があり、その思考に添って「お金をどうするか?」を決定することが基本です。先の例では、子供は「取っておきたい」という思考でお金を貯金箱に入れました。貯金箱にお金を入れても利息はつきませんが、貯金箱に入れておく限りお金が目減りすることはありません。100円入れたなら100円のままです。

■積極的に増やす(利息や売買益でどんどん増やしたい)
■使い道が決まっている(数年後に車を買う等、近い将来に使途が決まっていてそれまで取って置く)
■使い道が定まっていない(特に使う予定はない。使い道は決まっていないが、取っておきたい)

以上が3つの基本的な思考です。それぞれのお金がどの思考のもとに運用されるかによって、適切な金融サービスが変わります。子供はとっておこうと思って100円を貯金箱に入れました。「取っておく(減らしたくない)」と考えるなら、確かに貯金箱への貯金は適切な資産運用です。しかし、ある程度の額になると、貯金箱に貯めることにも限界があります。

ベースになる思考を持つ!

今、あなたの手もとに100万円のお金があるとします。そのお金がどんな思考に当てはまるかによってお金をどうするか決めなければいけません。

100万円を近い将来の子供の学費に充てたい、それまで取っておきたいと考えるなら、お金の目減りしない安全な方法で運用するべきですし、このお金はどんどん利息や売買益で増やしたいと考えるなら、利息や売買益を見込める運用方法をするべきです。使い道が定まっていないので放置する。けれど、総合的に増えれば嬉しいし、減ったとしてもプラスマイナス0になればいいなあということであれば、相応の方法で運用することになります。

資産運用をする場合は、まず、自分の手元にあるお金をどんな思考のもとに運用するべきかをしっかりと考えてください。単純に「利息が多い。儲かりそう」だけで決めてしまっては、後で後悔することになります。

資産運用の大原則

自分がそのお金をどんな思考のもとに運用するかを決めると同時に、資産運用の大原則を覚えておく必要があります。

資産運用の大原則とは、「リターンが多い運用方法ほどリスクが高い」という原則です。利息の高いものほど元金である100万円が目減りする可能性が高く、同時にどんと増える可能性もあります。利息の低い金融サービスほど100万円の元金が目減りする可能性が低く、増えたとしても僅かです。

■得る利益が大きいほど元金が減る可能性が高い。

この原則は覚えておきましょう。この他に、それぞれの資産運用方法に特有のリスクもあります。

それぞれの方法には良悪がある

前項でも説明しましたが、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。リスクが高い金融商品ほど利息が高い傾向にありますが、反対にお金が目減りする可能性も高いです。つまり、金利が高い、増えやすいというメリットがある反面、お金の額が減ってしまう可能性があるというデメリットがあるわけです。

金利の低い金融商品ほどお金が目減りする可能性は低いので、100万円を100万円のままとっておけるというメリットがあるのですが、安全ですから金利が低く、お金がほとんど増えないというデメリットがあります。お金を積極的に増やしたいという人は多少のリスクがあっても金利が高い金融商品を選ぶことがお勧めで、お金をそのままの額で保ちたいという人はリスクが低い代わりに金利も低い金融商品がお勧めです。

それぞれの人の運用の基礎にある「使い道が決まっている」「積極的に増やしたい」「使い道は決まっていないけど……」によっては金融商品それぞれのメリットがデメリットに変わることもありますし、デメリットがメリットになることもあるわけです。

自分に合った方法、自分の資産運用の根底にある思考に合致した方法をきちんと見つけるため、それぞれの運用方法も理解しましょう。

資産運用の方法7選

代表的な資産運用方法をご紹介します。それぞれの方法にメリットとデメリットがありますが、何かの方法と何かの方法を合わせることによってリスクを低く抑えることや、さらなるメリットを生み出す方法もあります。

資産運用は単品でもできますが、合わせることで定食屋のメニューのような運用方法もできてしまいます。一例として、リスクの高い金融商品とリスクの低い金融商品を一緒に持つことによって、「金利を取りつつ安定感もある定食」を楽しむことが挙げられます。それぞれの金融商品を押さえれば、自分なりの定食メニューを作ることができます。

預金

預金は資産運用方法としてもっともリスクの低い方法です。普通預金は引き落としに便利で、いざという時に使える流動資金として優秀です。定期預金は普通預金より利息が高く、一年後に使うのだけどそれまでとっておくお金などにも使えます。金額が100万円なら100万円から目減りしないところが預金の最大のメリットですから、使途が決まっているお金は短期の預金や普通預金として運用すると良いでしょう。

ただし、高い金利が欲しい人には預金は向きません。お金が目減りしない、流動資金として使える、使途が決まっているお金の保存方法として有効である反面、資産運用方法の中で金利はワーストレベルと言えるからです。

預金(外貨)

外貨貯金とは、外貨による貯金のことです。貯金というと一般的に日本円のものを指しますが、頭に外貨がつくと外国のお金で預金をするタイプになります。

外貨貯金は日本の預金より総じて金利が高いです。どの国のお金かによって金利は変わりますが、中には「え、こんなに高いの?」というものもあります。金利の高い金融商品がいいけれど、株のように値動きするものは嫌だ。元金は100ドルなら100ドルがいいという人にはお勧めです。

ただし、外貨ですから、日本円にする時は日本円にする手続きをしなければいけません。外国のお金の売り買いは為替相場に左右されますから、100万円分をドルにして外貨預金をして、たっぷり利息をもらってから日本円にしたら為替相場のせいで90万円にしかならなかった!ということだってあります。反対に、100万円で購入したドルを長い間保有して利息がついた結果、日本円にしたら110万円になった!ということだってあり得ます。良くも悪くも為替相場に左右されるということです。

利息が多く欲しいという方の中でも、相場に左右されないくらい利息をもらえる期間保有できる資産の運用に向きます。利息をもらえばもらうほど、為替損より利息が上回る可能性が高いからです。近い内に使う予定のあるお金、長い間保有できないお金は外貨預金での運用には向きません。

外貨預金とは −やさしい外貨預金教室− | 新生銀行
参照元:新生銀行(2016年1月、著者調べ)

債権

債権とは、お金を企業や国に貸すことにより資産運用をする方法です。お金を貸すのですから、100万円なら100万円返還されますし、貸した分に利子もつきます。取り扱いは主に証券会社になります。

個人向け国債という商品名を聞いたことのある方も多いと思います。個人向け国債は、代表的な債権商品の一つです。こちらのシステムは、日本という国にお金を1万円単位で貸し、半年ごとに利子をもらって、返還日に貸した分だけ還してもらうというもの。一般的に定期預金より金利が高く、日本円で貸しますから、100万円貸せば100万円還ってきます。貸した先が破綻しなければ額は変わりませんから、安定した運用方法として人気があります。

ただし、デメリットもあります。お金を貸すのですから、相手には返還日まで還さなくて良いという権利があります。途中でお金が必要になったら返還日前でも解約手続きをとって還してもらうことができるのですが、途中換金ですと手数料や相場に左右されて元金が割れてしまう可能性があるのです。

100万円は100万円のままがよく、定期預金より金利が欲しい。数年は使い道がないから置いておける。そんなお金に向く運用方法です。

野村證券 | 5分でわかるはじめての債券入門
参照元:野村證券(2016年1月、著者調べ) 参照元:UpIn(2016年1月、著者調べ)

債権(外国債)

日本の国や企業に貸す債権は日本円が基本ですが、外貨を購入して外国に貸し付ける債権もあります。日本と同じように、外国各国はそれぞれ債権を発行していますので、利子が日本より高い国に貸し付ければ、その分多くの利益を生むことになります。

債権ですから100ドル貸せば100ドル返還されますが、気をつけなければならないのは、その外貨を日本円にしなければならないということです。外貨を日本円にする場合は為替相場によって値動きしますので、外貨購入時は80万円だったはずの金額が、日本円に直してみたら77万円になってしまったということもよくあることです。

また、外国債券の中には危険度が非常に高いものもあります。国に貸せば安全と思いがちですが、実際に財政破綻によりお金を還すことができなかった国も存在しています。

危ない国の見分け方は、金利です。金利の高い国は、金利を高くしなければお金を貸してもらえない状況であることが多いため、金利を高く設定する傾向にあります。中にはオーストラリアやニュージーランドのように安全度が高いながら金利が高水準の国もありますが、金利が高い時はその国の債権に疑念を抱きよく調べるようにしましょう。格付け会社が各国の安全度を格付けしていますので、そちらも参考にすると良いでしょう。

外国債券は、高い金利を狙えるところが魅力です。ただし、すぐに解約してしまうと為替により元金割れする可能性があるため、長期運用できるお金に向いています。また、高齢の方は債権の返還期日が10年といった期間の長いものより期間が短めのものを乗り換えて運用するのが良いと思います。

債券の格付け | 日本証券業協会
参照元:日本証券業協会(2016年1月、著者調べ)

投資信託

投資信託とは、いわゆるセットメニューです。それぞれの運用会社が株や債券をそれぞれの比率で組み込んでセットメニューを作り、そのセットメニューに投資をするのが投資信託です。

投資信託には色々な種類があります。株を多めに組み込んだ値動きの激しいものや、格付けが低く金利の高い個人ではなかなか手を出せないような危ない債権を上手く組み込んだもの、債権と株をセットにしたもの、色々です。セットメニューはそれぞれの運用会社のプロが運用するという安心感や、株や債券を単品で所有してその物が打撃を受けても他の商品でダメージ軽減できるというメリットもあります。株や債券の知識がなくても、プロにお任せできるところが気軽で良いという声もあります。

投資信託で気をつけるべき点は、商品によって値動きがまったく違うということ。投資信託という商品があるのではなく、数十数百の商品を投資信託という名前でくくっているに過ぎません。パスタやうどん、蕎麦、ラーメンをざっくり麺類とくくっているのと同じです。ラーメンとパスタでは味が違いますよね。

それぞれの商品がどれくらい値動きするかは、過去のデータを見て判断しますが、それでも時に有り得ない動きをする時もあります。せっかく債権が好調だったのに株に足を引っ張られる、株が好調だったのにセットの債権に足を引っ張られて値上がりしない。投資信託ではこんなことはよくあることです。ダメージをフォローできると同時に、組み込まれている麺同士が足を引っ張り合うこともあるわけです。

投資信託の魅力は、何よりその多様性にあります。毎月利益が分配されるものや、株や債券ではなかなか買えない国もものも、プロが運用するということで組み込まれていることも多いです。インドものが組み込まれた投資信託などはぐんと値上がりすることも多く、とても人気があります。

投資信託は、短いスパンで分配金が欲しい、分配金を年金のように使いたい、値上がりで利益が欲しいという方に向いています。長い期間保有すればそれだけ分配金による利益も増えますが、短期で解約すると、手数料も相まって、元金割れの可能性が高い商品です。

投資信託とは – 投資信託 | 新生銀行
参照元:新生銀行(2016年1月、著者調べ)

株は、それぞれの会社で発行している株式を購入し運用する方法です。株式は法律上「社員の地位」として定義されているため、株を買うことで資産運用だけでなく、株式総会に出席して経営に口を出すことができ、配当金をもらえることもあります。しかし、資産運用で株ときたら、やはり売り買いによる利益ではないかと思います。

株はそれこそ種類豊富で、値動きの激しい株からあまり値動きしない株まであります。一発大儲けを狙うなら、小さな会社の値動きの激しい株を買うと良いでしょう。数十万円単位の値動きはざらですから、のるかそるかの大博打になることは間違いありません。危険度が少ない株であれば東証一部に上場されている大企業の株が代表的ですし、値動きの少ない株であれば金融株(金融機関の株式)が代表的です。株で運用する時は値動きが激しく、一日に何度も上下を繰り返しますから、売却時期と購入のタイミングを判断する知識と眼力が必要になります。

しかし、近年の株の楽しみは純粋な売却益だけではありません。株主優待を楽しみに株を購入する方もいらっしゃいます。

株主優待とは、株主だけが受けられる優待サービスのことです。その会社の商品をもらえたり、特別ライブに招待してもらったり、その会社の商品が割引きで買えたりと、会社によってさまざまな優待を得ることができます。ふるさと納税のお礼品に興味がある方などは、それぞれの会社の優待品を楽しくチェックすることができると思いますよ。売買益だけでなく、株主優待と利益を合算して最終的に黒字になればそれはそれでいいという株の運用をする方もいます。

株に投資するお金は、近い内に使途のあるお金や減らしたくお金は向きません。剰余資金で投資し、最終的に黒字になればいい、またはリスクを取っても売却益をガンガン狙いたいという人に向いています。

野村證券 | 5分でわかるはじめての株式入門
参照元:野村證券(2016年1月、著者調べ)

FX

FXとは、外貨を売り買いして利益を得る運用方法です。同じ外貨でも、外貨預金や外国債券はまず利息で利益を出し、その後に売却で利益が出れば嬉しいという運用方法ですが、FXは為替相場の変動を利用して、売買をメインに利益を出すことを目的にしています。

100円で買った外貨が110円になれば10円の儲けが発生しますね。しかし、90円の時に売ってしまえば10円の損が発生します。FXでは、常に変動する為替相場で、値上がり時を狙って利益を出します。

FXも、近い内に使うお金や使途の決まっている目減りしてはいけないお金での運用には向いていません。また、為替の値動きを利用して稼ぐ方法ですから、こまめに為替相場をチェックできないという人にも向きません。いきなり大金を投資すると相場変動で一気に減る可能性もあるので、少額からの投資をお勧めします。

FXとは? | はじめてのFX | 新・楽天銀行FX | 資産運用 | 楽天銀行
参照元:楽天銀行(2016年1月、著者調べ)



資産運用を始める前に……

準備を進めよう!

資産運用の方法、金融商品に目星をつけたら、金融機関に口座を作ります。金融商品は、その金融機関の口座に入るのが基本です。

株式は口座に入るのではなく、株の買い付けをしたら株券が発行されるわけでも、口座に株数が表示されるわけでもなく、システム上の保管庫に入るという簡単な理解で良いでしょう。しかし、株の買いつけ自体は証券会社を通して行います。

資産運用をする場合は、目的の金融商品を販売している金融機関に口座を作ることが第一段階です。ただし、口座は申し込みをしたらすぐにできるとは限りません。最寄りの銀行であれば即座に作れますが、遠く離れた銀行(大きな銀行でも地方に支店がないこともあります)やネット上の銀行に口座を作る場合は、申し込み書類のやり取りが郵送になります。人気の金融商品は発売と同時に売り切れてしまうこともあります。前々からこことここ、というふうに銀行や証券会社をしぼって、口座の準備をしておくと良いでしょう。

なお、銀行や証券会社ごとに取り扱っている金融商品には差があります。同じ銀行という名がついてもまったく同じ投資信託を取り扱っているわけではありません。証券会社も同じです。中には九州限定の投資信託といった地方限定金融商品もありますから、似たような商品でもいくつかの金融機関を見比べてみると良いでしょう。見比べた上で口座を作り、資産運用の準備を進めましょう。

NISAって知ってる?

NISAは非課税口座のことです。株や投資信託、債権で資産運用をする場合、運用益や利息に対し税金が課税されます。その税金を一定額まで非課税にし、株式や投資信託での資産運用を促進しようという狙いで創設された制度です。

株や投資信託、債権は利息や配当金だけでなく、売却で利益が出ることもあります。資産運用の中でも利息が高いもの、売却益が出るもので運用する時はただの口座ではなく、NISA口座を利用することをお勧めします。

NISAは金融機関で作れますが、どの金融機関で作るかがポイントです。なぜなら、一人につきNISA口座は一つしか作れないからです。それぞれの金融機関の取り扱い商品を確認した上で、ここだ!という金融機関で作ってください。

SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−
参照元:SBI証券(2016年1月、著者調べ)

勉強方法を知ろう!

資産運用を長年している人や証券会社の人間は勉強ツールとしてあるものを活用しています。それって何、専門書?と思われるでしょう。いえいえ、違います。資産運用上級者や証券マンは〇〇を大活用します。

〇〇とは……新聞です。資産運用上級者や証券マンが欠かさず読むのは新聞なのです。しかも一紙ではなく、三紙も四紙も読んでいる方がたくさんいます。朝の内にざーっと新聞を読んでしまい、隙間時間に為替相場やその日のネットニュースをチェック。でも、これって「勉強になるの?」と思われるでしょう?

資産運用の方法は、基礎を覚えてしまえば応用がききます。定期預金という商品がどんなものか分かってしまえば、後は銀行による金利差やサービス差だけで、チラシを見るだけで大体のことが分かってしまいます。金融商品ごとに細かいところまで勉強する必要はなく、気になった商品をチェックすればいいだけの話です。

しかし、情報はそうはいきません。現在、Aというペットボトル飲料が売れているという話をネット上のSNSで見かけたとしますよね。そうすると、Aを出している会社は当然儲かりますから業績が上がります。そのニュースを新聞の株価で確認すると、なるほど、前日より株価が上がっている。また、新聞に掲載されていた外国のニュースのことをふっと頭に入れながら為替相場を見てみれば、なるほど、為替の値動きが大きい。

証券マンや資産運用上級者に求められるのは分析力です。情報を得て、その情報を分析する。結果、経済にどんなことが起きるのか?これを日々のニュースや流行から読み説くことが重要です。

基礎知識を頭に入れたら、ニュースや新聞で分析力を養う。分析結果として、どんなことが起こり得る可能性があるのかを自分の頭で考える。そうすれば、外貨が不安定になる気がするから売って預金に移ろうという答えを出すこともできますし、株が値上がりしそうだからちょっとだけ投資してみようかな?という答えを出すことができます。

まずは基礎をお勉強。商品ごとの大まかな知識です。その後はとにかく情報を手当たり次第見て、見たら「どうなるか?」ということを自分で考えるようにしてください。そして、翌朝に新聞で自分の分析結果が当たっていたか答え合わせです。

少額でお勉強?

資産運用を知りたいなら、少額で運用してみるのが一番良い方法です。投資信託や株は分割でも購入できますし、外貨も比較的少額から買うことができます。売り買いの手続きをやってみればすぐにコツを掴むことができます。

ただし、手続き方法はすぐに掴めますが、手続きを掴んだからと言って値動き商品で儲けることができるわけではないので、少額を連続で投資して大損することは避けましょう。

資産運用と税金

株や投資信託、FXで利益を出すと課税対象になります。また、基本的に確定申告が必要になります。

税金がよく分からない。難しいという方には、源泉徴収有の口座やNISA口座の利用をお勧めします。源泉徴収ありの特定口座で株式や投資信託の売買をした利益からは自動的に税金が天引きされます。また、NISA口座での取り引きは非課税です。

慣れるまではあまり複雑な税金面には手を出さず、投資知識に専念し、慣れてきたら本格的に口座について考えるのも手です。

源泉徴収ありの特定口座 / マネックス証券
参照元:マネックス証券(2016年1月、著者調べ)

最後に

資産運用の基礎について解説しました。

資産運用はとても身近なことです。子供だってお小遣いをもらえば、そのお金をどうするか考えますよね。貯金箱に入れるか、机の引き出しに隠すか、好きなゲームでも買うか。大人の資産運用は子供の資産運用とは異なりますが、「どうするか?」という部分は変わらないと思います。

そのお金、どうする予定?
お金をどう使いたい?

とても基本的なことですが、資産運用をする時は、まずは自分のベース思考を定め、それに添って各種運用を決めるようにすれば、同時に自分のお金に関する価値観を見直すことにも繋がると思います。