新婚の悪い癖!生活費のちょっとの無駄から家庭崩壊!?

大好きな人と結婚して、楽しい新婚を送っているあなた!結婚後の家計は同棲やお付き合いをしていた時の延長だと破たんしてしまうかもしれませんよ。将来子供がほしいけどいくらかかるの?専業主婦になりたいけど、やっぱり働かないといけないの?ある夫婦の家計を参考にして疑問にお答えします。



将来子供がほしい…今のままで家計は大丈夫?

「新婚で、これから子供を作ろうと思うのですが、子供ができた場合を想定して家計のアドバイスを頂きたいです。現在のままのやりくりでは厳しそうです。」

あるご夫婦からこのような相談を受けました。新婚であれば今後の将来のことを考えてお金を準備しておきたいと考える人も多いでしょう。また自分たちのお金の使い方を見直すいい機会でもあります。

ではこの夫婦の収入と支出はどのようになっているのかを見てみましょう。



現在の収入と支出

夫(26歳):月21万、ボーナス1回あたり35万×2回
妻(27歳):月26万、ボーナス無し

▼支出
家賃:8万円
駐車場:1万円
食費:5万円(外食費込み)
光熱費:1万円
妻奨学金の返済:2万円
夫フィットネスジム:1万円
通信費:28,000円(携帯二人分+インターネット)
雑費:5,000円
定期預金:9万円
合計303,000円

<補足>
夫のボーナスは服を購入したり、二人で旅行にいったりで使い切っています。

近いうちに子供がほしいなと思っております。つくるとしたら二人はほしいと思っているので、
私(妻)は今の仕事は退職してもし余裕があればパートをする程度にしようと思っているのですが、
私の収入がなくなり、子供ができるとしたときに家計をどのようにやりくりすればいいのかを教えていただきたいです。

現在の家計をどう改善するべきでしょうか?

<質問>
私の収入がなくなることを考えると、夫の収入だけではやっていけません。定期預金をやめても月々の生活はギリギリで、ボーナスはいまのところ安定して出ていますが、保障されているものではないので、あまりあてにしないほうが良いと思っています。

これまでの貯金はあるものの、取り崩しながらの生活はしたくありません。
生活費の使いかたで特に節約したほうがいい項目と、そのコツを教えていただきたいです。 <回答>
収入と支出のバランス、お金の使い道を見たところ、独身時代や同棲していた頃のお金の使い方から変化がないのではないかと思われます。結婚する前であればボーナスを服飾費や旅行代に全額つぎ込んでもそれぞれ自分一人の生活ができればよかったですが、結婚するとそうもいかなくなります。

収支のバランスは今は二人とも働いていますので一見問題ないように感じられますが、今後お子さんが増えて、ご主人の収入だけで生活をするには厳しい部分があります。

具体的にどこを見直せばよいか確認していきましょう。

ジムに行かなくても本格的に運動できる

まずはご主人のフィットネスジムに支払っているお金です。

月額1万円ということですが、どのくらいの頻度で通っているのでしょうか?仮に週1回、休日の時のみということであれば1回あたり2,500円と割高な印象を受けます。もし同じジムに通い続けたいと強く希望するのであれば、月に4回通える月額5,000円のコースなどに切り替えた方がいいでしょう。

また運動がしたいのであれば市区町村のスポーツセンターや体育館の利用をおすすめします。市区町村に在住している人はもちろん、その市区町村にある会社や学校に通勤、通学をしている人であれば割安な料金で利用することができる施設です。例えば東京都港区の施設では区内在住者、区内在勤者、区内在学者は500円で利用できます。

公共の施設ではありますがフィットネスジムに負けない設備があります。施設にもよりますが、ランニングマシンや筋力トレーニング用の器具、室内プール、フィットネススタジオがあり、ヨガやエアロビクス、スイミング教室など多数のレッスンを行っています。

そのほかにお金をかけずに運動するには近所の公園を走る、インターネット上の動画を見てヨガや筋力トレーニングをするなどいろいろな方法があります。

フィットネスジムに支払っているお金が本当に必要なものなのか、ぜひご主人と検討してみましょう。

港区スポーツセンター
参照元:港区スポーツセンター(2015年9月時点、筆者調べ)

通信費のダイエット方法とは

次に通信費です。携帯代とインターネットに関する費用で28,000円というのはかなり多いように思われます。

このご夫婦のように通信費が多くなる家庭は携帯電話とインターネットを契約しています。どちらも生活には欠かせず、あるととても便利なものです。しかし、日常を振り返った時にそれぞれどのくらい利用しているでしょうか?このような人は通信費のダイエットに取り組みましょう。

・何か検索したりネットサーフィンをする時にはパソコンを立ち上げずに手近にあるスマートフォンを使っている
・携帯電話は通話をほとんどせず、SNSを利用することがメインである

スマートフォンを主に使っているのであればインターネットは解約しましょう。解約することで月々に約5,000円節約できます。たまにパソコンでインターネットに接続したい場合はインターネットカフェなどに行く方が月々無駄に払っているお金よりも安くなります。

携帯電話は主目的が何かで契約プランや機種を選びましょう。通話やメールがメインであれば折り畳み携帯、いわゆるガラケーの方が料金や機種代が安くなります。スマートフォンを使っているけれども動画はほとんど見ない、ネットサーフィンのみという場合は料金が月々2,000円ほどで使える格安スマートフォンに切り替えると通信費がとてもスリムになりますよ。

「使途不明金」をなくそう!

ご夫婦の収入と支出を見ると気になる点があります。収入と支出の差額です。

・月々の収入 夫21万+妻26万=47万円
・月々の支出 303,000円

差額が167,000円ありますが、これはいったい何に使われているのでしょうか?何に使ったかわからないけど減っているというお金を「使途不明金」といいます。節約や貯金をする際にやっかいなのがこの使途不明金です。

支出を洗い出し、無駄と思える部分を改善していくことで家計を見直すことができますが、使途不明金が多いと使い方の良し悪しがわからないので改善することが難しくなります。最近では簡単に家計簿がつけられるアプリもあります。大まかでもいいので、お金をいつ何に使ったかという管理をしておくことが大切です。

貯金ができない人に多い考え方の1つに「貯金は生活費が余ったらすればいい」というものがありますが、これは大きな間違いです。なぜなら、生活費を使って足りなくなると貯金する予定だったお金にまで手を付けてしまうため、貯金ができなくなるケースが考えられるからです。たまにならいいか、と思っても気づかない間に浪費することが習慣化してしまうと貯金どころか借金の必要が出てくることもあります。

貯金をするためには先に貯金をするお金を別口座や定期預金などに移し、残りのお金で生活しましょう。夫婦共働きの場合は奥さんの収入をすべて貯金するつもりで生活をすると、今後出産や育児などで収入が十分に得られない状態になっても生活ができるようになります。

このご夫婦の場合は毎月9万円を定期預金にまわしていますが、使途不明金の167,000円を全額貯金すると仮定すると、貯金額は257,000円になり奥さんの収入とほぼ一致します。

また先ほど説明したフィットネスジム代およびインターネットを解約して通信費を約5,000円削減した場合、貯金額はおよそ272,000円となります。定期預金を除いた生活費の合計は198,000円となりますのでご主人の収入だけでも生活することは可能です。



子育てにかかる費用は?

<質問>
子育てにどれくらいの費用がかかるのかを知りたいです。
友人から聞いた話では、一人を育てるより、二人を育てる方が、お下がりで使えるものもあるので一人当たりの費用は安く済むよといわれました。
本当にそうなんでしょうか?確かに小さいうちはそれもあるのかと思っているのですが、下の子が全てお下がりというのも可愛そうな気がして、、、
実際に子供二人を育てる場合にどれくらいの費用がかかるでしょうか? <回答>
子供が増えれば増えるほどお金はかかります。

子供が小さい時にはお下がりが使えますので一人当たりの費用が安くなることもあります。例えば赤ちゃんの頃であれば肌着や洋服、ベビーバス、ベビーカーやチャイルドシートなどは上の子が使っていたものを再度使ってもいいと思います。

しかし大きくなるにつれて食費や教育費などの生活費がどんどん増えていきます。実際にどのくらい費用がかかるのか見てみましょう。

子供が増えると生活費はどうなる?

労務安全情報センターの調べによると、世帯人数が増える、つまり子供が増えると毎月の標準生活費はこのように変わっていきます。

・世帯人数2人 169,340円
・世帯人数3人 196,930円
・世帯人数4人 224,520円

標準生活費を見ると子供が1人増えるごとに生活費は約3万円増加しています。費用の内訳では被服・履物費は少しの上昇ですが、食費や教育費、娯楽代、お小遣いや仕送りなどの費用は人数に比例して増えていきます。

洋服のお下がりは小さい間や同じ性別のお子さんなら可能ですが、違う性別になると新しい服を買う必要が出てくることも考えられます。

また子供2人とはきょうだいではなく双子になる可能性もあります。双子であれば幼稚園や学校で使うものは2つ用意しないといけないので費用は倍になります。

労務安全情報センター|5 生計費関係 平成23年4月の標準生計費算定方法
参照元:労務安全情報センター

教育費はいくらかかる?

文部科学省の「平成24年度「子供の学習費調査」の結果について」より、幼稚園から高校までの学習費の年額は次のとおりであるという調査結果がありました。

・幼稚園 公立:230,100円 私立:487,427円
・小学校 公立:305,807円 私立:1,422,357円
・中学校 公立:450,340円 私立:1,295,156円
・高校  公立:386,439円 私立:966,816円

仮に幼稚園(2年保育)から高校まですべて公立にした場合、合計で約480万円かかることになります。子供の人数が増えたり、私立に進学をすると教育費はさらに増えていきます。

大学生にかかる教育費は公立か私立か、文系や理系など学ぶ内容、自宅通学か下宿かなどによって大きく変わってきます。大学4年間にかかる費用はこのようになると言われています。

・国立   自宅通学:538万7,000円 下宿:839万6,000円
・私立文系 自宅通学:692万3,000円 下宿:975万1,000円
・私立理系 自宅通学:822万2,000円 下宿:1,105万円

最も費用が高い私立医歯系では6年間の合計で3,000万円近くかかることもあります。

幼稚園から高校までと比べると大学の費用はかなり負担があります。大きなお金が必要となるため、子供が生まれたら学資保険などで大学入学までに資金を準備しておくことをおすすめします。

文部科学省|平成24年度「子供の学習費調査」の結果について
参照元:文部科学省(2015年9月時点、筆者調べ)

大学生にかかる教育費はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター
参照元:公益財団法人 生命保険文化センター(2015年9月時点、筆者調べ)

やはり専業主婦ではなく、少しでも働いた方がいい?

<質問>
子供を二人つくることを考えたときに、作るならあまり間を空けずに作ってしまい、育児期間は専業主婦に集中して、手が離れたらまた働きに出ようと考えています。

しかし、それができるのは、順調に進んだとしても最初の出産から7~8年後の話(子供二人が小学校にあがってから)だと思っています。場合によってはその期間も、保育園に預けられる年齢になったら、少しでも働いたほうがいいのでしょうか?
個人的には専業主婦として育児に専念したいと思っているのですが。何かアドバイスを頂けると助かります。

働き始めるなら早い方がいい

働き始めるのであれば、小学校にあがってからよりも下の子が幼稚園に通い始めたころに働きに出ることをおすすめします。

先ほど子供が1人増えると生活費が約3万円増えるとありました。家計の見直しをして少し出費が減りましたが、子供が2人になると支出が約6万円増えますので毎月の貯金額を減らしたり、ボーナスで補てんをしたりなどの対策をする必要がでてくる可能性もあります。

貯金を切り崩す生活をやめるためには家計をより厳しく見直す必要もありますが、生活水準を変えたくなければ早めに働きに出ることをおすすめします。

生活費の補てんのためであれば単純計算で月に6万円の収入が増えればよいので、現在と同じような働き方でなくてもパートやアルバイトなど育児と両立しやすい働き方を選択することもできます。

正社員などのフルタイムでの仕事を希望する場合には仕事のブランクが長くなると就職に不利になる場合がありますので、やはり早めに動き始める方がいいと思います。最近ではマザーズハローワークといって子供がいても働きやすい企業を紹介してくれるところもありますので、就職、転職したいママは活用してみてもいいでしょう。

マザーズハローワーク・マザーズコーナー|厚生労働省
マザーズハローワーク・マザーズコーナーについて紹介しています。

十分な貯金があれば働かなくても大丈夫!?

本来なら早くに働きに出た方がよいのですが、子供が生まれるまでに十分な貯金が準備できていれば子供が小学校に上がってから働いても問題ない場合があります。

仮に2歳離れた兄弟だとすると、8年間増える生活費はこのようになります。

・上の子誕生から下の子誕生まで 3万円×12か月×2年=72万円
・下の子誕生から小学校入学まで 6万円×12か月×6年=432万円

最低でもこの合計である504万円分を準備しておけば、その期間は働かなくても生活をすることはできると考えられます。急な出費を想定するのであれば600万円は用意したいところです。

子供がいなくて夫婦共働きの間は貯金をする絶好のチャンスです。ここでしっかり貯めた人と収入があるだけ使ってしまう人は子供が増えた時の生活が全く違うものになります。

子供ができたら食卓がご飯と梅干だけ…なんて生活は送りたくないですよね。まずはボーナスを使い切ってしまうような悪い癖は早く正して将来のために残しておきましょう。

まとめ

新婚の頃にお金の使い方で悪い習慣ができてしまうと貯金どころか家計が破たんする恐れがあります。

将来子供がほしい、子供が小さい間は専業主婦になりたいなどと思っている人は、新婚の今のうちにお金の使い方を明確にして貯金の癖をつけておきましょう。

子供が増えることで生活費はかかりますが、十分な備えがあれば子供が小さい間は働かず専業主婦として子供のそばにいられるかもしれませんよ。 ※本記事内で書かれている内容は、その効果、利益、等を保障するものではありません。書かれている内容をもとに何かを実行・利用する場合は、ご自身の責任においてご自身の判断で行うとともに、事前にきちんと専門家に相談することをお勧めいたします。