女性保険は必要なの?年代別女性特有の病気と保険の必要性

女性保険という言葉をよく目にすると思います。今は女性の生命保険の加入率は、男性の加入率を上回っています。しかしそもそも女性特有の保険は必要なのか、疑問ですよね。そんな女性の医療事情や保険の必要性についてお伝えします。



女性保険とは?

女性保険とは、女性特有のニーズに合わせた保障がされる保険です。女性が保険に入る理由の多くが、死亡保障よりも、自身が入院や手術など、大きな病気をしたときの医療保障が必要と感じて加入されています。そこで、女性特有の疾病などで入院や手術などをしたときに、手厚く保障されるものが女性保険です。

女性保険の特徴

女性保険の特徴は、女性特有の病気などでの入院や手術についての保障が、手厚くなっていることです。子宮系や乳房系の病気、また甲状腺などの病気など、女性特有の病気には特徴的なものがあります。そこでそういった病気の際に、しっかりとした医療保障をする目的の保険となっています。

例えば、女性でしか経験しない出産などの場合、帝王切開などの場合や、その他の異常分娩の場合は健康保険が適用されますね。そんな時に通常の保障よりも手厚くなっており、また30代ごろから多くみられる子宮筋腫などの保障も手厚くなっています。

こうした女性特有の病気というものは多いですし、女性にとって入院となると、家庭の状況によっては生活に支障が出ることがありますので、そういう面でのカバーができるように、通常の医療保障よりも保障を大きくすることができるようになっています。

また、お祝い金が出るタイプの保険などもあり、健康で何事もなく過ごせば、例えば3年や5年ごとにお祝い金としてまとまったお金が受取れる貯蓄性のあるものもあります。具体的な保険の種類については、後の章で具体的にお伝えします。



女性特有の病気って?

女性特有の病気というのはさまざまで、子宮系や乳房系に限らず女性に多い病気をカバーしています。出産などもそうですし、子宮がん・乳がんなど女性特有のがんなどもあります。また甲状腺障害などの病気なども女性に多いものですよね。

また、膀胱炎を原因としたものであり、低血圧や尿管結石、胆のう炎、関節リウマチなども女性に多い病気となっています。更に、妊娠中の中毒症や流産、卵巣の機能異常なども特徴的な女性の病気になります。

女性特有の病気にかかる患者数は、全国で100万人以上とも言われ、そういった病気で病院にかかっている人も男性よりも高くなっているようです。そういったことを考えれば、女性は通常よりもしっかりとした医療保障を持っていた方が良いのかもしれませんね。

年代別の注意すべき女性特有の病気

こういった、女性特有の病気でも年代別にそれぞれ多くみられる病気などがあります。出産は20代から30代にかけて、また40代以降となると更年期を原因とする体調不良なども多くなってきます。乳がんなどは、30代以降から急激に多くなってきますし、子宮頸がんなどは若い人にも多くみられる病気です。

では、年代別に注意すべき女性特有の病気について、それぞれみていきましょう。

【20代】妊娠・出産のトラブルや、バセドウ病

20代で多いのは、晩婚化が進んでいるとはいえ、やはり妊娠や出産に関するトラブルでしょう。妊娠中のつわりがひどく入院となるケースもありますし、中毒症などの危険もあります。また、帝王切開などは最近多くなっていますね。更に、異常分娩なども心配のひとつです。

そして意外に多く見られるのが、甲状腺異常の病気です。バセドウ病という甲状腺の病気は聞いたこともあるのではないかと思いますが、20代から30代の女性にこうした甲状腺異常の病気は多くなっています。そして、子宮内膜症なども多くあります。

【30代】子宮筋腫や子宮内膜症

最近では30代での出産も多いので、妊娠・出産などでのトラブルはやはり考える必要があります。特に、35歳以上となると高齢出産といわれ、こうした出産に関するトラブルは多くなってきます。

更に子宮内膜症や子宮筋腫も多くなってくるのが30代からになります。こうした疾病については、流産などを引き起こす原因にもなるため注意が必要です。

そして卵巣系の病気です。卵巣のう種なども多く見られるのがこの年代になります。卵巣に関する異常は、自覚症状が出にくいのが特徴で、定期健診などの自己管理が大切になってきます。

【40代】高まる乳がんリスク

30代から急激に増えるのが、乳がんです。40代からはかなり乳がんとなる割合が高くなってきます。そして30代に引き続き、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮がんなど、女性特有の病気の危険性が高まってくるのが40代なのです。

またこの年代から多くみられるようになるのが、関節リウマチです。リウマチと聞くと高齢者をイメージするかもしれませんが、意外にこの40代に発症する人が多いのです。

【50代】関節リウマチや更年期障害

50代となると、40代の頃に引き続き、乳がんや子宮がんなどのリスクは更に高まります。そして関節リウマチなどはやはり多くみられるようです。そして40代後半から増えてくるのが、更年期障害です。更年期障害に伴う身体の不調などは、とても多いのです。

生理が終わるこの時期は、身体に変化のあるときです。女性特有の病気に限らず、病気自体が増えてくる頃になってきます。

【60代以降】注意する病気

やはり外せないのが、乳がんや子宮がんなどになります。また高齢に伴って女性特有の病気以外も目立って多くなってきます。糖尿病などの成人病なども増えてきますし、高血圧に伴う疾患なども多くみられます。

また、骨折のリスクも高くなってくる年代です。高齢になればなるほど、病気やケガなどになった場合、回復も遅くなることが多く、こうした病気やケガなどへの備えはしっかりしておく必要があります。

女性保険のABC│ABC少額短期保険│女性の病気(子宮・卵巣・月経)を年代別にチェック
参照元:ABC少額短期保険(2015年12月、著者調べ)

女性保険の仕組みや特徴

では、女性保険の仕組みについて考えていきましょう。女性保険は、一般的な医療保険よりも、女性特有の病気などの場合の保障を手厚くしたものになります。では一般的な医療保険とはどのような違いがあるのでしょうか?また女性は女性保険に入った方がいいのでしょうか?

医療保険とどう違う?

一般的な医療保険と女性保険とはどう違うのでしょうか?実は女性特有の病気でも、一般的な医療保険で基本的な保障はされます。ただ、女性保険では、女性特有の病気などでの入院や手術、または一時金などが手厚くついているという違いだけなのです。当然その分一般的な医療保険より、保険料は高くなります。

ということは、普通の保障で十分だと思っている人にとっては必要ではなく、女性特有の病気に関して心配だという人にとっては安心感が高くなるということになります。

女性保険では女性特有の病気だけでなく、一般的な医療保険の部分もカバーされていますので、医療保障としては充実していると言えるでしょう。女性特有の病気の保障が手厚くなるという部分ですが、何が該当するかは、その保険会社によって異なりますので注意してください。

医療保障が充実して安心にはなりますが、やはり予防や早期の発見・早期の治療が原則です。若い方でも疾病の心配がないわけではありませんので、定期的な健康診断などはきちんと受けるようにして下さいね。

女性保険と女性特定疾病

女性保険は単体の保険になりますが、女性特定疾病特約というものは、医療保険にプラスしてつけることのできる医療の特約となります。では、どう違うのでしょうか?

実はそんなに大きな違いはありません。女性保険は単純に女性にとって、心配な疾病についての保障を手厚くした単体の保険であり、それにプラスしてお祝い金が出たり、特定の疾患に関して一時金の給付があったりといった保障がついているものも出ていますが、それ以外はほとんど同じといっても良いでしょう。

ですので、今現在加入している保険に、女性特定疾病の特約がついていれば十分保障は手厚くなっていると思います。ただし、保険会社それぞれに特徴はありますので、加入については必ず確認をするようにしましょう。

女性保険は必要なのか?

では女性保険は必要なのでしょうか?

女性の特有の病気でも、罹患する「がん」については、乳がんが一番多いのです。そういうことを考えた場合、女性は女性特有のこの乳がんに対して保障が手厚くなっていることで、安心感が大きくなりますね。

しかし、女性保険は女性特有の疾病に対して保障が手厚くなっている分、保険料は高くなります。余裕があるのであれば、加入する価値はあります。しかし、一般的な医療保険で十分だと感じるのであれば、保険料も下がりますので必要はありません。

これは個人的な考え方になりますが、必要を感じているのであれば、加入することで安心感も大きくなりますので準備しておくに越したことはありません。しかし、保険料の負担が気になるのであれば、生活がまず大事ですので、一般の医療保険だけでも良いと思います。

がんの部位別統計 | 日本対がん協会
参照元:日本対がん協会(2015年12月、著者調べ)



おすすめの女性保険は?

女性保険でのおすすめは、やはり保障が充実していることと、見合った保険料であることが重要になります。インターネットで検索をすると、たくさんの女性保険が出てきますが、ここからは、2015年に人気のあった女性保険について紹介していきます。

人気の女性保険

①【オリックス生命】医療保険 新キュア・レディ
医療保障が終身になっているので、一生涯の保障があります。更にもちろん女性特有の病気もカバーしており、がんに関しては全てのがんに対応していて、一時金や入院給付金の上乗せもされるようになっています。

また、手術保障では公的医療保険制度、いわゆる健康保険適用の手術について給付金が出るタイプで、先進医療の保障もついています。

女性向け医療保険 新CURE Lady[キュア・レディ]|オリックス生命保険株式会社
参照元:オリックス生命(2015年12月、著者調べ) ②【アクサダイレクト】がん終身女性プラン
こちらは、がんに特化した、女性のがん終身保険です。一般的な医療保険はあるけれど、がんの保障は持っていないという方に、上乗せの保障としておすすめです。

がんと診断されたときに、一時金として最高200万円が受取れ、また、がんでの入院や手術を保障しています。更に、がんにならなかったときには、3年ごとにお祝い金がでるタイプとなっています。

がん終身保険[女性プラン]のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険
参照元:アクサダイレクト(2015年12月、著者調べ) ③【損保ジャパン日本興亜ひまわり生命】フェミニーヌ
一般的な医療保障に女性特有の疾病などの保障を手厚くし、また全てのがんについての保障もついている保険です。また、三大疾病については、入院日数が無制限となっていて安心感も高くなっています。手術については、健康保険適用の手術に対応しています。

特徴的なのはお祝い金で、3年ごとに入院の有無にかかわらず15万円(プランにより)受取れるというものになっています。

特徴 | 女性のための入院保険 フェミニーヌ | 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
参照元:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命(2015年12月、著者調べ) ④【ABC少額短期保険株式会社】ABCお母さん保険
シンプルな医療保険でありながら、入院や手術などの保障があり、死亡時も50万円の保障がついているものです。特徴的なのは、全ての入院に対応していて、自然分娩も保障されることです。また、シンプルな保険ですので、保険料も安く節約志向の方にはおすすめの保険になります。

女性保険のABC | ABCおかあさん保険【公式サイト】
参照元:ABC少額短期保険株式会社(2015年12月、著者調べ)

まとめ

女性保険は女性特有の病気に関して、手厚い保障を確保できる保険です。特に女性特有の乳がんや子宮がん・子宮頸がんといった罹患率の高い疾患については心配の一つですよね。更に若い方に多い甲状腺異常の疾患であったり、子宮内膜症、子宮筋腫であったり、女性特有の病気は多くあります。

そして、妊娠出産などでも異常があった場合に保障が手厚くなるというのはありがたいですね。しかし、これらについては、一般的な医療保険でも保障されているものになります。女性保険は女性特有の病気のときに、上乗せした給付金や、一時金などが受取れるものです。

現在医療保険に加入していて、もう十分だと感じている人には必要ありませんし、心配な方にとっては保障の上乗せによって安心感が得られるのでおすすめになります。ただし、その分保険料は高くなりますので、予算的なことも考えて加入を検討すると良いでしょう。

また、お祝い金がでるタイプの保険もありますが、これもまたその分保険料は高くなっています。しかしちょっとしたお小遣いが受け取れるのは嬉しいですね。

検討する際は、今加入している保険で足りるのか足らないのか、足りるのであれば必要ありませんので、自身の今の加入状況をしっかりと確認してください。また、保険は保険料を支払わないと、その保険の効力が無くなってしまいます。無理なく支払える保険料であることも、保険加入には大切なポイントです。

そして、健康で過ごすことが一番ですので、健康診断など定期的に受けて、こうした病気は早期に発見できるようにすること、毎日の健康管理をしっかりすることが何よりも大切ですね。