ふるさと納税は法人もできる!2016年は改正も?休憩用お礼品

ふるさと納税は法人もできます。仕事の合間に一服できるスイーツやお茶、年末のお疲れ様や、年始の今年も仕事頑張りましょうのためのお酒がもらえたら嬉しいですよね。自治体によって法人の寄付に対するスタンスは多少異なっていますが、寄付をしてお礼品をもらうという流れは変わりません。法人のふるさと納税と2016年制度改正について。



ふるさと納税は法人もできる!

ふるさと納税は個人を対象にした制度ですが、法人もできます。きちんと考えて活用すれば個人だけでなく法人も大いに使える制度なのです!

法人がふるさと納税を利用するための注意点と、法人にお勧めの……法人自体は何も飲めませんし食べられませんから、法人を構成する皆さんにお勧めのお礼品を、特に年末やお仕事の合間に嬉しいお礼という点に絞ってご紹介します。そろそろ三本締めか一本締めで仕事を締めくくる法人も多いでしょうから、来年のことを踏まえて、少しでもふるさと納税について考えていただければ嬉しいです。

総務省|ふるさと納税ポータルサイト
参照元:総務省(2015年12月、著者調べ)



2016年ふるさと納税が変化?

現在のふるさと納税はあくまで個人対象、個人が中心という制度です。しかし、2015年6月28日に菅義偉官房長官が秋田市で講演した際に、「企業(法人)版のふるさと納税があってもいいのではないか」と発言しています。2016年度の税制改正にも盛り込まれる予定とのことで、準備は着々と進んでいます。今後は法人も当たり前のようにふるさと納税を利用できるようになるかも?

法人がふるさと納税を活用すると

法人にもメリットがある?

ふるさと納税は各自治体に寄付を行うことで所得税と住民税がお得になる制度です。各家庭の家族構成や所得により寄付額が税金の算定のもとになる金額から控除され、その分、税金が少なくなるという理屈です。しかし、これは法人には当てはまりません。なぜなら、法人は個人と課税ルールがまったく異なっているからです。しかし、法人の課税ルールに則った方法でやはりお得になりますので、法人でもとても使える制度なのです。

しかも、法人は個人より寄付額が多く見込めますよね。特にお金に困っている自治体は寄付を歓迎するでしょう。ふるさと納税の寄付金は税収でまかなえない、けれどその自治体が必要だと考えている事業、慈善、文化や自然の保全、産業の活性化、住民の支援に使われています。

法人と地域は関係ないように思われますが、法人だって特定の地域で育ってきた団体です。この地域で大きくなって証券取引所に上場したのだ、なんていう歴史だってあるわけですから、思い入れのある地域は必ずあるはず!

前にふるさと納税のパソコンのお礼品をご紹介しましたが、まさにああいった電化製品のお礼は、自治体、地元、企業がタッグを組んだ結果といえます。取り引き先、法人が育った地域、助けてくれた自治体や他企業、取り引き先として大手の地域、どんな法人でも思い入れのある地域はあるのではないかと思います。

今度は法人がその地域を助ける。そんな相互関係を考えてみませんか?ついでに一本締めや三本締めの準備ができれば忙しい年末に幹事さん大助かりです!普段の仕事の合間に一服できるお菓子やお茶があっても嬉しいですよね。

また、法人の寄付は一つのステータスとしてPRもできますね。 参照元:Upin(2015年12月、著者調べ)

法人がすることのデメリット

法人もふるさと納税ができますし、制度を使うことによりメリットがあります。お礼品は休憩時間や飲み会で役立てることもできます。ただし、法人が使うことによるデメリットだって当然あります。メリットとデメリットは表裏一体のような関係だからです。

お金に困っている自治体に法人が寄付をするとしたら、額は個人より高額になる可能性が高いと思います。それはそれで自治体にとって有り難い話です。思い入れのある自治体に寄付をすれば法人と自治体で相互協関係になります。これも有り難いことです。メリットのところでも紹介しました。

しかし、いざお礼品をもらうと考えたらどうでしょう。ふるさと納税は基本的に個人を対象にした制度です。そして法人は寄付が高額になりがちです。自治体は基本として寄付額に応じてお礼品の量や物が決まっています。お礼品の中には数量が決まっている物も多いです。これは、ふるさと納税をする個人にとっては大いなるデメリットです。

昨日まで数量限定のお礼品があった。けれど、翌日に法人の寄付があって、数量限定のお礼品を丸ごともらっていった。これは、個人にとってはかなりショックですよね。高所得者でないと個人の寄付額はそれなりの限度があります。数万円から十数万といったところでしょう。しかし、法人はそれより多い額を寄付することも比較的簡単にできてしまいます。

この他に寄付金の処理が異なり、事務の手間が発生することなどもデメリットに挙げられます。ですが、こうしたデメリットがあると同時にメリットがあるからこそ法人版ふるさと納税を作ろうという話に繋がったのではないでしょうか。

ふるさと納税の主役は個人。法人の寄付によってお礼品をすっかり持って行ってしまわないように、個人をがっかりさせないように、時にそういった可能性、デメリットがあることを考えることが大事です。



お疲れさまです!に便利なお礼品

仕事の休憩に

仕事の合間にちょっとだけ休憩。そんな時に心と体を癒してくれるスイーツ。「ふるさと納税のお礼が届いたから食べていいって!」なんて、極上のスイーツが休憩室に登場したらテンションが上がりませんか?私は上がります。というわけで、休憩中にいただきたい極上スイーツお礼をご紹介。

まずご紹介するのは静岡県磐田市。こちらの自治体のお礼品には、インターネットショッピングサイトのランキングで1位を獲得した大人気プリンが並んでいるんです。その名も「極プリン!」!プリンが6個とミルク饅頭などの洋菓子が合わせて20個入っており、気の利いていることに紅茶までセットです。また、日本茶処の静岡ですから、こちらのプリンセットと同じく1万円から日本茶も選べます。休憩だけでなく来客応対にも大助かりですね。

「ふるさと磐田」へ応援をお願いします~ふるさと納税(寄附金)制度~|市政情報|磐田市役所
参照元:磐田市(2015年12月、著者調べ) プリンと言えば北海道音更町もお勧めです。音更町で生産される「さくらたまご」はご存知でしょうか。その名の通り、ほのかな桜色をした卵で、こちらのプリンはそんな珍しい卵で作られているんです。10個セットで通年、1万円の寄付からのお礼品というのが有り難いですね。音更町では他に大福20個と地元で収穫された苺20粒の詰め合わせセットもあります。大福に苺をのせて召し上がってくださいとのこと。

同じく北海道上士幌町のお礼品には、1万円の寄付でミルクスフレの15個セットが!高品質のミルクジャムと牛乳をふんだんに使ったスフレはとろけるような食感だと大人気です。個数が多いのも嬉しいですよね。

ふるさと応援寄附(ふるさと納税)制度にご協力を
参照元:音更町(2015年12月、著者調べ)

ふるさと納税|上士幌町は「クレジットカード対応」「特産品のお礼あり」「年度の回数制限なし」です。|北海道上士幌町
参照元:上士幌町(2015年12月、著者調べ) 埼玉県宮代市のお米カステラ4個セットは小分けにはなっていませんが、休憩中に皆でいただける大きさです。縦12センチ、横9センチ、高さ6センチのカステラが4個ですからけっこうな量です。個人宅でお子さんのおやつにするのもボリューミーという点でも大満足ではないでしょうか。宮代市では他にも野菜クッキーやいちじくゼリーなどのスイーツが豊富です。

宮代市(ふるさと納税)
参照元:宮代市(2015年12月、著者調べ) こちらもカステラ同様、小分けになっておらず切って召し上がるタイプですが。

東京都国立市のお礼品には米粉・タピオカ粉配合のバウムクーヘンと焼き菓子のセットがあります。バウムクーヘンと焼き菓子のセットはふるさと納税限定だそうです。国立市は他に豆腐ドーナツ15個セットなどもありますよ!

宮城県白石市のお礼品には、ベイクドチーズケーキ(NYケーキ)とチョコレートケーキ(魅惑のオペラ)、それぞれ4号サイズのセットがあります。ベイクドチーズケーキは宮城県産チーズとオーストラリア産チーズを使ったチーズの濃厚な味を楽しめる一品。二種類セットなのが嬉しいですよね。

国立市への寄附方法|国立市公式ホームページ
参照元:国立市(2015年12月、著者調べ)

ふるさと白石の応援団募集中! − 宮城県白石市
参照元:白石市(2015年12月、著者調べ)

残業の合間に

インスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市では、1万円の寄付からインスタントラーメンの詰め合わせセットが!

残業の夜、小腹がすいた時に有り難いお礼品です。企業のストックとして、個人のストックとして大助かりではないでしょうか。忙しい仕事の合間にいかがですか?

池田市寄付ページ
参照元:池田市(2015年12月、著者調べ)

忘年会、新年会に

忘年会、新年会には欠かせないお酒。「うちの会社はどこかのお店を予約して飲むんだけど」という会社だけではないはず。実際、お酒の席でうっかり社内秘をもらしてしまわないように、会社のホールや休憩室で忘年会をする会社もあるそうですよ。そんな会社にお勧めのお礼はこちら。

まずはビール。飲み会の場合、大体はビールから始まるのではないでしょうか。

ビールをお礼品にしている自治体はいくつかありますが、分量と味、どちらも自信を持ってお勧めできるのは和歌山県白浜町です。地ビールである「ナギサビール」の10本詰め合わせセットです。

和歌山県白浜町公式ウェブサイト 「ふるさと白浜応援サイト」
参照元:白浜町(2015年12月、著者調べ) 白浜町は日本三大古湯もあり、景観も抜群。他にも海産物(伊勢海老もあります!)や旅行の優待券といったお礼品もある、寄付先としては個人的に押したい自治体です。和歌山は綺麗な砂浜に熊野の歴史、古き良き温泉に海産物、そしてお酒、どれをとってもアタリの自治体という印象があります。

宮崎県都城市の1万円寄付からのお礼品、霧島焼酎飲み比べセット。1.8Lが3本、つまり一升瓶が3本ですから、そのボリュームたるや部署で飲み会をしても十分なくらいです。ただし、大酒飲みがいない場合ですが。会社で忘年会や新年会をする時にあったらちょっと経費が浮くかな?というお礼です。もちろん、個人でももらえますよ。

都城市のふるさと納税~都城市を応援してくださる方へ~ – 都城市ポータルサイト
参照元:都城市(2015年12月、著者調べ) 都城市の凄いところは、100万円の寄付で焼酎を一年分もらえること。1日一升瓶を1本の計算で、届くのは何と一升瓶が365本です!これだけもらえれば数年分の忘新年会、飲み会分はまかなえそうです。

あとは、やっぱりワインも必要ですし、ちょっと洒落たお酒があれば嬉しいですよね。そんな方には山梨県甲州市と鳥取県倉吉市をお勧めします。

甲州市は言わずと知れた果物とワインの都。そんな自治体にふるさと納税をすれば、お礼品にワインが選べるに決まっています。甲州市では10万円の寄付で、甲州市が自信を持ってお勧めする赤白ワイン12本セットのお礼品があります。12本あればかなり飲めますね。

そんなにたくさん飲めない!10万円はキツイという方には、ワインのお礼は5,000円の寄付や1万円の寄付でももらえますから、甲府市のサイトでどんなワインがラインナップされているか確認してみてください。かなり種類が豊富です。

倉吉市は蜂蜜で有名なニホンミツバチとの共生を進めている自治体です。寄付1万円から、蜂蜜を100%使用して作った蜂蜜酒を贈呈しています。甘く優しい味わいは、一年をお疲れ様で締めくくるにはぴったりではないでしょうか。

もちろんこちらも個人寄付でももらえます。蜂蜜のお酒やワインは女性にもおススメです。

ふるさと納税制度 – お知らせ
参照元:甲州市(2015年12月、著者調べ)

倉吉市ふるさと納税
参照元:倉吉市(2015年12月、著者調べ)

法人のふるさと納税の手続き

事前にしておくべきこと

法人内で事前にふるさと納税をすることについて話し合っておくことが必要です。財務を確認してもらっている税理士や税理法人に相談するとともに適切な額も相談しておきましょう。また、税務や法務の関係部署に確認するか、税務や経理の担当部署や担当職員に窓口になってもらい手続きを進める、法人内できちんと制度を理解した職員を窓口としてふるさと納税を進めることが必要になります。

自治体側と話し合う前に社内の担当を決める、税金や経理が絡むことですから関係部署に確認をとる、税理士や税理法人に相談することが重要です。

法人も利用できる制度ですが、個人と法人では寄付金の扱いから自治体側の対応まで個人と変えざるを得ないkとをきちんと把握しておきましょう。

自治体とも事前相談を

法人の場合も個人と手続き自体は同じです。ただ一つ特殊なのは、申し込みの際に法人であることを自治体側に伝え、寄付が可能かどうかとお礼品について確認するということ。

自治体によっては法人お断りというところもあります。制度自体は法人も使えるのですが、あくまで個人がメインの制度であるため、なるべく法人は遠慮して欲しいという自治体もあります。また、お礼品に関しては、法人が50万円寄付しても、個人が50万円分の寄付をした時と同様に扱うことができないという自治体もあります。お礼品の数量が決まっている場合、不作や漁獲制限などで少ない量しか用意できないお礼もありますから、自治体側は法人より個人を優先する場合が多いと思います。

申し込みと同時でもいいので、必ず事前に自治体側に問い合わせをし、ふるさと納税担当に「法人の寄付は受付けているか」「お礼品に関して」「寄付額に関して」を必ず相談しておいてください。寄付自体は有り難いけれど、法人の高額寄付で個人に影響を与えるわけにはいきません。自治体側との相談は必ずしてください。寄付額が少なくても法人名義というだけで扱いが異なることを覚えておいてください。

自治体との相談後は

自治体と相談しOKが出れば、後は個人の手続きと同じです。

1、申し込み(相談時に申し込んでしまっても良いです)
2、寄付
3、お礼をもらう
4、法人としての処理

となります。手続き自体は個人が寄付する場合と同じですが、法人の場合はコンビニ決済やカード決済という寄付手段は使わないのではと思います。取引をしている金融機関から適切な送金を行うことが法人の場合の一般的な寄付方法になるのではないでしょうか。

お礼品に関しては自治体側と要相談ですが、いただいた場合は法人内で有り難くいただきましょう。

寄付したお金の処理はどうする?

個人であればお礼品と寄付金受領証明書をもらい確定申告をすることになりますが、法人の場合は確定申告ではなく法人ごとに適切な処理をすることが必要になります。

寄付金は全て損金算入が可能です。しかも、ふるさと納税の場合は自治体への寄付になりますから、損金に算入できる額に限度がありません。全額、損金へと算入が可能です。これにより法人としての経理や税務の処理が変わってきます。事前に会社を担当してくれている税理士や税理法人、担当職員や部署に確認してくださいと言ったのはこのためです。

個人がふるさと納税をすると会社からもらうお金(所得)から控除される結果として所得税が変化しますが、法人の場合は、収入は所得税ではなく法人税などの課税対象です。個人とは課税関係も異なりますし、寄付額により法人の税務処理も大きく変わって来るでしょうから、「寄付金は全額損金算入できる」ことを前提に、適切な処理をすることが重要です。

寄附金を支出したとき|税について調べる|国税庁
参照元:国税庁(2015年12月、著者調べ)

ワンストップ特例を使える?

ワンストップ特例は条件に当てはまった場合に特例申請書を提出すれば確定申告をなしにできる制度です。2015年4月1日から始まりました。当然ですが、法人はワンストップ特例が使えません。そもそも個人対象の制度です。ふるさと納税をしたからといって法人の税金処理が楽になるという制度は今のところありません。ただし、今後、法人用のふるさと納税が登場すれば何らかの制度が創設される可能性はあります。

総務省|ふるさと納税ポータルサイト|トピックス|制度改正について(2015年4月1日)
参照元:総務省(2015年12月、著者調べ)

ふるさと納税を使うということ

ふるさと納税を使うと、個人の場合は税金算定の元になる額から控除され、結果的に税金がお得になります。

法人の場合は個人のような所得がないため、自治体への寄付額は制限なく、全額損金算入の対象になり、結果的にこちらもお得になります。個人だけでなく法人も使える制度ではありますが、法人と個人はまったく別物ですので、事前に法人内で担当や金額、処理について話し合い、その後で自治体へ寄付の申し出をすることになります。

法人も使える制度ですが中心は個人ですから、自治体側と「個人にしわ寄せがいかない寄付額とお礼」を検討することが重要になります。寄付を検討している先の自治体に法人の寄付についてきちんと問い合わせてください。

もしお礼品がもらえるなら、それはそれで嬉しい話です。法人は人ではありませんが、人の集団であり、人によって動いています。けっきょくは「人」です。このシーズン、そして来たるべきシーズン、忘年会に新年会が目白押しです。通常の日々の中でも、休憩室にお茶やお菓子があれば法人を動かす社員の皆さんもほっと一息、仕事へのモチベーションもアップするのではないかと思います。

折よくも、2016年の制度には企業版ふるさと納税も検討されています。こうした制度は自企業のPRポイント、宣伝としても活用可能です。

法人もお礼品をもらったら嬉しい、お得になったら嬉しいというところは個人と変わらないと思います。ふるさと納税、これを機会に是非活用をご検討ください。